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クチコミ情報
主人公が身を引いた理由は・・・。(ネタバレ注意)以下は、ネタバレ注意です。
失ったものの大きさに比べて、10年という年月は短すぎるのだろうか?それとも、目の前に現れた新しい彼女は、過去の想い出を断ち切れるほどの存在では無かったのだろうか?
おそらくは、その両方なのでしょう。
互いを補完しあえる存在であることがパートナーの理想だとすれば、事故でなくした元彼女こそが、男にとって最高のパートナーだったのだろうと、新しい彼女である主人公は気づいてしまうのですね。
それは、彼の行動の端々に表れていました。絶やさずに部屋に飾っている花を、花束で持ち帰ってきた彼を見た瞬間、それは決定的となったのです。
彼の視線は、未だ過去を向いており、自分は「元彼女」の代役でしかなかったことが・・・。
亡くなった人に勝てるはずがないのです。だからこそ、現実の世界なら、「私の方を向かせてみせる・・・」となるはずですが、そこで身を引いてしまう「せつなさ」こそが、この物語の核心でしょう。
3年後の再開では、「私のこと好きだった?」とのストレートな質問をしますが、曖昧な笑顔でしか返せなかった彼を見れば、自分の判断は正しかったのだと悟ったことでしょう。結局、二人は似たもの同士であり、補完し合う「めおと」にはなれなかったであろう事を。
主人公が、この後、キャリアウーマンの道を選ぶのか、新しい恋を見つけるのかは誰にも分かりませんが、水たまりを飛び越えたシーンは、ようやく新しい一歩を踏み出せたことを伺わせます。
なお、主役の田波さんですが、スタイルのいい人だなぁ・・・と思ったら、カリスマモデルさんでした。なるほどです。こんな素敵な人に、一途に想いを寄せられたら、たいていの男性は過去を忘れられると思います。
「いいよ」とか、「ないよ」って、短い言葉で答えるときの甘い声がとってもチャーミングですし、控え目な性格も、荒野に咲く一輪の花のようで、男なら放っておけないタイプなんですけどねぇ・・・。
そうそう、つくづく、親友のたえ子が男だったらなぁ・・・と思います。前向きであっけらかんとしているように見えて、親友が胸の奥に秘めた悩みに、さりげなく気づいているんですね。たえ子は・・・。
身近で起こりそうな設定がよい同じ会社に勤める男女の恋愛の成り行きという身近な設定のおかげで、すんなりと感情移入することが出来る映画に仕上がっていると思います。
倉沢役の西島秀俊さんの朴とつとしたしゃべり方は、過去を引きずった男の遠慮がちな優しさをうまく表現していて、さすがだなぁと感心してしまいました。一方、綾美役の田波涼子さんの演技からは、そんな倉沢に対して躊躇いながら接してゆこうとする感じがよく伝わってきました。
ラストも、日常的な題材を扱った映画によく調和した内容となっていて好感が持てました。全体的に軽く(良い意味で)流れるように物語が進み、後味も良い作品だと思います。
田波涼子さん映画デビュー作!地方部では放映されず、DVDの発売を待ちに待っていました。 主人公の水野綾美は友達から将来の事を聞かれても、笑顔で友達の 言葉を受け流して仕事一筋に生きていました。しかし内心は、結婚 を諦め仕事に生きるキャリアウーマンの道も考え始めていたのです。 そんな時、同じ会社に勤める倉沢をフリーマーケットで見かけ、そ れをきっかけに2人は徐々に近づいていきます。 しかし倉沢には悲しい思い出があったのでした… ファッションモデル田波涼子さんの映画デビュー作品です。 私は男性ですが、仕事と結婚で揺れ動く女性の心情を描いているこの 作品を見て20代後半の女性心理が、ほんの少しですが理解できた様に 思います。(本当は理解できていないのかもしれませんが・・・) でも女性の方はもちろん、男性の方にも是非見て欲しい作品です。
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