TOP > Amazon 画像検索  楽天で浅田次郎を検索

浅田次郎

カテゴリ    


浅田次郎

浅田 次郎(あさだ じろう、1951年12月13日-)は、日本の小説家。東京都生まれ。本名、岩戸康次郎(いわと こうじろう)。駒場東邦中学校・高等学校 駒場東邦中学校、中央大学杉並高等学校卒。
自衛官 自衛隊員、アパレル業界など様々な職につきながら投稿生活を続け、1991年、『とられてたまるか!』でデビュー。当初の作品傾向から悪漢小説を中心とした作家としての認知が先行したが、1995年に『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞を受賞した後は、清朝末期の宮廷を舞台に宦官を主人公として時代を活写した大作『蒼穹の昴』が1996年に直木賞の候補作となり、さらに翌年『鉄道員 (ぽっぽや) 鉄道員』にて直木賞を受賞するなど、作品の範囲は劇的な展開を見せている。

鉄道員(ぽっぽや) [DVD]

浅田次郎 
鉄道員(ぽっぽや) [DVD]
定価:¥ 5,040
新品最安価格:¥ 3,610
『鉄道員(ぽっぽや) [DVD]』の関連商品を見る
クチコミ情報

今見ました。

凄く感動しました。涙が出ました。
なんか高倉健を映画にしたような感じの雰囲気です。
お話は完璧なんですが、私的には
ハッピーエンドが好きなので
4点にしました。
でも、見ても絶対損はないと思います。
いろいろ考えさせられる 雰囲気の作品です。


”鉄道員(ぽっぽや)の信念”

高倉健さんの作品の中で、”鉄道員(ぽっぽや)”が好きでDVDを購入しました。廃線の決まった北国のローカル線と同時に定年を迎える佐藤乙松駅長(高倉健さん)の鉄道員としての信念をつらぬいた感動する作品です。不器用で鉄道一筋に生きる佐藤駅長は、仕事一筋で駅長の職務をまっとうする姿に身の引き締まる思いで見ています。それが一人娘の死、そして妻の死を乗り越えてきた男の姿だと思いました。妻の死に目にあえなかった悔しさなど、さまざま困難を乗り越えてきた鉄道員の信念を高倉健さんが厳しく演じている作品です。主人はこういう生き方ができたらいいと見るたびにいつも言っています。女の私には、もう少し家族優先にしてほしいという思いがありますが、佐藤駅長の生き方に共鳴しております。DVDのジャケットの風景がこの作品にマッチしてとてもいいように思います。

反時代的なダンディズム!

この映画の中の健さんは実に静かだ。

派手な立ち回りも、アクション・シーンもない。
しかし、北海道の吹雪の駅に一人立つ健さんは、不器用で、一途で、自分の仕事を全うしようとする、少々時代遅れのいつもの健さんだ。だが、その反時代的な生き方が醸し出すダンディズムは、この映画の中でも、静かな「男の美学」として観る者の心を打つ。

ただ、他の多くの健さんの映画と違うのは、死んだ娘との「再会」という、最も涙を流しやすい題材をベースにしている点だろう。確かに、見え見えの「お涙」ちょうだいの劇だが、死んだ肉親に、たとえ「幽霊」であっても会うことができるなら、という人間の永遠の「夢」を描いているがゆえに、「通俗」ではあっても、共感を呼ぶ映画になっている。

また、脚本が良く練られているからだと思うが、淡々とした「ぽっぽや」の日常に、回想場面をうまく織り交ぜながら、登場人物の背景を描いていく構成はお見事。

静かに生き、そして静かに死んでいく健さんの美学に、北海道の雪はよく似合う。

「やくざ」映画とは一味違う高倉健だが、「健さん」はやはり「健さん」である。



至高の一作。

本作が高倉健の最高傑作というつもりはない。でも熟成されたワインの味わい、とでもいうべき「味」がある。名匠・降旗組が木村大作のキャメラで高倉健を撮る。もうこれだけで「至高」なのだ。同じ感覚は三船の「男はつらいよ・知床慕情」にもいえるのだが。鉄道員一筋で生きてきた男が、JR北海道の意向による廃線に伴い職場を失う。それ以前にも大事な妻と娘・雪子を失くしている男は、今後何を目標に生きていけばいいのか。そんな父親を案じた娘が、天国から「もういいよ、お父さん。お父さんは何も悪くないよ」と迎えに来るのだ。父は娘の作った鍋をつつきながら、人生でもあまりなかった至福の時を過ごす。もうここからは涙なしでは観られない。木村大作カメラマンはとにかく高倉健にフォーカスを合わすので、背後の広末が本当に「幻」に見える。これはもはや芸術の域だろう。全てを理解した父は娘と抱擁を交わして、翌日自分も妻と娘の待つ地へ旅立った。まさに「これぞ映画!」という仕上がりだ。それにしても本当に北海道ロケの作品には傑作が多いなあ。本作も10年振りくらいに観たが、評価変わらずの5つ星です。

矛盾に対してファイティングポーズをとってない。

胸を打たれないわけではないのです。

いろいろな回想が、古いものも新しいものも、入れ違いに巡ってきた後で、大きくなった娘(とは主人公は知らないわけですが)が作ってくれた鍋を前に、「胸がいっぱいになって」という主人公。
そこに少しもグッと来ないという人はいないだろう。
これを見て、少しも感動しない、なんて言うには、相当な無理をしなきゃ駄目だ。
だから、伝えようという思いと、それを伝える力が、確かにここにはある。

ただ、どうも共感できないのだ。

長い年月、黙々と自分の信念に従って「鉄道員」を続ける中で、主人公はいくつもの、どうにもならないことに突き当たる。
やっと授かった娘の、どうにも納得できないような、あっけない死。養子を迎えようとした矢先の、妻の病気。その妻との死別。
彼の周囲の社会でも、炭鉱が閉鎖になったり、主人公の存在意義そのものと言える、鉄道の廃線があったり・・・。
その中で主人公は、ただ鉄道員として、自分の職分を全うする。
たびたび「しょうがないっしょ」と口にしながら。

これで、十分なのかもしれない。
このように生きたいと思う人も多いのかもしれない。

ただ、目の前にどうにもならないこと、人生を送る上での矛盾が姿を現したとき、自分としてはどうしてもそこに、ファイティングポーズが欲しいのだ。
「しょうがない」、は本当にどうにもしようがなくて悔し紛れにもらす言葉であって、結論ではない。
何も、あからさまに戦う姿勢が欲しいわけじゃなくて、千人いれば千通りのやり方があるものだと思うけど、ただこらえる、というのは、正解にはなりえないんじゃないかと、どうしても思ってしまう。

まあ、この映画の価値は、そこにはないということなのだと思うけど。
高倉健の演技は、あまりに自然で、それ故に圧倒的な存在感を放っているし、共演者の演技も、大竹しのぶ、広末涼子、志村けん、どれも隙がなくて、完全にこの映画の世界の中の一員になっていた。

それでも僕にとっては残念ながら、もう一度みたいと思う映画ではなかったです。
・・・あの鍋の場面以外は。



この商品を買った人はこんな商品も買っています:冬の華 [DVD] | 鉄道員(ぽっぽや) (集英社文庫) | 幸福の黄色いハンカチ [DVD] | 南極物語 [DVD] | ホタル [DVD] | 
関連商品を探す:『鉄道員(ぽっぽや) [DVD]』

スペシャルドラマ 恋愛小説 [DVD]

江國香織 光原百合 浅田次郎 永田優子 渡邊睦月 尾崎将也 
スペシャルドラマ 恋愛小説 [DVD]
定価:¥ 4,935
新品最安価格:¥ 4,000
『スペシャルドラマ 恋愛小説 [DVD]』の関連商品を見る
この商品を買った人はこんな商品も買っています:パコと魔法の絵本 特別版(2枚組) [DVD] | 東京フレンズ プレミアムBOX [DVD] | 東京フレンズ The Movie スペシャルエディション [DVD] | ガリレオφ [DVD] | 容疑者Xの献身 スペシャル・エディション [DVD] | 
関連商品を探す:『スペシャルドラマ 恋愛小説 [DVD]』

地下鉄(メトロ)に乗って THXスタンダード・エディション [DVD]

浅田次郎 
地下鉄(メトロ)に乗って THXスタンダード・エディション [DVD]
定価:¥ 3,990
新品最安価格:¥ 2,380
『地下鉄(メトロ)に乗って THXスタンダード・エディション [DVD]』の関連商品を見る
商品の紹介
   少年の頃の兄の死にまつわる一連の出来事で、父親との間に深い溝ができた真次。だが43歳になったある日、父親が倒れたとの知らせが。地下鉄の地下道でふとそんな父のことや兄のことを思い浮かべていた真次は、いつの間にか昭和39年の東京にタイムスリップしてしまうのだった…。
   この真次が、タイムスリップしながら父親の過去を見て回り、実は父親に深い愛情があったことや、なぜあんなにも厳格だったのかなど、いろんなことを知っていくという展開。どんな人にもいろんな出来事があり、それによって考え方などが変わっていく様を、わかりやすく見せている。注目はその時代時代の人物を演じわけた父親役の大沢たかおと、彼の恋人を演じた常磐貴子の変貌ぶり。もちろん真次役の堤真一、不倫相手の岡本綾の受けの演技もいい。(横森 文)


クチコミ情報

どうすれば最良の結果が得られたのだろうか?

ああ、泣いたよ!悪いか!
自分の信じていた国家という価値観の崩壊から、家庭というスモールワールドを守らんが為に手段を問わず会社を興し、これを成長させた父親(アムール)の偉大さと、ひたむきさ。
一方で人としての惰弱な部分、それを引き継いで生きて行くしかない親子の宿命的で滑稽な廻り合わせ。

この作品はある意味で悲劇であり、ある意味喜劇でもある。

全うな価値観を持つ女性の方にはえらく不評だが(ヒロインのとった行動と主役にたいする罪と罰が成立しなかったことが主なのだろう)母子家庭の自分にとってはシンクロ率120%で目から液体になったLCLが流れ出すぐらい号泣した映画でした。

俺も父親をすばらしい人だったと言えるようになれれば良いと思いました。そんなことは臨終の床にあっても不可能なことだとは解かっていますが、こんな地下鉄があれば若き日の母や父に会いに行きたいですね。何をするかは秘密です(笑)

一昨日見た作品だけど、未だに目が腫れぼったいです。
うーん。入れ込みすぎかな。自分(汗


おもしろいですよ。

他のレビューを見ていてちょっと残念に思いました。
確かに原作を読まないとよく分からない、つまり作品の中で説明し切れていないところもあります。
個人的にはまず家族構成などが分かりにくいのでは、と感じました。
現在と過去の行き来に釈然としないところがあるというのも認めますけどね・・・
のっぺいなんて映画のなかでは「誰アンタ?」っていう感じになっていましたしね。

でもこの話はほんとは凄く深いです。
小沼佐吉はただの荒んでしまった暴力親父ではありません。
みち子の行為は自殺ではありません。
「地下鉄に乗って」の話を「罪と罰」というふうに単純に結びつけないでほしいです。
できれば原作のほうを是非読んでもらいたいですね。案外映画→小説という流れでみると面白いかもしれません。 「あのシーンにはこういう背景があったのか」という発見は必ずあるはずですし、そこからさらに掘り下げることで自分なりの解釈が出せると思います。

この映画はエンディングがすごく印象に残る作品です。
みち子の存在が無くなってしまった事より、みち子に関する記憶までもが奪われてしまう、「今」を
生きなければならない者に対しての現実の無情さが胸にずん、とのしかかりました。

Salyuさんのプラットホームの挿入のタイミングがすごくきれいです。
個人的に一番好きなシーンです。






戦前から変わらない地下鉄の軌跡を通じて父を理解していく

心が離れてしまった身近な人。きっかけは些細なことであったり、お互いの思い違いであったり。
だが、もしもその人の思いをその人の視点に立って理解することが出来れば・・・。
相手を思いやる気持ちの大切さを思い出させてくれる。そんな作品。


タイトル通り、主人公が地下鉄を通じて現在と過去を行き来することで物語は進んでいく。
昭和39年のオリンピック、戦後の闇市、過去は劇場であった駐車場など、目まぐるしく変化していく東京の風景がタイムトラベルの手法を用いて劇中描かれていく。その一方、唯一変わらないのが地下鉄の窓から眺める地下の風景と過去から脈々と受け継がれる線路の軌跡。これら二つを対比させることで、主人公の立ち戻る原点がどこにあるかを示していく。

またその地下鉄は、主人公の周囲の人々の歴史を刻み、思いを運んでいる。過去、若くして死んだ兄と心弾ませながら初めて目の当たりにした地下鉄であり、満州出兵の直前に父がのった地下鉄である。
変わらない風景の中で主人公が思いを馳せる行き先は、絶縁だった父が何を考えてきたかということであり、そしてその主人公に思いを寄せるヒロインにとっては、過去の母の自分に対する思い、そして自分が愛する人の幸せだった。


なお、監督のコメントを聞くと地下鉄上もっとも歴史が長いのは銀座線、次に丸ノ内線とのこと。作者がこの2路線が取り上げたのは、長い時間と運ばれてきた多くの思いの象徴として用いたかったのではないだろうか。

また作品中、現在の地下鉄の場面がいくつかあるが、地下鉄で当たり前のように目にする携帯電話でメールをする乗客が見あたらない。
代わり映えのない地下鉄の風景は、日々の忙しさでなおざりにしている人々へ思いを馳せる時間だと監督は訴えたかったのではないだろうか。


タイムスリップものの「掟」破り

タイムスリップものには「掟」がある。過去に行った者は、決して未来(現在のこと)を根本的に変えることをしてはならない。
浅田次郎の原作そのものがこの「掟」を堂々と破っているのだが、サスペンス的要素が強いので、読者をぐいぐい引きつける。
だから、ラストでヒロインのとった「決断」に仰天するが、この小説が「浅田次郎の父親へのオマージュ」だと気付いて納得する。

この映画は、相当「はしょって」はいるが原作に忠実に作られている。
ただ、読み返すことのできる小説と異なり、2時間で「複雑なストーリー」を理解してもらうだけでもたいへんなのに、例の「掟破り」を見せつけられたのでは、観客は大いに興ざめしてしまう。

原作を評価できる人にはおすすめである。原作を読んでなくても、浅田次郎ファンなら、少なくとも怒りは感じないであろう。それ以外の人には、残念ながら「後味の悪い映画」になる。
ほぼ、同じ時期に映画化された「椿山課長の七日間」は、原作の「少しブラックな部分」を巧みに変えて、誰にでもわかる「感動作品」に仕立てている。
こっちも、浅田次郎に直談判して、「掟破り」のところだけでも少し変えたらよかったのに。


うーん・・・

作者が何を伝えたいのかがよくわかりませんでした。
家族の絆を伝えたかったのかもしれませんがあまり伝わってこなかったですし、堤真一と岡本綾の関係も気持ちのよいものではありませんでした。どうして一緒に少しの時間を過ごしただけで父を許せたのか、どうして岡本綾が死ななければならなかったのでしょうか。
見終わった後、すっきりしない映画でした。



この商品を買った人はこんな商品も買っています:椿山課長の七日間 デラックス版 [DVD] | 地下鉄(メトロ)に乗って (講談社文庫) | UDON スタンダード・エディション [DVD] | ALWAYS 三丁目の夕日 通常版 [DVD] | 子ぎつねヘレン [DVD] | 
関連商品を探す:『地下鉄(メトロ)に乗って THXスタンダード・エディション [DVD]』

地下鉄(メトロ)に乗って THXプレミアム・エディション [DVD]

浅田次郎 
地下鉄(メトロ)に乗って THXプレミアム・エディション [DVD]
定価:¥ 5,985
新品最安価格:¥ 4,800
『地下鉄(メトロ)に乗って THXプレミアム・エディション [DVD]』の関連商品を見る
商品の紹介
   少年の頃の兄の死にまつわる一連の出来事で、父親との間に深い溝ができた真次。だが43歳になったある日、父親が倒れたとの知らせが。地下鉄の地下道でふとそんな父のことや兄のことを思い浮かべていた真次は、いつの間にか昭和39年の東京にタイムスリップしてしまうのだった…。
   この真次が、タイムスリップしながら父親の過去を見て回り、実は父親に深い愛情があったことや、なぜあんなにも厳格だったのかなど、いろんなことを知っていくという展開。どんな人にもいろんな出来事があり、それによって考え方などが変わっていく様を、わかりやすく見せている。注目はその時代時代の人物を演じわけた父親役の大沢たかおと、彼の恋人を演じた常磐貴子の変貌ぶり。もちろん真次役の堤真一、不倫相手の岡本綾の受けの演技もいい。(横森 文)


クチコミ情報

いい意味で「遊び」の無い秀作

半年ほど前にDVDで観る機会があったのですが、自身のツボにはまり、もう一度観たくてプレミアム・エディション版を購入、初回に観た余韻が消えた今、もう一度観ることにしました。 二回目だからこそだと思いますが、岡本綾扮する「みち子」が発する言葉ひとつひとつに引き込まれました。 他の配役にも、聞き逃していいようなセリフがほとんどありません。

原作との比較が取り沙汰されていますが、私は原作を読んでいませんし、予告編を観た記憶も無いので、ここまで素晴らしい作品に思えるのかもしれません。 が、本作品は映画です。 必ずしも原作が台本である必要はなく、観る側の視覚を通じて、印象に残ればいいのではないでしょうか。 実際、本作品には複数の主人公が描かれており、今まで観た「映画」の中では、かなり印象に残る作品となりました。

本作品での「岡本綾」のみち子が、あまりに愛らしく、また悲哀に満ちていて、今後、彼女の他の作品を観るには勇気が要りそうです。 作者には失礼になりますが、少なくとも原作は読む気になれません。 まだ再生していないDVDの特典を観て、私の中での本作品を完結したいと思います。





みちならぬ恋の清算も

原作は読んでいないけど、人生の終わりに見る走馬灯のような一生の風景にもしも迷い込んでしまったら。きっと父親が願ったことが無意識に息子に奇跡を見させたのかもしれない。みちことのみちならぬ恋の清算も・・父の願いであったのか、みちこの思いであったのか、明確に提示されていないから余韻が残る。ただ彼女も間違いなく呼ばれたのだろうと思う。鉄火なお時役の常盤貴子も見事につきる。

とても楽しめた。畳み掛けるような編集の勝利だと思う。あえて言えば予告編に苦情をいいたい。誤解を生むような台詞のカットはいかがなものか?それだけである。本編、そしてカットとカットのつなぎが見事。役者の演技もいぶし銀である。大沢たかおってうまい役者だったのね。岡本綾もかわいいし、堤真一は相変わらずの芸達者。いい映画でした。



過去と心に留めた想いについて多くを語らず、ひたむきに生きる名演に感動

大沢たかおと堤真一、常盤貴子、岡本綾のそれぞれの物語にももちろんそうだが
それぞれの登場人物がそうなっていった時代背景に、
登場人物個々の過去というよりも、その時代の人物像に見えてきて、心を打たれる。

戦中戦時、故郷を離れ戦争にかり出された若者達。
そして地獄を見て多くの仲間を失い命からがら帰ってきた日本。
敗戦後、闇市で必死で生きなければ生きていけなかった現実。
そして、必死の復興と高度経済成長の中で沸いた東京オリンピックや
建てられた多くの建造物、張り巡らされた地下鉄。
がむしゃらに生きた時代。

個々の登場人物の過去を、個々だけの過去だけではなく
その時代の人達の歴史に重ねて見てしまう。

そして自分の過去と心に留めた想いについて多くを語らず
ひたむきに生きているそれぞれの登場人物の名演には心打たれる。

命は奇跡だと思う。
こんな激動の時代を生き抜いてきた男女が出会って生まれた奇跡だと。
どの命だって、ちょっとした偶然のすれ違いでも生まれなかったかも知れない。

そんな奇跡を大事にしている映画なのに
ただ一つ岡本綾の取った選択肢だけは本当に残念で仕方ない・・



この映画を感じられるハカリ

 多くのレビューで言われているように、設定が酷く、あまりにも説明不足な点が、
これだけの作品の全ての評価を落としている。

 死に際にいる傲慢な父親を許せずにいた主人公が、幻にも見えるかつての恩師と偶然の再会をする。その恩師は父親の生き様を知っていたのだ。
 その恩師との再会を機に、地下鉄をテーマに度々のタイムスリップをしてゆく。
恩師と次に出会う時には全てが終わっており、その間の記憶もこれを機に消える。彼の遺志か。「あなたは誰からも忘れられていない」。

 何故その時それがというシナリオは、それなりの感受性をもって多くの経験を踏んでいないと、けっして誰もが理解できないストーリーだ。
 そうして選んだハカリが、静かな衝動により驚きの結末として迎える。
だから尚更設定不足の不親切さと映像の舞台の雑さが残念なのだ。
現代はきっと平成初頭なのに駅や携帯などは最新だったり、キャストの年齢も気になりだしたらキリが無い。

 ただみな良い演技をしている。それ以上に岡本綾の演技、表情で見せる心理描写が奇跡のようだ。



原作を読んで、映画を見れば良かったのかな・・・と。

友人から、アナタは絶対、こういうのが好きだよ・・・と、強く推薦されましたので、ならば・・・と見てみましたが、何だか、細かい突っ込むところが多すぎた作品でした。

横暴な「あの時代の親父」そのままの父に反発し、家を捨てた堤 真一扮する主人公がある日、地下鉄のホームで、早世したはずの兄を見つけ、追いかけていくと、いつの間にか東京オリンピックで涌く、昭和39年の東京にタイムスリップしていた・・・というものでしたが、まず、私としては、タイムスリップして、父の実際の姿を知り、嫌っていた父を理解していく・・・というのはいいとしても、ご丁寧にも、戦後から戦時中、戦前と、父の変遷をここまでなぞってタイムスリップしていく必要はあったのかな・・・と。
何てバカ親切な神様なんだ・・・という気が(笑)。
つまり、昭和39年の範囲内だけで理解させれば良かったし、それは可能だったのではないかと・・・。
それから、岡本 綾ちゃん扮する不倫相手の設定も、もう少しどうにか出来たんじゃないの・・・と。
最後の方で、なぜ、ああいうことをしてしまったのかということの必然性がイマイチわかりませんでしたしね。
CGに関しては、良くできているのでしょうが、ALWAYSもそうですが、なぜか、私的にはピンと来る物がないんですよ。
結局、作っている人たちが、当時を知らないからではないかと。
もっとも、常磐貴子ちゃんの姉御(?)役というのは、よく、はまってましたね。
思わず、惚れちゃいそうでした(笑)。



この商品を買った人はこんな商品も買っています:陽気なギャングが地球を回す プレミアム・エディション [DVD] | フライ,ダディ,フライ 特別限定版 (初回限定生産) [DVD] | 姑獲鳥の夏 プレミアム・エディション [DVD] | FLY! メイキング オブ「フライ,ダディ,フライ」 [DVD] | ポストマン・ブルース [DVD] | 
関連商品を探す:『地下鉄(メトロ)に乗って THXプレミアム・エディション [DVD]』

壬生義士伝 [VHS]

浅田次郎 
定価:¥ 3,990
新品最安価格:
『壬生義士伝 [VHS]』の関連商品を見る
クチコミ情報

自らの義を貫くために

幕末の京都で、血気盛んに維新派を斬る新撰組。そこへ入隊してきた盛岡の南部藩出身の吉村貫一郎剣は、入隊試験で剣の腕を誇る永倉新八と同格に渡り合う。穏やかで柔和な外見とは裏腹に、今まで人を斬った経験を思わせるほどの腕前を見せた吉村に、隊長の近藤勇も一目置くことに。ところが吉村は職務を遂行する度に給金を請求する、武士らしからぬ言動を見せる。そんな吉村を新選組の斉藤一は、田舎者と蔑み、激しく嫌悪するのだった。・・・

のほほんとした和み系の吉村を演じられた中井貴一さんの演技が光っています!「いつ死んでもいい」と刹那的な思いで生きている斎藤と、「死にたくないから人を斬ります」という吉村。正反対なのに、いつしか吉村を認めていく斎藤の姿がとても印象的でした。渋く!てどこか退廃的な雰囲気すら醸し出していて本当にカッコ良かったです。

自分の義をどこまでも遂行しようとする吉村。家族の身を案じ、自分の剣の腕で家族を守ろうとするその姿は、武士である前に人間としての静かな誇りを感じさせられました。「南部の武士だれば石ば割って咲げ!」という言葉に、吉村の生き様が表れていたようにと思います。吉村だけでなく、斎藤や大野、日本が近代の夜明けを迎えようとしている中、居場所を失い始めているそれぞれの武士たちが理不尽な生き方を強いられているようで、今までカッコ良いと思っていただけの武士像がかなり変わりました。久石譲さんの音楽も、映画を盛り上げていて感動させられます。


関連商品を探す:『壬生義士伝 [VHS]』

シェエラザード 海底に眠る永遠の愛 vol.1 [VHS]

浅田次郎 鄭義信 
定価:¥ 7,140
新品最安価格:
『シェエラザード 海底に眠る永遠の愛 vol.1 [VHS]』の関連商品を見る
関連商品を探す:『シェエラザード 海底に眠る永遠の愛 vol.1 [VHS]』

壬生義士伝 4本セット [VHS]

浅田次郎 
定価:¥ 15,960
新品最安価格:
『壬生義士伝 4本セット [VHS]』の関連商品を見る
クチコミ情報

こちらをお勧め

映画版もありますが、こちらをお勧めします。
10時間あっての内容、これでも幕末の情勢を描こうとしたら全く足りないでしょう。

今回は実在した隊士に脚色を踏まえての作品ですが、素直に感動します。
脚色がどれほどなのかを議論もされていますが、実際に幕末の一コマとして、こういう状況だったと考えながら見て良いのではないかと思います。

金銭難、脱藩とはどれほどの事なのか、戦に負けた後どうなってしまうのか、その時人はどうあるのか・・・など考えさせられる所はたくさんあります。

映画の内容として、さすが渡辺謙さんという主役、内藤さんの演技は言うに及ばず、今では有名な高杉さんもよく演技なさっています。

長時間モノは一歩間違うとダラダラしただけのものになってしまいますが、非の打ち所が殆どない(私の中では一切ない)作品です。

年末などゆっくり見られる時に通しでご覧になる事をお勧めします。


とにかく良かったです

とにかく良かったです。
放送した後に色々調べたら、主人公は実際いたけれど中身は脚色だとか。
それほど資料の残っている人ではないそうですが、そんな事抜きにしてドラマとして見て場合、入り込むモノがあります。

新選組という事があったのは事実、その中で命をかけて色々な人生があったのも事実、そして今の時代があるのも事実・・・だと思えば、歴史を垣間見る要素の一つにもなります。

歴史ファンのみならず、見て損のない1本です。
私は当時この番組で高杉瑞穂さんという息子役の俳優さんの演技に惹かれました。
まだ名前が流通していない頃ですが、最後の方の1時間ほどをこの方の演技で魅せます。
もっともっと独特の演技が要求される時代劇で色んな役を見たいです。


とにかく良いんです

テレビ東京で2002年正月10時間ドラマで放送されたものです。
視聴者がテレビ東京に何度も何度もDVD化をメールで懇願し、実現したのか?
低予算ながらテレビとは思えぬ重厚な演出、渡辺謙さんらの渾身の演技、
時代劇が好きでない人も、新撰組がピンと来ない人も楽しめると思います。
是非、一度見てください。



関連商品を探す:『壬生義士伝 4本セット [VHS]』

壬生義士伝 [VHS]

浅田次郎 久石譲 中島丈博 
定価:¥ 16,800
新品最安価格:
『壬生義士伝 [VHS]』の関連商品を見る
クチコミ情報

すばらしい

たまたま、高速バスの中で観たのです。もう「新撰組もの」はお腹いっぱいだなぁ、と全く期待していなかったのですが・・・。

いや、素晴らしかったです。なんといっても、必見すべきは中井貴一の演技だと思います。                       中井貴一演じる吉村は、あまりに金や報酬にこだわるので、ほかの新撰組の人達からは変な奴だと思われています。吉村は、人を斬って得た金を田舎の家族へ送っているのです。「生きるために人を斬る」吉村。それに対し佐藤浩市演じる斉藤は、誰も自分を斬ってくれないから人を斬るのだといいます。二人は対照的です。対照的な斉藤の存在が、吉村という人間を際だたせています。

見所はたくさんありますが、特に印象的なのは、吉村の息子が吉村の死後、五稜郭の戦にいくという場面で放った言葉でした。「大切な父上を、たった独りで三途の川を渡らせるわけにはいかねえのです」。死ぬのが美しいことではありません。ただ、親子の絆は大丈夫だろうか?と思う事件が多すぎる昨今、この言葉に素直に感動してしまいました。

動乱の幕末、幕府を守る新撰組も、薩長や幕府をたおさんと奔走した人達も、立場は違えど国を思う気持ちは同じであり、自らの信じる道のために命を捧げる純粋さに、心が打たれました。私たちの生きるこの日本で、現実にこのような人たちがいたのです・・・。

自らの義を貫くために

幕末の京都で、血気盛んに維新派を斬る新撰組。そこへ入隊してきた盛岡の南部藩出身の吉村貫一郎剣は、入隊試験で剣の腕を誇る永倉新八と同格に渡り合う。穏やかで柔和な外見とは裏腹に、今まで人を斬った経験を思わせるほどの腕前を見せた吉村に、隊長の近藤勇も一目置くことに。ところが吉村は職務を遂行する度に給金を請求する、武士らしからぬ言動を見せる。そんな吉村を新選組の斉藤一は、田舎者と蔑み、激しく嫌悪するのだった。・・・

のほほんとした和み系の吉村を演じられた中井貴一さんの演技が光っています!「いつ死んでもいい」と刹那的な思いで生きている斎藤と、「死にたくないから人を斬ります」という吉村。正反対なのに、いつしか吉村を認めていく斎藤の姿がとても印象的でした。渋く!てどこか退廃的な雰囲気すら醸し出していて本当にカッコ良かったです。

自分の義をどこまでも遂行しようとする吉村。家族の身を案じ、自分の剣の腕で家族を守ろうとするその姿は、武士である前に人間としての静かな誇りを感じさせられました。「南部の武士だれば石ば割って咲げ!」という言葉に、吉村の生き様が表れていたようにと思います。吉村だけでなく、斎藤や大野、日本が近代の夜明けを迎えようとしている中、居場所を失い始めているそれぞれの武士たちが理不尽な生き方を強いられているようで、今までカッコ良いと思っていただけの武士像がかなり変わりました。久石譲さんの音楽も、映画を盛り上げていて感動させられます。


関連商品を探す:『壬生義士伝 [VHS]』

シェエラザード 海底に眠る永遠の愛 vol.2 [VHS]

浅田次郎 鄭義信 
定価:¥ 7,140
新品最安価格:
『シェエラザード 海底に眠る永遠の愛 vol.2 [VHS]』の関連商品を見る
関連商品を探す:『シェエラザード 海底に眠る永遠の愛 vol.2 [VHS]』

壬生義士伝 [DVD]

浅田次郎 久石譲 中島丈博 
壬生義士伝 [DVD]
定価:¥ 2,800
新品最安価格:¥ 5,990
『壬生義士伝 [DVD]』の関連商品を見る
クチコミ情報

子役のセリフが棒読みなのが残念。

いい映画です。
たしかに泣けます。
男たるもの、こうでなければ。

しかし、いまいちな点もある。
確かに、吉村は、原作では、金に汚かったと書かれている。だけど、まるでバカ殿様のように演出するのはどうだろう。

前半の吉村の雰囲気は、少し浅田氏の思いとは、ちがうのではないだろうか。

それから、子供たちのセリフがややぎこちない。
無理もないか。

もちろん、このような欠点は、たいしたことではない。
全体的には、なんども見たい、とってもいい映画だと思います。
ぜひ、見てください。


緩急がない

ドラマ部分は良い。殺陣にスピード感がない。殺陣にはもっとクローズアップと短いカットの多用を。

心が奮えた

「時代」特有の制約の中、できる事を精一杯にやる男とは・・・
こんな感じなのではなかろうかと想いをめぐらせ。

強くて優しい、一本筋の通った男とは・・・
これまた、こんな感じだったのではなかろうかと想い。

父親とは、やはり本来「家族想い」であることが自然な姿なのだと想い。

中井貴一の演技には3度観て、3回泣かされ。

久し振りにお腹一杯になった日本映画でした


かなり泣ける

吉村という男にとても好感が持てる。彼の生き方は武士としては失格だし、見た目には情けない。しかし家族のためだけに働き、もがき苦しむその泥臭い姿にはある種の美しさを感じずにはいられない。

いいですよぉ

大河ドラマ新撰組を見てからこれを見たから配役が混ざってちょっと変な感じ。芹沢鴨がいるような気になってしまう。斎藤一はなんといっても「るろうに」のイメージが強くって、あれがいけないという論者もおられることは承知してますが、「るろうに」の斎藤一のイメージは結構気にいっております。無口な斎藤一が子供を病院に連れて来ること自体微笑ましい。でもこの原作の小説はどこまで事実なんでしょうか?すごく興味がわいてきます。


この商品を買った人はこんな商品も買っています:たそがれ清兵衛 [DVD] | 隠し剣 鬼の爪 [DVD] | 壬生義士伝 4枚組 [DVD] | 武士の一分 [DVD] | 壬生義士伝 下 文春文庫 あ 39-3 | 
関連商品を探す:『壬生義士伝 [DVD]』

(2/3) 次のページへ ≫

カテゴリ一覧
浅田次郎 アマゾン画像検索-『浅田次郎
このページについて?

TOP > Amazon 画像検索
PC・家電・CD・DVD  |  2009/11/26