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村上春樹

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村上春樹

村上 春樹(むらかみ はるき、1949年1月12日 - )は、日本の小説家、米文学翻訳家。
京都府京都市生まれの兵庫県芦屋市育ち。住職の息子で国語教師でもある父と、大阪の商人の娘である母の間に生まれる。兵庫県立神戸高等学校卒業。早稲田大学第一文学部演劇学科に入学。大学在学中に陽子夫人と結婚。結婚後、国分寺市に転居し、大学に在学しながらジャズ喫茶を開業する。大学を 7 年かけて卒業後,閉店後の店で小説を書き、1979年『風の歌を聴け』でデビュー。1981年には作家専業で生きていく決意を固め、ジャズ喫茶を廃業した。全共闘世代、団塊の世代を代表する作家であるが、政治活動にかかわることを避け、全共闘運動を全面的に支持しているわけではない様子が、作品の端々からうかがわれる。

バルトーク : 管弦楽のための協奏曲 / ヤナーチェク : シンフォニエッタ

クリーヴランド管弦楽団 バルトーク ヤナーチェク セル(ジョージ) 
バルトーク : 管弦楽のための協奏曲 / ヤナーチェク : シンフォニエッタ
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とりあえず手に入れておきたい!

バルトークにヤナーチェクと少しマニアックな組み合わせの録音だが、興味のある人には
おすすめだと思う。古い録音だがDSDマスタリングで音のリアル感も良いし、
セルのクリーヴランド管で演奏も文句なし。とりあえず手に入れておきたい一枚
だと思う。


ユニークな演奏

セルによるバルトークの「管弦楽のための協奏曲」とヤナーチェクの「シンフォニエッタ」は他にはユニークな演奏だと思う。最近、刊行された「1Q84」で取り上げられたとかで、急にCDが売れ出し、レコード会社も驚いているということだが、スタンダードな演奏ではなく、セルの考えが前面に出たものであると思う。バルトークの方はフィナーレのカット改変はそのいい例であるし、ヤナーチャクもかなり遅めで他の演奏と比べると際立っているように思えた。それでいて立派に聴こえるのは流石だと改めてセルという指揮者を敬服したしだいである。

タクシーで聴いたら

クラウンの後部座席で聴いたらどんな感じだろうか?
それも25年前の、今の車はオーディオが良すぎて駄目だろう。
ファンファーレが独特な曲だ。
オーケストラにブラスの別働隊。
それだけでも珍しい構成なのだろうか?
何回も聴いていると、なじんでくるのはスラブ系の曲だからだろうか?


村上春樹『1Q84』の冒頭から登場するアルバム。

村上春樹『1Q84』の冒頭から登場するアルバム。
ハンガリー人とスロヴァキア人のハーフの指揮者、
ジョージ・セルが子飼いのクリーブランド管弦楽団を振っている。

モラヴィアの作曲家ヤナーチェクの「シンフォニエッタ
=小交響曲」は、少しも交響曲ではない。
ソナタ形式/三部形式/ロンド形式の楽章が無く
編成も通常のオーケストラの背後に
トランペット9本・バストランペット2本・テナーチューバ2本
が控え、トランペットだけで合計14本と異色である。
(もともと体操協会の開会式用ファンファーレなので
 仕方がないのかもしれないが)

ファンファーレ主題は明るく、モラヴィア民謡から採られたメロディーは
どことなく東洋的で我々にも親しみやすい。
しかしこの明るさが、なぜ『1Q84』の冒頭に繋がるかは謎である。


この禿頭に古今の名曲が

セルはもう一度発掘されてよい指揮者です。彼は単に職人と思われがちですが、全然違います。それはオーマンディーが同じような不当な評価を受けているのとよく似ています。いずれにしてもバーンスタインより少し前のアメリカの指揮者は何となく不遇です。
さて、このヤナーチェック(村上春樹はこう書くのです。通例はヤナーチェクです)のシンフォニエッタとバルトークの管弦楽のための協奏曲はクリ−ブランド管弦楽団のヴィオルトーゾが最大限に発揮された演奏です。彼らは機能美と言われたように見事なアンサンブルで定評を博していました。特にセル時代のクリーブランドは言う事なしです。
その間違いのない時代の、トレーニングをしっかり受けたオーケストラによる名演です。更にこのバルトークは、ジョージ・セル版というべき唯一無二の録音でして、なんでこんなことになっちゃったのかはわかりませんが最終楽章piu prestoでうごめく部分をその少し前から完全にカットしちゃってコーダに直接ぶつけてるんです。賛否は別として史上まれにみる録音であることには間違いありません(ちょっと汗)。ただ、ヤナーチェクの演奏の見事さは別格ですので、是非このCDはblu-specとして、更に一段の輝きを添えて欲しいものの一つです。
付記しますと、村上春樹の1Q84で青豆が購入するLPがこの録音です。このLPが出た時代の通常手に出来るヤナーチェックのシンフォニエッタの録音としてはこの盤とカレル・アンチェルのものぐらいしかなかったような気がします。そういった意味でも、オールドファンにとってもとても懐かしい演奏です。
もう一つ付記いたしますと、音楽ベストセラーで6月6日には日付けにちなんだように66位、6月11日には31位にまで上昇しました。このような作品で50位以内に入ること自体があり得ないので驚愕しております。やはり日常とは異なることが起きていますよ。



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ヤナーチェク:シンフォニエッタ~小説に出てくるクラシック~

ヤナーチェク:シンフォニエッタ アカデミー室内管弦楽団 サラ・ブライトマン シカゴ交響楽団 シャルル・ミュンシュ(cond) ヘルムート・ヴァルヒャ ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(vc、cond) 小澤征爾(cond) 
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ポートレイト・イン・ジャズ 和田誠・村上春樹セレクション

オムニバス ビリー・ホリデイ マイルス・デイビス ベニー・グッドマン ビックス・バイダーベック ジェリー・マリガン デクスター・ゴードン チュー・ベリー ルイ・アームストロング チャーリー・クリスチャン 
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古いジャズ好きにはお薦め

和田誠、村上春樹、お気に入りのジャズですから、悪いはずがありませんね。それはさておき、付属の村上春樹が書いているライナーノーツがとにかくいいです。ジャズにまつわる個人的な逸話です。他では読めない文章ですので、それだけでも価値があります。

初心者にはすすめない。

僕はジャズ初心者なので、あまり偉そうなことは書けないんだけれども、
個人的にはこのCDよりも、「ユニバーサル・クラシック」から発売されている、ポートレイト・イン・ジャズのほうが良い。
どうしてかというと「ソニー」のCDは、どちらかといえば古い曲が多くて、親しみづらいからだ。ビリー・・・などは、とても素晴らしいのだけれども、やはり上級者むけのような気がする。
ジャズ初心者にはむしろ「ユニバーサル・・・」の方が良い。スタンダードもたくさんあるし、初心者にとって一番親しみやすいピアニスト「ビル・エヴァンス」の曲も収録されているからだ。
僕は2枚とも聴いたけれども、多くの演奏家に心打たれて、僕のジャズの世界を広めてくれたのは、「ユニバーサル・・・」のほうだった。


世界が微笑む

古きよき音楽です。このアルバムを聞いていると、不思議なことに
音楽が心臓をゆっくりとあたためてくれているような錯覚に落ち
いります。このアルバムの中では、ビリー・ホリディの曲が
1番好きです。聞けば聞くほどスルメのように味が出てきます。
とにもかくにもぜひ聞いてください。本当に本当におすすめです。
エッセイも泣けますよ。村上春樹さんがまだ作家になる前、
ジャズを聞かせるBARの主人だった頃のお話。とても親密な
雰囲気のアメリカの男性と日本人の女性が定期的にBARに
やってくる。彼はいつも物静かに音楽に身を浸す。そして、
ときどきビリー・ホリディを聞かせて欲しいと注文する。
そしてこらえきれずに涙を漏らす。そんな彼が。。。
って全部書いてしまうと面白くないと思いますので割愛します。
とても素敵なエッセイで私は好きです。


『癒し』を越えて『赦し』の声

元々がジャズが出発点の村上春樹が和田誠とコンビを組んで作ったジャズ・エッセイのCD化。

ビリー・ホリディのコロンビア盤の『君微笑めば』で始まる。彼女の歌う『あなたが微笑めば、世界そのものが微笑む(When you are smiling, the whole world smiles with you.)』は、『癒し』を越えて『赦し』の声だ。もう『癒し』では間に合わない『赦し』を求める傷だらけの日常にしみる。

チェット・ベイカーが入っていないのが僕には不思議残念だ(●^o^●)。このCDを聴きながら、このエッセイを読む。至福の瞬間である。だから村上春樹はステキなのだ。

静かな気持ち。

村上さんつながりっていうのと、JAZZが聴きたい!っていう事で買いました。1曲目次第で、そのCDが好きか嫌いかにわかれると思うんですが
これは、1曲目が、とてもいいです。
あと、村上さんの説明書き(?)に書いてあるエッセイが、とても沁みます・・・。



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1Q84 BOOK 1

村上 春樹 
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ストーリーは別にして・・・

遅まきながら読んだ。いまBOOK3を執筆中かな。
ストーリーは1巻の最後ぐらいで盛り上がって、あとはまあ…、という感じだった。
ただ主人公の『空気さなぎ』の分析を『海辺のカフカ』と置き換えると、違う意味で面白く読めたり、物凄く文章が上手いので、どんな展開でもとりあえず面白く読めたりはした。
BOOK3を読んでみないとわからないけど、現状は過去の作品のほうがお勧めです。


時間かかったー

読書が大好きで読むスピードも早い私ですが、
2巻で1ヶ月以上かかって無理矢理読みました。
本当に全然面白くなかった。
ノルウェイの森とか昔の作品はそれなりに面白いと思ってたんですが。
まず、登場人物の誰1人として生き生きした魅力を持ってない。
「こんなやつおらんでー」という気持ち悪いナルシストの登場人物ばっかり。
誰にも愛着が沸かないので物語に入り込んで読み進みたい気持ちが沸かない。
物語自体も半分以上意味不明でひきつけられない。
村上氏が何か伝えたいことを持っていて
それを暗示的に表現しているんだということは感じるが、
読者がその意味を理解できないのではただの作者の独りよがりだと思う。
無意味で無駄な修飾文も昔よりひどくなっていてぞっとした。
性的な文章の多さと表現の仕方にも吐き気がした。
もう村上氏の作品を読むことはないだろう。



「コミット」できないディテール

一言でいえば、「魅力的な物語だが、違和感の残るディテール」といったところか。
「わかりやすさ」を狙った設定、「わかりにくい」展開。
「ハードボイルド」なプロット、「ロマンチック」なキャラクター設定。
「小さな」悪と「小さな」善による、きわめて個人的な歴史の数々。

なぜ、平家物語の長い引用が必要なのか?
なぜ、クラシックやジャズのウンチクをここまで散りばめる必要があるのか?
なぜ、登場人物たちは突然「失われて」いくのか?(まるで書きながらプロットが彷徨う連載小説のように)

ミステリーとしての要素は手堅いのだが、「ノルウェイの森」のような純愛路線と村上春樹らしくない性愛描写のバランスには違和感が残る。(無理して愛を語り、無理してセックスを語っているような印象を受ける部分が垣間見られる。)

良く言えば、「羊をめぐる冒険」「ノルウェイの森」「アンダーグラウンド」「ロング・グッドバイ」(チャンドラーの翻訳)…。
これまでの村上ワールドの数々を融合した作品、ともいえるのかもしれないが、最近、熱心な読者ではなかったこともあって、この作風とディテールにはうまく「コミット」できなかった。
村上には、もう語るべきモチーフがないのだろうか?それとも、この魅力的なキャラクター(大切なことだ)たちに託したい、もっと壮大なテーマの序章に過ぎないのだろうか?


彼岸と此岸

春樹さんの本は20年来翻訳も含めてほぼ読了しました。
今回の新作、とても楽しみに手にした次第です。

さて、このBOOK 1。
いい点・残念な点が混在しているように感じます。

いい点
春樹さんらしい読みやすい文章。ご本人がいうところの「文体力」がさすが!
青豆の奔放なキャラクターとその描写で読み進めさせる点。

残念な点
春樹さん永遠のテーマである「彼岸と此岸」の描き方が浅い? 整理されすぎ?

残念な点については、どうしても『世界の終りと〜』や『ねじまき鳥〜』の
重厚感(あるいは整理されてない感)と比較してしまいたくなっただけかもしれません。


彼岸と此岸が本書では「青豆」章と「天吾」章、
「教団側」と「老婦人側」など複層的なのはわかりますが…。

ただ、村上春樹ファンを喜ばせる種があちこちにまいてあるのはやはりうれしかったです。


がっかり

今まで読んだ村上春樹の中で、一番がっかりかなぁ。
読み始めはとってもおもしろく、後半は失速する一方。

構成からどうしても「世界の終わり〜」と比べることになるけれど
比較にならないほど「世界の終わり〜」がおもしろかった。
話がどんどんどんどん膨らみ過ぎて、いつの間にかほったらかしにされる事象が多く、
結局「なんだ、この程度の厚みだったの?」という感じ。
今までの村上春樹に免じて、続編に少しだけ期待することにします。



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1Q84 BOOK 2

村上 春樹 
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Part 3、どうなるか??

Part 1を手に取りすぐに各章のタイトルをチェック。すると、村上ワールドらしい興味を引かれる題名が並んでいてわくわくしました。素人の私が言うのもなんですが、村上さんの文章に益々磨きがかかったように感じます。謎ばかりが残って、、、というご不満の声もあるようですが、少なくとも言葉は選び尽くされて書かれていると思います。名台詞も多い!読み進むにつれて物語に深みが出てきて、ひとつひとつの言葉に重みが増し、吟味して読みました。これって、自我の追求の物語であり、純愛小説的でもあるんだと思います。しかし、性描写には確かにうんざりさせられました(女性の胸のことが繰り返し出て来たのには苛つきましたよーー)。それから、「証人会」というのは実在の某宗教団体をモデルにしていると思われますが、作中で「カルト」とされているのはそのモデルとなった教団の信者の人にとって失礼じゃないでしょうかね。私が大好きなPrinceもその信者なんですけど。

とにかく、どういう展開になるのかPart 3の発売が待ち遠しいです。

<素朴な疑問>
青豆さんの下の名前は何?
天吾君の傍にいるふかえりはマザなのか、ドウタなのか?


まだ終わらないよ

 我々はなにをもって「真の現実」とするか、その絶対的な根拠に窮する。
ニーチェは「かつて神はあったが、いまはいない」と言う。かつて神があった時代には現実と非現実、内在と超越の境界は極めて明瞭であった(あたかもそうかのように生きられている物語という意味合いにおいて)。
 作者は現実とそうでないものを峻別するために「二つの月」を召喚する。「二つの月」それ自体に深い意味はない。あくまで境界を引くための便宜として呼び出される。それによって青豆は自らが今まで生きていた世界が「実は現実」だったということを知る。しかし、これは・・・・いわゆる「並列する世界」の話ではないのだ。それがこの物語を複雑怪奇なものにしている。どうやら「すでにあった私たちが知るとこのあの世界はどこかで途絶えてしまった」らしい。青豆にとっては・・・という留保がついてのことだが・・・。これは由々しき事態である。コインの表と裏のように、ひっくり返されてしまったというべきか。望むと望まないにかかわらず。しかしコインはまた裏返せば良いのだ。しかしそれは青豆の望むところではない。彼女は自らの生命と引き換えに逆説的にこの「二つの月の世界」で生きることを選択する。少なくとも私にはそう見えた。彼女は死んではいない。
彼女にはまだ天吾を救うと同時に自分も生きようとする計算的理性が残っている。いや少なくともどんな形にせよ邂逅できる筈だと信じている。執拗な追っ手に捕まるまではいくらかの猶予がある。その間には色々な可能性や余地が残っている。それは彼女をもう一度強くする時間かもしれない。もし彼女の目論見が成功するならば、それはリーダーの不吉な予言が成就しないことを意味する。足元からシステムが瓦解していく。均衡が再び乱れる。それは新たな物語の始まりの徴だろうか・・・。


一気に読めました

色々なエッセンスが入っているので、感想もなかなかまとまりません。
オウムの事件とか、9.11とか、起きてしまったこととして認識していることが、あるふとしたきっかけで起こらなかったかもしれないし、別の形で何かが起こっていたかもしれない・・・そういう大きな転機を左右する物とはいったい何なのだろう・・・。というのがこの物語の問いかけで、読者に与えられたQuestionなんですよね。本の中に回答はありませんが。
続編が出るんですね。。。。これで完結でも十分だと思いますが・・


彼岸と此岸の描き方が産んだ長所と短所

春樹さんの本は20年来翻訳も含めてほぼ読了しました。
今回の新作、とても楽しみに手にした次第です。

さて、このBOOK 2。
こちらも、いい点・残念な点が混在しているように感じます。

いい点
彼岸側(教団)の姿が示されることでの「謎」の提示。

残念な点
彼岸と此岸を対比させるための描写が過多気味。

いい点と残念な点は表裏一体ですからこれだけでは本書を評価できません。

ただ、BOOK 2を読みつつ「なにか落ち着かない感」を感じていました。恐らくは…

『世界の終りと〜』の整理なされてない感(短所と感じられる方もいるでしょうが)
『ねじまき鳥〜』の歴史的事実に根ざした重厚感

それぞれがともにこのBOOK 2では十分に感じられないからでしょうか。

しかし、『ねじまき鳥〜』の時のことを考えると
恐らくはBOOK 3でとんでもなく読者の予想を裏切る展開があるはずです。
そこにとても期待していますし、楽しみにしています。


期待を膨らませて・・・

予約の情報を知り、是非読もうと思った。
マスコミでの取り上げ方も、期待を煽り上げた。
やがて書店での売り切れ報道、また、山積み展示。
ブームは確実に起こっていた。
いつか読もうと思い、その前に読んでおこうと、『海辺のカフカ』『ノルウェイの森』『ねじまきクロニクル』を読んだ。
やっと、ブームは静まり始めた。
満を持して『1Q84』を手に取り開いた。

私は1949年生まれ、村上春樹氏と同世代だ。1968〜72年、学園紛争の中を潜り抜けてきた。
「文学は現実からの逃避だ。」と激しく思っていた。
1984年は社会生活に踏み込んで、10年目。子供も二人儲けていた。
家庭生活に、目の前の仕事に、私自身逃避していた。
「文学は現実からの逃避だ。」とそれでもまだ思っていた。
『海辺のカフカ』『ノルウェイの森』『ねじまきクロニクル』を読んで、私は後悔した。
出会う時期が遅かったと、60歳という定年の年に出会ったからといって、この成果をもう還元できる機会はほとんどない。それらを読みながら、心を震わされながら、自分の少年期、青年期、壮年期を振り返ることができた。すばらしい時間を費やすことができたと思う。
「文学は現実への誘いだ。」と悔恨しつつ今そう思う。

「説明しなくてはわからないということは、説明してもわからないということだ」
この言葉を胸に刻んで、村上春樹氏の今後の作品にも期待したい。



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めくらやなぎと眠る女

村上春樹 
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風の歌を聴け [VHS]

大森一樹 小林薫 真行寺君枝 坂田明 村上春樹 
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村上ファンは嫌うが・・・、面白いです

何だか80年前後が懐かしく感じられた。真枝寺君江が実に美しい。小林薫、室井磁などの若い頃も観れます。
村上春樹の原作ファンの評判は非常に悪いが、新しいところがないにせよ、ATGだけあってか結構楽しんで観れた。小説とはぜんぜんちがうものだけど、少なくとも自分は、観た後に何かが心に感傷を残した。大森一樹作品の中では観る価値があると思う。



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トニー滝谷 [VHS]

市川準 イッセー尾形 宮沢りえ 西島秀俊 村上春樹 坂本龍一 
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村上春樹氏の世界観をうまく映像化できている

村上春樹氏の短編集『レキシントンの幽霊』所蔵の「トニー滝谷」をうまく映像として表現できていると思います。

まあ、そもそも村上氏の「トニー滝谷」自体がフィッツジェラルドの『グレート・ギャツビー』のワンシーンにヒントを得て書かれたものだとは思いますが、物質主義による逆説的なニヒリズム、すなわち虚無感という、現代人の誰しもが心のどこかで感じているだろうものを、宮沢りえ氏の好演や、空虚感を醸し出させる映像の工夫によって、視聴者は感じることができます。



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1984 [DVD]

マイケル・アンダーソン エドモンド・オブライエン ドナルド・プレザンス マイケル・レッドグレーヴ ジャン・スターリング 
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P・カッシングがW・スミスを演じたBBC版も是非DVDに

有名な「1984」のDVD化で楽しみにしていますが、ウィンストン・スミス役をP・カッシングが演じたBBC版も是非DVD化して欲しいです。


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トニー滝谷 プレミアム・エディション [DVD]

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トニー滝谷 プレミアム・エディション [DVD]
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商品の紹介
村上春樹原作の同名短編を、市川準監督が映画化。ジャズ・ミュージシャンの息子として生まれ、「トニー」という名を付けられた主人公がイラストレーターとなり、仕事先の編集部員、英子と結ばれる。幸せな結婚生活で唯一の問題は、英子が次々と新しい洋服を買うという依存症だった…。イッセー尾形がトニーを淡々と演じ、英子役の宮沢りえも、言いようのない焦燥感を絶妙に表現する(彼女は妻の“身代わり”となる女性と2役を好演)。
ゆっくりと左方向へ動いていくパン(水平移動のカメラワーク)が心地よい。トニーの幼い頃の生活から、仕事、結婚生活と移りゆく日々が、走馬燈のように画面を流れていく。カメラと被写体の距離感は、市川監督の『病院で死ぬということ』を思い出させる。西島秀俊のナレーション、坂本龍一作曲のピアノ曲など、多くの要素がマッチした映像世界が伝えるのは、孤独であることの哀しさと心地よさの二面性。結局、人間は死ぬまで独りであると納得させられながらも、それはそれで辛いのだという思いが、ふつふつと湧き上がってくる。(斉藤博昭)


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青く、低い温度。寂しさ。

意味はないし、現実性もない。ただただ青い、低い温度を感じさせる作品。
映画というより、芸術作品を観ているかのようだった。

そして、たまらなく切なさを感じた。
劇中でわけもなく涙を流す女性に共感するわけではないのに、なぜだか切なくなるのだ。

役者もまた、この作品を作り上げる一つのファクターとして存在している。
それはかなり難しいことなのだろう。

決してメッセージが込められたわけではない。
「孤独」の有り様を、美しい映像と音楽で切り取った作品。


原作が好きだから穿った感想だと思いますが

カメラが右に動きながら
ロングでループし続け
ナレーションで描写説明。

ちょっと退屈な映画ではあります。

ある意味村上春樹の文章世界を
最大限リスペクトしたつくりかたなのかとも思えなくはないのですが。

イッセー尾形のダルさ加減と
宮沢りえの戸惑い加減や透明感が見事です。


純文学としての映画。

原作は村上春樹氏。と聞けばイメージが浮かぶかもしれません。監督の市川準さんは、村上作品の持つ、詩的なイメージと言いますか、内省的な面、一人称独白体、日常に潜む微かな非日常性を映像化するに当たり、優れた手法、アイデアを生み出したと思います。キャスティングも絶妙と言いますか、イッセー尾形氏、宮沢りえさんの配役もピッタリです。坂本龍一さんのピアノに沿って、イメージ映像のように切り替わってゆく画面で進行してゆくトニー滝谷の物語。宮沢さん演じる洋服中毒の理想の妻が印象的です。ベタな表現ですが、物凄く綺麗です。以前、ヌーベルバーグの時代にこういう手法はあったかな、と頭をよぎりましたが、そのあたりで連想は止まりました。実験手法といえるかもしれませんし、イッセー尾形さんの一人芝居にも似た感じともいえます。純文学としての映画と呼べるとも思います。ただし、この新鮮な感覚を支えるものは演出の意外性にあることは間違いないと思います。

追悼市川準監督

『トニー滝谷の本当の名前は、本当にトニー滝谷だった。』
冒頭シーンに入る朗読に似たナレーション。村上春樹さんの作品が持つ独特の空気を
体現している事に驚き、うれしくなった。

息子にトニーと言う風変わりな名前を付けるジャズマン
滝谷省三郎(イッセー尾形の二役。)の描かれ方が抜群に良い。

戦前の上海で一瞬の名声を得て居た時と、全て喪い捕虜収容所に入れられ
『そこでは生と死のあいだには、文字どおり髪の毛一本くらいの隙間しかなかった。』と
呟いてからの表情やセリフ回しがガラッと変わっている。

父親に向かない男に放任されたまま、生まれながらの孤独と喪失を抱えて育つ息子トニー。
イッセーさんが学生時代からの彼を演じて居るのも、
世界から隔絶され独り老成してしまわざるを得なかったトニーの内面が
上手く表されているように思う。宮沢りえの好演も素晴らしい!!。

彼女が登場した途端、画面が明るく輝き出す。『トニー滝谷の人生の孤独な時期は終了した。』
その言葉がピッタリ当てはまる程の存在感。洋服を着るために生まれて来たかの様に、

とても自然に服をまとう女性。しかも、洋服に向ける熱情が暴走し、
遂には手当たり次第に高級ブランドの服を買わずには我慢が出来なくなって行く女性。

この難しい役を堂々と演じ切った彼女に拍手を贈りたい。
この彼女の熱演がなかったら、終盤におけるトニー滝谷の埋めようのない空白と、
欠落を引き受けての再生への意思表明も質の違う物になってしまっただろうから。

原作に対する最大限の敬意と愛情が伝わってくる作品です。
二つを見比べるのも発見が有り面白いと思います。


小説と音楽に追随・萎縮した映画

 市川準が監督と知り全く見る気の起こらなかった今作。原作は、今『ノルウェイの森』の映画化が物議を醸しておりますが、映画化されたのはこれと『風の歌を聴け』のみという「容易に画が浮かぶのに容易に描かれない/描けない」物語ばかり書く村上春樹。

 結論から言えば、落胆。春樹の小説と教授の音楽に追随しただけの、萎縮した映画にしか思えなかった。

 清潔で冷静であるがゆえに、「無菌状態の」虚無や孤独や絶望を湛えた主人公――そんな春樹作品の主人公をイッセー尾形は見事に体現しているし、宮沢りえもまた、「服を着るために生まれてきたような」女を見事に体現している。
 紛れも無い日常であるのに現実味を幾分欠いた、「あの」空気感を出すために、教授の音楽に饒舌に語らせ、西島秀俊の味気ない語りによって小説の一節を何度も映画に介入させ、挙句劇中の登場人物にもしゃべらせる。そして映画はトニー滝谷の半生の記憶を、早回しのダイジェストのように、時折屋内にいるのに印象的に吹いている風のように、なぞっていく、だけ。

 これを実験的手法といえばそれまでだし、監督の原作への愛が凄い伝わってくるといえばそうなんだろうけども、はっきり言えばそれがどんなにつまらないことかをこの作品は証明してしまった。解釈と再現が、あまりにも乖離してしまっているから。

 どうしても原作のファンは怒るんだけど、監督には窮屈な再現に縛られることなく解釈にとことんこだわって欲しい。



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100%の女の子 / パン屋襲撃 [DVD]

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クチコミ情報

原作への思い入れがあるだけに

原作への思い入れがあるほど、作品への自分なりのイメージがあるので、想像とは全く異なる映像だとどうしてもがっかりしてしまいます。
村上作品のスタイリッシュさは、ある程度時代を超えた魅力があると思うのですが、それを映像にしてしまうと、バブルの頃に作られた映像なので、どうしても時代を感じて厳しかったです。
内容自体は、朗読を基本にした学生の自主制作映画みたいで、特に映像にする意味がないと思いました。
村上春樹が好きなだけの自分にはきつかったですが、監督や室井滋ファンなら、よかったのかも。


期待はずれ。

マニアックですが、、100%の女の子/パン屋襲撃を見てみました。一部エリアでは名作!一回は観るべき!と当時言われていた映画です。

で?

と言うのが観終わった感想でした。。。。

すっかり、、、これから始まるのかな、、と思っていたら、、もう終わってた。。。

当時は実験的だったんだろうが、、。

悪いと言うわけではないけどね。。。。

100%女の子は、自分が100%好きな女の子に出会って、ホントに100%だったらまた出会うだろうと別れるんだけど、お互い生死をさまようインフルエンザにかかり、記憶を無くし、、歳をとり、、また偶然に出会い、、再度お互い100%というインスピレーションを受けるけれど、、お互い大人になりすぎて、いろいろ事情があり、言葉を交わさず別れる。。。というストーリーですが、アラスジそのままが映画になっており、、、は???って感じです。

パン屋襲撃は、空腹のあまり、パン屋を襲撃しようとする計画です。

いやいや、ほんとに、、、、ネタは面白いんですが、、、映画ではなく、感覚的には60秒くらいのTVCMに出来るような、内容ですし、、、誰かの3分くらいのコントを観ただけの感覚です。。。。

興味があれば、、見てみれば〜、、、つぼにはまる人はいるんじゃないかな〜。。。
責任は持たないけどね〜。


買ってよかった!

100%の女の子のモノクロとカラーの色使いが印象的でした。
ブックレットも見ごたえ・読み応えがありおしゃれ。
室井滋さんは「やっぱり猫が好き」のレイちゃん役がハマってますが
この作品のようなぼーっとした感じもステキです。
買ってよかったDVDの一つです。


素敵な短編映画

「フランツ・カフカ賞」の受賞が決定し、
ノーベル文学賞も期待される村上春樹氏。

村上春樹さんの短編小説が
短くても素敵な雰囲気を作り出すように
この映画もわずか十数分で
心地よい気分になれます。

ほかの作品も映画化して欲しい・・・

村上春樹さんの作品が
好きな方は是非一度ご覧ください。




まさかの実現

パン屋襲撃 タイトルだけでも強烈に惹かれてしまい、20年前にぴあに上映されている事を知っていたのに怠慢なのか

見送ってしまい、年月が経っても頭の片隅に残っていました。それがインターネットを始めて今年になって半信半疑に検索したらDVDで購入可能と知って飛びつき20年後叶いました。自分のイメージとは違い残念ですが、味があります。少なくとも上映30分は欲しいです。少数精鋭の銃撃戦でマシンガンで陳列棚の菓子パン群を吹き飛ばすイメージを自分なりに描いていました。


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