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皆川博子

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皆川博子

皆川 博子(みながわ ひろこ)は、日本の小説家。東京女子大学中退。
1986年、『恋紅』で第95回直木三十五賞 直木賞受賞。他に『壁ー旅芝居殺人事件』『薔薇忌』『死の泉』『川人』『ライダーは闇に消えた』『水底の祭』など。
1986年 『恋紅』第95回直木三十五賞 直木賞受賞
1990年 『薔薇忌』第3回 柴田錬三郎賞受賞
1998年 『死の泉』第32回吉川英治文学賞受賞
日本の小説家 みなかわ ひろこ
直木賞受賞者 みなかわ ひろこ

写楽 [VHS]

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写楽

私もこの作品が大好きなのですが、DVDでていないんですね。すごくこったつくりの作品なのに残念です。。。。。

江戸時代ロマン

本年07年、映画の『さくらん』を観て感動し、でも“正統派の”吉原花魁の映画も観てみたくなり、私の記憶にある限り近年の映画ではこの映画くらいだったので(『吉原炎上』もいいのですが、時代設定が江戸時代ではなく明治時代の作品なので)、久しぶりに観たくなり、ビデオレンタルで何回か観た好きな作品だったのでDVDを購入しようかな‥と探しましたが‥残念。DVDになっていないし、ビデオも廃盤なんですね‥。
謎の人物・写楽の正体を推理した映画であることと、主演のお二人の不倫報道やらで公開当時話題の映画だったので意外に思いました。
個人的には宮崎真純さんの花魁姿は(前述の映画を含めた)他の女優さんの誰よりも“圧倒的”に江戸時代の美女らしさを感じます‥だって花魁は江戸時代のスーパースターだったのでしょ?この映画の宮崎さんはまるで浮世絵から飛び出してきたかのようなんです。
他に、折檻された女郎が吊されたまま死んでいる様子だったり、出演者の江戸弁の言葉遣いや、とりわけ後半の足抜けの道行場面からエンディングまではとてもロマンティックで“江戸時代の匂い”を濃厚に感じるので、もっと再評価されてもいい作品なのでは‥と思うのですが‥。


脇役陣がすごい

脇役陣がすごい。特に、喜多川歌麻呂役の佐野史郎は、ちょっとやりすぎ位の存在感。写楽の天才ぶりに嫉妬する姿は、モーツァルトに対するサリエリを思わせる。
十遍舎一九役の片岡鶴太郎の軽薄さやおかん役の岩下志麻の強さ・弱さもいい。
歌舞伎の魅力や江戸の情景の映像化なども魅力的で、満足できました。


もしタイムマシンがあったら

江戸寛政期に突然現れ、そして消えた浮世絵師・写楽。
その謎に包まれた正体に迫る歴史ドラマ。
主人公と同時代の絵師、舞台人などの人間模様が描かれています。

自分が時代物に慣れてないせいか、140分近い長さが少しこたえました…

印象に残るのは、
歌舞伎の舞台、花魁の顔見せや、川辺での夕涼みなどの場面。
CG背景と実写を合成した場面が幻想的。
そして、写楽が花魁を恋しく想い、視線を送る幾たびかの場面、
秘めやかで。

もしタイムマシンがあったら江戸の町に行ってみたいな。



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みじかい眠りにつく前に 3 (ピュアフル文庫 ん 1-13)

有島 武郎 池上永一 小川洋子 川西蘭 桜庭一樹 萩原朔太郎 東直子 三浦しをん 皆川博子 よしもとばなな 金原瑞人 中島梨絵 
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ホラーを書く! (小学館文庫)

朝松 健 瀬名 秀明 森 真沙子 井上 雅彦 菊地 秀行 篠田 節子 皆川 博子 飯田 譲治 小野 不由美 小池 真理子 
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巻末の年表も貴重

日本人作家のホラー小説好きな人ならば、読んで損は無いでしょう。作家のバックグラウンドや嗜好が垣間見える部分もあり興味深いです。巻末に付いているホラー小説の年表は、なかなか貴重なデータベースだと思います。これを眺めているだけで次に読みたい本が見つかるかもしれません。

ホラー小説家へのインタビュー!!

かなり有名なホラー小説家へのインタビュー。しかも、インタビュアーも、あの有名な東雅夫さんである。
ホラー小説好きならば一読の価値あり。
作家自らの、自分の作品に対する意見等も載っている。自分の好きな作家がこれに書いているならば、是非読んでみてほしい。
一読の価値あり。


無題

多数のホラー小説家にインタビューした「ホラーを書く!」が、
文庫版として再登場。

なかなか濃いインタビューで、あなたの知らない作家の一面が見えてくると思います。
好きな作家が一人でもいれば、買って損はないでしょう。
一人もいないというなら勧めませんが…



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蝶 (文春文庫)

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気づけばスッと体温が下がり切っている

横瀬夜雨、薄田泣菫などの短詩をモチーフに現代最高の幻視者が紡ぎ出す戦慄の8短篇

嫋やかに揺れ惑う幻想小説だと思い手に取ったら、冷たい煌きの白刃でバッサリ斬り捨てられた、、、そんなゾッとする感触も孕んだ美しくも危ない短編集。耽美な詩句をアクセントとして持ち寄り、それに依って異なる質感を醸していく作品こそ多々あれど、詩句そのものの情動を、まるでそれを核にして生脈させていくような本作の世界観は完全に異質。詩句そのものが放つ悲鳴のように鋭い感覚と交じり合う物語は、それと気づかせることすらなく、しかし確実に読み手を狂気の淵へと誘い、食む。

既にして誰が、どういう状態で話しているのかさえ不明となる錯乱めいた異様な気配を放つ『空の色さえ』に始まり、重厚かつ仄暗い枠の中で、艶やかで畸形なる耽美が描かれる『妙に清らの』、幼年期特有の塞いだ世界へ、再び夢現(ゆめうつつ)の境(あわい)を溶かす狂ったチューンが入り込む『竜騎兵は近づけり』へと続き、さらには秘められたエロスを求心軸に進む『幻燈』は、ラストで思いもかけない荒ぶりに打たれることとなり、個人的に最も好みであった『遺し文』での、劇的に途切れる光景へと終着することになる。

今自分に取り憑いている感覚が何なのか、それすらもハッキリとは判らないまでに強い幻惑を齎す作品の多くは、しかし同時に言いようもなく冷たく、硬質で凛とした佇まいで突き刺さる。気づけばスッと体温が下がり切っているような、わけの分からない感覚に落とされている。一字一句に背筋を伸ばして臨むことを求められるような、優美だが抜き身の狂気を感じさせる緊張感が素晴らしく、そして、怖い。


凄まじい短編集

凄まじい短編集だ。もうこの一語に尽きる。薄くてすぐに読めてしまう本なのに、世界が変わり確実に自分の中に重くずっしりしたものが沈殿していくのがわかった。本書に収められている短編は、すべて詩句にインスパイアされている。もともとぼくは詩句には疎いほうで詩集や句集などは読んだことがないのだが、ここで取り上げられている詩句を読むかぎり、どうしてこのジャンルをもっと探求しなかったのかと歯噛みしたくなった。それほどに皆川博子の取り上げる詩句の世界は魅力的なのだ。本書を読んで、まず憧れが胸中を占め、詩句の世界に遊ぶ新鮮さを味わい、そして作者のつくりだす甘美で残酷な世界にしびれた。すべて舞台は日本である。それも一昔前、先の大戦前後の時代の話である。日本が世界から孤立し、狂気にまみれ熱く沸騰した時代。だが、ここで描かれるのは戦争ではない。戦争に翻弄される人々は出てくるが、戦争そのものにたいする記述はほとんどない。かわりに本書には、この時代に日本に根付いていた負の風潮が数多く出てくる。復員兵、戦争孤児、妾、男尊女卑、結核。そこに作者は美しさと、いい匂いと、残酷で清らかな詩句をおりまぜ、この上なくなめらかな文章でもって忘れがたい物語を紡いでいくのである。特に最後の三篇のインパクトは素晴らしい。夢に見そうなくらいだ。


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