![静かなる決闘 ― デラックス版 [DVD] 静かなる決闘 ― デラックス版 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41SJRCS1ZCL._SL500_.jpg)
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商品の紹介 若い医師の藤崎(三船敏郎)は、戦時中に中国戦線の軍医として従軍していた際、負傷兵・中田の手術中に誤って梅毒に感染してしまった。6年後、父の経営する病院で働く彼は、梅毒の兆候が現れ出したことから、恋人・美佐緒(三条美紀)との婚約解消をほのめかし始める。そんなある日、病院に中田が妻を伴って現れた…。 製作当時は不治の病だった梅毒をモチーフとしたヒューマン・ドラマ。医者としての自分の使命をまっとうしつつ、静かに病魔と、そして己の人生と闘おうとする主人公を三船が好演している。彼をめぐるふたりの女、藤崎に命を救われた元ダンサーの見習看護婦(千石規子)と美佐緒とを対比させた描き方もいい。本作のみ、音楽を『ゴジラ』などの巨匠・伊福部昭が担当している。(的田也寸志)
クチコミ情報
千石規子が素晴らしい!千石規子と言えば、NHK銀河ドラマ「たけしくん、ハイ!」(北野武の自叙伝)のお婆ちゃん役の名演を思い出しますが、この作品の元ダンサーで、シングルマザーの見習看護婦、峯岸ルイ役も見事です。最初は主人公を憎んでいるのに、次第に人柄に惹かれて好きになってしまう女性を見事に演じています。黒澤明作品では、男性俳優の方が印象的に描かれている例が多いですが、本作の千石規子は数少ない黒澤映画の印象的なヒロインです。
今のうちですよ。これだけの傑作が、ほんとただみたいな値段で取り引きされてる現実。もう、今検索中のあなた今のうちですよ。観るのは、ゆっくりでいいから直ぐに発注されるべし。
優しさとは何かを教えてくれる作品あまり知られていないこの作品を見て、まず、三船敏郎という俳優のすごさに驚かされました。他の作品と全く違う人格を見事に表現しています。そして、なんて格好いい人なんだろうと、惚れ惚れしました。
評価が分かれるところの、婚約者に病気を打ち明けない点、はじめはイライラしました。
でも、当時の梅毒は何年治療に掛かるか分からない病気で、夫婦生活が確実に相手に病気を移すこと、子供も作れないことを考えると、今のエイズのようなものですから、
映画の中で「彼女の青春のすべてを犠牲にさせる勇気は僕にはない」と言うとおり、相手を思ったら、彼の行動は、そうせざる終えなかったのではと思います。
とうとう彼女が他の男と明日結婚してしまうと知った時、ずっと閉じ込めていた苦悩が吹き出し号泣するシーンは、泣けました。
ラストの巡査と父(志村)との会話で、「うちの署長は、若先生を聖人だといってます」
「いや、あいつは、自分の不幸を、もっと不幸な人間に身を寄せて、癒されているだけなんだよ。不幸でなかったら、ただの凡人だったかも知れない」というところ、奥深いシーンです。
見終わって、『静かなる決闘』というタイトルがピッタリだと思いました。
人に対する優しさを考えさせられる映画でした。
クライマックスの劇的な映像表現は見事 黒沢明監督を愛してやまない私であるが、残念ながら、この作品は、さほどは愛する作品ではない。話が医学的におかしい事も理由の一つだが、『天国と地獄』と同様、正義と悪の描き方が単純過ぎるからである。しかし、例えば、入院患者の坊やが、手術後、おならが出たと言って患者たちが喜ぶ場面などは暖かくて、ちょっと、『三丁目の夕日』(原作)の様である。『酔ひどれ天使』や『野良犬』におけるのと同様の、戦後間も無い時代の日本に有った希望を感じさせる作品に成って居る点は魅力的だし、クライマックスの劇的な映像表現には、若き日の黒沢明の天才とも呼ぶべき輝きが有る。一度は見ておくべき作品である。
(西岡昌紀・内科医)
知的な職業をやるミフネミフネさんも、白衣を着たりすると、ずいぶんと端正な顔立ちなんだと。鼻が西洋人のように高く。
千石の「先生を愛してるのかも知れません・・・病院で働いてると何でも事務的に言えるようになるんですね」というあたりから、ミフネが情けなく心情吐露してたところから回復して仕事に向かうくだりがとてもよい。
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