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ハイエク 知識社会の自由主義 (PHP新書)

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ハイエク 知識社会の自由主義 (PHP新書)

池田 信夫 
ハイエク 知識社会の自由主義 (PHP新書)
定価:¥ 735
新品最安価格:¥ 735
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クチコミ情報

ハイエクの理解しやすい入門書

本書は自由主義者ハイエクの簡単な入門書である。
ハイエクによると、経済には不確実性がつきまとい、また経済を把握するにはその情報
が膨大すぎて、政府の官僚がいくら優秀でも不可能であるため社会主義経済やケインズ
的政策は破綻する。彼の思想は後にサッチャーやレーガンの政策の理論的支柱となった。

政府は出来るだけ規制を少なくするべきで、むしろ政府は企業や個人が自由な経済活動
を行うための制度設計にエネルギーを傾けるべきだという彼の意見にはなるほどと思った。
また通貨でさえ政府に任せず民間で自由に発行させるべきという自由の徹底ぶりには
驚いてしまう。

本書は著者の池田信夫氏が自分の経済理論の基礎となっているハイエクを紹介する内容
なので池田流ハイエクに矮小化されている可能性もあるが、私には判断できない。

ハイエクの思想はアメリカのリバタリアニズムとの親和性が非常に高いと思う。
ブロック.W (著)「不道徳教育」はオススメのリバタリアニズムの良書で、ハイエクの思想を
おもしろおかしく実感できるのではないかと思う。


ハイエクは読んでもよくわかりませんでしたが

ハイエクは読んでも、そんなにピンと来ていませんでした。
本書は、ハイエクの要点を示しているようで、
本書を読んでから、ハイエクを読み直してみると、
なんだそうだったんだと理解できました。

ひょっとしたら、昔読んだときには、あまり社会経験が無いころだったから分からなかったのかもしれません。


今、なぜハイエクなのかを知るにはいい本

煽情的な帯の文句、「ウェブ資本主義の正体 半世紀以上前にインターネットを予見した男がいた」っていうのに惹かれて、つい買ってしまった。

ハイエクって学生時代には読んだけど(もう20年前だけど)、そんなことって書いてあったかなぁ。まぁ、当時はインターネットなんて知らなかったから、気がつかなかったのかもしれないけど。なんてことを思いながら、読んでみたら、思った以上に真面目な本だった。

世の中的にはハイエク自身の評価はいろいろあるし、私自身は経済学者というよりは法哲学者として読んでいたので、ちょっと違和感があったけど、著者が主張することはよく分かる。著者の主張をハイエクに仮託してるのだろうが、なるほど、よくまとまっていると思う。

20年前の学生時代から、この辺の議論はちっとも追いかけてなかったけど、インターネットの普及により、ハイエクが再評価されるなんて、面白い。

インターネットの出現は、もしかして産業革命以来の出来事ってことか。

新書でこの内容では、もったいないかもしれないな。


インターネットとハイエク

ハイエクに興味があって、読んでみました。
後半のインターネットとハイエク等の(著者の)言説については、非常に面白く読めました。
ただ、ハイエクを紹介するというよりは著者の持論を展開するのにハイエクを引用しているという事になるのでしょうか。


ハイエクって誰?

最近ハイエクという名前をよく耳にしますが、自由主義経済を主張した経済学者と
いうことぐらいしか知らず、どういう人なのかよくわかりません。
そこで、とりあえずどんな人かを知ろうと思ってこの本を読んでみました。

読んでみて思ったのはやっぱりよくわからないということでした。
どうもその人となりというか、具体的なイメージが浮かんできません。
とりあえず一般的なハイエクのイメージとしては、
強力な市場主義者で反社会主義者であり、
ケインズと論争を繰り広げ、当時は敗北してしまったが、
後にイギリスのサッチャー首相が彼の本を重用したり、
ノーベル経済学賞を受賞したりとハイエクは時代の主流となり、
その後のグローバル資本主義への流れに先鞭をつけた人という感じです。

ハイエクの思想の根底には不確実性というものがあり、将来の市場の
動向は予想できないため、政府が余計な介入をして市場を混乱させる
ことはやめて、市場の調整機能に任せるべきだと主張しているようです。
完全な知識に基づく完全な市場などありえないと説き、計画経済を否定し、
全てをコントロールできるという官僚の思い上がりを徹底的に批判します。
各個人が断片的な知識を持って行動すると、あたかも社会が一つの計画に
従うような現象を「社会的な心」として市場のメカニズムを捉えるのは
アダム・スミスと同様の考えのようです。
ハイエクはこのような知識の分業という、今日のネットワーク社会を予見
したような考えを提示しており、現代における知的所有権の問題などに
対しても参考になる部分が多いようです。
私の印象としては、ハイエクの思想はアダム・スミスの思想の現代的展開
という感じに思えますが、どうなのでしょうか。

この本では多数の学者や思想家の名前が出てき、多種多様な概念にも触れて
いますが、知らない人にはちょっとついていけないのではないかと思います。
文体は平易ですが内容はそんなにすんなりとは理解できませんでした。
たぶんこの本はハイエクについての入門書というよりは、ある程度の知識の
ある人が全体の中でのハイエクの位置づけを認識するための手がかりとなる
ような類の本ではないかと思いました。
元々この本はハイエクの本を紹介する目的で書き始めたものがどんどん内容
が膨らんでいったということのようですが、ハイエクの実像を掴むには紹介
されているハイエクの著書を読むか、他のハイエク解説本などを読むなり
する必要があるように思います。
著者の言うように、ハイエクの現代的意味を考えるための一助となる本なの
ではないかと思います。



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PC・家電・CD・DVD  |  2009/11/26