![隠し剣 鬼の爪 通常版 [DVD] 隠し剣 鬼の爪 通常版 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/51Y931ZH5GL._SL500_.jpg)
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商品の紹介 時は幕末、庄内・海坂藩の下級武士・片桐宗蔵(永瀬正敏)は、かつて自分の家に奉公していたきえ(松たか子)が嫁入り先で虐げられていることを知り、その身柄を預かった。しかし世間の目は冷たく、やがてきえは宗蔵のもとを去っていく。そんな折、謀反の罪で投獄されていた友人の弥一郎(小沢征悦)が脱獄。家老の堀(緒形拳)は、非情にも宗蔵にその征伐を命じた…。 名匠・山田洋次監督が『たそがれ清兵衛』に続いて藤沢周平の時代劇小説を原作に取り組んだ時代劇。一見前作と似たドラマ展開だが、その実、前作よりも一歩踏み込んだ武家社会批判や、それに対する主人公たちの前向きな姿勢が汲み取れるものとなっており、娯楽的な要素もぐんと増えている。『男はつらいよ』を彷彿させる人間関係図も見え隠れするなど遊び心も多分で、また殺陣の非情なダイナミズムも今回の方が際立っている。永瀬の立ち回りも見事。前作の好評を受けて、さらなる進歩を遂げた傑作である。(的田也寸志)
クチコミ情報
原作と全く異なるあらすじに違う道を見いだしている藤沢周平ファンで原作の大半を読破しており、本作の原作も大好きな一冊です。
本作を購入し観た時ストーリーのあまりの違いに愕然としました。
というより同じ部分を探す方が難しいくらいに違う物語になっていました。
原作の、藤沢周平に強い思い入れの在る方には抵抗を感じる作品と思われます。
原作にある特有の暗さと寡黙さとミステリー的な要素、圧倒的な強さは全く描かれていません。
藤沢作品の短編4つ程度を纏めて一つの映画としておられるのですがベースとなるのはタイトルのモノとは異なります。
しかし、原作に囚われずに映画として観ると非常に優れた佳作と感じます。
「たそがれ清兵衛」では真田広之さんと宮沢りえさんが突出している作品でしたが本作は永瀬正敏さんと松たか子さんだけが目立つ作品ではありません。
むしろ周囲の人々に強い個性を与え群像劇になっています。
殊に吉岡秀隆さん、田畑智子さんは台詞回しを含めて素晴らしい仕事を見せてくれています。
藤沢作品に群像劇は見受けられず、そういった点からもやはり本作は「山田洋次の作品」と考えるべき作品です。
徹頭徹尾貫かれる松たか子さんのお転婆だが健気な役作りにも胸を打たれました。
素晴らしい俳優陣が秀でた監督により纏められた秀作です。
3部作中もっとも辛口最初、全体の完成度、見ごたえ、感動は、武士の一分、たそがれ清兵衛、そしてこの鬼の爪の順だと思った。ところが、2度3度と見直すうちに逆になった。
この鬼の爪が一番辛口で、2度目も3度目も泣いてしまった。黒澤を踏まえたような、笑いと凄みのコントラスト。殺陣は、さすがに清兵衛ほどの見せ場になっていないが、最後の隠し剣は、殺る側殺られる側ともに決まっていた。それに、安易ではない辛口のハッピーエンドもいい。ただ、松たか子って背が高すぎ。
お前行くなら わしゃ何処までも 蝦夷や千島の 果てまでも『篤実に 胸に秘めたる 鬼の爪 苦労言いつけ 幸は望まず』
個人的には、藤沢周平3部作で一番好き悪役がいて、終盤に向けて悲壮感とともに緊張が高まってくる展開がいい。そして、謎の必殺技「鬼の爪」が決まる瞬間の描写。確かに一瞬で、引き目の絵といい、下手をすると見落としてしまうほどなのだが、これが決まったときに、この映画を完全に好きになってしまった。
本当に頭を剃り、しかもそこから少し髪が伸びた状態という永瀬正敏の役作りも、ちょっと笑ってしまうほどのインパクト。きつい山形弁といい、泥臭い庶民武士のリアリティがいい。昨今のハリウッド映画のようなテンポはないし、リアリズムを突き詰めた結果か、風景も何だか地味なのだが、結末も含め、見て良かったと思える作品。
東北武士主演の永瀬正敏さんの東北弁は、なかなかすばらしいですね、、、。他の出演者は、所々、標準語っぽい発音もありましたが、『はざま』を『はんざんま』という発音にしたり、役者陣も、相当練習したんでしょうね、、、。しかし、身分違いの恋がメインのはずが、松たか子扮する『きえ』が、苦労しているシーンがあまりにも少なくて、宗蔵達と暮らしていた頃と、商家に嫁いだ後と、どれくらい『きえ』の内面に変化があったのか、ちょっと分かりにくいために感情移入しずらい部分が、いくつかあり、最後に決闘する狭間との交流が、いまいち深く描かれていないのが、ちょっと残念ですね、、、。もっと、狭間との決闘前の平和なシーンが多ければ、かつての仲間と決闘しなければならない辛さが、もっと伝わったような気がします、、、。後、最後のセリフで、ようやく宗蔵が、きえにプロポーズするシーンで、『プロポーズが、命令なら、承知するしかない、、、。』という意味のきえのセリフが、あまり生きていなかったような、、、、言葉に出来ずも、本当にお互いの事が、好きで好きでたまらなかった風の行間(きえの涙の一粒くらい)が、欲しかったような、、、。これは、逆に3話か4話のドラマ形式にした方が、良かったような気が、、、。全体のストーリーや、配役は良かったと思います。
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