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小国英雄

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赤ひげ [DVD]

赤ひげ [DVD]
定価:¥ 6,300
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商品の紹介
   江戸時代末期、エリート青年医師・保本登(加山雄三)は心ならずも貧民たちの施設・小石川療養所に配属される。しかし、そこで出会った「赤ひげ」の異名をとるベテラン医師・新出去定(三船敏郎)に感化され、真の人間愛にめざめていく。
   山本周五郎の名作を黒澤明監督が2年の歳月をかけて映画化した超大作で、黒澤ヒューマニズム映画の頂点ともいえる名作。貧困にあえぐ人々のさまざまなエピソードから、逆に人間の尊厳が醸し出され、強い希望をもって生き続けていくことの大切さなどが、パワフルな説得力を伴って描かれていく。三船敏郎は本作でヴェネツィア国際映画祭主演男優賞を獲得したが、同時にこれが黒澤映画最後の出演作となる。それはまた、黒澤映画の転換をも促すことにもつながっていった。(的田也寸志)


クチコミ情報

白黒映画の大傑作

何度観ても新しい感動に包まれます。三船敏郎御大の素晴らしさはもちろん、特に素晴らしいのは杉村春子の小憎らしいまでの演技力です。あーら、先生、というセリフ回しの見事さは必見です。また、若々しい加山雄三の溌剌とした爽やかな演技。黒澤監督との共演で一生役者として生きていく決意をしたくらい気合いは入っているが、いい意味で肩の力がぬけ素晴らしい。山崎努、東野英二郎、渡辺篤、左卜全、脇役も豪華で飽きさせません。3時間あっという間に終わります。1965年いまから44年前の見事な黒澤作品の一つです。

生きる意味を考えさせられる素晴らしい映画です


この映画を前回見たのは子供の頃で、いい映画だったということぐらいしか覚えていなかったが、改めて見て素晴らしい映画だと感動した。

主人公の赤ひげ(三船敏郎)は、貧しい人のために養生所を経営する医者だが、長崎で西洋医療を学んだばかりの青年医師の保本(加山雄三)が着任するところから物語りは始まる。幕府のお抱え医師として出世を目指す保本は、当初貧民を相手にする養生所に送り込まれたことに納得できず、赤ひげに反発して不貞寝ばかりしているが、養生所にやってくる貧民の生き様と死に様を真のあたりにするにつれて、医師としてどのように生きるかを考え始める。

以上がざっとした粗筋だが、一見強面で無骨なのに、実は優しくて人間に対する愛情に溢れる、医師の赤ひげを演じる三船敏郎が素晴らしい。医者としての腕は一級で、保本が学んできた西洋医学を学ぶ向上心も見上げたものだが、何と言っても人間の心に対する観察眼が一級だ。小さい頃から苛められて人間不信になっている12歳の少女に何度もはねつけられても辛抱強く薬を飲ませるシーンには優しさが溢れている。その後もこの少女の回復具合を的確に見立てることができるのは、傷ついた人間の心を深く理解できているからこそだと思う。

また、赤ひげに当初は反発しながらも次第に尊敬を深める青年医師の保本もいい。貧しい人々の死を看取る中で医師として人間として次第に成長していく様を加山雄三がすがすがしく演じている。

3時間以上に大作であるが、患者一人ひとりのエピソードもしっかり描かれており、全く無駄のない納得できる長さである。何度でも見直す価値のある素晴らしい作品だと思う。


自分を不幸だと思っている人にお勧めです

自分を不幸だと思っている人、いっぱいいるんじゃないかな?私もそうです。でもこの映画を観ると頑張んなきゃいけないって思えます。一本の映画で一体何回泣いたことか。こんなに泣いた映画がありません。最初FTVのリメイク版を観て大泣きしたんですが、本作と比べると絵が綺麗過ぎます。それにやっぱり三船さんの方が”赤ひげ”って感じですよね。
(でもFTV版の方がいいところもありますから・・・結局作品がいいんですね!)
羅生門、生きる、そして本作が私のお気に入り黒澤作品です。


心とは、病とは、そして仕事とは何か?編み込まれた巧妙な脚本に心打たれる

武家での出世を目指しながらも心に傷を持つ若い医師・保本が、赤ひげの養生所にやってくる。そこは武士の住む世界とはかけ離れた、貧しい庶民のための診療所だ。最初は憤りを感じながらも、患者や赤ひげから多くを学び自分の未熟さに気づき、ついには最も大切な何かを得る。

3時間を超える大作も、まったく長さを感じなかった。保本は短い間に怪我を負い、熱病にうなされ、心に傷を負ったままで医師としての挫折を味わう。患者の立場で自身の仕事を見つめ、自身の苦痛が庶民の悩みの縮図であることに気づいていく脚本が意図的に仕組まれたものであることは、赤ひげの台詞に随所に現れている。つまり、本作品の脚本はきわめて複雑な展開を巧妙に編み込まれているのだ。漫然と観ていると、人間模様を綴った患者のエピソードをオムニバスのように連ねているだけと思う方もいるようだがそれは大間違いで、よく見ていると、それぞれのエピソードは他のエピソードに昇華される伏線が張ってあり、さらにそれらはすべて主人公の保本に収束していくことに気づく。また、政府の無策を赤ひげが罪を負うことで緩衝する姿勢などは、相対的な悪とは何かという問いかけに感じるし、死の直前まで仕事に執着する患者たちの意図は、ひとは何のために仕事をするのかといった問いを保本に投げかけるように、すべてが時代を超えた社会への問いかけとなっている。つまりこれは医師の倫理のみを問う作品ではない。これほど複雑に多くのメッセージを織り込まれた作品は他に記憶がない。火傷のようにただれた心の少女から、人として大切なものを学ぶことで、保本自身への治療は完結する。同時に、保本と心を同化させられている観客は、自身のこととして強く心を打たれるのだ。

つきない感動に加え、すがすがしいラストも黒澤作品らしい。今は亡き共演陣は後の日本映画で主役を張る名優ばかりだ。これまでにみた500本以上の中でも最も好きな作品で、星5つ以外の評価は考えられない黒澤映画の集大成だと確信する。


黒澤明の最高傑作

山本周五郎の原作の新出去定(赤ひげ)のイメージが、
三船敏郎そのままなのです。彼は役に応じてイメージが変るので、
やはり凄い俳優なんだなと改めて実感させられました。
黒澤,三船最後の作品。監督自身集大成と言っているように、
ヒューマニズムの中にもちょっとしたユーモアもあり、
見ているうちにどんどん引き込まれるように三時間と言う尺はどんどん過ぎていきました。
原作に出てきた「おとよ」と「長坊」の話を劇場版では巧みに組み合わせた新たな物語のくだりは涙を禁じえません。
派手な演出はなく、黒白画面の中で静かに、下層社会に生きていた人々の生活を、描いているのですが、
見終わった後に晴れ晴れとした気分になる映画です。
1965年当時、モノクロ映画は数少なく、この後の黒澤作品もカラーになってしまいます。
ダイナミックな、黒澤&三船作品の最後に相応しい幕引きの映画です。



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悪い奴ほどよく眠る [DVD]

悪い奴ほどよく眠る [DVD]
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商品の紹介
   土地開発公団副総裁・岩淵(森雅之)の娘・佳子(香川京子)と秘書の西(三船敏郎)との結婚披露宴の席で、公団課長補佐が警察に連行され、そこから公団と建設会社との不正が明るみになろうとするが、その証人たちは次々と命を断たれてしまう。そんな折り、西はあるひとつの計画を実行に移そうとしていた…。
   黒澤明監督が自分のプロダクションを設立し、その第1作として選んだ社会派サスペンス映画。収賄事件に個人の復讐劇を織り混ぜたエンタテインメント仕立てで描きながら、タイトルどおりに「悪い奴ほどよく眠る」現代社会はまさに人間の欲望がうごめくジャングルであると、世の不正を痛烈に糾弾。佐藤勝の音楽もそれを受けてブードゥ教の音楽をベースにバーバリズム感を巧みに醸し出している。(的田也寸志)


クチコミ情報

現実もこうしたものなのだろう。看過できない。

現代にも通じる政官界と業者の癒着や汚職を題材とした映画だ。

見ていて腹がたってきた。

権力に近づくための媚びへつらい。秘密の保持には殺人も何食わぬ顔。

テレビ放映でちょくちょく取り上げてよい作品である。

現実世界では、報道・警察・検察の仕事にたずさわる方々に、大いに正義を発揮してほしいと願わざる得ないと、見終わって思った。


汚職や腐敗を扱った映画としては、ストレートすぎるきらいもあるが、脚本の巧さと演出力で一気に見せる

 この映画に★5個の評価を与えるかどうかは悩むところである。これほどストレートに役人の汚職や役人を描くのは単純すぎるのではないだろうか、あるいは香川京子への三船の愛情は描かない方が(あるいは逆にもっとドラマの主軸の展開に絡ませても)よかったのではないだろうか、最後の場面で巨悪が姿を見せずに終わってしまうのは消化不良ではないだろうか、といった疑問の数々が常に頭をよぎるのも事実である。しかし、それでも何回も繰り返し見てしまう脚本の上手さと演出のダイナミズムに圧倒される。コッポラがこの映画が大のお気に入りというのも頷ける。一般的には黒澤明の失敗作(それでも普通の監督にはとてもこのレベルの映画は作れない)と評されることが多いが、生き物の記録」といい、この「悪い奴ほどよく眠る」といい何かに憑かれたような黒澤の演出力には脱帽する他ない。


あの電話は誰からかかって来たのか?

 私の知人で、政界に詳しい人が、私に、こんな事を言った。−−「政界って、本当に人が死ぬからね。『悪い奴ほどよく眠る』みたいな事が本当に有るからね。」−−恐ろしい話である。逆に言へば、この人のこの言葉の中に引き合いとして名が挙がる所が、この映画(『悪い奴ほどよく眠る』)の凄さであろう。
 オーソン・ウェルズは、或る日本人に、「黒澤明には、ハムレットの映画が有っただろう。」と言った事が有ると言ふ。この映画を指して居る事は間違いの無い事と思はれるが、興味深い見方である。又、ジャーナリストの江川紹子さんは、以前、自身のHPで、この映画(『悪い奴ほどよく眠る』)の結末で、主人公の新妻が、主人公の居場所を敵に教えてしまふ展開が、プッチーニのオペラ『トスカ』に似て居る事を指摘して居たが、これも、興味深い指摘である。オーソン・ウェルズも、江川さんも、興味深い事に気が付いて居る。
 ところで、最後のあの電話は、誰からかかって来たのだろうか?

(西岡昌紀・内科医)


いつの日のどの世界でも悪い奴こそ、よく眠る

善と悪、どのそしていつの時代の社会にもある、悪い=巧みな奴。癒着、共謀、自己保全、策略、得意な奴はいつの日にもいるものだ。政治にしてもローマ時代からすでに腐敗との共存共栄関係だった。悪い奴は時代が変わろうが、結局なくなりはしないのだし、いつも善と悪は隣り合わせにあるものなのだろう。しかし、本作品の結末は悲しいすぎるものだ。これが宿命なのか。黒沢の世界観とはこれなのか。それとも、善とは追い求めることであり、いつもほんの少しの距離で手の届かないものなのだろうか。または、それに向けて手を伸ばそうとする営みが、善そのものなのだろうか。明らかなのは、悪があるから善があり、善があるから悪があることではないか。
この映画の素晴らしいのは、エッジが立ちすぎるほどの登場人物の”立ち方”や、突き刺さるようなストーリー、迫真の描写と息を飲む展開であろう。画像の質やら映画自体が古いことなど、全く評価の圏外になってしまう。すぐれたコンテンツは画像の質ではない事の証明だ。まさに時代を超えて視聴されるべき映画で、ハリウッドの本場、アメリカでは評価が抜群に高いのであるが、日本ではなぜか過小評価にとどまっている。残念だが、宣伝広告の有無が日本の消費者の評価に影響を与えているのは、疑いがないだろう。広告に踊らされず、本当の価値のある作品を評価する風潮が高まり、本物の作品ほどよく眠る、ことがないことを願いたいものだ。


巨大すぎる悪

この映画には悪という存在がとても忠実に表現されています。巨大な企業のトップに君臨する男は、まるでそれがひとつの仕事かの様に、自分にとって不利な者たちを次から次へと死に追い詰める。しかもそれを自分の部下にやらせ遠回しにプレッシャーをかけて、確実に実行させる。この映画を見るとまるで善良な人間は上へはいけないのかと、錯覚してしまいます。「悪い事をして夜眠れなくなるのは、まだ半端な悪だからだよ」と悪を悪と認識しなくなった時、人はぐっすり眠っていくのでしょうか


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椿三十郎 [DVD]

椿三十郎 [DVD]
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商品の紹介
 『用心棒』大ヒットの翌年に製作された続編的要素をもつ作品。お家乗っ取りに暗躍する悪家老一味と、血気盛んな若侍たちの確執に、(今回は椿と姓を名乗る)三十郎(三船敏郎)が巻き込まれていく。
   原作は山本周五郎で、黒澤明監督も今回は肩の力を抜いて、ホノボノとした明朗感を大切にしながら演出。しかしその中で、正義の城代家老の妻(入江たか子)に「あなた(=三十郎)は抜き身の刀のよう。でも本当にいい刀は鞘に収まっている」とサラリと言わしめ、力をコントロールすることの大切さをさりげなく説いているあたりもうまい。クライマックス、敵方の室戸半兵衛(仲代達矢)との一瞬の居合対決は、今でも語り草となる凄絶なシーン。当時、三船の殺陣は、もはやフィルムのコマに刀が映っていないほどすばやいものだったと言われている。(的田也寸志)


クチコミ情報

黒澤明、日本映画の評価は、これを見た後でするべし

 個人的には、黒澤明の最高傑作だと思っている。勿論、「七人の侍」「隠し砦の三悪人」「用心棒」より上だと見る。
 黒澤明の作品は多少饒舌な部分があり、あと十分か二十分カットすればもっと傑作になるのに……という気がするものだが、本作に関しては、一切カット不要……というか、下手にカットすると意味が分からなくなる、と言うくらいにまで脚本が削いである。
 三船敏郎の剣捌き、本来は主役になるはずだった小林桂樹の名演、息をもつかせぬストーリー、見始めに気になる白黒シネマスコープなどその内気にならなくなる面白さ。
 娯楽とは、映画とは、巨匠の渾身の解答と言えよう。
 これを見てリバイバルを見ると笑えるぞぅ(自分は笑おうと思って見たけど)。


本編は最高 でも・・・

ほんとにそうですね。 高くて特典も少ない。

本編は最高な物ばかりなのに。

パッケージのセンスもおじさんチック

米国クライテリオン盤なんかのセンスを見習えないのかな?

紙ジャケとか・・・どおいう人が担当なんだろう?

若い人に任せた方がいいのでは? 

いいデザインの方が売上もUPすると思うんだけど。


面白い!!

開始5分で「これは面白い展開になってきた!」と思わせるのは流石。次々と起こるピンチを策略で切り抜ける展開に一気に引き込まれました。ストーリーも単純明快、無駄と思えるシーンもなくサクサク進んでいくので大変見やすかったです。黒澤作品・白黒映画を倦厭している人にお勧めしたい一作。演技がいかにも芝居じみてリアリティに欠けるのですが、その分娯楽面に徹しているので気になりませんでした。

冒頭で若侍達の「こうなったら死ぬも生きるも我々9人!」という台詞に対し「10人だ!てめぇらのやる事は危なくて見ちゃいられねぇ!」と椿三十郎が味方になるシーンは最高にかっこいい。椿三十郎が去った後、さりげなく若侍達の突っ込み役を担ってくれる押入れの侍もいい。椿屋敷が舞台なのでカラーだったらさぞ綺麗だろうと思いつつ、ストーリーの鍵となる椿がいかにも作り物っぽいので白黒で良かったかも。椿が川を流れるシーンは、それまでの殺伐とした空気を変えてくれるような美しさでした。そしてラストシーンの緊張感が凄い!長い「間」の中で、緊張のあまり息ができませんでした。何度見返しても面白い作品です。


続々登場する素晴らし作品!映像特典をたくさんつけて欲しい…

前作「用心棒」に続く超傑作時代劇。

スタッフ、キャスト共に完璧であり世界最高峰の娯楽作といえる。
昨今「○猿」などの映画が公開された際に、「邦画も洋画に近づいてきた…」などとのコメントがあったが、昔の邦画は洋画よりも遙かに優れた作品が多い。著名なハリウッド監督が勉強の為に黒沢監督のスタジオを訪れたほどだ。

今では当たり前となっている、刀で斬る時の効果音は黒沢監督が世界で初めて採用したもので当時の観客には非常に驚きであったし、最後の流血シーンは俳優達も仕掛けを知らされていなかったので、周りで見ている加山雄三達は「事故が起こって本当に斬られてしまった!」と思ったそうで、仲代氏はショックのあまりに本当に倒れたそうな…。

本作には面白いエピソードがたくさんあり、当時のスタッフやキャストでまだ元気な方もいらっしゃるのでそうした人々のコメントなど入れ、2〜3枚組などにして洋画にあるようなアルティメット版!!なんて作れないものだろうか?

いや是非、作って欲しい。洋画に比べて邦画DVDの映像特典の貧しさ、売る側のやる気のなさを感じる。



日本に生まれてよかった!?

こんなにおもしろい映画を母国語で楽しむことができるのは、良いのか悪いのか。
『椿三十郎』がメルクマールになると…この映画が映画の面白さの判断基準になるとほとんどの映画は、これ以下です。

活劇としてのおもしろさだけではありません。
椿三十郎がいったい誰でどこからきてどこへゆくのか、一つも説明がないのです。現代的ですよね。

椿三十郎の出のシーン、いうなれば自己紹介の場面ですが、
名前を聞かれた椿が、
「そうさなぁー……(ちらっと庭に植えてある椿をみて)椿…三十郎。もうすぐ、四十郎だがな。あっはっはっはっ」

このワンシーンで、豪放磊落な外見とは裏腹に、椿には本名を明かすことができない過去が、あること。四十手前であること。茶目っ気があること。しょーもない親父ギャグをいうこと。等が腑に落ちる、カメラ・脚本です。
椿の散る様子から、頭と胴体が切り離されるイメージも生まれるかも知れません。
そもそも、名前を聞かれて「そうさなぁー」というのが尋常じゃない。

もちろん、おもしろい映画なので見る人によって、ちがう切り口が生まれるでしょう。
たとえば、状況に流される人たちと自分を貫く人を対比させた群像劇という点からみれば、『仁義なき戦い』が本作の後継だと感じます。

黒澤明は、よくパクられます。監督としての勲章です。
僕的には、興行的に成功しなかった作品たちのリメイクをしてほしいかな…と。
『どですかでん』とかね。



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蜘蛛巣城 [DVD]

蜘蛛巣城 [DVD]
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商品の紹介
   時は戦国時代、武将・鷲津武時(三船敏郎)は、妻・浅茅(山田五十鈴)にそそのかされて主君を殺害し、その城主となるが、朝茅は次は親友の三木義明(千秋実)を殺害するよう強要する…。
   黒澤明監督が敬愛するシェークスピアの『マクベス』を戦国時代に翻案して描いた、幻想と恐怖に彩られた人間の業を露にする戦国絵巻。武時に謎の予言を伝える老婆(浪花千栄子)の不気味な幽玄性や、「森が動く」という台詞どおりに本当に森が動いたとばかりに驚嘆させる映像技術の素晴らしさ、そしてクライマックスでは、主人公に本当に無数の矢を射かけていくという、ダイナミズムを通り超えた恐怖の演出をも堪能できる。能を効果的に用いた佐藤勝の音楽も秀逸で、彼は本作から黒澤娯楽映画絶頂期の音楽をことごとく担当し続けることになった。(的田也寸志)


クチコミ情報

う〜〜ん

ストーリーがあまり納得できませんでした。
大殿を殺そうとした、奥方こそ物の怪では?


すばらしい。

映画というものは、アクションの凄さとか、映像技術のすばらしさ、とかそんなものでは評価ができないことが、本映画をみることではっきりわかります。段落が変わるときには、ただたんに、パワーポイントのスライドのように、横から、あたらしい場面が入ってくるのですが、こういった手法は、古くてもぜんぜん気になりません。
題材がシェークスピアだけあって、面白いのは当然なのですが、やはり三船が光っています。
映画史に残る傑作であると断言できます。
若い人でまだ見ていない人があれば、ぜひどうぞ。


一番好きな作品です。

黒澤明監督の作品はすべて持っています。その中でも一番好きな作品です。二番は、虎の尾、三番、用心棒あと、赤ひげ、生きもの、酔いどれ天使、乱、と続きます。ビデオ、LD、DVD、ブルーレイと視聴環境は良くなっているにもかかわらず、ソフトの値段が如何せんまだ高いのが現状です。私はマスターワークス3巻計約13万その他は単品で揃えましたのでそこそこ高い買い物でしたがいつでも好きな時に観れるので、無理をして購入しましたが、考えますと作品自体もう40年50年前のものです。内容が古いというのではなく、せめて普及版でお求め易い価格なら1500円が妥当なところでしょう。定価3990円なら半年前の洋画の新作の値段だと思いますが如何でしょう。アメリカと比較するのは良くないですが、新作でも10ドル位で買えます。まあ、世界規模ですから安くできると云えなくもないですが。名作を安価な価格で沢山売る事がメーカーの務めだと思いますが。一考お願い致します。

西洋的人間観と日本的様式美が融合した戦国時代絵巻

原作は、ご存じシェークスピアの「マクベス」。
シェークスピアの「マクベス」や「乱」のもとになった「リア王」は日本人からみると情が感じられない。
でも、その分、人間の持つ本質を鋭く突いています。
この作品のテーマは、人間の業(ごう)。
ヨーロッパでは、人間はどうしようもない存在、と考えてるんでしょう。
だから、あの「羅生門」もヨーロッパで評価が高いのでしょうね。

勧進帳をもとにした「虎の尾を踏む男達」と観比べると面白いと思います。


黒澤映画の中でも屈指の傑作・音の使い方の巧みさ・山田五十鈴の演技の凄さ

言わずと知れた、シェイクスピアのマクベスを見事に日本の下克上の時代に翻案した、黒澤明監督映画の中では私にとって五指に入る傑作中の傑作。シェイクスピア劇の映画化では「乱」(リア王)を凌ぐし、武将が主人公の映画では「影武者」より確実に上だ。ストーリーが面白いのは当然として、どの画面も隅々まで計算つくされた構成、霧や森の中の雨等を見事に捉えた撮影、物の怪の予言に呪縛された三船敏郎・山田五十鈴の夫婦が城主の座の簒奪を決意する夫婦だけの場面での心理劇の組み立て、何れも非の打ち所がないが出来栄えた。三船敏郎の演技にはいつものことながら魅了されるが、ここでは映画史上に残る、ラストのシーンの迫力を指摘しておく。半端な数ではない矢が次々に三船の身体すれすれに飛んできて板壁に突き刺さる。この仕掛けには脱帽だ。

そして、本作では画だけでなく、音の使い方の巧みさにも注目すべきだ。山田五十鈴が室内を歩く時の衣擦れの音、鳥の声、木を切る音等が緊張感をもたらす。さらに、他のレビュアーの方が指摘しているように、山田五十鈴の静かな所作は本作で見落とすことが出来ないポイントだ。三船敏郎演ずる主人公を悪事に誘う魔性がその所作に滲み出ていて圧倒される。その山田五十鈴が幻の血におびえ錯乱する場面の鬼気迫る演技。山田五十鈴なしでは本作がここまで完成度の高いものにはならなかったかただろう。それくらい本作での彼女の果す役割は大きい。



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生きものの記録 [Blu-ray]

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銭形平次捕物控 死美人風呂 [DVD]

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宇宙人東京に現わる [DVD]

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宇宙人東京に現わる [DVD]
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商品の紹介
   岡本太郎がデザインした宇宙人・パイラ人の、その奇抜なフォルムで知られる特撮映画だが、宇宙人が大規模災害を警告しに地球に到来するという、たいそう真面目なメッセージ性を内包した作品である。
   世界各地に飛来したUFO。東京にもヒトデ型の宇宙人・パイラ人が姿を見せる。侵略者と思われたパイラ人だが、彼らの目的は、死の惑星“R”の地球接近によるカタストロフを警告することであった。なかなか自分たちを受け入れない地球人のために、パイラ人は日本人の美人ダンサーへと姿を変え、地球最後の日到来への警鐘を鳴らす。
   パイラ人同士の会話が字幕で処理されており、その美醜感覚の相異について議論を交わすあたりの描写はユニーク。また的場徹による都市崩壊特撮映像も迫力がある。この作品を珍品と揶揄するのはたやすいが、その真摯なメッセージ性と作り手の誠実な作品作りへの姿勢を、まずは受け止めてもらいたいものである。(斉藤守彦)


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激辛シュンちゃんカレー氏のレヴューについて

激辛シュンちゃんカレー氏の評が素敵だったので、補記(?)します。
私が観た感想では彼の評はこの作品の大事な事を全て語っていると思います。
私は当時、大映撮影所のあるの街で、小学生の頃この作品を観て『銀子』がテニスで異常に高く跳ぶ場面を強烈に覚えていたもので、懐かしくなりこのDVDを50年程経って最近観た訳けですが、1956年制作とは思えない程、示唆に富んだシナリオに更めて唸りました。特撮の円谷氏不在時の的場氏の映像にも優しい感性を感じました。中島源太郎氏原案とあったにも関わらず、中島飛行機を思いつかなかったのも不覚でしたが、中島飛行機は日本敗戦直前の二層特攻機迄、まさに日本の戦前の航空機の中枢だった訳けですから、想いは重いんでしょう。
本作品も懐かしさを超えて非常に興味あるものですが、上記レビュアーの卓見に敬意を評して参加しました。


パイラ人が可愛い映画

世界が認める大天才岡本太郎画伯デザインのヒトデ型宇宙人、
パイラ人が拝めるSF映画です。
兎に角パイラ人は可愛いです。
バックベアード様なんかの一つ目キャラ好きには堪らないものがあります。
映画は反核のメッセージや行き過ぎた科学は人類の首を絞めるのだという
ことを訴えていますが、
やはり私はこの映画に出てくるパイラ人の不思議な魅力に惹かれるのです。
ヒトデ型のボディの真ん中にでっかい一つ目がくっついた
シンプルだけど星とか宇宙とかそんな壮大なスケールを感じさせる
岡本太郎センス大爆発のパイラ人。
はるばる宇宙の彼方から、反核を訴えにきた、心優しきパイラ人。
国産SF映画の総天然色作品の第一作目の冠と共に今後も語り継がれていくことでしょう。


太陽の塔の背中に廻ると...、あッ、パイラ人や...!

 本作「宇宙人東京に現わる」は、わが国初のカラーSF映画です(昭和31年1月29日公開)。原水爆の平和利用を訴えるため、遥か宇宙の星から飛来したパイラ人。彼らの一人が美女に変身して、唯一の被爆国である日本の科学者だけに、地球最後の日が迫っていることを教えてくれる...。
 本作は核兵器を忌み嫌う日本人もパイラ人も、結局はその破壊力に頼らざるを得ないという、矛盾とも皮肉とも取れる内容や、芸術家岡本太郎氏によるパイラ人のデザインなど、特撮映画ファンにとっても好き嫌いが分かれる作品のようです。
 原案の中島源太郎氏は、戦時中、戦闘機「隼」や「疾風」などを生産していた中島飛行機社長、中島知久平氏の長男で、映画プロデューサーだけでなく、政治家としても文部大臣まで務められた方です(故人)。氏が少年時代に身近で体験した現実、父親の会社の戦闘機を問題にしない高性能で、日本の都市を焼き払うB29の大編隊と、B29が投下した原爆による悲劇、その圧倒的な科学力、技術力、破壊力。そして本作からは、人間の英知や発明は、戦争や金儲けのためではなく、防空壕(劇中では天文台の地下室)で怯える子供たちや、平和を愛する全ての人々のために使われるべきだという、優しくて切実な願いが伝わってきます。撮影時は戦後10年しか経っておらず、防空頭巾やモンペなどの戦時用品も印象的に感じました。
 的場透特技監督による特撮は、明らかにライバル(当時)の円谷特撮を強く意識した、妥協や手抜き無しの素晴らしさで、余程のファンでも注意して観てないと、特撮だと気付かないシーンもあります。パイラ人出現時の効果音は、後の「ガメラ回転飛行音」でしょうか。
 本DVDの画質は、本作の制作年度を考えると上質ですが、経年変化で明るさと色調が不安定です。店屋の赤提灯や役者の衣装などは、退色も少なく上品に発色していて、当時の下町風情が味わえます(片面一層/24F収録)。


ネタバレ注意

ヒトデ型宇宙人は地球をも破壊してしまう、ウリウムとやらの方程式を発見した地球の科学者には
廃棄するように迫りながら、最後はこの爆弾で地球が救われるというのはどう考えてもヘンだろう。
製作年度を考えると仕方が無いのかもしれないが、映画の内容よりもカラーで映る当時の東京の
映像のほうが興味深い。ディープな特撮マニア以外にはレンタルで十分です。でも私は買いました。



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道場破り [DVD]

山本周五郎 小国英雄 
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人情ものの秀作

山本周五郎の「雨あがる」を原作に、人情時代劇として製作された秀作。
若き日の岩下志麻、倍賞千恵子が美しい。
宮口清二、左卜全などの脇役もなつかしい。
フィルムはモノクロームで古いが、画質はまあまあである。
賭け試合のからみでは、小泉監督の「雨あがる」より説得力がある。



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煙突の見える場所 [DVD]

椎名麟三 小国英雄 
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〜人生はお化け煙突〜

同じ物事も、視点が違えば、全く違った物に見える。

このテーマを様々な被写体に託し、全編に塗り込めた、漆塗りのような映画。
けっして雄弁にテーマを語るわけではないのに、見終わった後には素直にテーマが心に残っている。
「一見関係のない物を連続して映すことで、それぞれの印象の連結を操作、新たな意味を持つしーんとする。」
これをモンタージュ手法とすれば、この映画はまさにモンタージュ手法の積層だが、小難しい言葉で理解するより、「良くできた隠喩の集まり」などとした方がふさわしい気がする。

話の展開としては結構悲惨で、物語のどの段階からでも単なる悲劇につなげることが出来そうだが、見ていて笑いがあふれ、ほっとする瞬間が多いのは、小津監督のサイレント「生まれてきては見たけれど」に近い感触。

男と女の人生での役割、という視点で見ても、一貫性があり興味深い考察が得られる。

曰く、男は理屈で人生を整理しようとして身動きが取れなくなり、女は感情で回りを散らかしながら、それでも前進していく。

二つの性が、ぴったりと重なるものではなくとも、お互いに掛け替えのない物として機能している姿が、ラストシーン。

一本の煙突なのだろうと、納得した。



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荒野の七人 アルティメット・エディション [DVD]

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一大娯楽巨編

西部劇を娯楽として見るならば「荒野の七人」以上の作品はないのではないだろうか。もちろんベースに「七人の侍」があるのだから、つまらないはずがない。当時、飛ぶ鳥を落とすほどの人気を博していたユル・ブリナーが「七人の侍」のリメーク権を買い取って痛快西部劇に仕立て上げたのはあまりにも有名な話。また、それまで主にテレビを中心に活躍していたスティーブ・マックイーン、チャールズ・ブロンソン、ジェームス・コバーン、ロバート・ボーンをスターダムに押し上げたのも、この映画である。エルマー・バーンスティンによるテーマ音楽は恐らく聞いたことのない人間はいないのではないか。穴のない映画ではないが、娯楽映画として見るならば許容できる範囲だろう。映画史上屈指の名作「七人の侍」と比べれば見劣りがするかもしれないが、あれはあれ、これはこれとして見るべきなのだろう。

超豪華俳優陣、夢の共演

言わずと知れた、黒沢映画最高傑作「七人の侍」のハリウッドリメイク版です。内容もさることながら、出演の俳優陣がすごい!!!「王様と私」のユル・ブリンナー、「大脱走」「ハンター」他のスティーブ・マックイーン、”ミスター自警団”チャールズ・ブロンソン、「ナポレオンソロ」のロバート・ボーン、「大脱走」「戦争のはらわた」のジェームス・コバーン、「ファニー」のホルスト・ブッフホルツ、「東京暗黒街・竹の家」で早川雪州、山口淑子(李香蘭)との共演歴もあるブラッド・デクスター、だれが主役なのか内容を観なければ分からないほどの豪華絢爛さです。この一点だけでも観る価値はあると思います。アメリカではウエスタンと言えば、かのジョン・ウエインが主流ですが日本ではこちらの方が人気であったそうです。内容的には先に述べたように「七人の侍」の完全リメイクですが、日本とアメリカでは当時の社会的背景が全く違うのでその点を見比べるのもおもしろいでしょう。出演陣でも、ブリンナーは志村喬、マックイーンは稲葉義男、ブロンソンは千秋実、ボーンは木村功、ブッフホルツは三船敏郎、コバーンは宮口精二、デクスターは加東大介となるのでしょうが、ご意見の別れるところかなと思います。それを踏まえての両作品の結末の違いはいかに…。とにかく、いろいろと楽しみ方の多い作品です。

THE MAGNIFICENT SEVEN

エルマ・バーンスタインの『荒野の七人のテーマ』がどうしても忘れられない。これを聴くだけでも胸がワクワクします。

アメリカでは西部劇といえばジョン・ウェインだが、日本では『荒野の七人』が圧倒的に人気があった。相手よりはるかに少ない数で戦いを挑む姿は、時代劇でもよくあるシーンだ。彼らは何度も『七人の侍』を観てから撮影に挑んでいるところを考えれば、侍魂のようなものを感じられる。

ストーリー的には、『七人の侍』よりも絶対的に不利な状況で、一人、二人と仲間が減っていくのがなんとも言えない絶望感を感じるが、「正義は勝つ」と言うセオリーどうりの展開は西部劇の醍醐味だ。

それにしても、ブリット役のジェームス・コバーンとリー役のロバート・ヴォーンが良い味を出していた。


最強の吹替!

内海賢二、小林清志、井上真樹夫、大塚周夫、森山周一郎・・・これだけ豪華な日本語吹替版あるでしょうか!皆さん超ベテランだけにバチッとハマッてます。これだけでも「買い」です!


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