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おひとりさまになるべくしてなった 著者の作品を読んだのは初めてだったが、例えて言うと「キャリア」という科目では高得点を修めたが、「家庭」という科目では赤点だった学生の負け惜しみ話として読めないことはないかも。年を重ねるにしたがって、(介護保険が導入されたにしろ)主に家族が老後のセキュリティである「介護」を担っていることが分かってきて焦っているようだ。家族で雑魚寝することをゴキブリみたいと言ったり、子供のハンバーグは味付けが甘ったるいと言ってみたり、もともと家族でいることがなじまない性分なので、結局おひとりさまになるべくしてなったのだろう。年を重ねてさすがにさびしくなったみたいだけど、この人に友人として、「調達」され「メンテナンス」されたいですか?他の人も書いているけど、この本は東京で4LDKの自宅といくばくかの金融資産を有する著者のような富裕層のおひとりさま向けのエッセイです。介護の情報なら新聞やテレビやネットでも手に入るけどね。
「ひとりでおさみしいでしょう」という「常識」を押し付けられてプッツン切れている様は、優等生である自分が結局「模範的、標準的な老後」を送れそうにないことを認められず逆切れしていて醜い。東大大学院教授なんてこんなもの?
こういう本が万人受けしないからこそ、ひとりの女性に必要な本。私は恵まれているのか、筆者や本書の内容を、ほかのレビューのように「金持ち」「性格悪い」とは思わなかった。もう少し、具体的な貯金の目標とか、教えてもらいたかったけれど、エッセー風というか人間関係の処世術みたいなところに重点が置かれていたのが意外だった。しっかり読もうとすると、薄い本のわりに結構重いです。筆者の考え方に近い女性は、一読しておいてもいいと思います。
批判的なレビューが多いですが、感情的なのもあって、僻みにしかみえません。幸せだと思うなら、そのまま生きてればいいのに。こういう人がいるから、おひとりさまの老後を過ごす女性は処世術が必要になってくる。そのための本です。
痛いところをついている!?辛辣なレビューが多いようですが、それはこの本が痛いところをついて
いるからでしょうか。自分は、結構おもしろく読めました。
社会でかなり普遍的な事実でありながら、書物や評論などでは正面から
とりあげていないことを、ずばっと指摘する。これこそ、社会学らしさ
ではないかと思います。
「おかあせん、ひとりになって心細いでしょうし、火の始末とかも心配
だから、こちらへ来ていっしょに住んだら?」という子どもからの誘い
を、わたしは”悪魔のささやき”と呼んでいる
「夫のカネはわたしたちのもの、わたしのカネはわたしのもの」
いいですね。そのとおり!
品格がないと批判されて筆者もほくそえんでいるでしょう。
老後生活のマニュアル本 本書のテーマは、単身高齢者の老後である。一人での生活をいかに楽しく、不自由なく過ごすか、また死ぬかについてのノウハウ本である。
本書の主張は、単身高齢者も気持の持ちようと準備次第で楽しく生活することができる。決して寂しいものではないということ。障害になるのは、「高齢者はこうでなければならない」といった固定観念で、それが自分自身を束縛しているという。
これらの主張は、社会学者らしく当事者や関係者へのインタビューや観察、文献調査が裏付けているようだ。
主張自体は、納得できる内容であるが、驚きや発見があるわけではなかった。また、筆者が単身高齢者予備軍として平均的な例ではないので、私の場合とは違うと感じる人が多いのではないだろうか。
対象読者は、単身高齢者予備軍、特に女性であろうが、男性にも参考になる内容である。
強烈だ女性がひとりで老後を迎えるにあたって
準備しておくこと、考えておくべきことを綴った本
女性学、ジェンダー研究のパイオニアである筆者の筆は
その本質を鋭く深くえぐっている
はじめに(P2)から強烈だ
長生きすればするほど、みんな最後はひとりになる。
結婚したひとも、結婚しなかったひとも、最後はひとりになる。
女のひとは、そう覚悟しておいたほうがよい。
男に対する視線も強烈だ
妻を亡くすと、男はがたがたにぐずれる(P30)
愛した記憶の「在庫」は多くても困らない(P126)
弱音を吐ける女、吐けない男(P138)
全ての言葉が強烈だ
親も子も、どちらもよほど「いい子」でいたいらしい。(P25)
「家に帰りたい」という希望と、「家族といっしょに暮らしたい」という希望を
とりちがえるから、ややこしくなる(P48)
ピン・ピン・コロリ主義はファシズム(P177)
本書後半に解説される「介護される側の心得10か条」が特に秀逸だ
老後の、しかも介護されるという特定のシーンだけではなく
人生のあらゆるシーンに対しても、
賢く生きるための貴重な指針となっている
1.自分のココロとカラダの感覚に忠実かつ敏感になる
2.自分にできること、できないことの境界をわきまえる
3.不必要ながまんや遠慮はしない
4.なにがキモチよくて、なにがキモチ悪いかをはっきりことばで伝える
5.相手が受けいれやすい言い方を選ぶ
6.喜びを表現し、相手をほめる
7.なれなれしいことばづかいや、子ども扱いを拒否する
8.介護してくれる相手に、過激な期待や依存をしない
9.報酬は正規の料金で決済し、チップやモノをあげない
10.ユーモアと感謝を忘れない
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