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永六輔

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永六輔

永 六輔(えい ろくすけ、1933年4月10日 - )は、元放送作家で、タレント、作詞家、エッセイスト。東京都台東区浅草の、浄土真宗の寺に生まれる。本名は永孝雄(えい たかお)。趣味は旅行で1年中どこかに出かけている。映画エッセイストの永千絵は長女、元フジテレビジョン フジテレビアナウンサー(現在はフリー)の永麻理は次女。
早稲田中学校・高等学校 早稲田中・高等学校卒業(一時疎開で長野県上田高等学校に在籍)。早稲田大学第二文学部(夜間)在学中に、日本放送協会 NHKのラジオ番組「日曜娯楽版」にネタを投稿して認められ、放送作家、司会者としてデビューする。大学は中退。

ちあきなおみ VIRTUAL CONCERT 2003 朝日のあたる家

ちあきなおみ 大高ひさを 北原じゅん 永六輔 浅川マキ ジャック・プラント ミッシェル・エメール 吉田旺 松原史明 飛鳥涼 水谷啓二 
ちあきなおみ VIRTUAL CONCERT 2003 朝日のあたる家
定価:¥ 2,800
新品最安価格:¥ 2,650
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朝日楼を聞いて!

好きなのは、朝日楼と黄昏のビギンです。黄昏〜はコマーシャルで耳にして、探してみたらちあきなおみさんでした。ため息が出るような大人の曲ですね。永六輔と中村八大コンビの中では一番好きな曲です。特にサビから変調するあたりは日本人らしからぬメロディ展開で、最初に聞いたときにはとても驚きました。ちあきなおみさんの低いけれど、甘く深い声がこの曲の世界にぴったりだと思います。そしてとにかくすごいのが朝日楼。歌手が魂を歌にこめるってこういうことか、と思い知らされます。これはぜひとも聞いて欲しい。ちあきなおみの底なしのすごさがわかります。身振り手振りでの演技はいまひとつと感じますが、歌でこれほど人生を表現できるひとはこれからでないのではないだろうかと思うくらい、凄みを感じます。

花・ちあきなおみ

まず一曲目の「百花繚乱」。タイトル通り、花が咲き乱れる中、ひとりの女が数々の恋に舞い踊っているかのような、蠱惑的な歌唱だ。ドレスの裾が翻る様子が目に浮かぶようですらある。曲のラストのフレーズの〈したたかに〉という部分が凄い。上目遣いで笑う魔女のようで、まさにしたたか。この部分、どこか中島みゆきを彷彿とさせる。
4は曲調に合ったグルーヴを感じることができる。本当にこの人は、現代的なノリも飄々とこなしてしまえる歌手だと思う。5は「夜へ急ぐ人」の作者、友川かずき作の良作である。まず、楽曲が良い。童謡を感じさせるメロディーと素朴な情景の詞で、友川氏のソングライティングの素晴らしさを改めて感じた。そこに、微笑みかけるようなちあきの歌が乗り、心休まる一曲となっている。
6、これには心底驚いた。民謡に必要な強弱のとり方や声の張り、節回し、フレーズに入るタイミング、すべて完璧である。まるで男性のような力強い歌声と迫力にグイグイと引っ張られる。この一曲で、彼女は民謡歌手だと言っても許されるだろう。11にも似たような部分がみられる。この曲でき、言葉の訛り具合の絶妙さに思わず狂喜してしまった。〈スタコイ スタコイ スタコイナ〉の放り投げるようなかけ声も良い。
14ではシャンソン歌手へと一変…なんなのだ、この見事な変貌ぶりは!ムーディーなことこの上なし。この気怠さに酔っていたくなる。
15、なんという表現力であろうか。呆然とするしかない。テレビ番組などで、伝説の歌唱と言われた「ねぇ、あんた」を観た人も多いと思うが、まさにあのような“芝居”が目に浮かぶのである。ほとばしる激情のような歌唱。嘆きの感情を、声だけでここまで表現できるとは…。
18は彼女の曲の中で最も好きな曲。昔の恋に思いを馳せ、諦めの感情にたゆたうひとりの女。そのさまは決してふてぶてしいものではなく、むしろリリシズム漂う少女のようだ。人知れずひっそりと恋の悲しみを思う女の胸には、紅い花が咲いている。この曲を歌うちあきなおみは、少女の聖性と大人の女の寂しさを併せ持った「花」だ。(それにしても、杉本氏はなんと良いメロディーを書いたものか。演歌と歌謡曲の中間に位置するような、まさに日本人好みのメロディーである。)
変幻自在にその歌になりきれる人である。たとえ音源のみでも、彼女の歌が聴けるこの幸せ。同じ時代に生まれたことに、感謝するばかりである。


「すいません、聴いてませんでした・・・・」

ちょっと音にこだわりを持つ人なら、このCDの小さな欠点を挙げるのは容易です。
・音の処理
・不自然な構成、拍手・・・等々。

ただ、些細な欠点を補って余りある(はるかに凌駕する)内容がこの中に詰まっているのでは?この音楽を今、純粋に作品として楽しまないのは、余りに勿体ないのではないのか?
私は、そう思いました。

一般に音楽、小説、詩・・は、たとえそれが名作と評価されていたとしても、それにふれた時の自分の精神状態、これまでの体験などによってその反応は相当変わるものですが、この作品はそういう事とは関係のない、すばらしい出来といえるでしょう。
人の魂を揺さぶる歌(声)を久しぶりで聴いた感じです。特に、「朝日のあたる家」は歌いだしを聴いただけで“鳥肌もの”です(最近の慣例に準じ肯定語として使いました)。

“ちあきなおみ”って、こんな声で、こんな感じで唄う歌手だったっけ?「四っのお願い聞いて、聞いて欲しいの・・・♪」だと思っておりました。

「ニュー・オリンズの場末の酒場で東洋人らしき女性が気まぐれに、信じられないようなソウルフルな声で歌うことがあるらしい・・・・」というようなビッグ・ニュースを夢想してしまいます。是非、正夢に・・・・


音が悪い

期待して購入したが、企画のためにライブ音源もスタジオ音源も一律に処理されており、歌がエコーの向こうに霞みディティールもニュアンスも殺されている。なぜ素晴らしい声を素直に聞かせないのか?もともと録音が悪いのか?本当に残念だ。

すごい歌手

こんなすごい歌手がいたんだ。「すごい」という月並みな表現がもどかしい。
こんなにたくさんの引き出しをもっていて、そこからいろんなモノを出してくる、現在こんな歌手がいるだろうか。
岩崎宏美のカバーをオリジナルのつもりで聴いていた「伝わりますか」、今回初めてちあき本人の歌で聴いた。歌い出しでグッとつかまれた気がした。



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和幸:ゴールデン・ヒッツ

和幸 永六輔 きたやまおさむ マリー・ローランサン 山上路夫 加藤和彦 堀口大学 
和幸:ゴールデン・ヒッツ
定価:¥ 3,150
新品最安価格:¥ 2,643
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商品の紹介
加藤和彦とアルフィーの坂崎幸之助による新人(?)ユニット"和幸(かずこう)"のデビュー作にしてゴールデン・ヒッツ集。サイモン&ガーファンクル風のフォーク・ロック仕立ての「生命(いのち)」「サタデイナイト ムービー」、バート・バカラック調のメロウな「Sensored Mail」、初期ビートルズを彷彿とさせる「バラバラふたり」、サイケデリック・ロックの「モノリス」、坂本九の名唱で知られる「見上げてごらん夜の星を」etcと、全編にわたって60年代へのオマージュに満ちた仕上がりだ。加えて、ふたりのハーモニーの心地よさ、卓越したギター演奏も聴きどころ。60年代が青春だったオヤジ世代には懐かしく、当時を知らない若い世代には新鮮……そんなムードを楽しみながら、ベテラン同士ならではの匠の味を噛みしめたい。(木村ユタカ)


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NHK小野文恵アナもびっくり!

 遅ればせながら、2008年2月15日の"和幸"ユニットのNHKでのスタジオ・ライブを観て、感激して急いで手に入れたCD。タワレコには1枚だけ売れ残っていた。残り物には福があるというじゃないか、こんちくしょう。このユニットを取り上げたNHKもエラいが、このCDにはあらためて感激、感涙もの。この60〜70年代のロック魂を反映したパロディー精神がわかる人は、すごい、わからない人はどうしようもないが、わかって欲しい。
 
 S&Gの雰囲気、Beatlesの思惑、「和」と「幸」の生き様、となりのオッサンの人生模様がほとばしり出るこのギター・テクニックと腹の底からしぼり出す口先だけのこれ見よがしの歌唱力、そんじょそこいらのスタジオ・ミュージシャンが、ごめんなさい、と尻尾を巻いて逃げていく様が目に見える。
 
 69年にイギリスでデビューしていながら、今までタイムマシンに乗って、虹の彼方に消えていたとは到底思わせない充実振りである。あのWoodstickでの満員札止めライブパフォーマンスが無事収録されているのがファンにとってはこれまた懐かしくもあり嬉しくもあり(???)。


やはり・・・。

新しくもあり?懐かしくもあり、坂崎さんと組んでもやはり加藤和彦さんの世界ドップリです。スマスマで見た「帰って来た酔っぱらい」みたいなフィーリングを期待してたのですが・・・。黄昏ビギンはほっとしました。気になる方はレンタルで借りて聞いてみられてからでも・・・。悪くはないので。

タイトルは無視して

「ゴールデン・ヒッツ」というタイトルなので、昔のフォークのカバーと思いきや、カバー曲は3曲。John Kazukoh(加藤和彦)とPaul Kazukoh(坂崎幸之助)がKAZUKOH名義で作ったオリジナル。作詞にはザ・フォーク・クルセダーズのきたやまおさむも2曲参加(1.&12.)、「あの素晴しい愛をもう一度」を小品化したような「生命」、ザ・ビー・ジーズの「マサチューセッツ」を思わせる「Her Hometown」、ザ・ビートルズの「I Am The Walrus」、「Hello Goodbye」などを取り入れたと思われる「ナニモナイ」、インスト「無貪」など、遊び心たっぷりのアルバム。


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そっとおやすみ

ちあきなおみ なかにし礼 クニ河内 岩谷時子 平岡精二 佐々木勉 音羽たかし どいあきら 永六輔 川口真 
そっとおやすみ
定価:¥ 2,100
新品最安価格:¥ 1,909
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さらに酔いしれて

ちあきなおみの歌伝説を見て以来、ちあきに酔いしれてます。そっとお休み〜この曲を彼女が歌うとどんなのかしら・・・大人の味が十分に出て更に、大人の色気も味わえるのではないかしらと思い購入。予想通りに、楽しませてくれました。更に、彼女に酔いしれています。

聴くほどにはまっていきます。

ドライブ中、流れていた声に惹かれて歌手の紹介で「どっきり・・・」しました。私の若かりし頃、テレビによく出演していたちあきなおみとわかって、彼女の歌のうまさにあらためて感服しました。CDが到着するのを待ち構えておりました。同姓でありながら声には惚れ惚れです。今は活動をしていないとか、ほんとうに残念です。せめてCDで声だけでもという思いです。

ムード歌謡の決定盤、そして私の愛聴盤

この4月20日に揃って復刻されたオリジナルアルバム4点の中の一つが、この『そっとおやすみ』(1976.6.25)です。昭和30~40年代のムード歌謡の数々を、ちあきなおみが艶やかな甘い歌声で、それこそムードたっぷりに聴かせてくれます。

私事で恐縮ですが、数あるコロンビア時代のアルバムの中で、このアルバムが一番好きです。あれこれ物色して全曲を揃えましたが、それぞれの商品のマスタリング過程で生じた微妙な違いは如何ともしがたく、復刻をどれほど待ち望んだことか。今こうして手に取ることができて、本当に夢のようです。

沢たまきの「ベッドで煙草を吸わないで」よりも、ちあきなおみの甘く囁くこの歌が好きです。
岸洋子の「酔いしれて」よりも、音色豊かな、ちあきなおみの歌声が好きです。
ザ・キングトーンズの「暗い港のブルース」よりも、ちあきなおみのドラマチックな歌い方が好きです。
タンゴのリズムに乗った菅原洋一の「芽生えてそして」も魅力的でしたが、ラテンムードの色合は弱まったものの、情感迫る、ちあきなおみのこの歌の方が好きです。
ハーモニーが素敵なザ・ピーナッツの「愛のフィナーレ」よりも、ちあきなおみの力強い、誤魔化しのない歌い方が好きです。

要するに、このアルバムが大好きなのです。


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春男の翔んだ空 [VHS]

永六輔 
定価:¥ 14,805
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大往生 第2巻 [VHS]

森繁久彌 樹木希林 植木等 大滝秀治 柄本明 永六輔 
定価:¥ 5,040
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大往生 第4巻 [VHS]

森繁久彌 永六輔 
定価:¥ 5,040
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トッポ・ジージョのボタン戦争 [DVD]

中村メイコ 小林桂樹 市川崑 永六輔 フェデリコ・カルドゥラ 青山ヨシオ アルベルト・オンガロ マリア・ペレゴ 
トッポ・ジージョのボタン戦争 [DVD]
定価:¥ 3,990
新品最安価格:¥ 3,534
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60年代

60年代、小学校1年生のときに、リアルタイムでみました。

映画を見てはじめてないた作品です。
ラストで明るく歌がうたえるジージョの強さが印象に残りました。

平和を願ってボタンを金庫に預け、平和を願って、ボタンを金庫から盗む。

命がけで戦った、いいヤツ(ジージョ)がちょっと名誉欲に走ると、大切なものを失う・・・
泥だらけの身を洗いそうして、さらに強く生きる・・・。

単純さと複雑さ、無知と思慮、ものといのち、ココロ、いろんなことを考えさせられる作品です。


トッポ・ジージョのボタン戦争

story ある晩、赤い風船と出会ったトッポ・ジージョ。夜の街を歩くうちに、二人は恋心を抱くようになる。そんな二人が、銀行襲撃事件に巻き込まれてしまい…。
point トッポ・ジージョ〜!お前はなんてかわいいんだ!そして孤独なんだ!
風船だけが友達だし、ドロッドロになって努力しても他人から理解してくれない。しかも唯一の友達のアイツまでもがあんなことに・・・!
でも強く生きるんだ!!!


ジージョの声が違う+映画としてもショボショボ・・・、Wでガックリ。

67年7月公開の日伊合作映画。あの市川崑が監督。脚本(共同)と作詞と“Gag Man”担当に永六輔、音楽に中村八大、ナレーターに小林桂樹(おまけに、犯罪組織のボス役に大平透!)・・・といった豪華なスタッフ陣によるものなのだが、なんといってもジージョの声が“違う”。あの頃、ジージョの声で一世を風靡した山崎唯さんではなく、中村メイコさんが担当。確かにメイコさんは芸達者だし、ここでもうまいことこなしていらっしゃるのだが、やっぱり「声が違う!」ことが、ジージョの声=山崎さん、の刷り込みができてる世代としては、観ていてどうしても引っかかってしまう(当時の子供たちの反応は、どうだったのだろう・・・?)。
おまけに映画そのものも、全体にダークなトーンで統一された世界の中で、あまり夢のない物語が展開され、ギャグも不発気味。いかにも60年代なテイストがどこか空虚な印象を与える怪作、といった感じで、ジージョの動きそのものは素晴らしいだけに、実に残念。ノスタルジーから購入をお考えになる方もおられるかもしれないが、あまりおすすめはできない、というのが正直なところだ。

なお、「チャオチャオ トッポ・ジージョ」という歌が主題歌としてクレジットされているが、実質的には「ビバラビータ トッポ・ジージョ」が主題歌のような扱い(どちらも六八コンビ作)。劇中ではメイコさんがジージョらしく歌っているが、同じ曲を山崎さんが歌ったレコードが、当時発売されていた。こちらはジージョ声ではなく、ハスキーな地声でムードたっぷりに歌ったもので、いい意味で珍品といっていいだろう。機会があればご一聴をおすすめしたい(近年のCDでは『Our Time‾SOFTROCK DRIVIN' EXTRA TRACKS』に収録)。


大人向けのトッポ・ジージョ

アニメのトッポ・ジージョとは打って変わって、
寂しい下町を舞台とした少しダークな作品です。

公開された67年当時は子供に人気があったようですが、
それから40年近く経った今では古めかしさが良い味を出していて
大人が楽しめる作品といえるでしょう。

パペットとは思えないほど滑らかな動きをするジージョ
(何故か片目がいつも凹んでいる)は必見です!


名作!

ただのかわいいトッポ・ジージョではない!
市川崑監督ワールドでシュールだけど
おしゃれで、ギャグもかわいく笑えて、
そして、泣けます!

買って損ない、大好きです!


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大往生 第3巻 [VHS]

森繁久彌 樹木希林 植木等 大滝秀治 柄本明 永六輔 
定価:¥ 5,040
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職人 (岩波新書)

永 六輔 
職人 (岩波新書)
定価:¥ 735
新品最安価格:¥ 735
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モノづくりの職業論として秀逸

親書の棚の左から20冊買ったなかの一冊。
雑誌連載からの転載で、職人といわれる人たちの「名言」を収集したものである。他に、内海芳江(芸人も職人だそうだ)や、帆布職人、陶芸家との対談と、講演録を模した永氏の「職人論」からなっている。

職人と作家(=芸術家)、商品と作品(=美術品)の境界、が当初のテーマだったそうだが、職人たちの肉声を多くとりいれたためか、全体としての印象はモノづくり系職業論に近い。

「健康に気をつかっているやつに、
 いい仕事はできません」p38

という言葉は、がむしゃらに頑張らなければならない、ということではなくて、いい仕事というのは「個人」というナマな存在とは全く異なる次元に燦然と輝くモノであることを示唆して至言である。また、

「売るために品物をこしらえたことはありません、
 こしらえたものがありがたいことに売れるんでさぁ」p63

などは、ちょっとカッコつけているようにも聞こえるが、モノを作るという行為とそれを売って商売するという行為は本質的に異なるものである、ということを気づかせてくれる名言である。

モノを作って、それを売って生活するのが職業人としての「職人」ではあるが、モノづくりは本質的に職業とは関係がない。とはいえ「芸術家」は食えなくても威張っていられるが、食えない「職人」はちっとも威張れない。なかなか、奥の深い世界である。


落ち込んでいるときに読むと、元気のわいてくる本

職人の含蓄のある言葉が凝縮されている。

 今時、職人のイメージといえば
  融通が利かない
  人の意見を聞かない
  頑固
 など、あまり良いイメージを持たれていないが

 一つのことだけをやってきた、つまり生き方に芯が通っているからこそいえる、含蓄のある言葉が詰まっている。

落ち込んでいるときに読むと、元気のわいてくる本


職人は絶滅に瀕した職業となってしまった

この本には時間を掛けて集められた無名の職人による人生の至言がちりばめられている。一芸に人生を賭けた職人には、人生の達人と言える人々がいることが分かる。しかしそうした職人は今絶滅に瀕している。作る物が世の中で必要となくなった、作るための材料が手に入らなくなった、後継者が見つからないなどの原因以外にも、著者は行政による原因も鋭く指摘している。「文化の向上に寄与する」ことを目的とした計量法が、実は伝統工芸の基本となる尺貫法の使用を禁止し、曲尺や鯨尺を使った職人の職を奪っている矛盾は大きい。現在では著者らの運動が実り、行政は見て見ぬフリをしているが、こういう矛盾は何も計量法に限った話ではないことには注目すべきである。全般的に読みやすい文章で書かれており、使い捨てではなく使うほど価値の出てくるものに関心ある読者にはお薦めの一冊。


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伝言 (岩波新書)

永 六輔 
伝言 (岩波新書)
定価:¥ 735
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良いラジオ番組おしえて!

おもしろいです。日本語・話し言葉の素晴らしさに気づきます。永さんの影響でラジオ番組を聴くように努めていますが、良い言葉を使っている番組が見あたりません!誰か教えて!それとラジオショッピングのコーナーは勘弁して欲しい。辟易しています。

心に響くことば

心に響くことばは生活に根ざしたところから生まれてくるようだ。政治家だから、有名人だから上手いということはない。無名の人の経験の中からふと発されたことばのなんとシンプルでそれでいて深いことか。

著者が紹介することばは時にユーモラス、時には鋭い矢を放ってくる。難しいことが簡単に、簡単なことがとても深いことも読むにつれ分かってくる。そして読後ことばがしっかり生きてきさえすれば、この世はまだまだ捨てたものじゃないと思えてくる。

個人的には「ラジオは伝統芸能のようなもの」というくだりが好きだ。話す人と聴く人がお互いの想像力をたくましくして、活字では伝えられぬ感情までも伝えてしまう。ラジオが人のことばを鍛える。

あなたはどこに居ますか

短いけれど、心に沁みる言葉の数々。忙しさに紛れて、おかしなことをおかしいと言えなくなった人たちへ。そして次の世代の子供達へ。
新しさだけを求めるのではなく、語り継ぐことの大切さをさりげなく伝えてくれる宝石のような本です。


伝えることの価値

「岩波新書がこんなにおもしろくていいの?」と毎回、楽しい気持ちで一気に読みきってしまう、永六輔さんの新書シリーズ最新作。今回のテーマは、ずばり「言葉」です。「ずばり」というのも、言葉こそ永さんの商売道具であり、生き様の根っこにあるものであり、まさに「業」であるからです。この本では、講演、エッセイ、無名人名語録という三つのかたちで、言葉をめぐるとてもためになる考えや感想が述べられています。

戦争、TV、医療、などなど、話題はいろいろです。一貫している主張は、「言葉をもっと大切にしようよ、その内容と、それから表現の仕方も」というのと、「伝統を守っていこうよ、それがただの保守主義ではなくて、わたしたちの生活に役立つのなら」という二つの点に、あると思います。これらの思想は、たぶん永久不変に正しいと思う。


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言っていいこと、悪いこと―日本人のこころの「結界」 (知恵の森文庫)

永 六輔 
言っていいこと、悪いこと―日本人のこころの「結界」 (知恵の森文庫)
定価:¥ 520
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雑学好きは楽しめる本です。

永氏のラジオでの話しを、編者が耳に残ったものを抜粋し編集した本。
短いエピソードで、とても面白い内容を沢山読める。こういった雑学っぽい本が好きな人にあう。
そしてその印税を「ゆめ・風基金」に寄付するのだそうだ。
コンテンツの使いまわしが、企画当初から段階的にプランニングされている昨今、なんだかコンテンツ二次使用の、日本人的美しいシナリオを見た気分だ。



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PC・家電・CD・DVD  |  2009/11/26