![丹下左膳餘話 百萬兩の壺 [DVD] 丹下左膳餘話 百萬兩の壺 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/3101HYJHZPL._SL500_.jpg)
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クチコミ情報
私的再生数が断トツ一位の映画(一年に10回は再生)山中貞雄が生きていたら・・・。そう思うと残念でなりません。
脚本の三村伸太郎も、その実力を発揮し始めた矢先に、相方の山中が・・・。
この映画の一番の見せ場の殺陣も、戦後アメリカ軍によって切られてしまい・・・。
本当に戦争は良いことがありませんね。
さて、まず配役が素晴らしい。 大河内傳次郎は当たり前として、注目したいのは女将を演じる、喜代三。そして、道場主演じる沢村国太郎(加東大介の兄であり、津川雅彦の父である)。
喜代三はプロの歌手で、小唄の名手。私はこの映画を観て、小唄の素晴らしさに開眼しました。昔、男達が何故、芸者屋に足しげく通ったのかも理解できました。
沢村国太郎は、実はこの映画で一番演技が巧かったりします。とぼけた感じが実に良く、沢村のトボケがあって初めて、大河内の天然ボケがいっそうの光を増すといったところでしょう。
ちょび安や、屑屋の二人もキュートです。
この映画を観ていると、ほんとうに幸せな気持ちになります。
「百万両だぞ、百万両!」なんて台詞が何度も出てくる割には、主役の登場人物達の誰もがお金にまったく興味無かったりして、爽やか。
不滅の娯楽作品として、老若男女全ての方に、おすすめいたします。
日本映画の宝山中貞雄さんとこの映画に関しては他の方達が書いていらっしゃるので、
ちなみに山中さんがこの映画の話法を借りた若くして亡くなったスティーヴン・ロバーツの「LADY AND GENT」(邦題:歓呼の涯 1932)は未だに観る事が出来ないのが残念です、ロバーツは1936年に亡くなっております。
日本の男優の中で最も好きな大河内傳次郎の戦前の丹下左膳を観れる数少ない映画でも有ります、本来は伊藤大輔の大河内左膳を存分に観たいのですがわずかなフィルムしか残っておらずフィルムセンターにある映像も余り殺陣が観られないのでガッカリです。
ここにはもう壮年になってはおりますが相変わらずの手加減なしの大河内左膳の殺陣が観られ結構でございました、当てておりますね胴などには、昭和初期の凄惨なる左膳ではございませんが、それでも殺気はどの時代劇役者よりも凄かったと言われる片鱗は見えますね。
私のお気に入りの山本禮三郎(又も与吉)、沢村国太郎、高勢実乗、鳥羽陽之助
長い間BS放送の録画テープ3本とDVD化した物を後生大事にしておりましたが、
3作品共購入出来て良かったなと思います。
現在は廉価版も出ておりますからどうぞご覧になって下さい。
映画を愛する人は3作の山中映画は手元に置いておくべし
目茶苦茶面白い!この作品で描かれた丹下左膳像のあまりの変わり様に原作者は激怒したとか。でも私は今作の大河内傳次郎演じる左膳がたまらなく好きだ。カミさんの尻に敷かれっぱなしで、だらしが無い。口調は荒いが気は優しい。いきあたりばったりだが、約束は必ず守る。剣の腕が立ち、仇討ちともなれば鬼神のごとき強さを発揮する。躍動感溢れる殺陣。なんとも魅力的。これは例えれば、原作のイメージとはかなり掛け離れているものの、「カリオストロの城」の宮崎駿のルパン像をこよなく愛するのに似ている。逆説と繰り返しの手法を多用したムダのない物語、今でも充分通用するコメディセンス(望遠鏡を覗くシーンは爆笑)、ほんまもんの芸妓さん喜代三演じるお藤の艶っぽい歌と声、沢村国太郎演じる柳生源三郎の、全然柳生一族っぽくないのほほんぶり。定期的に何度も観たくなる傑作コメディ時代劇。字幕付きなのも二重丸。山中貞雄さん、あんたはどこまで天才だったんだ。
山中貞雄監督の傑作時代劇この映画が作られたのが昭和10年、まだ日本ではトーキーが一般化したばかりだった
が、これほど音声を生かしながら、楽しくスキのないストーリーを持った映画が作られ
ていたとは驚きだ。現在の感覚からこの映画を観ても、単に歴史的価値としてではなく、
純粋に面白く観ることができる。
この映画が単なる丹下左膳映画ではなく、なぜ「餘話」なのかについては、これまでさまざ
まな視点で語られてきているので省略するが、かつて多くの丹下左膳映画が作られているの
に、今日最も名声を勝ち得ている映画がこの「餘話」というのが皮肉といえば皮肉。
しかし、この映画で従来のコワイ剣豪のイメージから初めて人間性豊かな左膳になり、観
客は大喜びしたと伝えられている。
元々同時期のアメリカ映画をヒントに作られたと聞くが、やはり監督・山中貞雄のこうし
た‘発想の転換’が画期的な映画を誕生させたと言えるだろう。
この映画は20年近く前、NHKで放送されたことがあったのだが、何せトーキー初期の
こと、セリフが途切れがちで非常に聞き取りづらかったことを覚えている。今回のDVD化
で音声は少し聞きやすくなっているような気がするが、何より字幕がついているのがうれ
しい。
この映画のいきさつについては、筒井康隆著「不良少年の映画史」に詳しく述べられてい
るので、興味ある方はそっちを参照してみてはいかが?
天晴れな娯楽映画!難しいことはわからない。しかし、とても良く出来た娯楽映画だと思う。
登場人物はそれぞれ個性のある、愛すべき人々だし、彼らの会話やヤリトリも抜群に可笑しい。
百萬両の在り処が隠された壷をめぐるストーリーも面白く、またテンポ良く、流れ流れて最後はピタリ!
ときれいに決まる。見た後にとても気分の良くなる、天晴れな娯楽映画!
「昔の日本映画は、ちょっと・・・」とおっしゃる若い人にも是非見て欲しいし、
コミカルなものを極端に嫌う人でなければ、誰にでもオススメできる作品です。
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