ザ・メロディメーカー、バート・バカラックのオールタイムベスト。
かなり長いタームのヒットチューンがてんこ盛りである。
歌う人間が違い、アレンジが時代を反映したものであっても、
同じコンポーザーの作品集だけにさすがに統一感がある。個人的な好みで言えば、メロディに力があるだけに
力感があり過ぎる男性ヴォーカルよりは歌唱法に余裕を感じさせる
ディオンヌ・ワーウィックが、一番彼の曲にはまっているように思える。
1枚目でおすすめなのは、このアルバムを聴くまでは
カーペンターズのオリジナルだと思っていた01.,
映画音楽史上に残る名曲 05., ここに収録されているオリジナルよりも
ジョン・レノンの泣きのシャウトが思い出される 07.,
前述したディオンヌの名唱が冴える13., 20., あたり。
2枚目では、物憂げな 01.,
吉里爽が唯一リアルタイムでヒットしたのを記憶している22.,
コステロの抑制の効いたヴォーカルがすばらしい25., など。
タイトルとジャケットに一考の余地あり・・・かな?とも思うが、
オーケストラとホーン、女声コーラスを多用したようなアレンジは
ある時代のJ-POP のアレンジの雛形になったように思われる。
ヒット曲の中でシンガーソングライターの作品の比率が高くなったのは
洋の東西を問わず共通の傾向だが、このアルバムにはいい歌い手なら
「思わずカバーしたくなる」スタンダードナンバーが詰まっている。
まさに、「プロの」職人技の見本市のようだ。