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クチコミ情報
河衛藤利恵の歌声は時には力強く、時にはゆるやかに流れる河のようだ。そこにあるだけでじっとその流れを見つめてしまいそうな、たくましさと落ち着きがある。
「sometime something」ではロックのような歌唱。ちょっとした破壊衝動を感じる。「時代を聴いている」「faraway」は曲調はポップなのだが、この人はこういう曲を歌う時、いわゆるノリ一辺倒の歌唱をせず、どこかポップ的ではないしたたかな歌を聴かせる。
「月の香り」はミステリアスな一曲(いかにもな上田知華メロディーです)。楽曲の雰囲気に、彼女のアルトの歌声がよく合っている。
「for me」は非常に好きな曲だ。見渡す限りの黄金色の穂の大地にひとり立ち、大きく呼吸しているような、少しばかりの郷愁を孕んだ自由のイメージ。このアルバムの中で、最も彼女の歌心を感じられるのがこの曲だろう。彼女の持つ優しさと、人生に対する確固たる意識がひしひしと伝わってくる。〈Be there for me〉――私は私のために在る、と歌う彼女には、自立に向かおうとする女性の、凛とした姿を感じる。
「My Dear Hometown」は衛藤本人の作詞作曲。初めて聴いた時、インスピレーションでキャロル・キングを思い出してしまった。曲の感じがどことなく似ているのだ。とてもナチュラルな気持ちで歌っているのがわかる。至極控えめな演奏もいい。
そして、最も素晴らしいと感じるのが「Time's River」だ。シングルカットしてもよかったのではないか、と思わせるほどの名曲である。一曲目にクレジットされているが、いきなりこの曲で打ちのめされてしまった。人生を河に例えた詞、鳥が空に舞い上がっていくようなメロディー、壮大なスケール。こうした楽曲の良さに、衛藤の、河を思わせる歌声…。彼女の声で〈あなたを愛したことが 私の中の夜明けだと思う〉と歌われたら、涙しないわけがない。リスナーとして至福である。
歌うという行為はどんな時も、能動的であってはならない、本当にその人が「歌いたい」と欲して成される、自発的なものでなければならない。衛藤利恵の歌はそれを教えてくれる。
邦楽で☆5、しかもデビュー盤で。これは驚異的。遅まきながら94年の彼女のデビュー盤を本日聴いた。 当時NTV「静かなるドン」挿入歌として発表されたTr.3 個人的にはTr.2がCMにも使われて一番好き。どうでもいいやという感じでPlayボタンを押すも 結局最後まで一気に聞いてしまった。これは本当にすごいこと。 全体の統一感もさることながら プロデューサーはじめブレインがかなり丁寧に 彼女を扱い製作された印象を受ける。だから11年の時を経ても まったく遜色なく現代のCDとして聞けてしまった。 雰囲気も作為的な感じがなく好印象。 現在ではTVT系のShowbizのVJとして活躍中。 何はなくとも彼女の声がすき。美人だし。 ぜひどうぞ。
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