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公房

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スーパー★アニメ☆リミックスpresents 峠

オムニバス PJ BOMBER HARUKA DJ KAZMA NAGISA ゆい SHIHORI MI→NA MIYABI tears すずみ RIN 
スーパー★アニメ☆リミックスpresents 峠
定価:¥ 2,500
新品最安価格:¥ 2,167
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試みは良いのだが・・・

このCDを知ったのはニコニコ動画にて「おら東京さ出るだ」のアレンジが公開されていたためです。
非常に自分のツボを押さえたアレンジで、これは買わねば! と注文したのですが・・・
ええ、視聴もせず紹介分も流し読みだった自分の落ち度です。
全編ノンストップミックスでした。
自分はユーロビートはイントロからの盛り上がりあってこそ、という考えなので基本的にノンストップミックスは評価していません。
また歌い手も当然ですがオリジナルとは違う人なわけですが・・・「これはこれで」と思えるほどのレベルの人も特に居ません。
どうしたってオリジナルとは比較してしまいますし、かといって「アレンジだから」と容認できるものでもありません。
「とりあえず歌ってみた」程度の気合しか感じられませんでした。
 
原曲を尊重したアレンジの方向性自体はとても良いものですが、だからこそフルで聞かせて欲しかった。
本当に色々と残念な印象が拭えません。



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安部公房短編集 普 (Modern Japanese Writers Series)

Kobo Abe Juliet Winters Carpenter 
安部公房短編集 普 (Modern Japanese Writers Series)
定価:¥ 843
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砂の女 (新潮文庫)

安部 公房 
砂の女 (新潮文庫)
砂の女 (新潮文庫)
定価:¥ 500
新品最安価格:¥ 500
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時代を超えて読み継がれる作品

 小学5年生のころ「魔法のパイプ」という物語がラジオで放送され夢中になって聞いた。ちょうどテレビが一般家庭へ普及する少し前だった。番組への投書に、これはテレビにならないのですか、というのがあって、パイプの答えはパイプのヒゲが400本になったら出来るということだった。テレビにはならなかったが安部公房という名は覚えた。そして、高校の国語の教科書の「赤い繭」で再会した。以後、安部公房の作品を夢中になって読んだ。それだけ「赤い繭」に大きな衝撃を受けたのだった。
 そして20歳のころ「砂の女」も読んだ。たぶんこの砂の中に閉じ込められた生活は現実にはない砂のすり鉢の底だけど、見ようによったら現実の我々の生きている世界そのものだと思ったと思う。
 
 今も多くの若い人たちがこの本を読んでいることに、はじめは何か意外な感じがしたのだが、それはむしろ当然のことだったのかも知れない。安部公房の作品は時代を超えてひきつけるものがあるのだろう。

 「砂の女」のテーマは遠く2000年以上の昔にインドでも考察されていたことだと思う。仏教経典にすでにこのテーマを扱っているものはあるのだ。人間の日常の生活をどう捉えるかということにおいて、このテーマはいつの時代も気になるテーマだったのだろう。
 これを踏まえてどう生きるかが次のテーマとして当然あがって来る。小説不落樽号の旅―十四万三千年の時空を超えては、その次のテーマを扱っているのか、それとも根本的に日常生活の捉え方を「砂の女」とは別にしているのか定かでないが、砂の女とともに今わたしが気にしている作品です。


砂、そして吸い上がる水へ

今まで何度かトライしたが、率直なところ途中で眠くなって読み通せなかった。今回、読了できた。思考の論理と修辞の詩的感覚をじっくりと味わうのではなく、スピード感を持って読んだからだと思う。センテンスがスピードを求めている。
不思議なことに主人公は、タイトルになっている「砂の女」ではなく、昆虫採集に出かける先生で、砂の女に出会うことで「砂の男」になっていく。
キイワードのひとつは、他の著作でも様々な形で取り上げられている逃亡。逃亡したい、逃亡する、逃亡したが果たして逃亡できたのか、実は逃亡できていないのではないか、だとしたらそもそも逃亡は可能か、どんどんどんどん突き詰めていく疾走感(失踪感?)。
自分が主人公だったらどうするかを照らしながら読むのも一考。連れ戻された後、予め準備されていた道具を使うだろうと推理したが見事にはぐらかされた。 映画は見ていないので、見てみたいと思う。


「砂の女」向きの読者、そうでない読者

非常に多くのレビューがすでにあるので、
作品を読んで感じた「こういう人には向いていそうだ」ということを述べるに留めておきます。

特に向いているのは、現代文学と呼ばれる類の小説をいくらか読み、気に入り、もう少し毛色の違う小説を読みたいという人です。
私は文学部でもなんでもありませんが、この小説を読んでずいぶんと衝撃を受けました。
これでもかと続く心情描写に心を揺さぶられます。

逆に向いていないのが、普段ほとんど本を読まない人や、いわゆるライトノベルをメインに読む読者ではないかと思います。
「この小説はストーリーも非常に作りこまれていて魅力的である」という反論もあると思いますが、慣れない読者はなかなか最後まで読めないのではないでしょうか。
エンターテイメント小説と比べて、(上にも書きましたが)地の文による心情描写がこれでもかと続き、読む方の根気もある程度必要とされます。
いわゆる純文学にももっと会話のテンポでトントン話が進むものもありますので、先にそういった作品を読むのがいいかと思います。


ここまで想像力をかきたてさせる文章力がスゴい。

■概略
ある日昆虫採集のために砂丘へとでかけた男は、村人の策略で砂穴の底にある一軒家に閉じ込められることになる。
降り積もる砂から家を守ろうとする女、あらゆる手を尽くして脱出を試みる男、
村の存続のために男の脱出を妨害し二人の生活を見守る村人たち。
やがて月日は流れ、男は穴の中の生活に順応していき・・・

■感想
退屈な日常から突如非日常に投げ込まれた主人公の心理状態の変化が、読む者の野次馬根性をくすぐる。
男の状況は、まさに悲劇。現代社会の常識が一切通用しない、理不尽の塊のような暮らし。
立場の弱さから村人の言いなりになるしかない哀れな男の悪あがきとその結末は、
読み終わった時に言いやれぬ憐れみと興奮を覚えさせる。

■一般的見解
部落社会での生活の不自由さや幽閉生活、そこに見られる人間の残忍な性質といった現代社会へのメッセージ性についての評価が高いみたいです。
有名な文学作品ということもあって様々な研究者によるレビューも多いですが、
なんというか・・・そういうレビューについては深読みのしすぎな感がありました。
作品を文学的に評価する際にはそいういうメッセージ性や社会影響について語る必要があるのでしょうし、
そういう読み方・考え方があるのはわかります。
が、「そういう観点以外からこの作品を語るのは間違っている」というような、
文学的批評を強要するレビューがあったのは気になりました。

最後に、「砂」に関する描写がやけにリアルで、読んでいて不快な「ザラつき」を覚えたとまで言わせるのは、
作者の文章力のなせるワザですね。

■総括
単純に読み物として面白く、特に難しく考えることなく一気に読み終えることができました。
あと、個人的には、女に関する描写がやけに艶めかしかったのが印象的でした。


本から砂が湧いてくる

タイトルのとおり,読んでいるうちに本が砂でざらついてくるような錯覚さえ覚える,脅威の描写力である。
氏の作品には個人的に気になる作品が多く概ね読んでいるが,それらの中でも最高の1冊といえよう。

主人公は,不条理な世の中で折り合いをつけながら生きる運命を背負わされた,すなわち"現代人"である。作品に出てくる砂の壁に囲まれた世界も,我々が日常を過ごしているこの世界も,大きく見れば大差ないのではないか。

このようなことまで感じてしまう。



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壁 (新潮文庫)

安部 公房 
壁 (新潮文庫)
定価:¥ 460
新品最安価格:¥ 460
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不条理作家の不可思議作品

不思議な世界。
カフカの変身と並び賞される。

出た頃の欄外への書き込みを記録します。
「世界の果て、壁ー>日常化ー>脱出=新しい世界の提案=新しい意生き方

安部公房は、不条理なことを、不可思議な表現をする作家なのだろうか。
壁は人の外部にあるのではなく、内部にあるのかもしれない。


人間の存在に対する根源的な意味を問い掛けた意欲作

芥川賞受賞作で作者の出世作。人間の実存性の危うさと人間を他から仕切るものの代表を「壁」に象徴させて描いた作品。「S.カルマ氏の犯罪」、「バベルの塔の狸」、「赤い繭」の三部から構成される。

「S.カルマ氏の犯罪」では、主人公はある朝起きて見たら、名前を失くしていたと言う設定。カフカ「変身」を思わせる出だしである。こうした設定にした場合、カフカのように日常の一コマとして淡々と綴るか、戯画化するしかないが、作者は後者を選んだ。名前を失った事で自らの存在が揺らぐ主人公の狼狽ぶり。この他、有機物(人間)と名刺や洋服等の無機物との闘争。主人公(視たものを胸に吸い取る)を裁く法廷での法学者、数学者、哲学者のナンセンスな論争。風刺だらけである。そして、主人公の胸の廣野には「壁」が生え、次第に成長していく...。「壁」は主人公自身であり、外界との隔絶感の象徴に思える。そして、その廣野の心象風景は廃墟化した都市とも砂漠とも読み手に映る。「バベルの塔の狸」では主人公は身体を失う。つまり、透明人間になる。身体によって生じる影を奪ったのは"とらぬ狸"である。主人公は"とらぬ狸"の指示のままバベルの塔の「壁」を付き抜け、塔内に入る...。この「壁」は現世と黄泉の国の境に思える。両作の主人公とも気が弱い。重要な物を失ったためか、それとも弱いから外界と隔絶してしまうのか。「赤い繭」は更に四つの小品からなる。上作と同様、身体を失くし、繭になってしまう男。世界中の人間が液状になる新ノアの方舟談。そして、作者を有名にした「魔法のチョーク」。ここでは、「壁」は主人公の心の投影である。そして、カニバリズム談。

初期の作品と言う事で生硬い印象もあるが、高度に抽象化された構成の中で人間の存在に対する根源的な意味を問い掛けた意欲作。


「世界の果ては私自身だ」という物語

安部公房さんの(壁)「第一部 S・カルマ氏の犯罪」を読んで、おれも一日考えてみました。

「地球」とか「宇宙」という名前があり、全部ひっくるめて「世界」という名前がありますが、
その内側には、これまたあらゆる名前のついたものが存在し、その実体、または概念が
存在しているということは、誰でもおおよそ認識できると思います。

ですが宇宙の境界(壁)の外側、向こう側には、どんな「世界」がある?のでしょうか。

これまで人間が認識したことのない世界、いわばまだ「名前の無い世界」。
ちゃんとした名前がまだ「無い」ということは、かつて誰も経験したことの「無い」世界、
もっと大袈裟に言うと、まったく概念に「無い」世界で、すなわち誰一人知ることができない世界です。
人間は名前(固有名詞)の「無い」世界で生きたためしがないのであって、「無い」とは喪失した、喪失している、ということ、つまりこの小説の主人公も、ある朝、名前が突然無くなって、自己喪失というか、
そんなめにあうわけです。

自分に名前が無くなったおかげで、砂漠になってしまった主人公の胸について、
哲学者やら法学者やら数学者が出てきて
破天荒な裁判(議論)が繰り広げられます。まさに人類の教師達の退屈しのぎが始まるのです(^^)
いくらみんなが思考を重ねても、人間の認識には限界があって、
主人公も犯罪者のように扱われて戸惑うばかりです。

「自己喪失」=「自己認識でき無い」=「無い」=「無」につながるのであれば、
我こそ認識できる範囲の行き止まり(限界)であって、世界の内側の境界、または世界の(壁)そのもの
という存在と化し「世界の果てとは、私(人間)自身ぢゃないのか」と、
意外な結論に導かれていくのでした、、、

とてもおもしろかった。でも自分なりの解釈が間違ってたらごめんなさい(^^)


わけわからん

芥川賞受賞作。短編が6つ収録されています。けど、これ難解なのね。自分は読んでもわけわからんかった。万年筆がしゃべるし(笑)
「S.カルマ氏の犯罪」は、朝起きると自分の名前が思い出せない。カフカの『変身』を思い出した。カルマ氏が病院に行って、自分の名前が思い出せず、次々と違う単語を言うくだりは爆笑。他にも言葉遊びをしているようなところがある。ちょっとしたギャグですな。これは。結末は、ジョジョ四部を思い出した。
「魔法のチョーク」は、チョークで書いたものが現実に現れる話。なんかウィングマンを思い出すな。ウィングマン読みたくなった。


安部公房の入門書です。

『壁ーS.カルマ氏の犯罪』は安部文学の入門書であり、芥川賞受賞作です。作品のテーマは「アイデンティティの意味とその喪失(モラトリアム)」で「名刺」とは「社会的な自己」(---としての自己)、「名刺を見ている僕」が「本来的・本質的な自己」です。これが理解できないと、その後の安部作品を理解するのは不可能です。詳しく知りたい方には「モラトリアム人間論の時代」(小此木啓吾)を推薦します。「日本の古本屋」というホームページにて古書として購入可能だと思います。
安部作品全体に共通ですが、レビューを見ると、誤読されている方が目立ちますが、比喩の意味を良く考えて読むか、参考文献を読んで研究する事をお勧めします。そうすれば、必ずや感動ものです。



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こころの声を聴く―河合隼雄対話集 (新潮文庫)

河合 隼雄 安部 公房 白洲 正子 山田 太一 谷川 俊太郎 
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小説好きには!

村上春樹、安部公房などの名前が載ってたので買ってみました。
10人の日本を代表する文人との対話集なんだけど、対話のレベルが高いのでただの雑談めいたインタビューとはわけが違います。河合先生は、本という物、読むという行為について一人一人対話されてるのですが、わかり易く心理学をひきだして話されてるので非常に読み易い。
村上春樹が普段語らない様な幼い頃の両親の記憶から小説家になるまでの経緯などを詳しく話してたりとか、その他にも勿論興味深く内容の濃い話ばかりで476円の割りにはかなり楽しめました。小説が好きな人なら、今まで以上に違う視点で読む事を楽しめるようになれる一冊です。
河合先生はやっぱり凄い!


読むと何だか気合いが入ります。

そうそうたるメンバーとの対談集。それぞれの分野で極めた大先輩ばかりですが、人生や仕事に対する真剣さ・真摯さが伝わってきて、気合いが入ってきます。よし、やるぞ!という気持ちが湧いてきます。くよくよしそうになる時に読んでいます。気分爽快になります。

さくさく読めます

読書歴が浅く、河合隼雄と安部公房が好きで買ったので、対話者の半分くらいは名前も知らない人達でしたが、それぞれの人達の個性がよく出ていて面白かったです。個人的に対話者の作品についてよりも雑談めいた箇所の方が楽しめました。
対話者が作家だけでなくて詩人、学者、医者などなかなかバラエティに富んでる内容かなと思いました。



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