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クチコミ情報
正直あまりDVD版とかわらない昭和版「日本沈没」は大好きな作品でVHS、VCD、DVDといろいろなバージョンを持っています。今回のブルーレイ版は初のHD画質ということで未体験の日本沈没が楽しめるとおもってかなり楽しみにしていました。画質のことだけで言うと、正直あまりDVD版とかわらない雰囲気です。本作はシネスコで制作されており、ワイドテレビでみても上下にかなり黒が入るので(まあ、これは仕方がないことですが)、42インチで見てもあまり精細さが感じられません。HDズームみたいなモードでズームアップしてみれば少しはクリアになるかなと思いきや、あまりクリアにはなりませんでした。1970年代の作品で古いこともあるので仕方がないとは思いますが、ブルーレイ作品の傑作「ダークナイト」などで驚異的なHD画質を味わっていると、同じブルーレイでこれかよ!というような気持ちになる方もいると思います。音声がDVD版のときと同じ仕様なのでDVD版のときに作ったHDマスターを今回再利用しているのでは。特典もDVD版とくらべて増えてないですし、正直、DVD制作サイドのこだわりのようなものは感じられませんね。東映特撮シリーズが一気にブルーレイ化する中で、とりあえずHDマスターがあった本作をはやめに出しとこうみたいな感じが否めません。
地震列島に住む悲哀…まさに平成に生きる我々が明日直面するやも知れない出来事を三時間で濃縮した超大作。平成版では『何だこりゃ女のケツばかり追わず命をかけてやらんかい』と怒りさえ覚えた草なぎが演じる小野寺と違い(個人的見解です。草なぎファンの方スミマセン)、クールだが日本人の行く末に怒りにも似た不安や望みやらごちゃ混ぜの感情でラストに向かいボルテージを上げていく藤岡弘の演技力、復帰初の作品で魂まで田所博士を怪演した小林桂樹、『内閣総理大臣としてお願いします。皇居を開けて避難民を中へ入れてください。』と国民、いや日本人の行く末を真剣に考えた山本総理を演じる丹波哲郎など、戦争を経験した人々だからこそ演じられる独特の『真実味あるパニック映画』であり『人間ドラマ』だと思います。また、この映画の凄い所は、当時の世界の学会で相手にされなかった『マントル対流による地震の可能性と危険』を主張した東大の竹内均教授を映画に出演させ、しかもその主張を、今日では正しく当たり前の事でありますが、正々堂々と描ききった事です。そういう意味で言えば、単にSF映画では片付けられない、日本人の高い科学的見地と想像力が創りあげた作品と言えます。ラストのシーンでは人間の『儚き運命』を感じるでしょう。観るべし!
大作であり傑作題名からして興味を引く映画である。日本が本当に沈むのか?沈むとすればどんな風に沈むのか?その時、国土を失う日本人はどうなるのか?これら全ての問いにエンターテイメントとして、きっちり答えを出しながら、国家、人間、地球、それぞれのありようを観客に問いかける傑作である。
最初から最後までメリハリがあり、退屈しなかった。怪獣も宇宙人も宇宙戦艦も出てこないが、まさに東宝特撮映画の集大成と呼ぶに相応しい迫力ある画面が連続する。東京が大地震に見舞われるシーンは特に圧倒的。さらに、丹波哲郎の首相はもとより、役名が定かでない一般人、警察、自衛隊等々の一人一人の演技により迫真の映像となった。シナリオも緻密で説得力がある。劇中で、道路に障害物が多かったり、地中の水道管が破裂して消防が役に立たないという描写があるが、これはそのまま1995年の阪神・淡路大震災で現実のものとして再現されてしまう。小松左京は神戸の出身で被災もした。悔しかったと思う。
日本が沈むことが明らかになってからの動きも興味深い。情報の統制と失敗、海外の感情等々、とてもリアルだ。マスコミや世間の反応を見ながら、世間にどう公開するか、知恵を絞る描写も興味深かった。
その他全編通して切れまくる小林桂樹演ずる田所博士や、仮面ライダーを終えたばかりの当時のイケメン藤岡弘、さらに本人役で登場の竹内博士(東大)などなど、映画として「熱い」。多くの人にぜひ観て欲しい映画である。
良い作品ですよ小学校の時、地元にあった小さな映画館で見たときの衝撃は今でも忘れられません。特に東京が大地震に襲われた場面の高層ビルからガラスが降ってきて血を流しながら逃げ惑う人々、丹波哲郎演じる首相の皇居内に都民を避難させるシーン等々…、D計画の発動などは大人になってからソフト化されたものを見て人間ドラマとしてもすばらしい物だったんだと思いました。
今回のブルーレイ化によってより美しい画面になった日本沈没はチェックです。個人的には平成版より昭和版の本作の方が好きです。
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