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空飛ぶ木―世にも美しいメルヘンと寓話、そして幻想的な物語

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空飛ぶ木―世にも美しいメルヘンと寓話、そして幻想的な物語

ラフィク シャミ ロート レープ Rafik Schami Root Leeb 池上 弘子 
空飛ぶ木―世にも美しいメルヘンと寓話、そして幻想的な物語
定価:¥ 1,680
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「童話?」「いやいや」

「あ~~、もう今忙しいんだからぁ・・」とか思って入るのに、気がつくと、お話を一章分読んでしまっている。

なんだか小さい頃のお母さんとかにお話を聞かせてもらっている時のあの感覚。「これを読んだら、もう寝るのよ。」と言われてるのに、終わった途端に「ねぇ~~、もう一個読んで?」と言ってしまったことって、1度くらいあるでしょう?この人のほかの本を読んでも感じるんですが、本当に人をお話の世界に引き込むのが上手(拍手っ!!)私くらいの年齢になると(17歳です)最後は幸せになるのね?と安心して読めてしまうような童話は、少しずつ退屈に感じるようになりますよね?

が。この人の書くお話は、すっごく一生懸命な主人公が、何故か最後まで救われず、そしてそのまま終わってしまった!周りのみんなに馬鹿にされていても本当は世界一幸福だったりする主人公、といった感じで、単純なサクセスストーリーなんかでは全然無くて、思わず共感させられる様な物語ばかりです。

全然知らない異国の地でも思ってることはさほど変わらないんだなあと、笑いつつも、何となく嬉しくなってしまいました。

強欲な人や、支配欲が強い人、自分のことしか考えない連中(アレッみんな一緒だったかな?)型にはまった事しか信じず、新しい思想を理解しようとしないものにたいしては、風刺を利かせて面白おかしく書きつつ、痛烈な批判の目を向けていて、私としては結構爽快でした。

逆に、みんなと違うということで差別されるものや、正しいことをしているのに理解されないもの達への作者の優しい視線も感じて、本当にあったかい気持ちにさせられました。 


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PC・家電・CD・DVD  |  2009/11/24