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砂の器 デジタルリマスター 2005 [DVD]

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砂の器 デジタルリマスター 2005 [DVD]

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砂の器 デジタルリマスター 2005 [DVD]
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原作、そして陰の主役である音楽

松本清張の傑作であることは言を待ちませんが、この映画は、バックに流れる音楽が陰の主役になっています。特に、捜査会議で真実が明かされるシーンは、夭逝した菅野光亮により実際に作曲された「宿命」が流れる中で数々の映像を絡めながら進行し、クライマックスとしての効果を非常に高めていると思います。
音楽を無しに、この作品の良さは語れないでしょう。丹波の若干過剰と思われる演技や、まだ若かった森田・島田の表現力の青さは感じられますが、本当にいい映画だと思います。
ところで、仕事(捜査)の出張なのに「贅沢をさせてもらった」と言い、後には休みを取って自腹で伊勢に向かってしまう今西・・・。そういう人間を消してしまった現代社会・・・。隔世の感がありますね。


原作本を読んでからね

70年代の名作といわれる野村芳太郎監督の「砂の器」。原作を読んでから本作を観るのをオススメします。1つは名作の誉れ高い松本清張の作品を楽しんでもらいたいから。原作はミステリィの要素が多いので、犯人探しも面白さの一部ですが、映画は犯人の人間模様が中心になっているため、謎解きがない。犯人がわかっている部分があるからです。2つは映画では描かれていなかったり、原作でのエピソードがいろいろ混ざったりしているからです。原作の奥行き間は楽しむべきだと思います。
映画も当然良いのです。映像化されてイメージが膨らむことも多いからです。ですから原作を読んで読了後本作を観ることが一番いいのではないでしょうか。私はこの順番で楽しめましたよ。



不朽の名作

国民的アイドルに弓引くのは、勇気がいりますが、やはり2004年のTV版は、本映画版には勝てません。 肝心の動機が、変えられ、差別のための差別を作り出し、クライマックスだけ、映画版の美点をいただきましたというTV版には、何故に今、砂の器なのか?という問いを払底する説得力に欠けました。(もちろん演者に罪はありませんが…)

映画版は原作者の松本清張をして、原作を凌駕したと言わしめた作品です。 まず映像の持つ説得力に、圧倒されます。 よく犯罪者に同情的に描かれているという批判がありますが、余計な心理描写や説明を省き、映像に委ねた結果、殺人を犯さざるを得なかった主人公の和賀の心理すらも視聴者は追体験してるような気になります。これは同情というより、共感であり感情移入のそれでしょう。本作が名作と言われている所以が、そこにあります。

和賀のような境遇や受けた差別は普遍的ではありませんが、自分の過去の過ちを封印あるいは隠蔽しよう…というのは誰もが陥るような心の弱さです。

自分は、何度も本作を見る度に、和賀が過去や犯罪を、『宿命』を演奏して、超克した心理を追体験して、その虚無感に絶望し、そして落涙しています。


日本映画史が誇る名作だと思います

うちの父親が大好きで一緒に見て私も大感動した作品です。
本も読みましたが、映画のほうが泣けるという珍しい作品だと思います。
後半の部分なんかは涙が止まりません。
寺尾聡のお父さんがむちゃくちゃいい演技してます。
原作自体が昭和なので、昭和な感じが出ている映画がやっぱりいいですよね。
私はドラマは逆に見てませんが、ドラマしかしらない人はぜひこの作品を見るべきだと思います。


小説とは違った、映像や音楽を駆使した映画ならではの面白さを堪能できます

この映画を観ると、僕らも天才音楽家・和賀英良が辿(たど)った人生を体験できます。

そして、人間、誰もが今、皆に見せている表の顔、皆に見せられない裏の顔、皆が知らない過去の顔を持っていることを痛感します。

現在と過去を交差させながら、映像と音楽を駆使した人間ドラマの名作だと思います。



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砂の器 デジタルリマスター版 [DVD]

松本清張 野村芳太郎 丹波哲郎 加藤剛 森田健作 島田陽子 渥美清 緒形拳 
砂の器 デジタルリマスター版 [DVD]
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商品の紹介
国鉄・蒲田操車場で起きた殺人事件を追う二人の刑事・今西(丹波哲郎)と吉村(森田健作)。彼らが東奔西走する中、気鋭の若手作曲家・和賀(加藤剛)は『ピアノと管弦楽のための「宿命」』の作曲に没頭していた。やがて捜査の末、事件と和賀が結びついていく……。松本清張のベストセラー小説を原作に、名匠・野村芳太郎監督が手がけた日本映画史上に名高い名作中の名作。コンサートで奏でられる『宿命』の壮大な調べに乗せて、事件の真相や犯人の過去などが綴られていくクライマックスは、まさに画と音の融合そのものであり、何度観ても涙腺が緩んでしまう。さて今回のDVDは撮影監督・川又昻立会いの下、デジタルでフィルム傷や色調などを繊細に修正したデジタルリマスター版で、音声も5・1サラウンドにグレードアップしたもの。これによりクライマックスの感動もひときわ盛り上がりを見せ、そこらの新作など入り込む余地もないほどの優れものとなっているのだ。(増當竜也)


クチコミ情報

原作を超えた芸術。

原作を先に読んでいた私…初めて野村監督作の映像を観たときの衝撃は、今でも忘れられません。
ここ数年、山や田畑の緑が眩しくなる季節になると、必ず『砂の器』で大泣きするのが、我が家の恒例行事になっています。
原作にはない、美しい日本の自然美と、らい病患者の父と子の宿命的な暗闇の旅路。
らい予防法が撤廃されたのは、90年代。忘れてはならない日本の現実が、しっかりと描かれていました。
原作は、中盤ちょっと長いかな?と思いながら読みましたが、映画は展開が早すぎるくらい。しかし、原作を超えた日本映画の不朽の名作です。


親子で見たい映画

松本清張の小説は、人間や社会の深層にひそむ悪意や醜さを告発する、
性悪説に基づいた内容が多いのですが、映画「砂の器」は、ぜひ親子で見てほしい映画。
もうお涙頂戴はわかっていつつも、加藤嘉と子役の男の子の苦楽をともに
した放浪と別れのシーンは、劇中の丹波哲郎と一緒に思わず涙涙涙。
ミステリというより人間ドラマですね。
デジタルリマスター版ということで、四季のあざやかさとともに、
感動も蘇った気がします。
これは保存版決定DVD。


凡人のワテの人間形成に影響したといえる人類史上最高の映画

山田洋次監督ですら脚本担当、という当時のオールスターキャストによる古きよき日本映画の金字塔的作品。デジタルリマスターということで、シャープのアクオスの最新46型液晶テレビで鑑賞さしていただきましたけども、やはり本作は劇場向けに撮影されておりますから、26年前に松竹の映画館で見たほうがやはり凄かった。さすがに筋までは全部覚えておらんが、各シーンはかなり覚えておる(あるいは、リマスター版ではちょっと編集しておるのかもしれん)。

デジタルリマスターにより、田んぼの風景や昔の日本にはどこにでもあった看板、いまとなっては古めかしい家屋、テーマ音楽とともに悲哀や宿命を感じさせる海と海辺の映像が大変クリアになったのがエエ。音声がアナログなのが影響しておるのか、ちょっとだけですけども映像とずれとるような気(とくに丹波哲郎と森田健作の捜索シーン)がいたしました。

今となっては、テレビのドラマ版を観た方の方がむしろ多いかもしれんです。で、そちらと比較しますと、映画の方は和賀(加藤剛)のせりふはほとんどなく、今西刑事(丹波)や吉村刑事(健作)の側から、和賀の内面に迫ろう、というアプローチ。リメークされたドラマでは、和賀(中居君)が自宅でピアノの前で沈思黙考(あるいは作曲)したり、トヨタソアラで現実逃避したり。もっとも対照的なんが、和賀(秀夫)が最後に千代吉(父親)とドラマでは再会しひざまずいて慟哭するところが、映画では、ピアノ協奏曲の弾き振りの舞台裏(東京文化会館大ホールと思われる)で、逮捕真近で幕となる点。この心理的アプローチの違いは明らかに作り手が意図したもので、それぞれの味わいの違いの比較を楽しませてもろうた。時代の違いによる千代吉のらい病と放火による隔離の違いはむしろ、些細な違い、と思えますがな。

後に霊界を説いた丹波哲郎が解明してゆく捜索は、なにやら神懸り的でスリルがあるし、今西(丹波)刑事が捜査のためにたづねた千代吉が和賀の写真を「こんな人、知らん!」といって号泣するシーンは、世界の映画史上最高のシーンやろうと思います。

26年も前に観た映画なのに、ずっと脳裏に刻み込まれていたシーンはやはり千代吉と秀夫の放浪のシーン。わらぶきの家から日本海、雪景色の野や神社を通り、桜の野でのいじめ、夕焼けの田んぼ、飯ごう、きれいな緑と警官、そして亀高の三木巡査。凡人のワテの人間形成に影響したとさえいえる、人類史上最高の映画やな


素晴らしいのは、何といっても「砂の器」というタイトルでは!?

宿命という交響曲、日本の春夏秋冬を感じさせる二人が流浪するラストシーン等々、感動する場面はいくらでもありましたが、やはり一番素晴らしいのは「砂の器」というタイトルではないでしょうか?
映画の冒頭の、逆光の中で「砂で作られた器」がさらさらと崩れていくシーンがありましたが、「砂で出来た器とは、壊れやすいものの象徴」で、それが意味するものは何か?一体、原作の松本清張氏は、読者に何を伝えたかったのか・・・
カタカナ文字の多い現代では、中々想像力を掻き立てられる言葉は少ないですが、この「砂の器」には、非常に想像力を掻き立てられます!
私はサラリーマンですが、小説を書きたいと思っています。
書くのであれば、決めました。
「続・砂の器」に。


「そんなことは決まっとる!」

親子の絆と宿命を息もつまる緊張感で描いた本作の白眉は、何と言っても
冒頭でどんぶり飯を上手そうにかっ込む森田健作の姿…冗談です(でも印象には残る)。
ほんのわずかな手がかりにすがって殺人事件の犯人を追うヴェテランと若手の刑事二人。
若き音楽家・和賀英了がつかみつつある栄光は、タイトルが象徴するように…。

意地悪な見方をすればお涙ちょうだいだし、和賀の舞台衣装は既製品っぽいし、
『鬼畜』『復讐するは我にあり』のイメージが強烈過ぎて
緒形拳が演ずる根っからの善人・三木謙一には若干の違和感がある。
それでもめっぽう面白い。迫真の演技、ハンセン氏病への差別を告発した問題意識、
さざ波のように始まり怒涛のクライマックスへ収斂するストーリー作りの上手さ。
これだけ見ごたえのある映画はそうあるもんじゃない。特にキャストの演技がすごい。
丹波哲郎の重厚な演技と森田健作の火が出そうにがむしゃらな演技の激突も見事だが、
大仁田厚似(オイ)の子役・春日和秀が、
一言のセリフもなくひたむきな視線とこぼれる笑顔で
そうそうたる顔ぶれの大人俳優と対等に渡り合っているのも驚き。
過酷な境遇の中でおかゆか何かを食べながら父親と戯れる場面はハンカチなしに観られない。

自業自得とは言え残酷な結末を迎える和賀の心境を、
丹波哲郎が汲み取っているところがカタルシス。

とにかく面白いです。



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