TOP > Amazon 画像検索  楽天で鄭義信を検索

鄭義信

カテゴリ    


鄭義信

鄭義信(チョン・ウィシン、정의신、1957年 - )は、脚本家。兵庫県姫路市生まれ。テレビ出演の際には「てい・よしのぶ」とも名乗る。
姫路市立飾磨高等学校を経て同志社大学文学部中退後、日本映画学校 横浜放送映画専門学校美術科卒業。松竹で美術助手を勤めた後、1987年劇団「新宿梁山泊」を旗揚げ、座付き作家となる。邦画話題作の脚本を連続して担当する。
『血と骨』
『OUT』(2002年)
『刑務所の中』(2000年)
『愛を乞うひと』(1998年)
『犬、走る DOG RACE』(1998年)
『岸和田少年愚連隊』(1996年)
『平成無責任一家 東京デラックス』(1995年)
『世にも奇妙な物語-青い鳥』(1992年)など。

お父さんのバックドロップ [DVD]

中島らも 鄭義信 
お父さんのバックドロップ [DVD]
定価:¥ 5,040
新品最安価格:¥ 2,980
『お父さんのバックドロップ [DVD]』の関連商品を見る
クチコミ情報

オトコに大切なもの

これは父と息子の絆を描いた男の映画である。ラストのレスリングシーンはまさしく「ロッキー」であったが、最後に抱きしめたのはエイドリアンではなく、息子の一雄だった。とにかく主演の宇梶剛士がカッコいい!息子のために、亡き妻のために、そして自分の父親のためにファイトをする姿は感動的である。観客がいなくても、ヒールになれ、と言われても、朝令暮改でヒールをやめろ、と言われてもとにかく「男は黙って」と40歳過ぎの男がもがき苦しむ。でも前向き一直線の姿がたまらなく渋い。これを支える息子役の神木隆之介もベテラン真っ青の好演で応える。南果歩のやさぐれぶりもとってもいい。そして大日本プロレスマネージャー役の生瀬勝久が泣かせる。いつもヘンな役が多いので、この絶妙な配役にも感心した。シネカノンという配給会社は、日本のメジャーといわれる映画会社よりもはるかに日本人の心に訴える作品を送り出している。この会社の配給だったら大丈夫だ、と思う。李鳳宇+石原仁美のコンビは、このあと傑作の「フラガール」を作ることになる。ベタベタ関西ノリの映画だが、ロケ地は横浜や川崎だったりする(商店街シーンのほとんどは六角橋商店街)のも面白い。大阪では実は全く撮っていないらしいが、それはそれで凄い。お勧めです!

作者の中島らもも試写会で泣いた映画

自分の息子のことを思うのか、宇梶剛士の息子のことを思うのか、どうしても泣いてしまう映画である。
190cmの宇梶が映画初出演。12キロ増量して臨んだということだが、43歳のプロレスラー「下田牛之助」
(昔、“金狼”上田馬之助という金髪の実在のプロレスラーがいた)役なので微妙に中年の体型なのがいい。
“新世界プロレス”というネーミングや、ぼろアパートや焼肉屋等、日本の中でこんな場所は大阪しかないだろう。
大阪でも東京弁しかしゃべらない、母を亡くした下田の一人息子・一雄は神木隆之介が演じる。
女の子にも見える神木は元気に生まれてくる可能性は1%といわれた子のせいか、
現実の子というより“透明な“、妖精の様な子供を演じる。
床屋の旦那として中島らも自身が出演している。中島が死んでしまったのが悔しい。
個人的には、祖父役の南方英二、焼肉屋の女将役の南果歩、レスラー・松山役のコング桑田も見逃せない。
下田はオヤジに反発して生きる息子と死んだ嫁、そして自分自身のために、“熊殺し”
の異名を持つ空手チャンピオン、
ロベルト・カーマンとの無謀な異種格闘義戦への挑戦を果たし、ボロボロになりながらも最後はバックドロップで大逆転!
誰かがいった。「これは優しさのバトルだ」。
これだけストレートな映画は久しぶりに見たような気がする。
出演者の中に劇場での演技を知っている人がいる。
圧倒的な存在感なのだが、映画というスクリーンの中でその存在感が100%伝わってくるのは難しいことを知ったが、
70%でも80%でもそれを伝えてくる役者という人種は、恐ろしいものだと感嘆した。


とにかく良かった

めちゃめちゃ泣けます。
色んな涙がでます。
宇梶剛士の演技はとにかく素晴らしいです。
はっきり言って見る前はここまで演技力がある人とは思わなかったです。それをことごとくコペルニクス的に覆されました。
表情、体格、画面の中の大きさ(比率)も完璧。
脇を固める俳優陣もすべて完璧。
南果歩がなんか不思議とすごいセクシーで好きになってしまいました。


これって反則??

号泣した。

ただ、泣こうとしたら、南方師匠が笑わせるんだよね。

原作とはだいぶイメージがちがう仕上がりだけど、それがいい方向に向かった。

らもさんも観れるし。

それだけで泣いちゃった。
ボクは、らもさんの著書で育てられたようなものだし。



魅力的な神木くん。映画としての出来も○。

神木くんがとても可愛いかった。
女の子のようなルックスと、天使のような声。とても魅力的でしたね。
半ズボンをあれだけ上品に着こなせる少年はなかなかいないでしょう。

映画としても素晴らしかったですね。ラストで感動して泣いてしまいました。
ベタなストーリーながら、やはりこういう父と子の愛の物語には心が揺れ動かされますね。

ヘダベタな関西の子どもたちの中で、ただ一人東京の子ども丸出しの神木くん。この対比が彼の中性的で上品な魅力をより際立たせていたように思います。

繰り返しになりますが、本当に素晴らしい映画でした。



この商品を買った人はこんな商品も買っています:妖怪大戦争 DTSコレクターズ・エディション (初回限定生産) [DVD] | インストール コレクターズ・エディション (2枚組) [DVD] | 遠くの空に消える前 [DVD] | 遠くの空に消えた [DVD] | シナリオ登龍門2002 「沈まない骨」 [DVD] | 
関連商品を探す:『お父さんのバックドロップ [DVD]』

シェエラザード 海底に眠る永遠の愛 [DVD]

浅田次郎 鄭義信 
シェエラザード 海底に眠る永遠の愛 [DVD]
定価:¥ 7,140
新品最安価格:¥ 3,570
『シェエラザード 海底に眠る永遠の愛 [DVD]』の関連商品を見る
クチコミ情報

海の千夜一夜物語

浅田次郎の『シェエラザード』のドラマ化。阿波丸事件をモチーフとして現在と過去で繰り広げられる壮大な物語である。

アジア・太平洋戦争の末期、すでに日本が制海権も制空権も失っていた頃、日本は連合国の要請を受けて1隻の客船を南方占領地域へ向かわせることになる。それが連合国の捕虜への救援物資を積載した弥勒丸であった。弥勒丸には安導権が与えられ、連合国から航海の安全を約束された船だったのである。しかし、弥勒丸はアメリカ潜水艦の雷撃を受けて多くの人々とともに海底へと葬り去られてしまう。その真相に現在と過去から迫るストーリー展開は、素晴らしいものがあった。

とりわけ、弥勒丸のCGはともかく、軍人と船員の葛藤もよく描けており、船舶の徴傭に内包された問題点も密かに垣間見ることができる。また現在では仲村トオルと石田ゆり子の演技が光っており、過去では小澤征悦と長谷川京子の演技が光っていた。そしてリムスキー・コルサコフの「シェエラザード」の音楽が哀愁を誘い、物語を一層引き立てている。

しかし、反町隆史の演技に頭を抱えてしまうのは私だけだろうか。天下の大本営参謀が、この体たらくでは、まさに参謀肩章が泣いている。なぜ歴史モノの映画やドラマに反町隆史を起用するのだろう。私には、武将や軍人には全く向いていないとしか思えない。GTOが精々であると思うのだが……。

ちなみにロジャー・ディングマン著、川村孝治訳『阿波丸撃沈―太平洋戦争と日米関係』(成山堂書店、2000年)も参照されることをオススメする。


TVドラマの制約の中で健闘しているのでは。

TVドラマとしては上出来なのでしょうが、劇場用映画と比べるとやはり作りがチャチな印象です。特に弥勒丸全景CGは、リアリティーに欠ける面が気になりました。それでも現代と過去を交互に描きながら歴史の謎に迫ってゆくストーリー展開は良かったですね。キャストも豪華でNHKの力の入れようは感じられました。一番の魅力は”弥勒丸”という悲劇の主人公でありましょう。見てから読むか、読んでから見るか。原作の魅力を知ってご覧になれば細かい点は気にならなくて済むように思います。

どうしてこう高い?

浅田次郎原作、NHK製作、2004年夏放送済みドラマのDVD、邦画の常でしょうがないともいえる高価格DVDです、

原作とおり、過去の大東亜戦争中の出来事と現在の事件が交差する松本清張直系のサスペンス、現在部分の主役が仲村トオルと石田ゆり子、戦時中ドラマの主演は最近すっかり帝国軍人役が板についてきた反町隆史、ヒロイン役に長谷川京子、脇を固める悪役に長塚京三、伊武雅刀、平幹二郎など、

中途半端なハリウッド映画よりもはるかに面白い仕上がりでしょう、

特筆すべきは長谷川京子と石田ゆり子の存在感、反町も仲村も彼女達に若干押され気味の演出がなされています、

とりわけけっして流暢ではない長谷川京子の口調が実にそれらしく時代を感じさせ、伸びやかな姿態で白いブラウスにロング・スカート姿で自転車にのり全く戦禍の及んでいないシンガポールの町を走るシーンなど実に美しく撮影されています、

残念なのは原作同様に民間人多数を乗船させた船が攻撃されてしまう「戦時の理不尽さ」に関する描写が弱いこと、この点に興味のある方は弥勒丸のモデルとなった阿波丸(昭和20年4月1日アメリカ海軍潜水艦の魚雷攻撃により撃沈)関連の本を読むとよいでしょう、

なお、当時主流だった1万トン以下の船が魚雷攻撃により沈没する場合はもって数分、当事者たちにとってはまさに瞬時に沈んでしまうのが普通です、タイタニックや大和のような巨大な船で沈没までに何時間もかかるというのは例外中の例外です、したがって本作のエンディングは実にリアルともいえます、


この商品を買った人はこんな商品も買っています:天切り松 闇がたり [DVD] | 天国までの百マイル [DVD] | 椿山課長の七日間 デラックス版 [DVD] | 明日への遺言 特別版 [DVD] | 壬生義士伝 [DVD] | 
関連商品を探す:『シェエラザード 海底に眠る永遠の愛 [DVD]』

豚の報い [DVD]

小澤征悦 上田真弓 岸部一徳 早坂好恵 あめくみちこ 崔洋一 鄭義信 佐々木原保志 
豚の報い [DVD]
豚の報い [DVD]
定価:¥ 5,040
新品最安価格:¥ 5,040
『豚の報い [DVD]』の関連商品を見る
商品の紹介
   トラックから逃げだした豚に襲われ、その厄を落とすために神の島、真謝島に向かった沖縄のスナックのネーネー(お姉さん)たちと、大学生の正吉。真謝島は、実は正吉の故郷でもあり、彼は海で死んだ父の遺骨を拾おうとしていたのだ…。
   『いつか誰かが殺される』『友よ、静かに瞑れ』『Aサインデイズ』と、沖縄にこだわり続ける崔洋一監督。本作は、沖縄古来の伝承や風土を活かしながら、人間の生の謳歌をコミカルに描いたファンタジックなヒューマン映画だ。
   ネーネーたちが豚の肝臓にあたって腹を下す騒動をまき起こすあたりの、下品ではあれどこか人間の真実を突いた描写の確かさは、さすが崔監督ならではの味わいだ。主役に抜擢された小沢征悦は、指揮者の小沢征爾の長男で、これが映画デビューとなった。(的田也寸志)


クチコミ情報

くてぇらん(めげない)ねぇーねぇーと沖縄の島がいい!

 俳優達の沖縄のイントネーションが大げさな気もするが、描かれる人物達の人間臭ささがまたいい。沖縄の場末の酒場(たぶん那覇の桜坂)の雰囲気や、懐かしい田舎の伝統的民家の作りや、ユタなどの土着信仰的な文化的要素も描かれている。ロケ地はたぶん久高島かな? ここの自然も美しい!久高島って霊感の強い人は霊に惑わされるから行かない方がいいって言われている島で、私は行った事がない。こんなキレイなとこなら行ってみたい!出てくるねぇねぇ達の、すんごい境遇にありながらも「それでも生きて行く」という人間の強さ・したたかさが気持ちいい。品がないねぇねぇ達を見ていると、沖縄の人が皆そうだと思われたくはないけれど、でも・・・私の友人にもこんなねぇねぇいるなぁ・・・(^^;)


この商品を買った人はこんな商品も買っています:Aサインデイズ [DVD] | 風音 [DVD] | 恋しくて [DVD] | テンペスト 上 若夏の巻 | テンペスト 下 花風の巻 | 
関連商品を探す:『豚の報い [DVD]』

血と骨 通常版 [DVD]

梁石日 鄭義信 
血と骨 通常版 [DVD]
定価:¥ 3,990
新品最安価格:¥ 1,745
『血と骨 通常版 [DVD]』の関連商品を見る
商品の紹介
   1923年、祖国・朝鮮の斉州島を離れて日本の大阪に渡ってきた金俊平(ビートたけし)。金と色の欲に満ち、己の肉体のみを信じ、常識や道徳のかけらもないこの男は、戦前戦後と家族や町の中で君臨し続けていく…。
   梁石日の自伝的大河小説を原作に鬼才・崔洋一監督が描く、暴力とエロティシズムに満ちた究極のドラマ。妻子や親戚、愛人までも踏み台にしつつ、ひたすら欲望に忠実に生き抜く主人公をビートたけしがこの上ないほどの凄みと存在感で演じきっており、また彼をめぐる女たち(鈴木京香、田畑智子、中村優子、濱田マリなど)の壮絶な人生描写も圧巻。時に目をそむけたくなるほどの凄惨さにもかかわらず、圧倒的な映像の力によって否応なく画面を直視してしまう。もはや生理的な好き嫌いを優に超越し、映画ならではの真の迫力で観る者すべてに民族と血族の意識を呼び起こさせる演出の力には、ただただひれふすのみだ。これは優れたホームドラマであり、民族の凱歌であり、私的昭和史であり、そして崔洋一監督だからこそなしえた人間ドラマの大傑作である。(的田也寸志)


クチコミ情報

誉め易い映画

とりあえずこういう人間の本性を描いた様な映画は評価し易いんだと思います。だから崔洋一も映画化しようとしたんでしょうしタケシも主演したんでしょうね。だってよく観れば如何に表面的で薄っぺらい映画か分かりますから。崔洋一はデビュー当時からずっとそうです。雰囲気だけで内容が無い。論理的に思考出来ない人なんです。だから映画はロジックで出来上がっていると未だに理解出来ていないんでしょうね。最新作のカムイ外伝もただ残酷なだけで最低の出来でした。あれほど批判してた宮崎駿を思いっきりパクってますし全く恥ずかしくないんでしょうか?

原作は凄いが、映画はダメ

原作を読めば、たけしが主役というキャステイングが、浮かぶでしょうか。だらだらエピソードを並べただけの駄作。日本版「ゴッドファーザー」にもなった原作が、アイゴー! 中古価格500円というのが、残酷なまでに、この作品の価値を示しています。

己の欲望を徹底するということ

生きるために必死に働き、自分より弱い者を徹底的に酷使する。
稼いだ金で高利貸しを営み、町場の零細工場経営者が川に身投げして自殺するまで追い詰める。
弱みのある女に目をつけ、抱き、犯し、子供を生ませる。

原始的な男の欲望が尽きることなく、金俊平を突き動かす。
朝鮮から立身出世を志し、船で日本に渡ってきたこの男の生涯は、周囲との調和など微塵もない。あるのはただ己の欲望に素直なだけなのである。

子供の頃に粗暴であっても、人は年を重ねるうちに、知恵をつけ、それに反比例して体力が衰えてくる。そして、波風を立てぬように和を重んずるように変化していくのだ。

己の欲望、野心、希望をただ純粋に貫き、家族などの気持ちなど一切考えない生き方、それがいいのか悪いのかは別にして、現代に生きる我々の生活様式・価値観を相対的に見させてくれる映画であった。

※個人的には、京香のセックスシーンをもう少し長めにして欲しかった。タケシの下になって、白いふくらはぎが持ち上がっている場面はよいですね。


現代にない絆

人間臭〜い作品です。メチャクチャ暴力ふるうビートたけしがはまり役。でもみんなもすごい!元?濱田マリの毒の吐きっぷりも様になりすぎで、残酷なことを言うんですが、あんまり似合って過ぎて笑ってしまった。人間の本質的な姿が現れてます。なんかメチャクチャやねんけど、絆がある。だってみんな家族の元に帰ってくるんだもん。でもすごく残酷。綺麗ごとなんかくそくらえって思わされた作品です。

忘れ去られた昭和史の一遍

とても怖かった。主人公の卑劣なまでの凶暴さ、冷酷さは在日韓国人として悲しい運命に流されて生きていくしかない神への怒り、情けない同胞たちへの怒り、”悲しい怒り”の物語。戦後の日本の活気、人々のエネルギーを感じ、懐かしむ映画は最近よくあるけど、これはまさに隠された昭和史。
あの時代、豚をまるまるきりきざんだり、伝統的に肉食の韓国はおとなりと言えども、まったく違う文化、感情を持っている国だと再認識させられる。
でもたけしがまったく韓国人に見えない! やっぱり”寡黙で、はにかみやの日本人に見えるよね。もっと凶暴な韓国人のイメージっってしゃべり方とか、しぐさとかもっと、粗野で荒々しいと思うね。まさに血が違う。



この商品を買った人はこんな商品も買っています:血と骨〈上〉 (幻冬舎文庫) | TAKESHIS' [DVD] | 血と骨〈下〉 (幻冬舎文庫) | 赤目四十八瀧心中未遂 [DVD] | ノン子36歳(家事手伝い) [DVD] | 
関連商品を探す:『血と骨 通常版 [DVD]』

愛を乞うひと [DVD]

下田治美 鄭義信 
愛を乞うひと [DVD]
定価:¥ 5,040
新品最安価格:¥ 3,889
『愛を乞うひと [DVD]』の関連商品を見る
商品の紹介
   はやくに夫を亡くした照恵(原田美枝子)は、娘・深草(野波麻帆)が高校生になったのを機に、自分が幼い頃に死んだ父(中井貴一)の遺骨を捜す旅に出た。その最中、彼女はかつて父の死後自分を虐待し続けた母(原田美枝子)のことを思い出していく…。
   母と娘の宿命、その切っても切れない深いきずなを3世代にわたって描いた平山秀幸監督によるヒューマン映画。原田美枝子が、まるで鬼のような母と聖女のような娘の二役を迫真の演技で臨んでおり、その対比が際立てば際立つほど、愛憎の深さも色濃くなっていく。虐待シーンの数々は、時に正視できないほどのインパクトがあるが、あえてそこを見せきることで、クライマックスの静かな感動がもたらされていく。時代を再現するため、観客にまったく気づかれないようなCG処理がされているあたりも好感が持てる。キネマ旬報ベストテン第1位および主演女優賞など、この年の映画賞を総なめした傑作。モントリオール映画祭では国際批評家連盟賞を受賞。(的田也寸志)


クチコミ情報

愛するより愛されたい

 日本と台湾を舞台に、母子三代にわたる物語を巧みに織り交ぜながら、母と娘の愛憎をはっきりと浮かび上がらせた力作。過去と現代を『ゴッドファーザーPART2』のように行き来しつつ、娘は父の遺骨を探すという行為を通じて母と父の馴れ初めを知り、母を理解しようとする。母もまた、異常なまでに愛を乞うひとだったのだと。

 娘はあれだけ母に執拗に虐待され、耐え切れず家出するほどの苦痛に苛まれてもなお、「髪を梳くのを褒めてもらった時嬉しかった。かわいいと言って欲しかった」と言う。DV男に殴られる女性も同じようなことを言う時がある。本当に愛されるということを知らないと、一時の優しさに救いを見出そうとするのかもしれない。
 いずれにせよ、人は生まれて、まず愛されなければならない。親という、自分という存在を担保し、守ってくれる人が愛してくれなかったら、愛され方を知らないまま人は愛することを模索しなければならない。劇中母になった娘が、自分の娘に初めて手を上げた時の虚ろな表情が、今も目に焼きついている。

 それにしても、修羅のような鬼母と、自分はそうはなるまいという意志がたぎった娘の二役を演じ切った原田美枝子の独壇場のような映画だった。初めのうちはあまりのギャップに、二役やってるのが気が付かないほどだった。


圧倒的な映画。

本作は平山秀幸監督の最高作にして、邦画史に燦然と輝く傑作である。戦争直後のゴタゴタから知り合った日本人女性と台湾人男性の恋。結婚と出産。そこで生を受けた照恵は、父親との死別後に母親から執拗な暴行を受ける。じっと我慢し続けた娘だが、成長して給料がもらえる身になっても、その給与袋をまるごと母親に分捕られることに堪忍袋が切れて、家を出ていく。この時点で天涯孤独になってしまうが、結婚をしてかわいい一人娘に恵まれる。しかし父親とは離婚してシングルマザーという人生は、実は嫌悪した母親と同じ道なのである。自分は娘以外から愛情を受けたことがない。唯一の理解者だった台湾人の父親の遺骨探し、というのが本作のテーマだが、とにかく脚本が凄い。演じる原田美枝子の二役も圧巻だが、人々のつながっている「はず」の絆の危うさを観客にどんどん問いかけてくる。愛情とか家族とか助け合いとかが、決して絵空事では描かれず、救いのない展開なのだが、最後は大団円で終わる持って行き方も第一級だ。野波麻帆演じる照恵の娘役も完璧であり、本当の親子のようだった。また照恵が家を出ていく大事なシーンを演じた浅川ちひろも最上の演技だった。平山組はこれ以降あまり目立った作品がないが、その差はいかに「映画的マジック」がかかっているかどうか、である。本作は映画の神様がスパイスをふったのだと思う。世界に誇れる一本です。

「かわいいよ」と言ってほしかった

僕がこの映画を見たのが中学2年の時で正直怖くて途中で返そうかと思ったくらいだった。見終わってからも原田美枝子=怖い母親のイメージが離れません。自分が一番気に入ってるシーンは、ビデオのジャケットにもなってる髪を櫛で梳かす所が好きかな。あのシーンが本当の母親になれたのかもしれない。でも、あの当時主人公の少女時代を演じた牛島ゆうきさんの寂しげな顔が美しく感じたのは自分だけかな。あと、このサブタイトルは切ないくらいに響く。

原作の素晴らしさと監督の才能、原田美枝子の気迫

 戦後の混乱の中で、力強く生きていく母親は、美しくも凄惨な面を持っている。日本領時代の台湾から来日し、混乱期の日本に生きる心優しい台湾青年との愛。彼との間に生まれた娘への異常なまでの虐待。その娘が家庭を持ち、同じく娘を産み、母親という立場になって、自分自身の生育を振り返る。そして、自分のアイデンティティ(この場合は父親のお骨)を探すために、娘と台湾へ行く。
 虐待を受けて育った主人公とその鬼母、原田美枝子さんの演技がすごい。
また、どんな親であっても、不思議とその子供は親を求めてしまうという普遍を、ストリーの根底にしているため、考えさせられ、心も痛む。
キャスティングもとてもいい。



児童虐待は、環境要因によるところが大きいと思う。

戦後の混乱期、街娼をして生きていたある女性(この映画の主人公の母親)は暴行現場を韓国出身の心優しい男性に助けられる。二人はやがて結婚し、娘ができる。しかし、女性は娘を愛することができずに、暴力を振るう。その虐待を見かねた夫は娘をつれて家を出る。夫の病死後、女性は娘を孤児院からひきとるが、その虐待は娘が社会人になって家をとびだすまで続く。やがて成長して家庭を持ち自分の子どもが高校生になったかつての娘は、長い音信不通になっていた母親探しの旅に出かける、という話。

成長した主人公の(ひどい虐待を受けて育った)女性は、娘を大切に育てているし、娘は健康に育っている。これがこの映画の救いなのだが、これから考えるに、児童虐待は、苛酷な環境から受けるストレスのために精神面がついていけなくなってしまったなど、環境要因によるところが大きいものだと思う。だから、虐待の世代間連鎖は、自己の意思決定や意識変革があった場合ならびに外からの何らかのサポートがあった場合など理由は異なるかもしれないが、断ち切れるものだと思う。

児童虐待のテーマをまじめにしっかりと描ききった映画として、高く評価できると思う。


この商品を買った人はこんな商品も買っています:はつ恋 [DVD] | 半落ち [DVD] | 黒い雨 [DVD] | 午後の遺言状 [DVD] | 長い散歩 プレミアム・エディション [DVD] | 
関連商品を探す:『愛を乞うひと [DVD]』

血と骨 [DVD]

梁石日 鄭義信 
血と骨 [DVD]
定価:¥ 2,625
新品最安価格:¥ 1,950
『血と骨 [DVD]』の関連商品を見る
クチコミ情報

凄惨な駄作

編集があまりにひどい。
人間関係を予習してから見ろということか。

なおかつ
おのおのの描写は凄惨であるのに,きわめて散漫。
このシーンはあと30秒詰められるなとか思わせないでほしい。

出演した役者やスタッフは,きっと後悔しているだろう。


暴力の中で人は・・

ビートたけしの存在感が本当にすごい。たけしのキャラを勘違いしてしまうくらい恐ろしい。

ストーリーはすさまじい性欲と金欲に暴力を振るう男の生涯と家族を描いている。
脇を固める役者もいい味をだしているし、とにかくかっこいい映画だと思う。
家族や人から遠ざけられても気にしていない。
男という存在の理性を取り払ってしまった状態はこのような状態なのだろうか。
一見の価値のある作品。


大人向けですね

ストーリー云々より、この映画の主人公のような破天荒な人間が
、実際いただろうなと思える時代を本編で眺めてみることだと思います。
今時の様に小奇麗で小行儀良く、悪は悪で単に行儀や素行の
悪い半端な奴や、組織立って冷徹に悪事をなすような人間ばかりの現代日本。
たけし扮する主人公のように、一人でここまでめちゃめちゃにやってしまう
野性味ある人間はもはやいない。そんなメチャな人間を賛美するわけではないが、
こういう人間がいるような時代・世相の方が人間同士の本音の
ぶつかり合いや、本当の意味での愛情・感動があったのかもしれないなと
想像してしまいました。とはいえ、実際自分の周囲にこういう人がいたらたまらないだろうな
とも思いました。主人公の荒れ狂う様が圧巻です。


「ブラザー」に通ずるたけし氏のバイオレンス映画

夢とか希望とかをテーマにした娯楽映画の対極をなす様な生々しくて、目を覆いたくなるような世界が描かれている映画だと思う。1920年代という混沌とした世界、ビートたけし演じる主人公の様な人間もいたんだろうなあと実感できる。大阪に住む僕としては歴史的勉強にもなった。唯一、笑ったのが、借金の取立てをするシーンで、債務者宅の門扉を柱で壊そうとする主人公だが、メル・ギブソンの「ペイバック」ばりの執念深さだなあと思った。血も涙も無い人間を描くという意味においてはよく出来ていると思うが、何分、後味が悪いのが難。

えんえん暴力親父

だらだらだらだら暴力親父の一生が2時間20分にわたって延々流される。
それがテーマならいいんですけどね、
そこに微妙にいろんなテーマ設定を無理やりつきこんでいる。
なぜか在日朝鮮人だけど、そのこととこの映画、何の関係もない。
暴力親父の一生涯なのに、息子の視点で描かれているようなナレーションがずっと入るんだけど、
それほどこの映画で息子は重要じゃないし、2時間目あたりになると、
その息子がまったく出てこなくなっていて、視点がめちゃめちゃ。

とにかく、何をいいたいんだかさっぱりわからん映画。
すごく中途半端で、単にたけしを使っただけの映画。
たけしの素晴らしい演技もこういう焦点のぼけた映画じゃどうしようもない。



この商品を買った人はこんな商品も買っています:蛇にピアス [DVD] | マリッジリング [DVD] | 人が人を愛することのどうしようもなさ [DVD] | ベロニカは死ぬことにした [DVD] | 
関連商品を探す:『血と骨 [DVD]』

心の砕ける音~運命の女~ [DVD]

トマス・H・クック 鄭義信 
心の砕ける音~運命の女~ [DVD]
定価:¥ 3,990
新品最安価格:¥ 3,534
『心の砕ける音~運命の女~ [DVD]』の関連商品を見る
この商品を買った人はこんな商品も買っています:四日間の奇蹟 [DVD] | Dr.コトー診療所2006 スペシャルエディション DVD BOX | 優駿 ORACION [DVD] | またの日の知華 [DVD] | ジュブナイル [DVD] | 
関連商品を探す:『心の砕ける音~運命の女~ [DVD]』

血と骨 コレクターズ・エディション [DVD]

梁石日 鄭義信 
血と骨 コレクターズ・エディション [DVD]
定価:¥ 6,090
新品最安価格:¥ 2,880
『血と骨 コレクターズ・エディション [DVD]』の関連商品を見る
商品の紹介
   1923年、祖国・朝鮮の斉州島を離れて日本の大阪に渡ってきた金俊平(ビートたけし)。金と色の欲に満ち、己の肉体のみを信じ、常識や道徳のかけらもないこの男は、戦前戦後と家族や町の中で君臨し続けていく…。
   梁石日の自伝的大河小説を原作に鬼才・崔洋一監督が描く、暴力とエロティシズムに満ちた究極のドラマ。妻子や親戚、愛人までも踏み台にしつつ、ひたすら欲望に忠実に生き抜く主人公をビートたけしがこの上ないほどの凄みと存在感で演じきっており、また彼をめぐる女たち(鈴木京香、田畑智子、中村優子、濱田マリなど)の壮絶な人生描写も圧巻。時に目をそむけたくなるほどの凄惨さにもかかわらず、圧倒的な映像の力によって否応なく画面を直視してしまう。もはや生理的な好き嫌いを優に超越し、映画ならではの真の迫力で観る者すべてに民族と血族の意識を呼び起こさせる演出の力には、ただただひれふすのみだ。これは優れたホームドラマであり、民族の凱歌であり、私的昭和史であり、そして崔洋一監督だからこそなしえた人間ドラマの大傑作である。(的田也寸志)


クチコミ情報

ビートたけし論

声がでかい事。 力が強い事。 人間が社会性の生き物で在る以上自分より強い者に無条件で追随する傾向にある。そこには何ら思想性は関係ない。そういう意味ではこの物語の主人公は正にビートたけしという存在をものの見事に言い表している。 そのことを盟友であるサイ洋一が図らずも浮き彫りにしてしまったところが面白い!

ちゃぶ台をひっくり返す…

あの時代、こういった主人公タイプの人間はあなたの身辺にもいたのではないでしょうか。

ウジ虫をイカの塩辛のように美味そうにくうなんて…。イカの塩辛を食べる度にシーンを思い出します。


「生」を貪るたけし

 全編にわたる暴力とエロスの嵐。ヴォリューム満点の「生」のエネルギーを食わされた感じでした。観終わった直後、「これは凶暴なヴィト・コルレオーネ(「ゴッドファーザーpartU」)の物語だ」と思ったんですが。戦後間もない大阪の朝鮮人コミュニティのワイルドな風景、暴力や性欲で噴出する男たちのギラギラ、それを愛し、恨み、耐え忍ぶ女たちの情念...。とてつもなくテンションの高い映画です。 

 何より、北野映画の、どこか「死」の臭いが漂うたけしと違って、どこまでも現世の「生」に執着し、ありったけの「生」を貪る金俊平を演じたたけしが即物的でリアル。腕は太く締まっているのに、腹が出ているのもリアル。暴力シーンの凄さはお手の物って感じで、私は乱闘シーンでは毎回井手らっきょら、いるはずのない、愛すべき軍団の姿を探してしまったりしてました。何か凄いいそうな気がしたんですよね。


監督と出演者の作り上げた作品

やはり実話はいい。胸に迫るものが有る。ビートたけしの暴力的人物像が見事に出ていた。この役をやれるのはこの人しかいないでしょう。
本のストーリーとは最後の方が少し違う気がするが、完成度は高い。
最初から最後まで飽きさせず、何かこう引きつけられる何かが漲っている映画だと思った。
この時代の人は強かった。今日を生きるのに必死だった。金もものもないけれど男も女も人間の欲望を曝しながら頑張って生きた時代でもあった。
人間とは一体なんだろう。この映画の題名はまさにそれである。
頑張って作り上げた監督とこの多くの出演者に拍手を送りたい。
私としてはこの映画が賞に選ばれるべきだと思った。

ちなみに喧嘩や女性への暴力は本当に殴っているようだったが、それが又現実的だった。



これは駄作です

無駄なシーンが多すぎる。無駄なエキストラが多すぎる。当時の町の雰囲気を再現したかったのは分かるが、映画はドキュメンタリーではないのだから。たけしの演技力についても疑問詞がいっぱいつきます。あるいは監督の演出が悪いのか、非常に平板に感じます。あんなにムチャクチャなことをする男なのに、内面のどろどろしたものが伝わってこない。まるで単なる通り魔です。扱うテーマと演出と脚本に一体感がありません。残念ながら駄作です。


この商品を買った人はこんな商品も買っています:ノン子36歳(家事手伝い) [DVD] | 天安門、恋人たち [DVD] | 世界で一番美しい夜 デラックス版 [DVD] | ストロベリーショートケイクス [DVD] | コンセント [DVD] | 
関連商品を探す:『血と骨 コレクターズ・エディション [DVD]』

OUT [DVD]

桐野夏生 鄭義信 
OUT [DVD]
定価:¥ 4,935
新品最安価格:¥ 980
『OUT [DVD]』の関連商品を見る
商品の紹介
   東京郊外の弁当工場で働く主婦・雅子(原田美枝子)は、弥生(西田尚美)の夫殺しに巻き込まれ、仲間のヨシエ(倍賞美津子)と邦子(室井滋)とともに死体を解体し、事件を闇に葬ろうとするが、そこにヤクザの追及が入り…。
   桐野夏生のベストセラー小説を『愛を乞うひと』の平山秀幸監督が映画化。それぞれに悩みを抱えた女たちが、極限状況の中でエネルギッシュに変貌していくさまを魅力的に捉えた快作である。いわゆる“強い女”を強調するのではなく、むしろそれぞれの弱さをさらけ出すことで、そこから強靭なものが芽生えていくといった過程がきちんと描かれているのが良い。キャストでは、やはり原田美枝子と倍賞美津子のうまさに舌を巻く。こうしたベテラン女優たちの活躍の場が最近増えてきているのは嬉しい限りだ。(的田也寸志)


クチコミ情報

うーん、

さすがにあの大作を2時間で表現するのは難しかったか。
かなりぶつ切りなのでドラマ版や原作を知っていないとあれっ?って思うかも。
キャスティングは悪くないがギャグが意外に多いのが微妙(笑えないし)。
死体処理の描写はドラマ版よりかグロいです。
完成度としてはドラマ版の方がはるかに上。もっともドラマ版はDVDで出てないはずなので視聴は困難ですが…。


ブラックユーモアでつづられる女優たちの競演

4人の個性がぶつかっているようで、かみ合わないもどかしさとイライラ感が、
似たような格好で作業する弁当屋と死体解体というブラックユーモアと混じって、真に面白い。
設定と前半の脚本が実によく出来ているので、これは面白いなァと身を乗り出しました。
ラストの15分が脚本をまとめ切れなかったためか、消化不良の感は否めない。
が、女優を堪能させてもらったという満足感はあります。
特に、原田美枝子の乾き切った女が在日ヤミ金の香川照之に好意を寄せられて、
「私っていけてる?」と室井滋に聞くシーン、スケート場を滑っていく浮遊感、
自宅でペディキュアを塗っているところに、リストラされた夫が帰ってきて、
ホンの何秒かのシーンだが夫が久々に妻の色気を感じるところ(ここ秀逸!)。
原田美枝子と香川照之の電話のシーンもいいですね。




熟女の恋

桐野夏生、大好きなんです。原作も主婦版ハードボイルドで大好き!
映画は原作とかなり違いますが、ある意味ハードボイルドというところではズレてないんじゃないでしょうか?
原美枝子の香取雅子はTV版の田中美佐子よりは好きだなぁ~。
乾き切った女が金貸しの十文字に好意を寄せられて、
潤うシーンは本当にうまい!
実は香川照之(最高!)とのやりとりが好きなんです。
「飯塚で焼肉屋のおかみさんになりませんか?」という気弱な口説き文句に「あんたの口説き文句は実用的よね」と返す言葉と裏腹な甘い口調。後に電話で話すシーンと言い、最高のラブシーンだと私は思うのですが・・。


寛平ちゃんには★10個!

吉本新喜劇ではジイサンキャラでキレまくってた間寛平が、ステッキを金属バットに持ち替えて、部屋をブチ壊しまくる。

大阪人ならこのシーンは笑えるはず。私は拍手喝采でした(笑)。

それにしても原田美枝子はなんて上手いんだろう!「愛を乞う人」ではギトギトしてて濡れそぼった迫真の演技で、気持ちの奥深いところを鷲づかみにされたが、「OUT」では逆に平板で冷たく乾いた演技。なのに、「ああ、なんてカッコイイんだろう」ってため息をつかされる。

石橋凌が羨ましい!(笑)

映画としては、★が5つから、ストーリーがすすむにつれ、1つまた1つと消えていく。ラスト10分は★マイナス3ぐらいだぞ!まったくぅ~。

給食工場のクリーンルームの使い方とか、工場での制服と解体作業時のコスチュームの類似とか、原田美枝子の車(EDかな?マリノかな?)の「赤」と室井滋のサーブの「黄色」と倍賞美津子のチャリ風防の「青」と西田尚美のセーターの「グレー」っていう具合にディテールに凝ってるところとか、最後にピックアップしてくれるトレイラーの運転手とか、そのシーンのユーモアのセンスとか、細かく観ると、すごくよくできた映画なのに、いかんせんストーリーが結実ではなくて、飛散に向かうところが致命的ですねえ。

でも、原田美枝子(タバコを吸うシーン最高)と倍賞美津子(放火後のシーン最高)のからみ部分だけ観てると、これはれっきとした「フィルム・ノワール」だし、全体としては新感覚の「重喜劇」だと思います。

もう一息だ。がんばれ平山!

結構楽しめた。へたなハリウッド映画よりよっぽど良い。

日常生活に恵まれない平凡な主婦が危ないビジネスに携わっていく物語だ。原作を読んだ人には物足りないかもしれないが、それなりのリアリティーがある。主人公の4人の女性の抱える苦悩---リストラされた夫、口を聞かない息子、買い物依存症、サラ金地獄、暴力夫それに近いことがごくあたり前にある今日この頃だからだ。原田三枝子・室井滋の演技ものっているし、演出もきめ細かい。原作の力量に負うところが大きいのだろうが、日本の病める一面をシャープに切り取り、へたなハリウッド映画よりよっぽど深みがある。


この商品を買った人はこんな商品も買っています:ローレライ スタンダード・エディション [DVD] | 2046 [DVD] | ペイチェック 消された記憶 [DVD] | レディ・ジョーカー [DVD] | ファンタスティポ (通常版) [DVD] | 
関連商品を探す:『OUT [DVD]』

シェエラザード 海底に眠る永遠の愛 vol.1 [VHS]

浅田次郎 鄭義信 
定価:¥ 7,140
新品最安価格:
『シェエラザード 海底に眠る永遠の愛 vol.1 [VHS]』の関連商品を見る
関連商品を探す:『シェエラザード 海底に眠る永遠の愛 vol.1 [VHS]』

(1/2) 次のページへ ≫

カテゴリ一覧
鄭義信 アマゾン画像検索-『鄭義信
このページについて?

TOP > Amazon 画像検索
PC・家電・CD・DVD  |  2009/11/25