![226 [DVD] 226 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51IeP4R4rBL._SL500_.jpg)
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クチコミ情報
「思想」なき2・26事件!確かにキャストは豪華だ。戦前の東京の町のセットもすごい。だが、肝心の「思想」がない。
映画の中で、青年将校たちが命をかけて決起し、そして「昭和維新」に失敗していく過程で思い起こすのは自分の妻と家族のことばかりだ。
投降命令が出た時も、またラストで処刑される際に映し出される遺書の内容も、彼らが「国体」以上に思慕するのはみな自分の「家族」だ。
将校たちは、なぜ、あるいは何のための決起したのか。その思想的背景は映画の冒頭で短く語られるだけで、その後、映画のテーマとしては後景に退けられる。
もし、「家族愛」の物語を描きたかったのならば、「2・26」というこの題材はふさわしくない。「思想」なき「2・26」事件は単なる「戦争映画」の変形にすぎない。そして、映画が「思想」を描くことができないならば、映画は決して「歴史」を描くことも出来ないだろう。
製作者たちは、この映画を作るにあたり、きちんと事件の思想的背景を勉強したのだろうか。多分、していないだろう。そのことは、やたらと「形式美」を重視した演出と、そして何のテーマ性も感じられない無味乾燥なタイトルのつけ方に象徴されている。
「美学」ではなく、青年将校たちを突き動かす「思想」の具現化こそが、「2・26」事件を扱った映画には必要だ。
映画としてのフィクションが必要ならば、そのような「思想」を描くうえにおいてこそ必要だと思う。
うーん好きなんだけど・・・226事件の映画。
全体的に事件のダイジェストっぽいです。
事件の詳細を知らないとなんじゃこりゃと思ってしまう映画かもしれません。
有名俳優さんがテンコ盛り、当時メジャーじゃなかった方も勇姿を見せておられます。
画面の見せ方は上手いので、事件に興味を持たれている方は一度観る価値はあります。
特出すべきは千住明さんのEDテーマ。
これだけでジーンと来ます。
歴史番組でも良く使われる音楽なので一聴すればたぶん知っている方が多いと思います。
映像美と音楽で☆4。
89年でこのクオリティは凄い!226事件についての予備知識は多少必要ですが、
冒頭に簡潔な説明もあるので、
知らなくとも全く理解できないというわけでもなかったように思います。
三浦友和演じる安藤大尉の終盤での檄には泣きました。
また、登場する戦車がショボいのをのぞけば、軍装や銃器の再現度や考証もかなり高いレベルであると思います。
80年代にこれだけ淡々とした軍事ものが撮られていたことはこのDVDを観るまで知りませんでした。
エンディングの曲も悲壮さと気高さのある良曲で、サントラが欲しくなります。
しかし帯には「昭和に起こった衝撃事件」と津山三十人殺しや瀬戸内シージャックと同列に語られていますが、226事件はそんなレベルの話ではないんじゃないか?とも少し疑問に思いました。
盛り上がりがいまひとつ 226事件に参加した青年将校を始め実在の人間がほとんど実名で登場する映画である。今になって実際の事件を振り返ると、その計画性や展望の無さ、同一聯隊に所属しない寄り合い所帯の将校たちがそれぞれ勝手な理想を抱いていたことなどほとんど信じられないほどである。だいたい、これだけの事件を起こした実行部隊に強力なリーダーがいない。とはいっても中心人物的な人間はいる。この映画では三浦友和が演じる安藤大尉と竹中直人演じる磯部一等主計である。しかし、実行部隊だけを見ても野中大尉役の萩原健一、河野大尉役の本木雅弘、栗原中尉役の佐野史郎など有名どころが何人も出演している。それら登場人物たちがみんなそれぞれの演技をするので映画も実際の事件同様にどうも焦点がぼやけてだらだらしい盛り上がりに欠ける作品になってしまった感がある。
ところで、カラー作品のため出演者が着ている軍服がきれいすぎてかえって現実味が無い。まあ、本木雅弘のきている軍服の襟章がちゃんと青だったのには感心したが。時代考証はしっかりしている。しかし、この映画は、モノクロ映画の方が時代の雰囲気が出たかも知れない。例えば終戦時の宮城事件を扱った「日本のいちばん長い日」などはモノクロ映画のため非常に時代の重苦しい感じが出て名作にしあがっている。
と、言うわけで、このレビューもなんだかだらだらして盛り上がりに欠ける文章になってしまった。どちらも星3つ!
好きなんだけど…この映画、とても好きでもう何十回となく見てるんだけど
じゃぁ映画として完成度が高いか? と言われるとそれは話が別。
いろいろ理由はあるけど、一番ヘンなのは
クライマックスの「原隊復帰命令」シーン。
どう考えても主題にそぐわないメロウな音楽が流れる。
それもフルコーラス。んでストーリーに無関係な各兵士の個人的な回想画像が流れる。
これはおかしい。一体何考えてこんな場面にしたんだと思わざるを得ない。
だって、音楽の調子がどう聴いても「何かをうまくなし得た」とか
「恋がうまく成就した」みたいな雰囲気のものなんだもん。ヘンだよこれは。
それに回想内容が革命とな〜〜んも関係ないじゃん!!
いや、曲自体はスゴクいい曲なんですよ。でも、作品の主題と全く合ってないし
何よりもこの骨太な映画のクライマックスでこの曲かよ!というのが一番だな。
あと、ホントに226事件のことを理解してんのか? って思うほど
226事件を美化しすぎてる。実話はこんなカッコいい事件じゃないだろが(笑)!!
いや、僕はどっちかっていうと右派の人間なんだけど、その自分的に見ても
この映画の226事件の描き方はヘン。実話を真摯に鑑みるなら
これじゃバブル全盛期にブチ上げられたただの金満ヒーロー映画にすぎない。
上でいろいろ絶賛してるヒトいるみたいだけど、
こういうような点について、ヘンだとは思わないのかなぁ??
と、ハッキリヘンな映画なんだけど、メインテーマ曲は壮大だし
軍服はカッコいいし、見所はいっぱいある。だから好きな映画ではある。
だが、上記の理由で「映画として完成度が高いか」といわれたら
それは全く違うとしかいいようがない。それが事実だと自分では思ってる。
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