![劔岳 点の記 メモリアル・エディション [DVD] 劔岳 点の記 メモリアル・エディション [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51WgZEk6kUL._SL500_.jpg)
|
クチコミ情報
誇り高き仲間たちこれはもうほとんどドキュメントのようです。
重い荷物を背負い山を登る姿は演技を超えています。
自らの任務を遂行しようと、ひたすら雪山の頂きを目指した不屈の男達。
雄大な自然の美しさ、そして最後は初登頂を競った相手もお互いを認め称え会う。
エンドロールの「仲間たち」の文字の下にスタッフ、キャストの名前が並んで続く。
苦行の日々のような撮影の現場だったそうです。
強い絆で皆が繋がっていたのですね。
誇り高き仲間たちに拍手です。
美しい剣岳の映像が素晴らしい 本編も勿論面白かった。吹雪の中であるものに
助けられるのであるが日本の自然をよく踏まえた
シーンであった。
そんな映像がここかしこに登場する、とてもい
い作品である。
多少登場人物の服装などが現代を感じさせたこ
とが惜しい。
もう少し、きめ細かい配慮があれば、満点であ
っただろう。
映画の神様が微笑んだすごい!すごい!
演出も編集もつたない。演技指導はきっとしていない。
出演者たちの演技なんて、まったくかみ合っていない。
木村大作さんは映画史に名を刻む名カメラマンだけれど
監督としては、てんで素人だ。
なのに、すごくおもしろい!
街の中でのドラマがギクシャクしているのに、場面が山の中へと転換すると
がぜん生き生きと色付いてくる。
CGでは決して描くことのできない、目を見張る映像があふれかえっている。
出演者たちの本気が、映像を通して痛いほど伝わってくる。
嵐の中のシーンなんか本当に遭難しそうで本気で心配してしまった。
「デルスウザーラ」以来の名シーンだ。
脚本も良い。
単調な設営と観測を、淡々と積み重ねて物語をつぐむ原作も素晴らしかったが。
日本山岳会をクローズアップして、スポーツのように競い合わせたことで
好みは分かれるかもしれないけれど、物語が映画向きに華やいだ。
決してテーマはぶれていない。
最後に贈られるエールに涙が流れた。
きっと木村大作さんは、単に映画が撮りたかったのではなくて
主人公が成した偉業をボクたちに知らしめたかったのだ。
主人公の見た景色をボクたちに見せたかったのだ。
ああ、木村大作さんありがとう。
本当、こういう映画が見たかったんです。
発売日が楽しみだ。きっと繰り返し繰り返し見るんだ。
自然がもつ懐の広さと厳しさを上手に表現している作品です剱岳は何度か登頂しましたが、こういった先人のおかげで安全に歩けるようになったと
とても関心しながら映画館で見ました。
猛吹雪などの描写は決して大げさではなく、実際ブリザードに遭遇したと同じ感覚でした。
自宅で見れるのが待ち遠しいです。そして、一度買ったら一生手放さないでしょう…。
定価が2999円というのもジョークが混じっていて良いですね!
運命に翻弄されても自らを見失わない強さと圧倒的な自然との対峙測量という地道な仕事を続けながら、当時前人未踏といわれた剣岳への初登頂を強いられた男達の物語だ。柴崎芳太郎、彼は明治以後じわじわと発言力を増す軍部の陸地測量部に在籍したばかりに山岳会に先んじて剣岳への登頂を命じられる。優れた山の案内人長次郎を得て準備を進めるものの身の回りには山岳会会員の姿がちらつく。だが彼は焦らない。決して驕らず長次郎と考えられる限りの剣岳登頂の可能性に挑戦していく。剣岳周辺の自然は厳しい。登攀ルートは見つからない上、嵐、雪、遭難、事故、さまざまな苦難が柴崎ら測量部員達を襲うが、彼等は負けない。地図作りにかけた執念、強い志が彼等を支える。一方、彼等が踏み込んだ山の景色はとにかく素晴らしい。大自然の美しさ、大きさ、厳しさが良質の映像を通して伝わる。この大自然と敬虔に向かい合うことで柴崎が得た啓示をきっとあなたも感じることができるだろう。ただ、その自然が我々を圧倒する力が際立つばかりに使う者と使われる者の軋轢、功を焦る同僚、親と子、遭難の恐怖等々、人間ドラマとしても数々の見どころがあるにもかかわらず、幾許かの人にはこの作品が平板に見えてしまうようだ。しかし、それでは作品に登場する狭い価値観を持つ軍人達と同じになってしまう。おそらく新田次郎はヒーローを描こうとしたのではない。目を凝らさなければ見落としてしまう市井の人間のエピソードを拾い上げ、そこに息づく心理の機微、生き様を貫く信念を描くことで、人間として誇りを持つこと、志を貫くことの大切さを、さらには苦労を共に、目標を共にすることで育まれていく友情の美しさを世に問うたと考えたい。そんな人間賛歌と剣岳周辺の神々しい自然美が渾然一体になって観客の胸を打つ映画である。
|