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クチコミ情報
今まで読んできた力学の教科書のなかで一番面白い僕はこの本の第二章に深い興味を覚えました。時間の一様性、空間の等方性を運動量やエネルギーの概念と結び付けていく一連の議論は圧巻です。物理学科に入学したものの、いまいち物理に興味を見いだせない学生はぜひこの本の第一章、または第二章を一読してみるとよいと思います。もしかしたら物理学(特に理論物理)を面白いと感じるきっかけになるかもしれません。
天才ランダウによる変分原理によるエレガントに富む物理学科の学生必読本この本、学部一年生のときに挑戦した。力学の教科書で最小のページ数であろう。この理論物理学教程の1巻目で2巻目の「場の古典論」と同様に「変分原理」からの出発となる。ランダウの場の古典論の「はじめに」に「これによれば、最大の一般性と統一性が得られるとともに、叙述がきわめて簡単になる」と書いて在るように、「力学」も始まる。はじめの第1章、2章を理解するのに、正直、ずいぶん苦労したが、保存則が「時間の一様性」、「空間の一様性」、「空間の等方性」から導かれることを知った当時の興奮は忘れない!この1〜4章を理解してしまうと、大学の普通の力学の授業馬鹿らしく見えて来る。この本の最後の章「正準方程式」の記述も秀逸であり、後に学ぶ「量子力学」の準備となる。この本に挑んだ同級生は数人いた。ゴールドシュタイン「古典力学」は正準方程式が詳細に述べられていて、参考になった。時代は進み、この「力学」以外大きな改定が必要になったが、ランダウ無き教程は魅力無しに成るかも。ランダウの教科書「力学」は形式が整美で、将来も残るべき教科書であろう。しかし、形式的整美さだけでは物理学は理解できない。皆様ご存知ファインマン物理学がちゃんと存在していますしていますがレベルが異なるし。その存在の意味は箇所が違うのでここでは述べません。我々の年代以前の方々は、この様に、授業などあまり聴かずに、楽々と単位取りました。時代は過ぎ、大学の大衆化と共に学生の平均的学力、驚くほど低下しました。レビュアーには、この本大学院で・・・。まぁそれも時代の流れでしょうが。物理学科の学生
なら1〜2年生の内にランダウ「力学」読んでもらいたいものです。ランダウだから書けた名著です。ついでに言っときますが、「力学」だけでも10冊以上勉強し、他の洋書のレビューでも書きましたが、「位相力学」まで学部3年生までに到達しました。ランダウ「力学」の魅力は
エレガンス!でも、これだけでは「力学」をキチンと理解はできませんよ!
深い理解をしたい方へまさに透徹という言葉がふさわしい。
非常にコンパクトな本の中に、圧倒的な情報量が詰まっている。
初学者が取り組むにはふさわしくないが、力学や解析力学を学んだ方が
その知識を整理し、理解を深めたいと思ったら、この本をお勧めしたい。
わたしが感銘を受けたのは、やはりラグランジアンの対称性と保存則の解説である。
とくにスケール不変性から自然にケプラーの第3法則が導出されるところは感動モノである。
正準理論の話も難しいが、勉強になる。
他の本で勉強していた頃は、正準変換もハミルトン・ヤコビも
一体何がしたくてそういうことを考えるのかチンプンカンプンであったが、
ランダウを読んでわかった気がする。
時間発展も一種の正準変換だとの指摘には目から鱗であった。
わたしは院生になってから読んだが、
学部生のうちに読んでいたらもっと役立っただろうと思う。
本の薄さが価値、ランダウの至芸 巧みな構成と簡潔で明快な説明から誰もが最大の賛辞を贈る名著です。本書により力学の中心的概念を的確に把握することができます。しかし理論に関係する多くの事が省かれていて、読者の注意がそういう所に向かないような書き方をしています。そのため他の本を読んでこの本に足りない部分を補うことも必要です。
対称性からラグランジアンの形を推定して行く部分は多くの人を魅了していますが、これは最小作用の原理が方程式の基本的な形をほとんど規定してしまっていて、残された自由度の中でどういう関数を選ぶかという議論だということを承知しておく必要があります。とにかく、こういう議論は今後何度も出会うことになるので、じっくり検討しておくといいでしょう。
衝突と微小振動、剛体の運動の章は本書の中でも難しい部分ですが、そこに出てきたことはその後の章では使われないのでとりあえず抜かしても大丈夫です。しかし振動と剛体の章は面白いし今後必ず役に立つので例題も含めてきちんと読んでおきたいところです。
本書の価値は古典力学の体系をこれだけ小さくまとめたということ自体にあります。古典力学の体系とはこういうものだという認識と、本書に書いたことでほとんどの問題に対処できるという判断です。何かの問題を解くときに、この本に書いてあった手法が使えないか、あるいはランダウならどうやっただろうかと考えてみることで、一層この本が好きになるのではないかと思います。
英語訳から推定すると、この日本語訳では原文の論理的な起伏や流れがかなり失われていて、その分余計に難しくなっているように思えます。また訳者の判断で記述を変更している部分があります。その一方で訳者が見逃している誤りもあります。それから、なぜか本訳書ではベクトルの外積をA×Bではなく[AB]と書いています。
素晴らしいの一言上級者向け古典力学の名著であり、天才ランダウならではの深遠な記述は読み応え満点です。豊富な問題は全て解答が付されており、自習書としても適していると思います。但し、冒頭いきなり一般座標が導入されますので(続いて勿論Lagrangian)、ある程度の力学の知識は必要でしょう。力学の入門書を読んだ後、それに物足りなくなった人には最適の書物です。表記法は少し古さが感じられます(外積に戸惑いました)。
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