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クチコミ情報
悲惨すぎる現実を知り、無力ではあるけれど・・・タイの子ども達が置かれた境遇の悲惨さに衝撃を受け、その陰で営利をむさぼる人間達に怒りを感じました。 そんな気持ちを持ちつつ実際には何もできないでいる自分を、当初は劇中の宮崎あおいの姿に重ねることができました。 違法な臓器移植手術を阻止しようと本音をぶつける宮崎を、「ばか女!」と叱責する江口洋介の方が正当なように思えました。 ・・・が、しかし。
終盤、目の前の子どもを助けたい一心で行動を起こした宮崎の「自分に言い訳をしたくない」という言葉と、それを実行する勇気に心を打たれました。
「言い訳」は探さなくても山ほどある。 幼児性愛は性癖なのだから・・社会にストレスが多すぎるから・・実際に自分の子どもが不治の病なら・・貧困だから・・社会の仕組みがそうだから・・実際には何もできないのだから・・・・・。
けれどこれらは、買春をする人物、違法な臓器の提供を受ける人物がいるからこそ継続している問題でもあります。 これらの問題を解決するには法律の改正や警察による国際的な捜査、摘発などの根本的な課題が多く、簡単にはいかない状況が横たわっていることと思います。
平和な日本に暮らす自分にできることは、せめて「どんな状況にあっても、自分のために他人が犠牲になることがあってはならない」という劇中の宮崎の叫びを心に留めて実行していくこと。 それが悲惨な事件を引き起こす「需要」をなくしていく一歩ではないかと思っています。
結構覚悟して観ました…できる限り若い人に観て欲しい映画です… 自分は結構涙もろいので観たら泣くだろうと思いましたが、泣く事も出来ませんでした。レビューでは、フィクションだとか書かれていますが、心臓移植の話しについては本当か分かりませんが、売春については事実です、今日本人が多いかは別として…、しかしながら、このような題材の映画を作った監督、役者には感謝したいです。日本映画界も捨てた物ではないですね。 最後に観るからには途中で辞めるような覚悟で観ないで下さい。
境界ドキュメンタリー形式で制作をおこなうには多くの障害や危険が伴うであろうこの種の問題の告発に、事実を基に創作したフィクションの体裁を取らざるを得ないのは仕方ないと思う。
しかし事実(に基づく描写)と脚色されたエピソードとの境界をぼかしたままで、あげくに「大胆な仮説」などを挿入しておきながら、「ノンフィクション」を謳って宣伝したのはフェアではないし、作品の評価を落とすものでしかない。
映像化した勇気に拍手。原作を読んでいたので映像化はどうか、、、と思っていましたが、
原作のやるせなさ・胸の悪くなるような嫌悪感が(こういう言い様も変かもしれませんが)
よく伝わってきます。
エンタテインメントにはなじまない、重い重いテーマですが映像化した勇気に拍手を送りたい。
一味もふた味も違う社会派ドキュメント「どついたるねん」の阪本順治監督が世に送り出した衝撃の問題作です。2008年公開。いまなお現実に行われている人身売買や臓器の闇取引にメスを入れた、映画という形をとっていますが、これは現実に起きているドキュメントです。
記憶をたどれば確か2004年に「人身売買被害者保護」において、日本は積極的な対策をとっていないことから世界的な非難を受け、翌2005年に遅ればせながら「人身売買罪」が新設されました。また、臓器移植については、脳死と提供ドナーの年齢撤廃の論議がされたことは記憶に新しいところです。一応はアジアの中では先進国と言われる日本ですら人身売買に関しては後進国の扱いですから、いまなお貧富の差にあえぐ東南アジア諸国では、さらに遅れた状況であることは間違いありません。しかし、売春や臓器の提供を前提としてわが子を「売る」タイの親たちを責める気持ちにはどうしてもなれません。彼ら親たちだって生活があります。それに「すべてを知って」わが子を差し出している親は、実は少数派だからです。何よりも悪なのは「貧困」だと思えるからです。
作品ではタイにおける少女少年売春や非合法の臓器提供や蔓延するエイズの実態が、克明に描かれています。心に鋭利な刃物を突きつけられたような思いを抱くのは、それは映画のための作り物ではなく、現実に起きていることだからなのでしょう。いや、映画は実は公開を考慮してソフィストケイテッドされていて、現実はもっと悲惨なのかもしれません。この映画での唯一の救いは、無邪気に遊ぶタイの子どもたちの姿ですが、彼らだっていつ「売られてしまう」かわかりません。
最後の結末はある意味で意外なのですが、少なくとも男として生を受けたからには、誰だって「性的加害者」になりうるという警告なのだと思います。単に社会的な問題に挑むステレオタイプ的な「格好いい男性像」などは、もう十分見飽きているのですから。ただし、ほかのレビュアーさんがご指摘のように、お子さまが観る際は、十分な説明が必要だと思います。
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