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クチコミ情報
優しい響きのある演奏バッハのブランデンブルグ協奏曲が好きで、数多くの演奏を聴いてきた中で、この演奏を聴く頻度が一番多い。
レオンハルト盤、コープマン盤、リヒター盤、バウムガルトナー盤(デンオン)等も古楽器と現代楽器の違いはあるにせよ、それぞれ素晴らしい演奏であることは、否定しない。
管楽器の調べに温かみがあり、その音色が出しゃばらず影に隠れることもなく、弦楽器と絶妙に溶け込み全体として優しい響きとして迫ってくる。音楽の優しさを実感できるのがこの演奏であろう。聴いて飽きないし、気分を穏やかにしてくれる演奏です。
バウムガルトナー盤もこの温かみを感じさてくれる演奏であるが、私の中では、このボッセ盤の方が好みなのであろう。
数ある演奏家の中でどれを選んだらいいのか迷っている方には、この演奏をお勧めしたい。
作品全体の姿を伝える演奏バッハのブランデンブルグを語るときに忘れてはならない優れた演奏です。やわらかい音質というのかともかく雑味がないのです。これは録音が古いのではなく、ホールの響きがいいのだと思います。それから演奏技術の卓越さは群を抜いています。演奏がともかくも的確で、月並みではありますが「上手い」です。音が一気に出てきます。アインザッツが凄いのです。何も無かった空間に、演奏開始とともにある質感をもったかたまりがパッと提示されます。これもゲヴァントハウスという伝統のあるオーケストラを後ろ盾にしたこのアンサンブルの醍醐味でしょう。
第1番のホルンもいいし、チェンバロのカデンツァは秀逸だし、トラヴェルソは音がかすれないし、ヴァイオリンのプリンシパルはでしゃばらないし、トランペットは音がきれいに抜けて混濁しません。
もちろん、他の演奏家による演奏もそれなりのよさはあります、リヒターの音源は今でも至宝ですが、その他多くの演奏家によってなされた工夫をこらしたものの良さは、多くの場合その筋のマニア向けの良さでしょう。しかし、この演奏はそうではありません、でも平凡というわけでも決してないのです、その秀逸さゆえに標準とされるべき録音だと思います。新しい録音ではないのですが、長く聞いて飽きない、そして、迷ったときに帰っていくべき音源であることは間違いありません。
この秀逸さにこたえるに星5つは少ないぐらいです。
渋くて温かみのあるバッハ ブランデンブルク協奏曲には古楽器にも現代楽器にも著名な楽団による名盤がたくさんある。それらの中で、ボッセの指揮によるこの盤は最近ではあまり話題になることがないが、とてもすぐれた演奏である。手作りのぬくもりを持ったヒューマンなバッハとでも言えばよいのか。ここには良い意味での中庸の徳がある。この路線では嘗てのレーデル盤やリステンパルト盤があったが、それらに比べて新しいぶんだけ録音がいい。 ゲーベル盤などの古楽器による鮮烈な演奏に比べれば、おだやかなテンポで奏でられてゆくので旧守に響くという意見もあるだろう。しかし、たとえば2番の1楽章に聴かれる、こちらを陶酔に導くような心地よいリズムと、ほどよくブレンドされた音色の美しさはどうだろう。総じて、偶数番号の曲は現代楽器によるものとしては5本の指に入る出来ばえだ。私も値段が廉価になってから購って、そのすばらしさに驚いた覚えがある。現代楽器による廉価盤では一、二を争うだろう。
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