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クチコミ情報
一冊で二度美味しい 村上春樹 といえば、彼のデビュー連作「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」の頃から、作品の中に数曲のジャズの名曲が流れている。この本でも触れられているが、村上の最も好きなジャズマンといってもいいスタン・ゲッツ。彼のバンドの名作<ストーリー・ヴィル>でのライブ盤。"At Storyville" の中の一曲は、「1973年」にも流れていた。「僕」は、"Jumping with Symphony Sid" を口笛で!
本書で選ばれたビル・エバンスのアルバムは、"Portrait in Jazz" ではなく、"Waltz for Debby" 。日本で最も売れているジャズのCD。 神経質そうな大学教授風のビルのキャラクターを、和田誠が最高に引き出している。
ジャズを本当に好きな二人が作った記念碑的ジャズ名鑑、そう、そのとおり。
2枚ずつ揃えます。村上春樹のこの手の本が好きな僕としては、また1枚ずつ揃えて聞く楽しみが増えたことになる。ビーチボーイズをはじめとするロックのほうはほとんど持っているんですが、JAZZは門外漢ですんで。まず、ジューン・クリスティとアニタ・オディの女性ボーカルから買ってみます。ただ、ここに選ばれている1枚はいわゆる代表アルバムでなく、村上さんの「いかにも通好み」と思われるものが選ばれておるようですから、文章の中から代表作品を探し出して2枚ずつ買って聞いていくのが正解かもですね。
村上氏の文才雨後の筍のようにでてくる新人作家達とは文才のレベルが違うことが容易に確認できる村上春樹の作品。
ジャズ入門書をこのようなカタチの作品にしてしまうところが非凡なところだろう。
書き下ろし長編ではない、いわばインプロヴィゼーションのような作品だが、はっきりと作家の技量は反映される。(いくつかの作家が上梓したジャズ本と比べても発想と文章力にずば抜けている。)
読者は優れた比ゆを通して音楽の豊穣を知るだろう。
ジャズ入門私は、本書と、本書と関連のある2枚のCDを聴くことによって、
ジャズの世界を知ることができました。
和田誠さんのイラストは、とてもカワイイですし、
村上春樹さんの文章は、相変わらず心地のよいものです。
たくさんのジャズミュージシャンが紹介されているので、
1つ1つのエッセイは、とても短いので、とても読みやすいです。
私は、村上春樹さんの作品を追うことによって、
色々な新しい世界を見ることが、できました。
ジャズの世界も、その中の1つです。
ジャズ愛好家と村上フリークで評価が異なる私自身、熱心な文学青年ではないので批判的な意見は愚の骨頂とは理解しています。しかし、正味なところ、村上氏の著書(代表作)には、否定的な見解を抱き続けています。自身の経験(思い出話のよう)や感傷を、芸術に生きた巨匠達のレビューと混同させてしまう内容には怒りに似た愕然を誘いました。いかなる分野の芸術においても、それ自身から感じ取れるモノは受け止める側一人一人が違う感覚でもって応える。従ってこの本で紹介される芸術家たちへの村上氏一個人の返答に間違いなどあるはずはないとも思います。ジャズの魅力にとりつかれた人々は、自らで音源を探り、唯一無人の巨匠に出会って欲しいと思います。ジャズ・オールディーズ、これからジャズを楽しむ方には絶対にお勧めしません。 本書に想い入れを抱く村上フリークの方々には大変失礼な評論ではありますが、彼がこの作品でもって読者をジャズの世界に誘うようなはたらきかけを試みたのであれば、これほど素晴らしい事実はありません。
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