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セバスチャン・ジャプリゾ

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狼は天使の匂い [DVD]

ルネ・クレマン ジャン=ルイ・トランティニャン ロバート・ライアン レア・マッサリ ティサ・ファロー アルド・レイ デイヴィッド・グーディス セルジュ・シルベルマン セバスチャン・ジャプリゾ 
狼は天使の匂い [DVD]
定価:¥ 5,040
新品最安価格:¥ 3,992
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画質の良いソフトです。

 と書いて終わるのがもったいない位の高画質です。
 1972年公開(日本公開は1973年)の古い作品であるだけに、仮に
ブルーレイじゃない方の『ダーティー・ハリー』程度の画質であっても、
まあ、発売されただけありがたいと思って納得するか、と考えて
購入したのですが……
 観てみると、こちらの想像を桁違いに上回る高画質でした!

 近作のソフトで時々見かけるデジタルペイント的な高画質と違って、
フィルムの質感が十二分に活かされた、STUDIO CANAL謹製の鮮明で
抜けのいい画質。例えば、時折映る鏡や金管楽器等の光り物の艶やかさ
たるや、例え現物が目の前にあってもここまで艶めかしくはないだろう、
と書いても大げさではない位です。(逆に、高画質でありすぎてスクリーン
・プロセスがモロバレだったりしますが…。)

 135分完全版であることに加えて、BDでなくてもここまで高画質にできる
DVDソフトの極上の逸品として(特典映像等のオマケが全く無い、そっけない
作りのソフトですが)、この映画が好きな人・気になる人にとっては
マストバイアイテムと言ってもいいソフトだと思います。


7/25(土)念願叶ってこの作品のDVDを手に入れた!

子供の夏休み期間中という事もあって、中々ノンビリとDVD鑑賞の時間が割けなかったが、漸く8/7(金)に2時間15分強の物語を楽しませてもらった。

私がこの作品を知ったのは、今から34年前のキネマ旬報の別冊における映画評で絶賛されていたのがキッカケであった。
それ以降、この作品をどうしても大画面で観たいがため、名画座での公開を心待ちにしたのだが、大阪ではChanceに恵まれず。
Videoが普及した90年代にはVHS Tapeを中古Shopで探しまくったが、結局見つからず。
いつしかこの作品が私の頭から消え去って久しかったところに初DVD化のNewsが飛び込んできたので、驚いた次第。

で、作品ですが、私は原作を読んだ訳でもないので、内容の比較は出来ません。
映画を観た限りでは、SophisticatedされたFilmnoirとでも言いましょうか。
監督がルネ・クレマン、主演がジャン=ルイ・トランティニャンにFrance映画には珍しいロバート・ライアンですので、似たような題材でも、
監督アンリ・ヴェルヌイユ、主演アラン・ドロン、ジャン・ギャバンの某作品とは全く違います(私はあちらも大好きですが)。
おそらく若い方達には、この作品が全く煮え切らないツマラナイ作品に思えるでしょう。
しかし、我々オッサン世代にはこの煮え切らない部分に男のRomanを感じるのです。
仲間が1人又1人と葬り去られ、Lastでは隠れ家を警官隊に包囲される中、主人公2人がビー玉を賭けて、射撃ごっこに興じる。
場面変わって2人の少年が大粒の涙を流しながらの別れのScene。
冒頭でのビー玉が階段を転がり落ちるSceneとLinkしているが、映画の本題とは全く脈絡のないEpisode。
1つ間違えれば、気障で臭いEndingとなってしまいますが、オッサンにはこのRomanticism溢れるEndingが堪らんのです。

そして「狼は天使の匂い」という素晴らしい邦題。
既にReviewされている方達は誰も言及されていませんが、配給会社のSenseの良さに敬服致します。
昨今のSenseの欠片も感じられない邦題とは違い、この頃の邦題には味が有った...


大人のお伽話

この作品はデヴィッド・グーディスの「狼は天使の匂い」(原題:Black Friday不吉な金曜日)の設定を借りたオリジナル脚色(「ウサギは野を駆ける」)だそうだ。原作をそのまま引き継いでいない脚本のためか、ルネ・クレマンの情緒的な演出のためか、サスペンスというよりも大人のお伽話のような雰囲気がある。
飛行機事故でジプシーの子供を死なせてしまい、ジプシーに狙われるトニー(ジャン・ルイ・トランティニアン)がチャーリー(ロバート・ライアン)率いるギャング一味の中に入り込んでしまったがために、犯罪だけで繋がっていた彼らの関係が微妙に変わっていき、愛情や友情、過去との決別といったそれぞれの思いが表れてくる。
行おうとする犯罪の内容が終盤に至るまでに明かされないため、逆に変貌する人間関係が魅力的に描かれている。特にトニーに惹かれる二人の女(レア・マッサリとティサ・ファロー)の互いの思いやりと抑制された嫉妬といった微妙な関係の描写は素晴らしい(ティサ・ファローの可憐な魅力は最高)。
そして、この作品が遺作となり撮影中も病を患っていたロバート・ライアンの迫力の演技はまさにチャーリーの生き様とかぶり作品に重みを与えている。
ただ、チャーリー一味の仕掛ける大博打は派手ではあるが無謀すぎるのではと感じてしまうが、その他の魅力でカバーされこの作品の魅力を損なうものではなかった。
それより、「不思議の国のアリス」に登場するチェシャ猫のポスターや看板、階段を転げ落ちるビー玉、手彫りのチェス版等の小物や島の風景が物語をよりお伽話に近づける。むしろ、トニー自身がアリスと考える方がこの作品は良いのかもしれない。そんな、不思議な雰囲気の作品で、ルネ・クレマンの70年代の異色作だ。


ああ…ウサギは野を駆ける

原題は「ウサギは野を駆ける」

ルネ・クレマンの晩年の傑作であり、名優ロバート・ライアンの俳優人生の集大成といってもいい演技とトランティニャンの目の演技に痺れるムーディーなフィルム・ノワール。

「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」や香港ノワールの鬼才ジョニー・トーの作品が好きな方には特にオススメ。

上記に当てはまらなくても日常をぬけだして、ムーディーな気持ちに浸りたい人は買うべきです。

哀愁と憧憬、宿命にもがく男と女たち、そして、男の友情とロマンがあなたを待っている。


映画館で一度観ただけなのに・・・・

子供の頃、映画館で何となく観てしまっただけなのに、深く印象に残っている作品です。アクション映画と思って観ていたら、雰囲気が違って、ちょっと戸惑ったのを憶えています。でも最後シーンは強烈に印象に残っています。ちょうどパッケージになっているシーンですね。
最後の最後に男は子供に戻るのか?
ロバート・ライアンって、いつも哀愁のタフ・ガイって感じがしますね。全てそろっているようで、運には見放されているというか、何と言うか、そんな感じです。ちょっと、リー・マーヴィンに似ているものを感じます。ジャン・ルイ・トランティニャンも同類かも知れません。運に見放されている感じがしますね。
「それでも人生は続く・・・」と吉田美和の歌が聴こえてきそうですが、映画には終わりがあります。



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どんなもんでえ!

 アラン・ドロンとチャールズ・ブロンソンが主演した映画のシナリオをジャプリゾ自身が小説化したものである。ジャプリゾによるはしがきによると、若干の変更点を除いては、脚本そのままであるといい、これは小説ではないという。冒頭3ページほどのはしがきが、この脚本が書かれた経緯などが語られていて興味深い。多分に監督ジャン・エルマン、製作セルジュ・シルベルマンとの共同作業の中で作られたもののようである。181ページの本編であるが、実に簡潔で無駄がない。読んだあとにDVDで観なおしてみたが、映画の方もあらためて余計なシーンがない傑作であることを再確認した。昭和44年(69年)の翻訳であるが映画の雰囲気を損なうことはなく、映画の世界を文章ではんすうする楽しい時間を過ごすことができた。映画で「イェー!」と叫んでいたセリフが、ここでは「どんなもんでえ!」となってますが、違和感はなかったです。DVDの字幕ではずいぶんと端折られているセリフが、じっくり読めて嬉しい。映画に無い2〜3行ほどの短いエピローグが付いています。


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