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クチコミ情報
建築を哲学する 伊藤哲夫・水田一征 編・訳「哲学者の語る建築」は、ハイデガーを筆頭に、現代を代表する4人の哲学者が「建築」について語った講演論文を翻訳・紹介したものであり、「住まうことの根源を心の命題として問う建築論」。
建築に携わる者としては、「建築」を表す動詞としてすぐに「建てる」が思い浮かぶが、よく考えるとむしろ、「住まう」「考える(哲学する)」という動詞の方が一般的のようにも思う。本書はその中でも、考えるプロである4人の哲学者による「建築」が語られている。
以下にその内容を簡単に紹介。
マルティン・ハイデガー(1889-1976/ドイツ)
タイトル:「詩人のように人間は住まう」
1951年10月6日に行われた講演。
同年8月5日には、ドイツ、ダルムシュタットで開催されたドイツ建築家協会の大会において、「建てる 住まう 考える」と題する講演を行っている。
一言:詩を詠うということは、住まうことの本質をつくる。
ホセ・オルテガ・イ・ガゼット(1883-1955/スペイン)
タイトル:「技術の彼岸にある人間の神話」
1951年8月5日、ドイツ、ダルムシュタットで開催されたドイツ建築家協会の大会(テーマは「人間と空間」)において、建築家たちを前に講演したもの。
一言:人間は技術者であり、新しい世界を創造することが重要である。
オットー・ペゲラー(1928-/ドイツ)
タイトル:「建築と美しさ」
1966年6月29日にハイデルベルク大学で講演したもの。
一言:建築はそれ自身が美しいだけでなく、他のものをも美しく輝かせる。
テオドール・W・アドルノ(1903-1969/ドイツ)
タイトル:「今日の機能主義」
1965年10月にドイツ、ベルリンで開催されたドイツ工作連盟大会において、建築家たちを前に講演したもの。
一言:一国の文化の程度は、便所の落書きの程度によって推し量ることができる。
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