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音楽 新潮文庫

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ボクの音楽武者修行 (新潮文庫)

小澤 征爾 
ボクの音楽武者修行 (新潮文庫)
定価:¥ 420
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成功はひとりの力では掴めない

世界的に有名な「小澤征爾」の自伝的エッセイ。本書は20代の頃成功への一歩を踏み出した頃に書かれたもの。
指揮者となるべくとりあえずヨーロッパへ向うところから、数々のコンクールで評価され次第に指揮者としての地位を固めつつあるその時を飾ることなく記録している。

海外旅行が一般的でない時代に「とりあえずヨーロッパへ行こう」と決めそれを実行する行動力と、実力主義の音楽界で徐々に認められていく過程が、自身が家族に宛てた手紙と共に語られているので、まるで身近で見ているかのような臨場感がある。

小澤征爾が成功したのは、指揮者としての才能と実力があってこそだが、決して一人だけで成し遂げられたものではなく、それを支えた多くの人たちがいる。
その手を差し伸べてくれたのは、他ならない彼自身の人間性と魅力によると思う。
そして、これは40年も前のことだからとか、音楽の世界だからと限定されることではなく、いつでもどんなことに対しても当てはまることだろう。


凄い人は凄い

とにかく普通じゃない
指揮者になりたい→じゃーよくわかんないけどヨーロッパだ。
金がない→じゃータンカーに安く乗せてもらえてラッキー
コンクールに応募だ→締め切り過ぎてた→でもなんとか受け付てもらえてラッキー

やるならやる という当然にして誰もが挫折してしまう事をやってのけてしまえる人が成功を掴むんだなと思い知らされました。


自分の興味を極め、家族を大切にすることの大切さ。

今では「世界のオザワ」と呼ばれていますが、少年時代からすごかったことが分かり
ます。

 単身ヨーロッパへと渡り、指揮コンテストに参加しながらの武者修行。かっこいい
です。
同じ日本人が世界で通用しているのを見るのは痛快です。今でいう大リーグにて活躍
する、イチロー、松井、松坂のようです。

 また、家族を大切にする姿に感動しました。こまめに日本手紙を出し、親・兄弟を気
遣う姿が自分の音楽だけの人間でないことの証明です。

 仕事や趣味だけでなく、家族を大切にすることから素晴らしい人材が生み出される
と思いました。


巨匠が切り開いた青春の自画像の記録ですね♪

世界的な成功と高名を得た、数少ない人物である著者が、何故現在の地位を
築いてきたか。その理由は、本人の天賦の才能があったからに他なりませんが、
それだけではなく、「強い意思と行動力・実行力、そしてフロンティア・スピリット」
があったからこそではないでしょうか。そんな事を実感させてくれる書物だと思います。

日本の学校をドロップアウトしてヨーロッパへ、しかもバイクで一人旅で出かける、
それだけでも凄いと思いますが、ヨーロッパでも自分自身を失うことなく清清しい
人生を切り開いていく氏の著述に、何度もうなずき、元気付けてもらいました。

若々しい考察、筆致。随所に盛り込まれた、日本の家族との手紙のやりとり、いずれも
当時の夢あふれた人々の機微も感じることが出来ます。どの年代の方にも是非一読して
いただきたい、そんなエッセイではないでしょうか。


世界の小澤になる前、依然としてすごい

以前、と言っても相当前の話だが、小澤征爾とウィントン・マルサリスがアメリカの子供達に音楽を教える番組を見たことがある。とにかく、小澤征爾本人が楽しくて楽しくて仕方のないということがよく伝わった。

この本は小澤征爾の若い頃の話で1961年に書かれたものらしい。音楽をやるために貨物船に乗ってヨーロッパに上陸、そしてその後のヨーロッパとアメリカその道中記。TVで見た彼、指揮棒を振る彼、それから本の中の若い彼に見る音楽をすることを楽しむ様子はまるで変わらない。

大変なことも多かったに違いないのだが、その時々に対面する状況を活き活きと乗り越えていく小澤征爾の生き方が格好良いのだ。なにしろ、これから世界へ、という時期に書かれているわけだから、「やってやるぞ」という強く清々しい意志が伝わってくる。

強く清々しい意志は時間を経ても色褪せず人の心を打つ。



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定価:¥ 500
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いやぁ、いいなあ。

好みがあるかとは思うけど、気楽に読めるし、彼独特の雰囲気が感じられていいっす。

おもしれー

ネタもよく、テンポもよく、キヨシローの隣で自分がインタビューしてるみたいな感じ。あまりにおもしれー話に、「そ、それでその後どうなったんです?」なんて、聞きたくなる。コロンを叩いて高井麻巳子の家に向かうところなんて何だか読んでる方までドキドキします。ヨースイさんとか細野さんの話など、想像を裏切らないおもしろエピソードてんこ盛りでワンコインは買いでしょう。

清志郎さんありがとう!

清志郎さんの交友関係の広さを思い知らされました。
心に残る歌を沢山残して下さりありがとうございました。
これからも聴かせて頂きます!


ベイベー 面白いぜ

雑誌の連載をまとめて一冊の本にしたものだったと記憶しています。
交友の広さはさすがキヨシロー!といったところです。
いろいろな人の裏話が書いてあり面白いです。
中でも、泉谷しげるや井上陽水の話は面白いです。
一読あれ



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絶対音感 (新潮文庫)

最相 葉月 
絶対音感 (新潮文庫)
定価:¥ 620
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絶対音感とは

絶対音感をもつ者達の栄光と苦悩を描いています。
プロ音楽家を目指されている方や音楽(主に楽器演奏、作曲)好きな方は楽しめると思います。


子供に絶対音感を付けたいと思っている方向け

私が音楽が好きな事もあって、娘に絶対音感をつけさせたいと
思っていました。ただ、私には相対音感しかなく、
絶対音感がどういうものか理解したかったため、この本を読んでみました。
結論としては、子供を音楽家にしたい人以外は、絶対音感に
そこまでこだわる必要も無いのかなと思っています。
自分自身に絶対音感が無く、子供に絶対音感を付けさせたいと
思っている方には良い本だと思います。


絶対音感を持つことは果たして幸せなことなのか?

絶対音感を持つことは果たして幸せなことなのだろうか。それを考えさせられた。一応ヤマハの音楽教育を幼稚園児の時から受けたものの、私は絶対音感を持たない。ただ、その自分でさえ、ちょっとした音色のずれや歪みは耐え難い。絶対音感を持つ人はそういった状況ではどんな感覚を覚えるのだろう。その答えがこの中には書かれている。ぜひ一読を。

西洋音楽帝国主義の尖兵を斬る

1998年初出。絶対音感を「本来は連続変数である周波数を細かい階層に分け、他との比較なしに個々を弁別できる能力」として定義できるなら、その習得は言語の母音習得と類似の機序によると考えられる(但し脳の担当領野はおそらく異なる)。つまり原理上、臨界期以前であれば誰でも手に入れられる能力であるはずである。本書では、絶対音感についての社会における幻想を解き、その功罪を論じ、絶対音感だけでは音楽が成立しないことを詳細に解説している。各章に総括めいたことは書かれていないから自分で考えざるを得ないが、結論を出さない著者の姿勢は、ここでは評価されるべきだろう。半可通の無責任な主張が長年の教育の混乱を生んだことを、本書はかなりの頁を割いて論じているからである。なお文章は非常に読みやすく、理解に困ることはまずないだろう。多数の参考文献から、著者の苦労が思い遣られる。

ところで、第8章「心の扉」は五嶋みどり・五嶋龍を生んだ五嶋家の教育についての取材報告である。絶対音感の議論との直接の関係は希薄であり、一種の「おまけ」と思われる。しかし、私にはここが辛かった。本章は本来、もっとも肩の凝らない読み物であるのだろうが、私にはある種の類似した体験があるために「怒り」「悲しみ」「嫌悪」の感情が、本章を楽しむことを妨げたのである。この類い稀な姉弟を生み出したからといって、また、子ども達が許しているからといって、私は彼女・彼の母を人の親としても教育者としても許すことができない。賞賛の対象となったのは結果論に過ぎず、母の苦労話のように仕立て上げられたのは構成上やむを得ないにしても、「調教」は人間に対する接し方ではないからである。


絶対音感は絶対ではない

絶対音感は、ものの振動数が絶対的な値であることを考えれば不思議ではない。
音叉という音合わせに使う道具は、コンピュータでも実現できる。

人間の感覚が弁別閾という相対的な処理が得意なことを考えると、
絶対処理と相対処理がどちらが得意かという問題になる。

それでは、絶対音感がある人が音楽で有利かという幻想を持つ人がいるので、
具体的な情報を提供しようとしていると理解している。

体内に音叉を持っていることが、どれだけ人間に取って幸福なことであろうか。
体内に音叉を持っていることが便利というだけであれば、
では物理的に音叉を持ち歩くのは嫌なことかどうかを考えてはいかがでしょうか。

事例から直接、自分や子供の教育について方針を決めるのではなく、
その子にとって、何を得意であることを自覚すると幸せかで考えて欲しい。




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