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クチコミ情報
政府の機密保持と言論の自由という対決。第二巻、毎朝新聞政治部の敏腕記者の弓成亮太も、言論のヒーローから破廉恥記者に成下がり、読者から抗議殺到という状態に、社は事態の深刻さに狼狽する。週刊誌も、「有夫の女性をそそのかし機密文書を入手」、「女性をバカにするもので、不買運動」と攻撃された。いよいよ弓成亮太の外務省機密漏洩事件公判が始まった。公訴事実は、「被告人弓成亮太は、被告人三木昭子と秘かに情を通じ、これを利用して審議官に回付される外交関係機密書類を持ち出させて記事の取材をしようとした」というもの。この弓成という男は、大物政治家や高級官僚に持ち前の図太さでその懐深く食い込む。そしてその情報の質・量とも他の記者の追随を許さない。政治センスは抜群であった。しかし社内で年を追う毎に自信過剰になり、非常に横柄な自尊心の強過ぎる記者になっていき、それを諌める上司もいない。そんな男が原資料そのものを第三者(社民党・横溝宏議員)に提供し、結果的にニュースソースを明らかにしてしまった。新聞記者の風上にも置けない、新聞記者のモラルから逸脱した輩だ。編集主筆、編集局長は降格、弓成本人は休職になる。そして次第に毎朝新聞の経営自体に深刻な影響を与えることになる。そもそも政治記者が外務省安西審議官と癒着が過ぎる。高校の先輩・後輩、審議官は小倉本拠の安西財閥の長男。弓成は九州一の弓成青果店の長男という関係から意気投合し、外務省内の審議官室もフリーパスということ自体が遺憾だ。一方で36歳の妻の由里子が悲惨だ。堪え難い出来事の連続で、近隣の好奇の視線に雨戸を閉め切り息を潜めて家に閉じこもる。起訴状では弓成記者(40歳)が最初から機密文書を入手する為に三木事務官(38歳)と関係を結んだ挙句に、そのことを脅迫材料にそそのかしたとある。国家公務員法第111条そそのかし罪の男は続きの第三巻ではどうなるか。
面白いのですが 山崎さんの作品は好きでよく読んでいます。1巻で感じた「ちょっと古いかな」という印象は、2巻でも続きますが、いよいよ裁判も始まり、緊張感が出てきました。今後、白い巨塔の裁判シーンに並ぶものになるのか、楽しみです。山崎さんの取材力、構築力、何より勇気に拍手。難をいえば、弓成に共感できないこと。横柄で傲慢で、「新聞記者がそんなに偉いの?」と思います。が、これも時代ということで。。。現在3巻目を読んでます。
論理のすり替え論理のすり替えが巧みに行われていく法廷。国家の権力に敢然と立ち向かっていくひとりの男、
という単純なストーリーではない。
日本に於いて言論の自由がどれくらいあるのか?
案外、政府の思惑やマスコミによって情報が歪められていないとも限らない。そういう面では
ひとりひとりが確かな尺度と己の心の内面からの良心の声に耳を研ぎ澄まし、冷徹に物事を判断
していくことが必要な現代社会と言えます。
それにしても弓成の妻や子供たちに同情を禁じえません。(物語の中の)奥様は本当に気丈な人物
で、災難にあわれたとしか言いようがありません。
引き込まれ、1・2巻一気読みです。沖縄返還の裏にあった密約を暴こうとした弓成。
国は認めるわけにはいかない。
機密漏洩の罪に問われた事務官・三木。
弓成は、性的関係を迫り、三木をそそのかしたのが罪状。
国家機密を守るため、セックススキャンダルに切り替えられていく。
誇り高い弓成がプライドを傷つけられ、己を失っていく様が描かれる。
2巻では、証拠隠滅を図ってまで夫を支えようとした妻・由美子についても描かれる。
夫の不倫を知るが、夫と子供を守るため、一人頑張る由美子。
しかし夫は、由美子のことまで気遣っている余裕がなかった。
離婚まで考える二人。
同性としては、由美子の強さを感じましたが、同時に彼女の悲しみもひしひしと伝わってきました。
ペンは権力の前に折れるのか…。
裁判の行方が気になります。
3巻の発売を待てず、西山事件について調べてみました。
う〜ん、やっぱりそうだったんですね。
これを山崎さんがどう描かれるか、3、4巻とも早く読みたいです!
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