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ミルトン・フリードマン

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ミルトン・フリードマン

ミルトン・フリードマン(Milton Friedman, 1912年7月31日 - )はニューヨーク生まれの経済学者。20世紀後半の主要な保守派経済学者のうちの一人。
ラトガーズ大学で学士、シカゴ大学で修士、コロンビア大学で博士号を取得。コロンビア大学と連邦政府で働き、後にシカゴ大学の教授となる。シカゴ学派 (経済学) シカゴ学派に所属。マネタリストの代表者と見なされ、政府の財政政策に反対する。政府の財政政策によってではなく通貨供給量と利子率によって景気循環が決定されると考えた。1976年にノーベル経済学賞を受賞。1988年にはアメリカ国家科学賞を授与されている。主著は『資本主義と自由』。

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自由主義経済の本質を知る

古典的な存在ではありますが、逆に現在の政治経済を考える際には貴重な本だといえます。

メディア等では何かと自由主義経済を悪だと吹聴する傾向が強いのですが、
本書を読むとそれらの言説が如何に根拠のないものであるかを再認識させてくれます。

自由主義経済は、誰でもなく個人が自分の自由裁量を拡大するために必要であること、
また他者の自由も自己の欲する自由と同等に認めることであり、
自由市場を通じてそれらを効率的・効果的に促進させるための現在では最もまともな政策であることがわかります。

政府の政策が如何に道義的に正しい主張から展開されたとしても、
それらが直ぐに利害関係のあるバラバラな消費者よりも、力を結集した生産者によって、
既得権益を維持するために使われてしまうこととなり、結果として消費者を不利にしてしまうことが、
本書の全編を通じて証拠立てて解説されています。

このことから問題は、自由主義経済そのものにあるのではなく、
政府の政策が既得権益を守るための生産者に都合のいいように利用されてしまうこと、
政府の経済問題への介入がこれらを促進してしまうことが問題であることが理解できます。

また、本書で展開されている政府と既得権益による経済への不当な介入が、
既得権益を更に守ることで、自由主義経済を歪んだものにしてしまい、
結果として日本で最近問題とされている格差問題を大きなものにしていることも理解できます。

自由主義経済が悪だという短絡的な思考法ではなく、
自由主義経済に過剰な介入をする政府の行動が問題であることを再認識するために、
本書は今の日本でこそより読まれることが必要なのだと思わされます。


小泉改革の教科書であり新自由主義の教典

 古典となりうる本というのは、出版され、多くの批判がなされるものです。たとえば、文明の衝突もその例でしょう。そして、この本も、多くの批判がなされてきました。
 それほど影響力をもった本と言ってもいいでしょう。近年、小泉改革の教科書として、それ以前としては、米国レーガン政権の教科書として君臨してきた本です。
 今回、新訳として再刊されましたが、非常に読みやすく、おもしろい内容です。
 もちろん、批判はありますが、新自由主義を知るための本としては、入門書としても十分に役立つと思います。
 是非、ご一読を。


面白い人だ

リベタリアン・・・日本人的感覚だと「いってることはもっもらしいが、すげーやな奴」に徹しているのがとても面白い。経済学でも、教養書でもなく、キャラ本として一気に読んでしまった。翻訳も本シリーズはどの本も素晴らしい。どなたか書いてましたが、ホントに原文と一致してるのか不安になるくらい。超訳?

賛成・反対を問わず避けては通れない書

マネタリストであり、またリバタリアンとしても有名なフリードマンの主著。
今日の新自由主義およびそれ以後の世界を考えるならば、本書は賛成・反対を問わず避けて通ることのできない本だろう。


内容はもう他のレビュワーさんがいろいろと書かれているので、読む上での注意を何点か。

まずフリードマンの経済学的主張と政治的主張は、つながっている面もあるが、基本的には分けて考えるべきである。
例えば、彼の自然利子率や大恐慌の原因の分析には賛同するが、彼の自由論には賛成しかねるというのは十分ありうる。
逆に彼のリバタリアン的主張には賛成するが、彼の経済学的主張には誤りがある、という主張も成立する。
本書ではその接点ともいうべき地平の論が述べられているので難しいが、この二つをきちんと峻別しておくことは重要だと思う。

次に、彼自身が「新しい問題が毎日のように発生し、状況は日々変化する。したがって政府の役割を論じたとしても、それがいつまでも正しいことはあり得ない」(p28)というように、彼の議論のときと状況が変化しているので、彼の具体的提言が変更を受けずに今日そのままうまくいくとは限らない。

また、彼の提案を部分的に受け入れるというのも十分にありうる。
個人的には、大きな政府・小さな政府、を問わず、負の所得税という方法は十分に魅力的であると思った。
彼の様々な提案をすべてまとめて賛成か反対かとするのは有益でないだろう。


最後に、翻訳が非常にいいのですいすい読める。
古典の新訳はかくあるべきである。


今こそ読みなおすべき古典

 世界的不況になってから「市場原理主義」や「新自由主義」の批判がよく聞かれるようになりました。しかし、市場という制度を否定するのはあまりにも短絡的な思考です。市場は多くの重要な役割を果たしている制度だということを忘れてはなりません。本書はその市場の重要性を教えてくれます。経済学を学ぶ者は必読でしょう。

 本書では自由の価値を最重要視して、市場が自由を実現するのに不可欠だと主張しています。特に第1章で経済的自由がなければ政治的自由は実現できないことが強調されています。そのほかにも市場は経済的要素以外には注目しないので、人種差別をなくすことも指摘されています。(ただし、差別に反対する運動がなければ完全に差別をなくすことは不可能でしょう。)
 
 しかし、市場がうまく働かないことも当然あります。フリードマンは政府が市場におけるルールを決定し、その審判をする役割があることを認めた上で、外部効果と独占がある場合は政府の介入が認められるとはっきり書いています。「筋の通った自由主義者は、けっして無政府主義者ではない。」(p.85)とも書いており、巷で言われるほどの極端な自由主義者ではありません。 貧困対策についても政府が関与することは妥当であるとはっきり述べて、「負の所得税」を提唱しています。

 以上のように市場の重要性を明らかにしながら政府の介入も認めています。ただ、本書がかかれてからの経済学の進歩を踏まえれば、フリードマンが考えるほど市場が機能するとはいえません。情報の経済学が明らかにした非対称情報の問題なども考えつつ批判的に読むことが必要でしょう。非対称情報については藪下史郎『非対称情報の経済学―スティグリッツと新しい経済学 (光文社新書)』が新書ながら詳しく説明があり役立ちます。



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大収縮1929-1933 「米国金融史」第7章(日経BPクラシックス) (NIKKEI BP CLASSICS)

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読みたかった本が出版されました

 さて、昨今の恐慌かで色々なものが出版されました。然し、今回本書が出版されました。周知の通り、フリードマンとSchwartzとが丹念にアメリカの金融史を分析し、導き出した結果がその後のマネタリズムになるわけですが、本書でも鋭い分析を読むことができます。なかなか本書を読むことができなかったので、購入して読むべきです。大著「米国金融史」のうち、重要部分とされている第七章だけ訳出されていますが、必要かつ充分な内容です。今般の恐慌で色々な書物が出版されましたが、気軽に購入できて評価のある書物だけに多くの人に読んで貰いたい本です。


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選択の自由―自立社会への挑戦 (1980年)

ミルトン・フリードマン 西山 千明 
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怖いほどの一致

自分はあまり難い本を読まないので
500ページ近い本書を読みきれるかどうか
最初は半信半疑でしたが、訳者の翻訳も
読み易く最後までスラスラと読む事が出来ました。

内容については一般的な経済学的な物を想像していましたが、
大半は年金、社会保険、学校教育、医療、官僚組織などの諸問題
について著者の鋭い考察と政府が取るべき対策が記されており、
法律や制度の違いを除けばこの本が30年近く前に書かれたとは
思えないほど今現在日本が直面している問題と一致し、
良い意味で期待を裏切られた形となりました。

また、第10章ではインフレについて記されていますので
経済学についても読む価値のある本だと思います。


最高の経済学入門書

2006年に他界した故Milton Friedmanシカゴ大教授の著書。

未だにこの本が最高の経済学入門書だと思う。

特に第一章「Power of the Market(市場の威力)」に一度目を通して頂きたい。

単純な「交換」の集合体に過ぎない「市場」が恐るべきダイナミズムを秘めていることが活き活きと描かれる。


身の周りに溢れるものにこそ神秘は宿る。

いわゆる「市場原理主義」に忌避感を持つ人にこそおすすめ。



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