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クチコミ情報
感動は、あとからやってくる”遅効性”の感動をしました。
ラストシーン、エンディングの歌詞、
その二つが合わさったときに、心に、
化学反応が起きてしまいました。
そこから、泣きっぱなしでした。
ただ、先にコレだけは、書いておきます。
「万人受けする作品」では、ないと思います。
これだけ、感動しておきながら、矛盾すると
お思いになられるかもしれませんが、1年前の私なら、
「なにこれ、時間返してよ」と怒っていた気もします。
理由、ストーリーが淡々としすぎていて、
これ、原作、短編集なんでしょうか?
主役を、ハブにしながら、脇役の人物を
スポークのように、1人ずつ描いていくんです。
そして、1人ずつ、
「友情」を重心におきつつ、
「死」「羨望」「身体障害」など、
サブテーマを盛り込んでいく。
「メッセージ、受け止めます。お願いします」
積極的に作品の世界へ飛び込んでいく姿勢であれば、
共感できることも多く、心動くと思うんです。
でも、
「面白い作品見せてください。待ってますよ」
完全受身の姿勢で見た場合。メッセージは届かない
気がします。セリフ立てていませんし、派手な
出来事も用意されていませんから。
一昔、流行った「ウォーリーを探せ」
お客様側から、メッセージを探しに
行かなければ、見つからない、
そのような作品に思えました。
《みんなは信じない。ひとりがわかってくれればいい》
小学、高校〜社会人まで、描かれている。
心に残った、それぞれのとき、は、
[小学校]
・「こんな足になったのは、
あなたのせいでもあるんだからね」と
つい、吐いてしまうシーンと、それを受けた翌朝のシーン
[高校]
・いつも二人でいるシーン
・吉高さんが、石橋さんに、雲の写真を渡すシーン
[成人]
・石橋さんの写真展に、北浦さんの両親が
ある写真をもって、訪れるシーン
全体を通して、セリフは多くないです。
沈黙という声、を使うシーンが非常に多いです。
説明セリフが、ほとんどありませんので、
観客側で、思いを膨らませられる場面が多い。
「監督、よくここまで、間をとれるよなぁ」って
感心したくなるほど。シーン転換前だけでなく、
セリフとセリフの間にも、そんな場面がありますので、
余計に、その感心を強くさせられました。
《「思い出をたくさん作ってしまうかも
しれないけど、一緒にいてもいい?」「いいよ」》
ここまでのシーン、このセリフ、
ある贈り物、ある場所、そしてエンディング歌詞。
そのすべてが、全部あわさったその瞬間、
遅効性の感動、落涙へと繋がってゆきました。
♪♪―♪♪―♪♪―♪♪―♪♪―♪♪―♪♪―
作品披露試写会、上映終了後、
著者重松さんは、監督廣木さんと、抱き合ったそうです。
著者も感動するほどの、世界がそこにあった証ではないでしょうか。
ストーリーが錯綜しすぎかな、と。雰囲気は買います。原作は読んでいないのだが、他の方のレビューを見ると「連ドラじゃなきゃムリ」のような感想が複数あり、確かに色々なファクターを突っ込みすぎて、内容が錯綜してしまったと思う。恵美と由香の関係だけで十分2時間持ったのではないか。恐らく原作に出てくる他の「ともだち」の要素を途中に挟むので、観ている方も混乱してしまうのだ。石橋杏奈という女優は初めて見たが、なかなか堂々としていてよかった。TVよりも映画向きの感じがするので、これからは邦画の中心女優のひとりになるかもしれない。北浦愛とのコンビネーションもよかった。また、吉高由美子は今回脇役ながら、存在感を感じさせるのが流石だ。いい役も悪い役もできるのが、彼女の強みだろう。本作もデリケートな女子高生の感情を上手く演じていた。「もこもこ雲」や「カメラ」など素敵な素材も多いのに、それが作品に生きていないのが厳しい(最後の写真展は必要だったのか?)が、俳優陣のがんばりに星3つ。メイキングがあまりにも短くて、これは不満だぞ(笑)。
救いは出演者たち製作がWOWWOWならば原作の一章を一時間かけて全10話の連続シリーズとしてWOWWOWで放映しなければならなかった作品です。脚本家の質の低さ、脚色構成を承認した製作者の無能さがよくわかります。救いは出演者が頑張っていること。この出演者の頑張りは強調しておきます。映画を見たあと、ぜひ原作を読んでいただきたい。脚本家製作者のダメさ加減と出演者たちの素晴らしさが実感できるはずです。
学生時代の世界観はなかなか数年後の現在に過去の回想シーンが多々差し込まれながら物語が進行する。様々な回想シーンにはたくさんの登場人物が登場し、それぞれが独特のキャラクターを演じきっていた。学生時代の世界観や内容は悪くなかったものの回想シーンへの展開が少しあわただしく感じられたのが残念。
重松清の映像化は難しい…まず、この小説はホントに面白いです。
で、これを映像にするなら、連ドラ向きかなぁと。。
映画なら、尺的にも二人の話に絞って、よっぽど丁寧にやらないと…。
それでもこの内面的小説を伝えるのは相当難しいと思われますが…。
東野圭吾みたいな、行動的小説は映像化しやすいんでしょうけどね。
うーむ。モノローグを入れるしかないのかなあ…。
凄くいい小説なんですけど、ちょっともったいない気がしました。。
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