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クチコミ情報
ダンスステップを上手に踏むように、私たちもこの社会で生かされていることに気づきました!僕という主人公は34歳。結婚していた女性に逃げられ、いまは一人暮らし。社会や人生が分かりかけてきた男にとっては、仕事も生き方も優秀でなければならず、ダンスのステップを正確に踏み続け、人からもホメラレルように踊り続けることが求められという暗喩が一環して流れるのがこの小説のテーマです。そのダンスステップがいい人生、と思われることに、主人公は疑問を抱き続けることに。
札幌の「いるかホテル」で働く女性と知り合い、互いに惹かれ合う仲となっても、二人はその気持ちを素直に表現できないでいます。そのホテルで出会うことになるのが、不気味な羊男。さらには、ひょんなことから主人公の僕は、13歳の少女ユキの身元引受人となり、東京、ハワイ。少女の家族とともに生活を共にすることになります。そして、身の回りで次々に起こる、身近な友人知人がまきこまれていく殺人事件。僕の成長と共に、失ってはならない女性、ユミヨシさんの手を放してはならないことを悟り、勇気をもって共に生きる道を選ぶすがすがしい恋愛小説になっています。
とても幻想的でありながら、村上春樹の小説は不思議なリアリティがあることに驚かされるばかり。ミステリーのようでいて、ナイーブな恋愛世界であり、洗練された都会的な状況設定の中で展開されていく物語には、読み進むにつけて目が離せなくなります。ベストセラー物に興味のないという人も、作家の力量と世界観には知らず知らずトリコになってしまうことでしょう。私もその一人で、ほんとうに脱帽です。
目的に縛られた世界へ世界は目的に縛られている
学校、仕事、ある種の人間関係・・・
生活のあらゆるところに目的がはびこり、もしかしたらある人は窮屈に思うかもしれない。
そんな目的から逃げ出したくて人は不合理なことを始めるのだろう。
その気持ちはあるときは芸術の形であったり、あるときは殺人であったり、突き詰めれば宗教だってそんなもののひとつかもしれない・・・
でもそのような無目的なことは非常にもろく、ときに他人だけでなく自分をさえ傷つけるのだろう
結局静かに生きていくためには運命に従って流れに身を任せて生きていかなくてはならないのである。
――だから踊るんだよ。音楽の続く限り
読み物としては四部作の中で一番面白いと私は思う20年ぶりに読んだ。きっかけは「謎とき村上春樹」。
20年前読んだ時は村上春樹の中でも「ダンス・ダンス・ダンス」が一番面白かった。「ノルウェーの森」が映画化されるという話があるが、「ダンス・ダンス・ダンス」の方が、映画的な感じがするように思われた。
で、今回読んでみて、20年前より注意深く読んだつもりだが、読み物として面白い分、逆にメッセージがダイレクトに届いて来ない気がした。
いや、いろいろなメッセージがちりばめられているが、「僕」が前の3作よりも軽やかで、その分、前の3作に共感した人も「ダンス・・・」に対しては共感が薄くなるかもしれない。
村上春樹がこんなにも売れた理由と言うのは何なのか、私が考えるのは、読んでいると、「この主人公の気持ち私(だけ)はわかる」とかみんな思うのではないだろうかということ。「村上春樹の小説は私(だけ)はわかる」というような読者の気持ちをくすぐるのでは。
それだけ多くの人が、誰にも言えないけどコミュニケーションに苦労して、苦しんでいて、自分だけ苦しんでいるように思っているんだけど、実は苦しんでいるようには見えない周りの人達も同じように苦しんでいる。その苦しみを共有できない。そんな人達がみんな村上春樹に魅かれる。そんな構図があるのではないだろうか。
村上春樹の小説の大きなテーマとして、そのコミュニケーション、もっと広く言えば言語というものがあげられると思うが、構造言語学の思想にも通ずるものがあるように思う。
「ねじまき鳥・・・」あたりからとっつきにくくなってくるので(エルサレム賞授賞式のスピーチで「壁抜け」の意味がわかった気がしたが)、やはり「風の歌・・・」から「ダンス・・・」までの4作品をおすすめしたい。なかでも「ダンス・・・」は読み物としては一番おもしろいと私は思う。
ユキ何回も読み返した。
村上春樹の小説には数え切れないくらい女性が出てくるが、その中でもユキは一番魅力的だ。
宣伝につられて購入したが、80年代不良文学内容はさっぱり忘れてしまい、ノルウェーの森同様
ハードカバーで購入したが、捨て本となってしまった。
それ以降この輩の本は購入リストから外れた。
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