![華麗なる追跡 [DVD] 華麗なる追跡 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51EJKX6HieL._SL500_.jpg)
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クチコミ情報
志穂美悦子様が志穂美悦子様だった頃志穂美悦子様のルックスの変化は微妙です。初期のころは朴訥でさえある新人女優さんですが、数年すると突然、垢抜けて別人のようになってしまいました。一般的には、髪を切り再び伸ばしてお茶の間女優としてイメージ・チェンジに成功してからの方が認知度は高いようですが、デビュー当時からのファンであるワタシは、『女必殺拳拳』から『女必殺五段拳』までが好きです。この頃の悦子様はこれが本当にこの世の人間かと疑われるほど、気高く美しいのですが、残念ながら、『必殺拳』シリーズではその魅力的な髪を結んで活躍していらっしゃいます(これもまた、素晴らしいのですが)。『五段拳』では、女性としてより成熟し、やみくもに押して行く以前の姿とはまた違った趣きになっています(これもまた、素晴らしいのですが)。体当たりの気合い、優雅で激しい身ごなしと共に、あの美しい髪が肩に舞うシルエットを堪能できる作品はこれと『十三階段のマキ』しかありません。最高です。『十三階段のマキ』のDVD化も望んでやみません。
悦っちゃん対マッハ 志穂美悦子の東映アクション第4弾。今回のウリは悦ちゃんの七変化(いつもですか)と、女子プロレスラー・マッハ文朱の参加。
悦っちゃんは女子レーサーの傍ら、花屋を営み、さらに父の敵を追って世界を放浪しているというまったく現実味のない設定。悦っちゃんの演技もいきなりカメラ目線でにっこり笑うという凄まじさです。
濃厚メイクで女ギャンブラーに変装してカジノで暴れたり、謎の青年紳士になって敵の事務所に入り込んだりと、いつものコスプレ大会は今回が最高潮。セーラー服、掃除のばあさん、尼僧、カンボジア人のせむし女と狂ってます。観客には悦っちゃんだと分かるのですが、何故か作品中の悪者たちがまったく気づかないのに笑えます。
マッハ文朱はいきなり歌を歌いながら現れ、リングもないところで女子プロを披露。ちゃんとリストロックから投げという無我的な基本技を見せてくれます。ドロップキックもやります。
悦ちゃんとの闘いでは飛行機投げ。ブンブン振り回して体調が非常に良さそう。このとき、16歳。そうは見えません。さすがマッハです。
その後、悦ちゃんとマッハが一緒に悪者たちを倒す場面もあって、マッハの投げと悦ちゃんの突き蹴りが同時に見られます。あんまり迫力はありませんけど。
「華麗なる追跡」というタイトルや、女レーサーで多羅尾伴内ばりの変装を使う主人公のキャラから、もっと楽しく軽快な、文字通り「華麗」な作品かと思っていたら、東映なのでやっぱり残虐な場面が出てきて暗黒面に引きずり込まれます。悦ちゃんの花屋で働く兄妹などは、普通なら死なないキャラでしょうが、兄は逆さに吊られて腹をえぐり殺され、妹は兄の目の前でレイプされたうえ殺されます。悦ちゃんの高校時代の女友達(悦ちゃんと2人でバレーボールをやっていたという設定)は悪者にシャブ中にされ、奴隷として買われた挙句に目玉に針を刺されて殺されるという残虐さ。現実感がない展開なのに、そういうところだけは妙にリアルです。
悪者のボスは途中まで正体が分からないという設定なのですが、悦っちゃんの敵はいつも天津敏だから今回もそうだろうと思っていたらやっぱりその通り。ナンバー2が石橋雅史であることは言うまでもありません。
ラストは悦ちゃんの「あるときは華麗な女ギャンブラー、あるときは謎の青年紳士」と多羅尾伴内のキメ台詞で格闘が始まり、いつも通り、砕石場みたいなところでのアクション。悪者の部下たちがショッカーに見え、悦ちゃんのアクションは仮面ライダーに見えてきます。お約束通り、石橋雅史と闘うのですが、石橋は死ぬと何故か爆発します。それじゃ本当に改造人間です。
最後の最後にロープウエーを使った決死のアクション?があってそれなりに興奮しますが、今のアクションの水準から考えるとかなりしょぼい演出です。
悦っちゃんが好きなら楽しめることは間違いありません。普通の映画を見るつもりで見たら目玉が飛び出ます。
志穂美悦子主演映画のベスト1かも志穂美悦子の主演作としては4作目にあたり、アイドル的に人気の高かった頃の作品である。
ストーリー展開や脇役の描写などは「細かいことはどうでも良い」と放擲し、とにかく志穂美悦子を様々なシチュエーションに登場させ、アクションを演じさせる。
場面ごとに衣装が変わり、男装や老婆メイクまで見せ、サービス精神旺盛なところを見せる。というか、やりたい放題。
様々な衣装とメイクの、まだ19歳のアイドルであった頃の志穂美悦子を観て懐かしむという意味では、最高の映画。
一般的には、壮烈なまでに、おバカ映画である。
志穂美悦子とマッハ文朱の“ダブルライダーキック”を食らってチンピラが壁にぶちあたると、そこに山口百恵の主演映画『潮騒』のポスターが貼られているのは、ほとんど楽屋落ち。
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