![ビートたけし×松本清張 点と線 [DVD] ビートたけし×松本清張 点と線 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51WvjAx36wL._SL500_.jpg)
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クチコミ情報
垣間見た予感から巨悪をつかむドラマ この小説を読んだのは、僕が大学生の頃。もう、30年近く前になります。時刻表を駆使しての殺人事件は、今では多い。しかし、その先駆けとなったのは、この作品。背景は、日本が高度成長を迎えた頃、国鉄東京駅に立ち替わり入ってくる列車の中、ホームでの4分間の空白が、殺人事件の捜査のきっかけとなっていく。
原作自体は、それほど多くないのですが、これほどのドラマにしまったことに感服です。北野たけしの個性ある演技に加え、大物の主演者ばかり。松本清張が駆使したトリックと迫力の展開に満足の一作です。
ビートたけしの熱演がひかる傑作原作ファンにとっては、賛否両論あると思う。
松本清張の原作は、「社会派推理小説の鏡」と言ってもよく、極めてドライに描かれている。鳥飼刑事に宛てた主人公の三原刑事の手紙を読む限り、決してつかまらない「悪いやつら」に対する義憤はあるが、むしろ事件解決の安堵感が感じられる。
ドラマは大幅な脚色が加えられている。原作では脇役の鳥飼刑事(ビートたけし)を全面に出し、その喜怒哀楽をあますことなく描いている。いや、ビートたけしの「熱演」あってこそのドラマといえる。
ターゲットとする視聴者は五十代以上。舞台となる昭和32年を体験しているか、自分の両親から「戦時中、戦後の時代」を度々聞かされた人たちである。
鳥飼刑事は戦争の生き残りだから、余生の全てを犯人逮捕に捧げている。関東軍(ソ連参戦時に満州開拓民を置き去りにして真っ先に逃げたといわれている)にいたという安田社長に詰め寄るところ、犯人に自害され事件の黒幕にまんまと逃げられた憤りを若い三原刑事にぶつけるところ、彼の純粋すぎる正義感が炸裂する。
視聴者はその姿に、琴線を揺さぶられる。
松本清張の最高傑作と言われているが、実はたったひとつの欠点がある。事件解決の鍵となる「空白の4分間=東京駅13番線から15番線が見渡せる唯一の時間」に、「殺害された男女を間違いなく15番線プラットフォームを歩かせた工作」が説明されていない。
ドラマでは、男女が連れ添う理由は付け加えられてはいたが、工作の明確な説明はなかった。
その欠点を差し引いても、近頃放映されたテレビドラマの中では屈指の傑作であることに変わりはない。
名作。松本清張不朽の名作、点と線。映像化不可能と言われていましたが、出来上がりは相当なものだと思います。「4分間マジック」に魅せられました。キャストも豪華出演者が大勢で、大満足でした。ラストは衝撃的でした。メイキングも面白いです。中高校生でも十分楽しめます。
ビートたけしの存在があったが故に、清張世界を本当に具現化させた奇跡の作品。 『点と線』は 戦争をきっちり体験した者にしかわからない。松本清張の肉体にきりこまれた「戦争」を知らぬと理解できない。松本清張は、遂に独自の清張文化を創りあげた。
清張の最高作品である『点と線』。
なぜ、映像化が可能になったのか。
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ビートたけしの存在。彼は清張の時代を肉体化している化け物である。
当時の 義理堅き 日本社会が 見事に描かれている。
たけしの存在は 戦争を体験した驚異の姿。時代の象徴というよりそのものである。
この作品を観るだけで 戦争をキッチリ身体にしまった男と女たち、さらに大きな財政界の当時の姿がキチンと伝わってくる。
同時に そのなかで生きている人間の哀しみも きっちり入っている。
それは「奇跡」とでも言うしかない。
まさか、映像化できるとは思っていなかったが、完成された奇跡の作品。
今後、かような作品をもくろむ者は存在しないと思う。
最高傑作。
「映像化不可能」と言われた松本清張の不朽の名作本作は、昭和の不朽の名作といっても過言ではない、松本清張の『点と線』を初めてテレビドラマ化したものである。かつて「映像化不可能」と言われた『点と線』であるが、最新のCG技術を駆使し、さらに豪華キャストを迎えて、ここにあらためて映像化が実現した。
物語は、福岡県香椎海岸で若い男女の死体が発見されたことから始まる。二人の死は心中か、それとも殺人か。捜査の糸口は目撃者だけが知るたった4分間の空白。悪が栄え、正義は滅ぶのか。時の流れの中で良くも悪くも変わらぬ人間の本質を垣間見ることができる作品である。
特に本作においては、キャストの熱演が印象的であった。ビートたけしはもちろん、高橋克典や内山理名、柳葉敏郎、夏川結衣など、長いセリフや夏場のロケに苦労しながら本作が完成したことを特典のメイキング映像から知った。全てのキャストがマッチした作品を見たのは本当に久々である。
なお、本作が原作を知らない人々に松本清張の作品に興味・関心を持たせ、本を手にとる機会を多く与えたことも高く評価したい。やはり原作の「良さ」を映像化から再び気づいてほしいと思う。
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