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山本周五郎

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山本周五郎

山本 周五郎(やまもと しゅうごろう、本名、清水 三十六(しみず さとむ)、男性、1903年6月22日 - 1967年2月14日)は日本の小説家。
山梨県北都留郡初狩村(現山梨県大月市初狩町下初狩)出身。
旧制横浜第一中学校(現神奈川県立希望ヶ丘高等学校)中退。
知人の紹介で質屋に住み込みながら、正則英語学校(現在の正則学園高等学校)を卒業。その質屋の名前が山本周五郎質店である。これが筆名となったのは、自身の出世作となった「須磨寺附近」を発表する際に本人の住所「山本周五郎方清水三十六」と書いてあったものを見て、文芸春秋が誤って山本周五郎を作者名と発表した事に由来する。

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商品の紹介
   江戸時代末期、エリート青年医師・保本登(加山雄三)は心ならずも貧民たちの施設・小石川療養所に配属される。しかし、そこで出会った「赤ひげ」の異名をとるベテラン医師・新出去定(三船敏郎)に感化され、真の人間愛にめざめていく。
   山本周五郎の名作を黒澤明監督が2年の歳月をかけて映画化した超大作で、黒澤ヒューマニズム映画の頂点ともいえる名作。貧困にあえぐ人々のさまざまなエピソードから、逆に人間の尊厳が醸し出され、強い希望をもって生き続けていくことの大切さなどが、パワフルな説得力を伴って描かれていく。三船敏郎は本作でヴェネツィア国際映画祭主演男優賞を獲得したが、同時にこれが黒澤映画最後の出演作となる。それはまた、黒澤映画の転換をも促すことにもつながっていった。(的田也寸志)


クチコミ情報

白黒映画の大傑作

何度観ても新しい感動に包まれます。三船敏郎御大の素晴らしさはもちろん、特に素晴らしいのは杉村春子の小憎らしいまでの演技力です。あーら、先生、というセリフ回しの見事さは必見です。また、若々しい加山雄三の溌剌とした爽やかな演技。黒澤監督との共演で一生役者として生きていく決意をしたくらい気合いは入っているが、いい意味で肩の力がぬけ素晴らしい。山崎努、東野英二郎、渡辺篤、左卜全、脇役も豪華で飽きさせません。3時間あっという間に終わります。1965年いまから44年前の見事な黒澤作品の一つです。

生きる意味を考えさせられる素晴らしい映画です


この映画を前回見たのは子供の頃で、いい映画だったということぐらいしか覚えていなかったが、改めて見て素晴らしい映画だと感動した。

主人公の赤ひげ(三船敏郎)は、貧しい人のために養生所を経営する医者だが、長崎で西洋医療を学んだばかりの青年医師の保本(加山雄三)が着任するところから物語りは始まる。幕府のお抱え医師として出世を目指す保本は、当初貧民を相手にする養生所に送り込まれたことに納得できず、赤ひげに反発して不貞寝ばかりしているが、養生所にやってくる貧民の生き様と死に様を真のあたりにするにつれて、医師としてどのように生きるかを考え始める。

以上がざっとした粗筋だが、一見強面で無骨なのに、実は優しくて人間に対する愛情に溢れる、医師の赤ひげを演じる三船敏郎が素晴らしい。医者としての腕は一級で、保本が学んできた西洋医学を学ぶ向上心も見上げたものだが、何と言っても人間の心に対する観察眼が一級だ。小さい頃から苛められて人間不信になっている12歳の少女に何度もはねつけられても辛抱強く薬を飲ませるシーンには優しさが溢れている。その後もこの少女の回復具合を的確に見立てることができるのは、傷ついた人間の心を深く理解できているからこそだと思う。

また、赤ひげに当初は反発しながらも次第に尊敬を深める青年医師の保本もいい。貧しい人々の死を看取る中で医師として人間として次第に成長していく様を加山雄三がすがすがしく演じている。

3時間以上に大作であるが、患者一人ひとりのエピソードもしっかり描かれており、全く無駄のない納得できる長さである。何度でも見直す価値のある素晴らしい作品だと思う。


自分を不幸だと思っている人にお勧めです

自分を不幸だと思っている人、いっぱいいるんじゃないかな?私もそうです。でもこの映画を観ると頑張んなきゃいけないって思えます。一本の映画で一体何回泣いたことか。こんなに泣いた映画がありません。最初FTVのリメイク版を観て大泣きしたんですが、本作と比べると絵が綺麗過ぎます。それにやっぱり三船さんの方が”赤ひげ”って感じですよね。
(でもFTV版の方がいいところもありますから・・・結局作品がいいんですね!)
羅生門、生きる、そして本作が私のお気に入り黒澤作品です。


心とは、病とは、そして仕事とは何か?編み込まれた巧妙な脚本に心打たれる

武家での出世を目指しながらも心に傷を持つ若い医師・保本が、赤ひげの養生所にやってくる。そこは武士の住む世界とはかけ離れた、貧しい庶民のための診療所だ。最初は憤りを感じながらも、患者や赤ひげから多くを学び自分の未熟さに気づき、ついには最も大切な何かを得る。

3時間を超える大作も、まったく長さを感じなかった。保本は短い間に怪我を負い、熱病にうなされ、心に傷を負ったままで医師としての挫折を味わう。患者の立場で自身の仕事を見つめ、自身の苦痛が庶民の悩みの縮図であることに気づいていく脚本が意図的に仕組まれたものであることは、赤ひげの台詞に随所に現れている。つまり、本作品の脚本はきわめて複雑な展開を巧妙に編み込まれているのだ。漫然と観ていると、人間模様を綴った患者のエピソードをオムニバスのように連ねているだけと思う方もいるようだがそれは大間違いで、よく見ていると、それぞれのエピソードは他のエピソードに昇華される伏線が張ってあり、さらにそれらはすべて主人公の保本に収束していくことに気づく。また、政府の無策を赤ひげが罪を負うことで緩衝する姿勢などは、相対的な悪とは何かという問いかけに感じるし、死の直前まで仕事に執着する患者たちの意図は、ひとは何のために仕事をするのかといった問いを保本に投げかけるように、すべてが時代を超えた社会への問いかけとなっている。つまりこれは医師の倫理のみを問う作品ではない。これほど複雑に多くのメッセージを織り込まれた作品は他に記憶がない。火傷のようにただれた心の少女から、人として大切なものを学ぶことで、保本自身への治療は完結する。同時に、保本と心を同化させられている観客は、自身のこととして強く心を打たれるのだ。

つきない感動に加え、すがすがしいラストも黒澤作品らしい。今は亡き共演陣は後の日本映画で主役を張る名優ばかりだ。これまでにみた500本以上の中でも最も好きな作品で、星5つ以外の評価は考えられない黒澤映画の集大成だと確信する。


黒澤明の最高傑作

山本周五郎の原作の新出去定(赤ひげ)のイメージが、
三船敏郎そのままなのです。彼は役に応じてイメージが変るので、
やはり凄い俳優なんだなと改めて実感させられました。
黒澤,三船最後の作品。監督自身集大成と言っているように、
ヒューマニズムの中にもちょっとしたユーモアもあり、
見ているうちにどんどん引き込まれるように三時間と言う尺はどんどん過ぎていきました。
原作に出てきた「おとよ」と「長坊」の話を劇場版では巧みに組み合わせた新たな物語のくだりは涙を禁じえません。
派手な演出はなく、黒白画面の中で静かに、下層社会に生きていた人々の生活を、描いているのですが、
見終わった後に晴れ晴れとした気分になる映画です。
1965年当時、モノクロ映画は数少なく、この後の黒澤作品もカラーになってしまいます。
ダイナミックな、黒澤&三船作品の最後に相応しい幕引きの映画です。



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クチコミ情報

総集編では理解できないものなのかも。

このドラマの放送当時は、子供には少々、難解な「お家騒動」を題材にしていたこともあり、私には内容は殆ど記憶に残っておりませんでした。
それでいて、大人たちの間では知名度が高かったようで、タイトルだけは知っていましたが、何年か経った後、祖父に「あの番組は誰が主人公だったの?」と聞いたところ、「ハラダカイ」とのこと。
「それ誰??」と。
後年になり、それが山本周五郎の代表作だと知りましたが、当時、どうして、タイトルが私の記憶に残るほど大人達の口の端にのぼっていたのか、一度、機会が有れば見てみたいと思っておりました。

この当時、ある大企業の社長さんが、大変、判断に迷うことがあり、当時の財界の大御所にして吉田茂の親友でもあった宮島清次カ氏を尋ねたところ、氏は、苦悩するその方に対して、「私のような老骨を訪ねるひまがあったら、この本を読むのだな」と言って、この本を差し出したと言います。
宮島氏はさらに、「この本を読むにつけ、迷いは消滅。無心に決断を下すことができる」とつけ加えたとも言いますが、ただ、見終えた後の感想を言えば、まあ、総集編ゆえに、なかなか、わかりにくい面もあったのでしょう、私には当時の大人たちほどには共感できませんでした。

まず、これもかなり穿った見方をした作品かなと。
私の歴史というものについての考え方は、深読みするべきではない・・・というものです。
だって、歴史なんて見ようと思えば、どういう風にでも見えるものですよ。
特に、人の内心とか本心などというものは、取りようによっては、どうにでもとれるものであり、となれば、それをむりやり、ねじ曲げて解釈しいているときりがない・・・と。
となれば、私は歴史というものは、(発掘された「物」のような、具体的なものが第一でしょうが)そこに至る行動だけを、注意深くつなぎ合わせていくしかないのではないかと思っております。



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商品の紹介
 『用心棒』大ヒットの翌年に製作された続編的要素をもつ作品。お家乗っ取りに暗躍する悪家老一味と、血気盛んな若侍たちの確執に、(今回は椿と姓を名乗る)三十郎(三船敏郎)が巻き込まれていく。
   原作は山本周五郎で、黒澤明監督も今回は肩の力を抜いて、ホノボノとした明朗感を大切にしながら演出。しかしその中で、正義の城代家老の妻(入江たか子)に「あなた(=三十郎)は抜き身の刀のよう。でも本当にいい刀は鞘に収まっている」とサラリと言わしめ、力をコントロールすることの大切さをさりげなく説いているあたりもうまい。クライマックス、敵方の室戸半兵衛(仲代達矢)との一瞬の居合対決は、今でも語り草となる凄絶なシーン。当時、三船の殺陣は、もはやフィルムのコマに刀が映っていないほどすばやいものだったと言われている。(的田也寸志)


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黒澤明、日本映画の評価は、これを見た後でするべし

 個人的には、黒澤明の最高傑作だと思っている。勿論、「七人の侍」「隠し砦の三悪人」「用心棒」より上だと見る。
 黒澤明の作品は多少饒舌な部分があり、あと十分か二十分カットすればもっと傑作になるのに……という気がするものだが、本作に関しては、一切カット不要……というか、下手にカットすると意味が分からなくなる、と言うくらいにまで脚本が削いである。
 三船敏郎の剣捌き、本来は主役になるはずだった小林桂樹の名演、息をもつかせぬストーリー、見始めに気になる白黒シネマスコープなどその内気にならなくなる面白さ。
 娯楽とは、映画とは、巨匠の渾身の解答と言えよう。
 これを見てリバイバルを見ると笑えるぞぅ(自分は笑おうと思って見たけど)。


本編は最高 でも・・・

ほんとにそうですね。 高くて特典も少ない。

本編は最高な物ばかりなのに。

パッケージのセンスもおじさんチック

米国クライテリオン盤なんかのセンスを見習えないのかな?

紙ジャケとか・・・どおいう人が担当なんだろう?

若い人に任せた方がいいのでは? 

いいデザインの方が売上もUPすると思うんだけど。


面白い!!

開始5分で「これは面白い展開になってきた!」と思わせるのは流石。次々と起こるピンチを策略で切り抜ける展開に一気に引き込まれました。ストーリーも単純明快、無駄と思えるシーンもなくサクサク進んでいくので大変見やすかったです。黒澤作品・白黒映画を倦厭している人にお勧めしたい一作。演技がいかにも芝居じみてリアリティに欠けるのですが、その分娯楽面に徹しているので気になりませんでした。

冒頭で若侍達の「こうなったら死ぬも生きるも我々9人!」という台詞に対し「10人だ!てめぇらのやる事は危なくて見ちゃいられねぇ!」と椿三十郎が味方になるシーンは最高にかっこいい。椿三十郎が去った後、さりげなく若侍達の突っ込み役を担ってくれる押入れの侍もいい。椿屋敷が舞台なのでカラーだったらさぞ綺麗だろうと思いつつ、ストーリーの鍵となる椿がいかにも作り物っぽいので白黒で良かったかも。椿が川を流れるシーンは、それまでの殺伐とした空気を変えてくれるような美しさでした。そしてラストシーンの緊張感が凄い!長い「間」の中で、緊張のあまり息ができませんでした。何度見返しても面白い作品です。


続々登場する素晴らし作品!映像特典をたくさんつけて欲しい…

前作「用心棒」に続く超傑作時代劇。

スタッフ、キャスト共に完璧であり世界最高峰の娯楽作といえる。
昨今「○猿」などの映画が公開された際に、「邦画も洋画に近づいてきた…」などとのコメントがあったが、昔の邦画は洋画よりも遙かに優れた作品が多い。著名なハリウッド監督が勉強の為に黒沢監督のスタジオを訪れたほどだ。

今では当たり前となっている、刀で斬る時の効果音は黒沢監督が世界で初めて採用したもので当時の観客には非常に驚きであったし、最後の流血シーンは俳優達も仕掛けを知らされていなかったので、周りで見ている加山雄三達は「事故が起こって本当に斬られてしまった!」と思ったそうで、仲代氏はショックのあまりに本当に倒れたそうな…。

本作には面白いエピソードがたくさんあり、当時のスタッフやキャストでまだ元気な方もいらっしゃるのでそうした人々のコメントなど入れ、2〜3枚組などにして洋画にあるようなアルティメット版!!なんて作れないものだろうか?

いや是非、作って欲しい。洋画に比べて邦画DVDの映像特典の貧しさ、売る側のやる気のなさを感じる。



日本に生まれてよかった!?

こんなにおもしろい映画を母国語で楽しむことができるのは、良いのか悪いのか。
『椿三十郎』がメルクマールになると…この映画が映画の面白さの判断基準になるとほとんどの映画は、これ以下です。

活劇としてのおもしろさだけではありません。
椿三十郎がいったい誰でどこからきてどこへゆくのか、一つも説明がないのです。現代的ですよね。

椿三十郎の出のシーン、いうなれば自己紹介の場面ですが、
名前を聞かれた椿が、
「そうさなぁー……(ちらっと庭に植えてある椿をみて)椿…三十郎。もうすぐ、四十郎だがな。あっはっはっはっ」

このワンシーンで、豪放磊落な外見とは裏腹に、椿には本名を明かすことができない過去が、あること。四十手前であること。茶目っ気があること。しょーもない親父ギャグをいうこと。等が腑に落ちる、カメラ・脚本です。
椿の散る様子から、頭と胴体が切り離されるイメージも生まれるかも知れません。
そもそも、名前を聞かれて「そうさなぁー」というのが尋常じゃない。

もちろん、おもしろい映画なので見る人によって、ちがう切り口が生まれるでしょう。
たとえば、状況に流される人たちと自分を貫く人を対比させた群像劇という点からみれば、『仁義なき戦い』が本作の後継だと感じます。

黒澤明は、よくパクられます。監督としての勲章です。
僕的には、興行的に成功しなかった作品たちのリメイクをしてほしいかな…と。
『どですかでん』とかね。



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クチコミ情報

名前がちょっと・・・。

内容は良い、初DVD化されたのも良い、全米公開版の題名も良い、しかし、「GOD'S ARMY」ARMY1人も登場しない。ここが惜しいと思った。

ルシファー!ありがとう!

最高です!この作品は!
恐らく、この不気味なジャケ観ただけで購買意欲なくなるのは分かります。
しかーし!
オープニングからして良い!反して爽やかなラストもグー!
ウォーケンの無駄のない動き、青白い顔、何か取りついてるとしか思えない芝居・・・
凄いです。それに加え、天使シモン役のエリック・ストルツも上手い!
そして来ましたーーーーー悪魔ルシファー役のヴィゴちゃん!
ハッキシ言って1番凄いの彼です!神業です!出てきた瞬間、失禁ものです!
特にルシファーが黄色いバラを食べるシーンはカッコ良すぎ〜
しかーし、唯一の不満は・・・ルシファー出てくんの遅い!(笑)
お・そ・す・ぎ・だ・よ!(怒)
もっと観たかったのに〜(泣)
それでも作品として、セリフ、演出、キャラ、脚本、迫力、テンポ。ほぼ文句無しの出来!






C・ウォーケンの存在感は必見!

ネットを検索してたら、「待望のDVD化!」とか「C・ウォーケンがスゴイ!」「カルト映画の傑作」など巷の評価がやたらと高かったので、早速観てみた。‥なるほど、誰にでも勧められる様な解りやすい作品ではないが、独特の魅力に溢れた作品だ。制作は1994年で15年ほど前の作品だが、古さは微塵も感じられない。「神に愛され過ぎた人間に嫉妬し、神に謀反を起こした大天使ガブリエルが目論んだ野望とは‥」宗教的な雰囲気と個性派俳優陣の抑えた演技。予想外の展開が続き、作品冒頭から目が離せない‥。C・ウォーケンの怪演はやはりお見事!青白い顔に鋭い眼光‥神秘的な物腰だが、断罪の大天使ガブリエルの内に秘めた神と人間に対する怒りや、神から疎まれた孤独感まで的確に演じきる演技力には脱帽だ!トーマスと対峙した時でも、落ち着きはらった冷静な口調でセリフを喋るのも印象的だ。それがかえってガブリエルの冷酷さを良く表していた。他にも途中降板で話題を呼んだ「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の元「マーティ」役「エリック・ストルツ」、「ロード・オブ・ザ・リング」で人気の「ヴィゴ・モーテンセン」個性派俳優達がストーリーを盛り上げる。特に出番は少ないが、「ルシファー」のモーテンセンの抑制された演技の中から湧き上がってくる「邪悪なオーラ」には圧巻の一言!後のブレイクも納得の演技だ。ウォーケンは演技力は抜群と言われながら、世間での評価はイマイチの感がある。名優なのに、作品を選ばず手当たり次第に出演してしまう俳優としての軽薄さが人気が出ない原因なのか‥?「ゴッド・アーミー」は三部作らしいが、「悪の天使」に続く「復讐の天使」「聖戦」がビデオ作品で予算も取れず、作品の出来は本作が評価が高いらしいが、全米公開版を付けるより、三部作をひとまとめにして欲しかったな‥。

コンスタンティンでもう打ち止め

耶蘇教御宗旨の方々は、どうして週末に怯えるのか?仏教徒には良くわからない。映画は画面も荒く、制作費の少なさがうかがえるほどの低劣な画像と編集。救いはクリストファー・ウオーケンの天使座り。デス・ノートの死に神座りを連想させて大笑い。映画としては、コンスタンティンをもう一度レンタルで見直す方が。

派手さは無くともなかなかの仕上がりになっている作品

天使と人間の闘いでよくありがちな話ですが、演出が結構緻密でラストの落ちもまああれ以外はない感じで良い意味で巧くまとめ、なんといっても、多くの方が述べられているよう、C・ウォーケンを筆頭とするE・シュトルツやV・モーテンセンがはまっていて、派手さは無くともなかなかの仕上がりになっている作品。以降もシリーズ化されましたが、緻密な演出と出演者の豪華さで本作がベストと思います。


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ミスキャスト? いやベストキャスト!

映画を観始めた最初は、ものすごい違和感を感じた。

76年、アクション・スターとして君臨していた松田優作がなんと、ちょんまげカツラをつけて、時代劇を演じるのだ。サカヤキを剃っている、優作の顔がなんとも違和感。おまけに、他の俳優は「時代劇」の演技としているのに、優作はまったく、「時代劇っぽい」しゃべりをしておらず、「現代劇」の彼の話し方のままなのだ。

その上、彼が演じるのは、犬さえ怖がる、藩一番の怖がり男。この演技も、なんとなく不器用で、わざとくさく、違和感の塊。「これはミスキャストでは」という思いが、どんどんタマっていく。

ところが、後半、丹波哲郎演じる、脱藩浪人を追い詰める際の優作は、まさに優作ならではの演技である。「怖がり男」が必死で、剣豪を追い詰める迫力。
この迫力は、他の俳優では絶対に現せない。そして、エンデイングでは、その怖がりの優作が、実にカッコよく感じる。

人気絶頂の松田優作にこの企画をあてた、制作陣に「参りました」と言いたくなる映画だ。


時代劇史上に残るであろう驚天動地奇想天外な兵法!

 松田優作演じる双子六兵衛は越前福井家きっての憶病者,剣術槍術まるでだめ,犬が恐くて饅頭が好物。妹かね (五十嵐淳子) との二人暮らしながら,その評判が災いして自分にも妹にも縁談一つかからない。このままでは双子家は自分の代でおしまいであるが,かといって何か思案があるわけでもなく,ただただ無事に日々を過ごしている。

 そんなある日,藩で剣術指南をしていた剣豪・仁藤昂軒 (丹波哲郎) が,殿様のお気に入りである御側小姓・加納平兵衛 (岸田森) を斬って逐電するという事件が起こる。激高した城主は仁藤を上意打ちにせよと命じるも,仁藤の腕を知っている藩士からその役目に名乗り出るものはない。もともとこの殺人事件そのものが,仁藤がその武芸で城主の覚え目出たいのを嫉妬した連中が数を頼んで闇討ちに出て返り討ちにあったというものなのだった。

 この事態に,なんと憶病者の双子六兵衛が名乗りを上げるのである。もとより成算あってのことではなく,上意討ちの刺客になれば,たとい役目を果たせず討ち果たされたとしても,後に残された妹の縁談くらいはなんとかなる,という悲壮な計算をしての自薦であった。おっかなびっくりの追跡行を経て,やがて追い付き仁藤の強さを目の当たりにした六兵衛は,時代劇史上に残るであろう驚天動地奇想天外な方法を思いつく……。
 うう,この計略の中身を書きたい! が,それを書いてしまうのはこの90分あまりの映画の全部を語っちまうようなもんだからな。身を石にして我慢する。上の他に,高橋洋子, 桑山正一などが好演。ラストはもそっとなんとかならなかったのか,と思うけれども退屈させない小品である。



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すがすがしい印象を残してくれる作品

今改めて見返してみると、まだTV出演の少なかった頃の、多部未華子の演技がみずみずしいです。しかし、この作品は多部未華子ファンだけではなく、万人に訴えかけるなにかを持っていると思います。

化粧気もなく朝から晩までスーパーで働く母。介護が必要な祖父。父は家を出て行った。君子は宝塚へ入るという夢のためにバレエ教室へ通い、自分の仕事である祖父への介護をおろそかにしてしまう。

学校でも、隠していた宝塚への夢を暴露されたことから、学友とも衝突してしまう。そんな君子を救ってくれたのは、やはり演劇部の学友だった。そして自分の隠された本当の動機に気づく。そして、「すみれ」のような、誠実さ、控えめさを、君子は取り戻すのだった。

磐梯山のふもとで撮られた豊かな自然が印象的。その他にも、このドラマは心に残る場面が多い。バレエ教室の帰り、電車の窓に映る自分の姿を見て、バレエのステップを踏む君子。花のワルツに合わせ汗を光らせながら踊る君子。宝塚への思いを巡って、母親や学友と激しくやり合う場面。ストーブのほの暗い灯りを見つめながら、友と思いを語り合う夜。宝塚受験が許されたと言って、それまでとは打って変わって弾ける様に喜ぶ君子。そしていよいよ宝塚へと出発する早朝のシーンも忘れがたい。そして春の陽光の下、ラストシーンでの何ともいえない清清しさ。

「山路きて なにやらゆかし すみれ草」。芭蕉のこの句のように、たまたま見た一片のドラマからも、思いがけない大切な何かを見つけることが出来るかもしれません。


多部未華子の真骨頂☆

寂れた雪の町で、望みの薄い夢を抱いて、現実とのギャップに鬱屈とした日々をおくる可憐なヒロインを多部未華子が熱演。母に内緒でバレエのレッスンを続ける姿がいじらしく、宝塚を目指してることを周りに茶化され、濱田岳君の顔面に硬い雑誌で(本気の!)一撃をくらわすとこや、「…この町が嫌い!…みんな嫌いッ!」と言い放つシーンの凜烈な声の張りこそまさに多部未華子の真骨頂! 「…私ってずるい!…私、汚い!」全てをぶちまけて泣くクライマックスの大泣きが胸にグッと響きます。…… エンディングには坂本美雨、はかなく消えた青春の夢の名残りが、穏やかな美声に癒されて、心地よい余韻を残します。…

【多少ネタバレ】ある少女の成長物語

家族への嫌悪
同級生への蔑み

それが君子に「ここではないどこか」を求めさせた。
しかし、自分の「ずるさ」や「汚さ」を自覚したときに全てが違って見えた。
君子は成長したのだ。

・・・そこからの物語は視聴者に委ねられている。

どなたかが「このドラマは詩である」と評したが、磐梯山を中心とした雄大な景観が
それを納得させる。


多部未華子の真骨頂

寂れた雪の町で、望みの薄い夢を抱えて、現実とのギャップに鬱屈とした日々をおくるいじらしいヒロインを多部未華子が熱演。母に内緒でバレエのレッスンを続ける姿がいじらしく、疎ましい現実にふてくされてる顔もまた愛おしい。宝塚をめざしてることを茶化されて、濱田岳君の顔面に硬いマガジンでバシッと一撃くらわすとこがまた凄い!そして翌日ふたりが衝突するシーンで「この町が嫌い!みんな嫌い!!」と一気呵成に言い放つ凛烈たる声の張りと絶妙な顔つきこそ多部ちゃんの真骨頂! ―そしてクライマックスの「…私って、ずるい…私…汚い!!」すべてをぶちまけて大泣きする彼女の姿にマジでグッときます。・・・
―そしてエンディングに坂本美雨の「空中庭園」。はかなく消えた、青春の夢の名残りが、その美声に癒されて、心地いい余韻を残します。・・・



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これは秀作

三池崇史監督作品は結構見ているほうなのですが、あの強烈な趣味は、熱狂的三池ファンにはたまらないカタルシスでも、一般人にはなんともアクが強すぎて、“オーディション”以外の作品にはなかなかついて行けないと言うのが本音です。 その三池監督が山本周五郎原作の“さぶ”をやる、と聞いたときは、正直びっくりしたものでした。

見てみるとなかなかの秀作ですね。名古屋テレビ開局40周年を記念して作られたそうですが、テレビ的なセカセカした演出でなく、ゆったりした堂々の映画的演出には風格があると思いました。 英次が人間的に成長していく部分が少し描写が荒くて、どういう風に彼が立ち直ったのか内面の動きがはっきり見えなかったり、石川島の役人たちがなぜ英次に魅かれて行ったのかも描写が足りないと思いますが、ラストのさぶと英次の抱擁、おのぶのナレーション、さぶとおのぶが橋の上ですれ違う絶妙のショットなど、人生の喜び、悲哀を見事に凝縮した場面になっていると思います。 音楽もグッド。 藤岡竜也をはじめとする若手演技陣も、変にカッコつけないで熱演しているところがいいし、ベテラン演技陣も脇をガッチリ固めている、という印象が強く、これは見ごたえのある作品でした。


竜也クン最高らぁ―ょ

さぶとぇぃじの友情にすごく感動UまUた。竜也くnが出るからみたnだヶどみてょかったです。最後のさぶとぇぃじが抱き合ぅ所にまぢ感動!!感動をぁりがとぅッッ素

面白い。

内容が内容なだけに映像が綺麗過ぎるんじゃない?とは思ったけど、
楽しめたんでいいです。

ただ、三池監督がこれからこういう作品ばかり撮る様になるのは、
僕にとってはあまり喜ばしい事ではないです。
『オーディション』や『Dead Or Alive』見たいなグロい作品も撮って、
こういう作品(『アンドロメディア』とか?)も撮る

節操のない監督でいて欲しいと思うわけですよ。

今年初の☆5つです

こんなに若い役者であったかどうかなんですら知らなかった作品で感動しました。
タイトルとパッケージの写真で若い人が無理してヤクザものでもしているのかと思いました。内容は、なんて悲しくてなんて優しい物語でしょうか。
藤原竜也と妻夫木聡の作品はアタリが多いです。

レビューを見て買おうか、もしくは借りようか迷っている人は見てください。

私は年に80本は映画を見るのですがその中で☆5つは多くて8本くらいですよ。好みもありますが私はみて間違いないと思います。

なんでこんなに泣けちゃうんでしょう

時代劇と馬鹿にして(?)いました。時代劇が渋いなぁて思っちゃ間違いです。正直さと真っ直ぐさ、山本周太郎さんの作品は、時代劇すぎないような気がします。
制約の多かった生きにくい時代。それでも、あったいいものはあったかいし、熱い想いも熱かったのだと、しみじみ感じました。

あらぬ罪で自分をはめた人間をむ栄ちゃん。それを不器用でも誰よりも幸せになってほしいと一生懸命願ってはげますさぶ。
好きな人と結ばれたくてもそれを通せない時代の女性。静かでも熱い想いで待つ女性。
結末は驚きましたが、人であれでこそかもしれません。

藤原くんの裾さばきで「すごい役者さんだ!」と感激してしまいました。妻夫木くんの憎めない役柄の演技もすごい!ラストのさぶちゃんのやさしさで目が滝になりました。いろんな年代の人に見てほしい作品でした。


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商品の紹介
   黒澤明が生前から温めていた企画を、黒澤組の助監督小泉尭史の手によって映画化。原作は山本周五郎の短編。享保時代、心やさしい三沢伊兵衛(寺尾聡)は剣術の達人ながら人を押しのけることができず、仕官の口もままならない浪人生活。妻たよ(宮崎美子)と共に旅を続ける。
   雨の続く季節、川どめにあった彼らは、とある安旅籠に長逗留することになった。旅篭には行商人や農民、飯盛女など、庶民の活気にあふれている。三船史郎の殿様ぶりも、そのユーモラスな豪快さで父親の故三船敏郎を思わせて微笑ましい。寺尾の剣さばきの確かさ、宮崎の貧しくとも気品のある立ち居振る舞いの美しさ、旧黒沢組の総力を結集した美術の見事さ。まさに黒沢の意図したとおり、見終わってさわやかな気持ちになる作品だ。(堤 昌司)


クチコミ情報

美しい映画。

ざーざー雨の降る中を渡し場へ向かう侍がひとり。男に寄り添うように流れる音楽。この渋い旋律が好いの。雨の音も好い。

渡し場には広重の絵に出てくるような船人足の男達が数人。うらぶれた宿の中には貧しさの漂う薄汚れた老若男女が多数居座り、腹掛けをした裸の子供たちが駆けずり回り遊んでいる。彼らの顔や髪型、衣服、所作、画面に映し出される諸々を見逃すことのないように目で追っている。

夫婦のいる部屋の様子が映し出される。行燈のぼんやりした灯り。部屋の隅にきちんと畳まれた布団。壁を背に侍の妻らしく居住まいを正し凛と座る妻。

日本情緒溢れる枯葉色の落ち着いた色調の画面にいつしか引き込まれていく。

薬師丸ひろこじゃないけどコレこそ「kaikan!」だね。

ストーリーも静かで淡々とした雰囲気の中に展開していく。

やがて雨は上がり、晴れ渡った空の下、川が流れ、青々とした木々が広がる中を、叶わぬ仕官に傷心の思いを抱き、それでも未来に希望を託し彼の地を後にする夫婦。やがて吉報がというところで終わっている。

折り目正しいきちんとした、心の中に爽やかな風が吹くような美しい映画だと思う。


黒沢明映画を継承しただけではない

黒沢明映画の根底に流れていた清らかさが、この映画にも感じられた。
始まりが雨のシーンというのも黒沢明映画によく使われた雨や風を思い起こさせる。
自然、人の良心、武士の魂である刀を通して、美しさが表現されていると思う。

そんな中で一番感じ入ったのは、大雨による川の増水で、
足止めされた様々な人達が雨をしのいでいた宿でのシーン。
皆の中にとけ込めず、それを怒りで表わす女性を浪人(寺尾聡)が「まあまあ」となだめるが、
女性の機嫌は直らない。
そこで、その場を和ませようと一芸を見せ、その場を明るくしようとする人々。
まるで、「人の心を解きほぐそうと思ったら、口で言ったって伝わらない。
心と心で通じ合わなければ。」と言っているよう。
そして、女性の心は少しほぐれる。

心を通わすことを心得ていたのは、現代よりもむしろ昔の人々でそこから学ぶことは多い。
このシーンは黒沢明映画を継承しただけのものとは違う様な気がした。


遺稿に命 こころ晴れ晴れ 雨あがる。

『長雨に 夢の酒盛り 懸け試合 主選べぬ 無銘の刃(やいば)』

恥や誇りを主張しない自尊心、古き良き日本人を知る!

山本周五郎の原作に黒澤明の脚本という、誰が訊いても「最後の黒澤作品」
という印象を拭えない作品ですが、最近「博士の愛した数式」まで観て、
小泉堯史監督の作風を理解してみると、意外にも当時観たときには、処女作
として黒澤明へのレクイエムでありオマージュであると感じていた、全体に
漂う静かでゆったりとした時間の演出や、丹念に記録されたリアルな雨の
描写や繊細な山河の映像は、黒澤明へのそれではなく小泉堯史監督自身の
作風であることに気が付きます。
つまり、この作品は話題性としてのビックネームやキャッチフレーズで翻弄
されてしまいがちですが、処女作にして今なお貫かれている、自然の流れに
逆らわない、人間の機微をみごとに映像に定着させている精緻な作品である。
これをゆったりとした気持ちで眺めていると、ここに登場する様々な立場の
人々、不自由だらけで決して幸福ではないけれど、その思いは説明などなく
ても理解しあえる情緒で繋がっているという安心感。人情を押付けない謙虚
な自尊心の在り様など、古き良き日本人を見て、少々嬉しくなってきます。


題名どおり晴れ晴れとする映画

題名どおり晴れ晴れとした気持ちになりました。
主演の寺尾聡さんは、思いやりがあって剣の腕も確かだが不器用な浪人を
宮崎美子さんはそれを支える妻をうまく演じています。

私は黒澤明監督作品はまともに見たことがなかったので
これを機にみていこうかと思っています。
見たことがある方にとっては期待しすぎての酷評なのではないでしょうか?



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人情ものの秀作

山本周五郎の「雨あがる」を原作に、人情時代劇として製作された秀作。
若き日の岩下志麻、倍賞千恵子が美しい。
宮口清二、左卜全などの脇役もなつかしい。
フィルムはモノクロームで古いが、画質はまあまあである。
賭け試合のからみでは、小泉監督の「雨あがる」より説得力がある。



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