![十三人の刺客 [DVD] 十三人の刺客 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/21PD9QCV23L._SL500_.jpg)
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クチコミ情報
時代劇ファンなら見るべし 白黒作品です。パッケージに騙されては、いけません。
戦略、キャスト、替刀の使い方良いですね。人と人の駆け引きも、良くできています。
ナレーションは、作られた時代を感じさせられ、そこが良いと思います。
東映時代劇はこの作品抜きに語ることはできない。 東映時代劇としては最高の映画である。 この作品をこえた時代劇を作ることは困難である。「七人の侍」と「切腹」、最近の山田洋次の「たそがれ清兵衛」は、別格。 リアリズムに徹している。一見。 ある時代のどうにもならぬ政治状況がきちっと観客に伝わってくる。 敵は明確。明石藩10万石の殿様。かれは将軍の義弟である。そして現将軍は次期将軍を彼にまかせるという設定。 とんでもない人間が将軍の義弟。悪の見本。理解不能な個性。 彼の家来はなんとしてでもこの愚かな殿を護ることによって自分たちの生計をなり立てさせないといけない。 この作品は、「将軍の義弟が非人間的な理解困難な男であり、次期将軍になるにふさわしからざる人物。それを食い止めようとする老中土井大炊頭(おおみのかみ)の命をうけた旗本の「さむらいごころ」の物語。土井大炊頭は丹波哲朗。その命をうけ実行するは片岡知恵蔵演じる島田新左衛門。 正義の闘いに参加するはわずか十三名の武士たちである。今は無き、嵐寛寿郞、西村晃、その他里見浩太朗等、登場するのは当時にとって最高に輝いていた俳優たち。 懐かしい。 それに、藤純子も出ているのだ。 天下の悪を滅ぼす。片岡知恵蔵にかかった責任は大きい。少数で、無謀とも思える計画。同士たちは「さむらいごころ」で巨大な敵にぶつかっていく。 とんでもない殿様を護るは内田良平演じる鬼頭半兵衛。さあ、内田良平は、十三人の刺客の練りにねった計画を防ぐことができるか。無事に明石にもどることができるのか。 尾張藩の武士、月形竜之介は命をかけて明石藩一行を通さなかった。 さて、どうなることやら。 土壇場の双方のぶつかり合いはリアリズム。納得できる。悲壮にして悲惨。最後の場面が又いいのだ。 日本の時代劇としては異色。しかも、最高の質。文句なく今は亡き俳優たちに出会える。 今から振り返ると、東映時代劇の最高作品の「時代劇」であることがわかる。 この作品を観ないで、東映時代劇を語ることはできない。
刺客は最後の最後で獲物を仕留める!まず一言で言うなら凄い迫力の映画である。 その迫力が爆発しているのが、ラストのとある宿場で繰りひろげられる凄まじい大殺陣シーンであろう。 延々とつづく大殺戮戦は作品の大半を占め、迫力ばかりではなく討つ者 討たれる者の気迫と執念さえ感じさせる臨場感はタメ息ものである。 工藤栄一監督のダイナミクな演出、池上金男の綿密に計算された脚本、演じる俳優陣の巧さが見事に結集した傑作である事は間違いない。 東映集団時代劇の最高峰であると断言出来る作品である。実際、何度観てもその面白さは変わらない。 最後に一言、嵐寛寿郎が抜群にカッコ良い!必見です!
手に汗を握る娯楽大作手に汗握る娯楽映画は何かと問われれば、真っ先に「十三人の刺客」が頭に浮かぶ。前半の政治的駆け引きからドキドキさせられ、中盤の駆け引きから後半の最終決戦まで息をつく暇がない。黒澤明の「七人の侍」のように一人ひとりの描写はさすがに細かくないが、片岡千恵蔵演じる島田新左衛門と内田良平演じる鬼頭半兵衛の存在感は引き立っている。この、信念を持つ男同士の対決がクライマックスだ。 やはり、娯楽映画にはヒーローと手ごわい好敵手が必要だ。そういう意味でも、この映画は完璧だ。
必殺の原点ここにあり -しびれる映画です-この映画との出会いは同じ工藤栄一監督の「影の軍団 服部半蔵」と抱き合わせでのリバイバル上映のときであった。何の知識もなくこの映画を観終った後、全身がしびれて動けなかった。工藤栄一は必殺シリーズを作った監督の一人であることは有名。必殺シリーズのようにどうしようもない「悪」の殿様に抗議する為、切腹して訴える家臣。その訴えを受けて暗殺を決意する丹波哲郎はまさに必殺の元締め。この映画の魅力は必殺の原点であるばかりでなく、登場人物のぶつかり合いにもある。刺客を受け腕の立つ侍を集める片岡知恵蔵。殿様の悪行は知りつつ旧友知恵蔵の敵となる内田良平。武士の社会に嫌気がさしていたが、思い立って刺客に加わる里見浩太郎。様々な人々がそれぞれの思いを胸にぶつかるところが凄い。特に攻める片岡知恵蔵と護る内田良平の駆け引きには手に汗握る。もちろん、ラストの宿場を借り切っての殺陣は本当にリアルで恐ろしいくらいだ。この映画の殺陣の魅力は死の恐怖に直面したリアルさにあると思う。背を伸ばし、バッサバッサと人を切るなんてありえず、いつ自分も斬られるかわからない恐怖を背負い、腰を引いて自分を守りつつも、ここぞというときには声をあげながら体当たりで相手にぶつかる。この映画で描かれているこんな斬り合いこそ、本当の戦いの姿なのかもしれない。しびれる映画です。
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