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商品の紹介 『用心棒』大ヒットの翌年に製作された続編的要素をもつ作品。お家乗っ取りに暗躍する悪家老一味と、血気盛んな若侍たちの確執に、(今回は椿と姓を名乗る)三十郎(三船敏郎)が巻き込まれていく。 原作は山本周五郎で、黒澤明監督も今回は肩の力を抜いて、ホノボノとした明朗感を大切にしながら演出。しかしその中で、正義の城代家老の妻(入江たか子)に「あなた(=三十郎)は抜き身の刀のよう。でも本当にいい刀は鞘に収まっている」とサラリと言わしめ、力をコントロールすることの大切さをさりげなく説いているあたりもうまい。クライマックス、敵方の室戸半兵衛(仲代達矢)との一瞬の居合対決は、今でも語り草となる凄絶なシーン。当時、三船の殺陣は、もはやフィルムのコマに刀が映っていないほどすばやいものだったと言われている。(的田也寸志)
クチコミ情報
黒澤明、日本映画の評価は、これを見た後でするべし 個人的には、黒澤明の最高傑作だと思っている。勿論、「七人の侍」「隠し砦の三悪人」「用心棒」より上だと見る。
黒澤明の作品は多少饒舌な部分があり、あと十分か二十分カットすればもっと傑作になるのに……という気がするものだが、本作に関しては、一切カット不要……というか、下手にカットすると意味が分からなくなる、と言うくらいにまで脚本が削いである。
三船敏郎の剣捌き、本来は主役になるはずだった小林桂樹の名演、息をもつかせぬストーリー、見始めに気になる白黒シネマスコープなどその内気にならなくなる面白さ。
娯楽とは、映画とは、巨匠の渾身の解答と言えよう。
これを見てリバイバルを見ると笑えるぞぅ(自分は笑おうと思って見たけど)。
本編は最高 でも・・・ほんとにそうですね。 高くて特典も少ない。
本編は最高な物ばかりなのに。
パッケージのセンスもおじさんチック
米国クライテリオン盤なんかのセンスを見習えないのかな?
紙ジャケとか・・・どおいう人が担当なんだろう?
若い人に任せた方がいいのでは?
いいデザインの方が売上もUPすると思うんだけど。
面白い!!開始5分で「これは面白い展開になってきた!」と思わせるのは流石。次々と起こるピンチを策略で切り抜ける展開に一気に引き込まれました。ストーリーも単純明快、無駄と思えるシーンもなくサクサク進んでいくので大変見やすかったです。黒澤作品・白黒映画を倦厭している人にお勧めしたい一作。演技がいかにも芝居じみてリアリティに欠けるのですが、その分娯楽面に徹しているので気になりませんでした。
冒頭で若侍達の「こうなったら死ぬも生きるも我々9人!」という台詞に対し「10人だ!てめぇらのやる事は危なくて見ちゃいられねぇ!」と椿三十郎が味方になるシーンは最高にかっこいい。椿三十郎が去った後、さりげなく若侍達の突っ込み役を担ってくれる押入れの侍もいい。椿屋敷が舞台なのでカラーだったらさぞ綺麗だろうと思いつつ、ストーリーの鍵となる椿がいかにも作り物っぽいので白黒で良かったかも。椿が川を流れるシーンは、それまでの殺伐とした空気を変えてくれるような美しさでした。そしてラストシーンの緊張感が凄い!長い「間」の中で、緊張のあまり息ができませんでした。何度見返しても面白い作品です。
続々登場する素晴らし作品!映像特典をたくさんつけて欲しい…前作「用心棒」に続く超傑作時代劇。
スタッフ、キャスト共に完璧であり世界最高峰の娯楽作といえる。
昨今「○猿」などの映画が公開された際に、「邦画も洋画に近づいてきた…」などとのコメントがあったが、昔の邦画は洋画よりも遙かに優れた作品が多い。著名なハリウッド監督が勉強の為に黒沢監督のスタジオを訪れたほどだ。
今では当たり前となっている、刀で斬る時の効果音は黒沢監督が世界で初めて採用したもので当時の観客には非常に驚きであったし、最後の流血シーンは俳優達も仕掛けを知らされていなかったので、周りで見ている加山雄三達は「事故が起こって本当に斬られてしまった!」と思ったそうで、仲代氏はショックのあまりに本当に倒れたそうな…。
本作には面白いエピソードがたくさんあり、当時のスタッフやキャストでまだ元気な方もいらっしゃるのでそうした人々のコメントなど入れ、2〜3枚組などにして洋画にあるようなアルティメット版!!なんて作れないものだろうか?
いや是非、作って欲しい。洋画に比べて邦画DVDの映像特典の貧しさ、売る側のやる気のなさを感じる。
日本に生まれてよかった!?こんなにおもしろい映画を母国語で楽しむことができるのは、良いのか悪いのか。
『椿三十郎』がメルクマールになると…この映画が映画の面白さの判断基準になるとほとんどの映画は、これ以下です。
活劇としてのおもしろさだけではありません。
椿三十郎がいったい誰でどこからきてどこへゆくのか、一つも説明がないのです。現代的ですよね。
椿三十郎の出のシーン、いうなれば自己紹介の場面ですが、
名前を聞かれた椿が、
「そうさなぁー……(ちらっと庭に植えてある椿をみて)椿…三十郎。もうすぐ、四十郎だがな。あっはっはっはっ」
このワンシーンで、豪放磊落な外見とは裏腹に、椿には本名を明かすことができない過去が、あること。四十手前であること。茶目っ気があること。しょーもない親父ギャグをいうこと。等が腑に落ちる、カメラ・脚本です。
椿の散る様子から、頭と胴体が切り離されるイメージも生まれるかも知れません。
そもそも、名前を聞かれて「そうさなぁー」というのが尋常じゃない。
もちろん、おもしろい映画なので見る人によって、ちがう切り口が生まれるでしょう。
たとえば、状況に流される人たちと自分を貫く人を対比させた群像劇という点からみれば、『仁義なき戦い』が本作の後継だと感じます。
黒澤明は、よくパクられます。監督としての勲章です。
僕的には、興行的に成功しなかった作品たちのリメイクをしてほしいかな…と。
『どですかでん』とかね。
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