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クチコミ情報
こどもの権利の本質が分かる魅力的な絵事典たくさんの絵があるので、子どもにとって親しめるものになっています。しかも絵が子どもの権利条約の説明、解説文に大変マッチしており、小学生(中学年、高学年)にも理解できるように編集されています。また条文にそってではなく、子どもにとって大事な問題にそって編集されている点も、本書の魅力です。例えば、「愛される権利」という権利のくくり方がされており、これがトップにきていますが、こうした編集は、たいへん良いと思います。 コスタリカの『軍隊を捨てた国』という映画のなかで、学校の先生が「みなさんがもっている権利は、なんですか?」と低学年の小学生に質問したところ、教室にいた全員が即座に「愛されること!」「愛される権利!」と元気な笑顔で回答しています。この映画をみて、日本と違ってコスタリカでは、子どもの権利条約が根づいているのだなあ、と感じたのですが、『こどもの権利条約絵事典』は、その「愛される権利」からはじまっているのです。そうした子どもの立場からの編集や構成を工夫している点がユニークです。 さらに子どもの権利の本質がわかりやすい表現で書かれている点もいいと思います。例えば本書には「こどもの権利とは、世界でたった一人しかいないあなたが、輝きながら大きくなるための権利」、そしておとなに「呼びかけ向き合ってもらえる権利」と書かれています。また絵事典には、「こどもが権利をもっていることは、あなたが自分らしく元気に大きくなれない状況におかれたときに、あなたにはそれを防ぎ、回復してもらう『力』がある」とあり、子どもにとっての権利の意味が解き明かされています。本書は、お母さんやお父さん、そして学校の先生、保育園や学童保育などにかかわる方々、そして子どもの権利条約に関わる全ての人々に、ぜひとも読んでほしい、たいへんユニークで魅力的な読み物だと思います。
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