![華麗なる一族 [DVD] 華麗なる一族 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/5123GMRFN2L._SL500_.jpg)
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商品の紹介 関西金融界の雄、万俵大介(佐分利信)は厳然たる家父長制で一族を取り仕切り、その勢力を広げようと腐心し続けている。しかし、長男の鉄平(仲代達矢)に対してだけは、その出生の疑惑にこだわりを持ち続けていた。ある日、その鉄平が経営者として致命的なミスを冒してしまう…。 虚飾に彩られた大財閥の実像を赤裸々に描いた社会派巨匠・山本薩夫監督の堂々211分におよぶ超大作。見かけの華やかさとは裏腹のどす黒い人間たちの愛憎と確執が、悠々たる流れとエネルギッシュな演出の力わざによって壮大に繰り広げられていく。当時のオールスターキャストも魅力的で、ある種パターンとも思える人物描写なども、彼ら彼女らの深みある存在感によって大いにカバーされている。佐藤勝の優雅な音楽などスタッフワークも素晴らしく、当時こうした日本映画が普通に製作されていたという事実には、驚きすら覚えてしまうほどである。同年度キネマ旬報ベスト・テン第3位。(的田也寸志)
クチコミ情報
佐分利信のえげつなさと仲代達矢の目力言うまでもなく山崎豊子原作の映画化作品。1974年上映。出演は仲代達矢、佐分利信、目黒祐樹、月丘夢路、京マチ子、山本陽子、酒井和歌子、中山麻里ほか。中村伸郎、小沢栄太郎、田宮二郎、志村喬、加藤嘉、花沢徳衛、平田昭彦、金田龍之介、下川辰平、西村晃などのすでに召されてしまった懐かしい名前も見られます。何と2時間半以上にも及ぶ長尺で途中でインターミッションが入ります。
迂闊というか、不幸というかこの作品を観る前に例の大手事務所所属の人気男性タレントが主演したテレビドラマを見てしまったので、どうしてもその比較になってしまいます。映画とドラマの違いはよく理解しているつもりですが、まず演者の重厚感と迫力が違います。仲代達矢の目力佐分利信の比類なきえげつなさと狡猾さは、テレビドラマとでは比べるまでもありません。京マチ子の徹底した専横ぶりも、テレビの鈴木京香では荷が重すぎます。あのテレビドラマを見て「素晴らしい」と思った方は、ぜひともこの映画版を見ていただけたらと思います。いかに、いまの演者を含めたテレビドラマが薄っぺらく、いかに現実離れしたものであるかがわかるはずです。ちなみに改めて言うまでもなく、北大路欣也は万俵家の末娘の恋人役から、万俵コンツェルンの総帥・万俵大介へとステップアップし、テレビでは唯一重厚感を醸し出していました。
もう一つの謀略 どんなことをしても自らの野望を遂げようとする銀行家の姿は同じ山本薩夫監督の「傷だらけの山河」によく似ている。山崎豊子は女・石川達三とまで言われた小説家。「傷だらけの山河」はその石川の原作である。この映画の最後は誠に後味の悪い幕切れである。あれだけ権謀術策に長けた大介もさすがに気づかない謀略が進行するのが示唆されて終わるのである。これがまたパワーゲイムのえげつなさというか、黒澤明監督の「悪い奴ほどよく眠る」のタイトルを想起させる。
なお、星4つとしたのはやや語りが過剰で説明的なのが気になったからである。
大人のキャスティング つい最近、冗談のような軽いお子様向きのキャストでドラマ化されました。あの最悪のドラマでさえ豪華キャストという触れ込みでしたが、映画版のキャストをみれば重みが違います。ドラマに出てくるような髪形の万俵鉄平があの時代に存在するわけがない。(おしゃれな髪型がやめられないならトレンディ・ドラマやラブ・ロマンス以外のドラマは断ればいいのに。)
今の若い人がこの映画に出てくる佐分利信、滝沢修、西村晃、小沢栄太郎、神山繁、金田龍之介、平田昭彦、中村伸郎といった名優の名前を知らないのはしょうがないと思いますが、この映画を見て頂ければ、彼らの演技や仕草がいかにも喰えない政治家や財界人らしいことが判っていただけると思います。
かなり長時間の映画ですが、間延びせずに最後までスリリングな展開です。山崎豊子原作・山本薩夫監督のコンビでは「白い巨塔」「不毛地帯」も傑作ですし、山本薩夫は「金環蝕」「戦争と人間」「皇帝のいない八月」なども大人のオールスター映画で見ごたえがあります。
ストリー展開の因果関係個々の俳優人の重厚さは、一見の価値がある。ストリー展開の因果関係は、必ずしもわかりやすくはない。原作に忠実に、描いており、想像力や因果関係を考えねばならぬ。あの時代の人々は、この程度の説明の量で、後は、類推をしたり解釈をするなどして、楽しんだに違いない。ラスト・シーンの田宮二郎の存在感たるや圧巻だ。続編を期待させる終わり方であった。
迫力テレビのドラマが終わり、あえてこのDVDを見てみました。昔の映画ですが、テレビとは比較できないような迫力があり、真の演技が光りました。やはり、山崎豊子さんの作品は金融業界を鋭く描いていて素晴らしい代表作だなと思いました。白い巨塔同様におすすめです。
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