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クチコミ情報
全編に綺麗なメロディーが流れているような作品完璧なドラマ。
キャスティング、ストーリー、演技、演出、「希望が丘」という場所の設定、小室等の素晴らしい主題曲、全てにおいて完璧なドラマだ。
とくに義理の妹役の二階堂千尋の演技には驚かされた。
山崎努との場面で少しも負けていないのだ。
もう一つ、完璧な中でも特に凄いのは山田太一の脚本中の「台詞」とストーリー展開の上手さだ。
テーマは軽いようで重い。無軌道に生きさえすれば「ありきたりではない」というわけではない。「世人」であることから逃れることは難しい。
久しぶりで見て、まるで自分自身の思い出のように感じてしまった。こんなドラマもめずらしい。
山田太一の最高傑作。いや日本テレビ史上最高のドラマ「想い出づくり」も「ふぞろいの林檎たち」「岸辺のアルバム」「男たちの旅路」も、さらに「淋しいはお前だけじゃない」も「白線流し」も名作ですが、たった1作だけ選べと言われたら、「早春スケッチブック」です。これを書いただけでも山田太一さんは国民栄誉賞ものです。いや、世間の評価なんか、どうでもいい。このドラマを見せてもらったことを僕は一生忘れないですよ。
生きる上での指標となったこのドラマが放送された時、私は高校3年生。大学受験勉強の真っ只中。
強烈に揺さぶられました。『ありきたりなことを言うな』という沢田竜彦の
セリフに。それ以来約30年、何のために生きるのか?どう生きるのかを
自分の中に問い続けてきた。それほど衝撃的なドラマでした。もちろん初版
の『早春スケッチブック』を購入し、貪るように読み、竜彦のセリフ1つ1つ
を覚えてしまうほどでした。また数年前スカパーで再放送することを知ると
即座にスカパーに入会し、CS対応のDVDレコーダーを購入し、録画をしつつ
全身を眼にし、食い入るように観たことを思い出します。しかし最初の1〜2話
を録画しそこない、このDVDが出ることを数十年に渡って待っていたのです。
本当に影響を受けました。これほどパワーのあるドラマは二度と出ないでしょう。
天才これほど、“自分が本当に大切に思う人”にしか勧めたくない
テレビドラマというのは、他にないのではないでしょうか。
私はリアルタイム世代ではないですが、昔の山田太一作品を観ていると、
『本当に、こんなもの凄いドラマが毎週地上波で普通に放送していたの……?』
と、唖然とする事しきりです。
その中でも、この『早春スケッチブック』の完成度は異常です。
リアルタイムで、中高生時代にこの作品を観ていたとしたら、
人生の方向性を変えられざるを得ないでしょうね、本当に。
倉本聰さんが、日本ナンバー1の秀才(職人)的脚本家だとしたら、
山田太一さんは、日本ナンバー1の天才的脚本家でしょうね。
あなたはどちら?このドラマを見て、「感じる人」と「感じない人」2つに別れると思います。
あたなはどちらの人間でしょうか?
万人受けしないドラマです。
私はこのDVDを一生の宝物にします。セリフ1つ1つを心に刻みたいと思いました。
このドラマを見て「感じない人」とは関わりたくないと思ってしまいました。
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