前年に出たミニアルバム「VAMP」と姉妹作というべき作品で、
当時のMCAビクター(現ユニバーサル)に残した最後の作品。
クラブミュージックに接近していた時期で、音の洗練度
は相当なもの。全盛期のリプリーズでの「D404ME」「クリムゾン」
近年のユニバーサルの作品では「Resonansia」に並ぶ完成度といえる。なんといっても、本人が社長に直訴してシングルにした
傑作シングル「APPETITE」がボーナストラックで収録されているのが
ポイント。思い切り夏の楽曲なのに冬にリリースされたゆえか
セールスはふるわなかったものの、ほぼ毎年ツアーで歌われる
人気曲。このアルバムのパフォーマンスはDVD「Felicidad」で
見られる。
他にアーシーなファンクからハウスナンバー、二胡とのコラボが
素晴らしい「桜(びやく)」など、「いろんなサウンドをシェイク
した(本人談)」ように様々な歌が楽しめる。
前年の小室哲哉作シングル「MOONLIGHT SHADOW」と「APPETITE」、
APPETITEのカップリング曲が再発盤にボーナスでおさめられて
いるのは、シングル曲は両方ともリミックスで収録されているため。
特にサブタイトルのついた「APPETITE」は両方のヴァージョンとも
素晴らしい出来なので、聴き比べるのも一興。