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クチコミ情報
こういう歳の取り方っていいなあ佐野洋子は以前からずいぶん多くのエッセイを書いていますが、還暦を過ぎた
ころからのものは珠玉といってもよいでしょう。特に感銘を受けたのは、癌の
再発で余命宣告されたにも関わらず、それを帯にも見出しにも全然触れずに、
淡々と文中に書くという態度です。
「昔から70で死にたいと思っていたし、死ぬ時がくれば確実に死ねる癌って
いうのはいい病気だ」と言い切ってしまえるのは立派です。日頃は似たよう
なことを言っていても、いざとなったら「生への執着」を恥も外聞もなく
書き綴り、「みんな私を見て〜!」と絶叫するような人物が多い中、実に
すがすがしい。こういう意地悪で凛としたおばあさんが増えたら日本は確実
に変わるだろうと思いました。
役に立ちましたタイトルに惹かれて読みました。この方の本は初めてだと思ったら
絵本「100万回生きた猫」の作者ではないですか。
正直内容にあまり期待してませんでした(失礼)。しかし大きな間違いで。
料理、戦争体験、友人、韓流ドラマ、そして自身の健康の事、老いの事…等々
様々な話題が魅力たっぷりにちりばめられています。
老後=穏やかで静かな日々と思いきやそんな事も無く
確固たる自分を持った作者は情熱的(?)で、破天荒で
こういう老いの過ごし方もあるんだ、こういう人もいるんだ、と何かホッとしました。
考えさせられる事、学ぶところが多いです。
最後の2〜3頁は何度も読み返しました。
沢山のことを教えてもらえた気がします。商品の説明どおり、名言だらけ。
作者の方がこれから少しでも、良い体調で過ごせる事を祈ってます。
蛇足ですが
何の因果か、偶然にも、もう一冊手に取っていた本が元旦那さんの本でした…
(ここに来るまで二人の関係を知らなかった…)
いなくならないでいつも秘かに思っていることを、サラリズバリと書いてくれる洋子さんのエッセイは新刊が出るごとに読み、強力なサプリメントとして、日々の生活の励ましとなっている、ので洋子さんには、いつまでも元気でいてもらいたい。あなたがいなくなってしまう世の中は想像するだけでも寂しいもの。人生の甘いも、辛いも、苦いも、酸っぱいも、すべて知り尽くしたかのような洋子さんが紡ぎだしてくれるエッセイは、とても大事なエッセンスでもある。
かっこいい、老い方だってある 佐野さんは、谷川俊太郎の三人目の妻だったひとだ。
今は離婚して、シングルでいる。成人した息子さんがいるようだが、
ほぼひとり暮らしのようだ。
お友だちがたくさん。一緒に料理したり、麻雀したり、お仕事の依頼もいっぱい。
充実した、老境ではありませんか・・。
ところが、この佐野さんにして、やはり、老いや癌や孤独、
焦りは嵐のように日々渦巻いている。
よくある達観や、諦観、という見せかけのかっこつけはない。
日々、熱く、または淡々と生きる。自分のばばあ振りに驚きながら、堂々と生きる。
こういうエッセイいままで、日本になかったなぁ。
自在で、魅力的な語りくち。
老い、ひたすら恐がるのではなく、自然体で行こうよって思えてきます。
肩の力がぬけます人生の秋から冬を迎えた女性の人生の達観ぶりがみごとです。なにも起こらない生活の日々も時間がたつにつれ、人生の終わりがちらつくような出来事がおこってきます。
健康のありがたさ、食にたいするこだわり、自分の人生のスタイルは自分がきめるという作者の生を貫く生活信条がみごとです。中身は読んでのおたのしみです。
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