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ゼロの使い魔 17 黎明の修道女〈スール〉 (MF文庫J)

兎塚エイジ 
ゼロの使い魔 17 黎明の修道女〈スール〉 (MF文庫J)
定価:¥ 609
新品最安価格:¥ 609
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またワンパターンか・・・と思いきや、反則的な超展開

相変わらず離れたりくっついたりのルイズと才人のパターンには食傷気味ですが、それとは別にシナリオ的にはあっと驚く急展開が!
ここでそんな超設定を出すとは・・・

きたないさすがヤマグチノボルきたない

それを堪能するにはこれを読む前に前2作を一度読み返した方がいいかも。ちゃんと伏線回収してるんですね。
こんな展開は正直どうかと思いますが、でもこんな事された日にゃめっちゃ続きが気になる〜。
そんなお話でした。

恋話のほうは三角が明確な四角になり、面白くなって参りました(笑)


後半戦突入?

とてもよかったです!!
正直言うと15巻あたりでちょっとマンネリ化してきたなと思っていたので
今作で作者の物語を魅せる力量を感じました。

顔だけはかわいい!といっていたサイトが誰よりも美しいと言ったよ!!
萌えを通り越して「燃えた」一冊です。


さすがである。

本作のシリーズほど、優秀なライトノベル作品は見当たらない。無論、私、個人の観点である。
ライトノベルで重要なことは、エンターテインメントである。この力がいかに高いかが重要であり、それ以外は重要ではない。
実際、この作品は突っ込みどころが多い。だが、それが、エンターテインメントを支えるものである。エンターテインメントは才能と運から発揮される。このうち運が多くを占めていると考えられるが、運と才能は積の形で示されると考えるのが自然であるから、ひとまず運を勝ち取れば、後はその才能に力のスカラー量は決定される。この力はベクトル量であり、単一の物差しでは計れないから、他者の感想など必要性は薄いと考えられる。だから、読者からしても運である。一番いけないのは、流行に流されて、物差しを他人に委ねてしまうことである。
この作品はハイファンタジーとしては他の作品より、設定がしっかりしていない。しかし、これはライトノベルであって、すべての設定が条件下で可能なものである。他の作品のうち、力が低めのものは設定はしっかりしているが、エンターテインメントがない。
これらをすべて考慮したとき、高いエンタテインメントの力を持っている本作はオススメである。
異世界に現実の単位が含まれていることを指摘している方もいたが、幻想の中で、異世界と自らの有限性調和にとして、またはイメージ状の材料として、普遍的な発想だと考えられる。そうすると、それらの設定が世界観を容易に与えることを助けることになる。それにより、本作はハイファンタジーとして、魅力を与えてくれる。


ポッチャリの成長(性?)

本編ではなく、ポッチャリの存在に★5を。 サイトに舐められていたポッチャリのマリコルヌが立派な変態になりました。 ポッチャリの切れのあるセリフ。お楽しみあれと言いたい。

ストーリーは相変わらず・・・でも戦闘が・・・

ちょっと残念
ストーリーは勿論戦闘も楽しみにしてる自分としては今回は少し物足りなかった
ちょっと敵が弱すぎやしないだろうか?
あのような手を使わずとも、もっと他の戦い方があったのでは?
見知らぬ魔法と大容量の魔力に動揺しすぎだろう
ど素人のメイジならいざ知らず、殺しを生業としているのにそれはちょっと納得できん…
いきなりの敵の判断に「ちょっと待てお前」と突っ込みをしたくなったよ
前回の終わりは「おー、またえげつないのが来おったな」と思ったのに、肩透かしもいい所
でも展開自体はそこそこなので、次回に期待という事で…



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MW(ムウ) (1) (小学館文庫)

MW(ムウ) (1) (小学館文庫)
定価:¥ 610
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映画化で話題ですが…

『鉄腕アトムの手塚治虫』としか認識が無い方は無理でしょうね、この内容。
かなりダークな話です。以前、友人に貸した時に『気分のいい漫画じゃないね…』と言われたことがあります。
個人的には好きなんだけどな。

全く内容に触れていませんが、一般人向けでは無い事だけはいえます。


この本は読まないほうがいいです

この本を読み終わった時「読まなければよかった」と心から後悔しました。
 主人公結城は高潔な銀行員の仮面をかぶりながら裏では誘拐殺人を楽しむ悪魔のような人間です。彼は死んでいる人を生きているように見せかけ、逆に生きている人を死んだように見せかけ、人を将棋の駒のように利用します。殺人と自らの利益を秤にかけ、絶望と恐怖で操りながら次々と罪のない人を手にかけてゆきます。
 悪魔に魅入られたとしかいいようのない巧妙な手口は“よくもまあこんな恐ろしいことを次々と考え付くものだ”と読んでいて舌を巻きます。
 それでいて主人公結城の殺人には目的というものがないのです。彼は殺人を愉しみます。それはすべての人間の命を自由に奪えるという快感を味わうためです。
そして彼にとって他人の命はレイコンマ以下の価値しかありません。
すなわち、天秤の上で結城の命を片方の皿乗せるなら、もう一方の皿には何万人もの人の命が掛けられなければ天秤は釣り合わないのです。おわかりになりますでしょうか?この恐ろしい論理が。
 彼は毒ガス兵器MWによって侵された自らの命=死と同等の価値に値する数万の人々の命を道づれにするべく、自らの手でMWによる大量無差別殺人を計画します。最後にはあっとおどろくことが・・・。
恐ろしい話です。できれば最初から最後まで読まないことをおすすめします。


二元論の対極にある結城の存在

巻末で花村萬月氏が「MW」と言う言葉を、M(Man)W(Woman)と分解していますが、なるほどと思いました。
「男」と「女」と言う二元論の対極にいるのが、主人公結城であり、彼は歌舞伎の女形のスター役者の弟で、自らも女装を得意としています。更に、セックスの面でも両刀使いです。
そして、彼は「悪魔」として位置付けられていますが、彼の行動は法に反する犯罪行為を事もなげに行いますが、一方で、その対象は社会悪に向いているとも言えます。
そうした面から彼は二元論の対極の存在として描き出されています。

作者手塚治虫は、この作品では思いを描ききれなかった失敗作だと言う言い方をしていますが、法で裁けない悪に対するには、単純な二元論である「善」と「悪」ではなかなか無理なところがあると言うところは描ききれていると思います。ただ、最終的にああした結論にせざるを得なかったところに不満があるのかも知れませんが、私としては納得しましたし、非常に良い作品だったと思います。


どうしても惹きつけられる

沖の真船島でおきたMWガス事件が原因で、人格破壊者になってしまった、美知夫。事件の関係者に対する復讐劇かと思いきや、実は美知夫の目的はさらに恐ろしい別の場所にあるという、非常にダークなお話です。

事件の黒幕を追い詰め、復讐していくシーンは、ブラックジャックにも同種の場面が描かれており、手塚先生=アトムや、レオを生み出したベレー帽に柔和な笑顔のおじさん、というイメージとは反対の人間の内面の他人には見せられない暗黒面を見せられたような感じがします。

悪と知りつつ、美知夫から離れられない澄子の存在も、女性としては、共感できる部分があり、人間描写が素晴らしい漫画だと感じます。


美知夫…!

主人公の結城美知夫がかわいすぎます。腐女子的観点から単にそう言っているわけではありません。作品中の登場人物が彼にどうしても惹かれてしまうように、私も読みながら「こいつ悪いなぁ」と何度思っても結局は好きになってしまうのです。目的のためならどんな手段もいとわない悪魔のような美知夫ですが、賀来神父が関わるとどこか人間的になるところがいいのかもしれません。MW奪還の展開は読んでてゾクゾクするようなスリルを味わい、久々にこの感覚に出会えました。手数料払って購入した価格の元がとれる以上に価値のあるこの作品、必読と進めたいところですが、あまりにもすごい作品なのであまり多くの人に知られたくないという我が儘な感情もわいてしまうのが事実です。


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MW(ムウ) (2) (小学館文庫)

MW(ムウ) (2) (小学館文庫)
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人間の存在悪を曝け出した非凡なる漫画という形のアート

現在開催中の江戸東京博物館の手塚治虫展で、その内容紹介に惹かれて購入しました。1928年生まれの手塚さんは第2次世界大戦を経験していますが、手塚治虫展の本に収められたインタビュー記事で宮崎駿さんは「空襲や戦争を経験した者は、存在の奥に黒い穴みたいなものが開いているんです。自分ではどうしようもないもの。手塚さんも持っていたはず」と語っており、その「黒い穴」が手塚さんにこの漫画を書かせたのだと思います。

優れた小説、クラシック音楽、絵画にここ数年触れてきましたが、医学部を卒業し、小説や音楽にも造詣が深かった手塚さんのこの作品は、戦争という悪から離れて生きられない人間の存在悪を、かつては無垢なる存在だった主人公の結城の悪行をもって、これでもかこれでもかと曝け出し、結城と身も心も深い関係にある神父の視点を通して我々読者がこの根源的な問題に悩む仕掛けが施されています。優れた文学作品にも劣らない、人間の根源的な問題に肉薄した非凡なるアート(芸術)だと思います。


想像よりも

読後の私見。
手塚治虫の最大の問題作なんてことを伝え聞いたので早速読んでみた。
主人公は幼少の頃微量の毒ガスの影響を受ける。
自己中心的・嘘つき・冷淡・無責任・攻撃的、
退屈しやすくいつも刺激を求める・衝動的で抑制ができない、
いわゆるサイコパスである。
その主人公の暴走を止めようとする神父。
内容は思っていたより平凡で退屈だ。
発表当時は問題作だったかもしれないが、
今の時代刺激的なニュースや事件などのリアル、
映画や小説・漫画・アニメなどのバーチャル、
その双方になれている現代人にとってはそれほど問題作とは感じなかった。
むしろ手塚さんらしさを感じた。
最後のオチもありがちな感じでした。


なに?この作品は…

最初に思ったのはこの言葉です。読み終えた時、愛や正義をモチーフにした天才の手塚治虫がこんな作品を作り挙げたことにある意味での喜びや感動に胸が震えました。一つの計画を自らを犠牲にしてまで成功させる、警察までも欺く青年。このような作品は近年出され社会現象を生みましたが、その原型がこの作品のように感じます。

滅びるのは悪か、それとも…。

完結。
結城と賀来の運命を狂わせたMWという毒ガス兵器。
MWに侵され余命の少ない結城の目的は、そのMWを使用し、全人類を道連れにすることだった!?
賀来は結城の目的を阻止しようと動き出す。だが、とうとう結城はMWを手に入れた!!

軍や警察が入り乱れ、全人類の命を守るため、結城からMWを奪おうと画策する。そして、最後の切り札として、結城の兄・歌舞伎俳優の河本玉乃丞が呼ばれた。結城に瓜二つな彼は…そして賀来は、結城を止め、そして人類を救うことができるのか!?

かなり非道な性格の主人公・結城ですが、何故か嫌いにはなれません。この世界のどこかに、きっとMWのような毒ガスがあるんだろうな、と思うと背筋が寒くなります。近い未来の一場面を見ているようでした。
ラストのブラックな感じがまた、イイカンジ。手塚さん、やるぅ!!


手塚と読者の真剣勝負

 10年以上も前に初めて読んだときには、その物語展開に慄然としたことを強く記憶しています。当時はまだ「ブラック・ジャック」や「火の鳥」といった、正義を判りやすい形で提示してくれる作品領域を越えた手塚マンガに接していなかったために、この「MW」は手塚マンガの掟をやぶった堕天使の物語として、脳天を打ち砕かれるような衝撃を受けたのです。男色、殺戮、涜神、そして読者をあざ笑うエンディング。登場人物のほとんどが「限りなく利己的」で「果てしなく退廃的」です。以来このおぞましい物語の記憶が頭を離れず、今日まで再度手にすることに恐れを感じてきた作品です。

 手塚は必ずしも正義をストレートに描くマンガ家ではないことを、この15年で私も徐々に理解してきました。勇気をふりしぼって今回再読したのですが、これは正真正銘の手塚マンガでした。

 そしてこの「MW」はラストをすでに知った上で読み返すと、強い憤りを持った反戦への祈りという、実にわかりやすい、手塚の繰り返し描いてきたストレートなメッセージが全編を貫いていることに気づくのです。

 「MW」のエンディングが多くの読者が期待したとおりのものであったならば、一読には値しても再読を強く勧める作品にはならなかったと私は感じるのです。妥協を許さぬエンディングを用意することによって、読者にある種の覚悟を手塚は要求したのではないでしょうか。これだけの重いテーマを扱う上で、手塚は作家として読者に真剣勝負を挑んだに違いありません。
 だからこそ、この作品に手を出す前に読者は自らに問い掛ける必要があります。今、手塚と徹底的に切り結ぶだけの覚悟が自分にあるのか、と。

 強く勧めると同時に、多くの読者に注意を呼びかけたい秀作長編です。


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受注限定生産 DVD付き漫画文庫 「今日の5の2」宝箱(仮)

受注限定生産 DVD付き漫画文庫 「今日の5の2」宝箱(仮)
定価:¥ 3,700
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マリア様がみてるリトルホラーズ (コバルト文庫 こ 7-62)

ひびき玲音 
マリア様がみてるリトルホラーズ (コバルト文庫 こ 7-62)
定価:¥ 480
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復活早いよ!今野先生!

本刊は先生自身が「バラエティギフト4」と冗談で仰る通りの短編集+のりしろ部分は山百合会メンバーに有馬菜々が加わった話が収録。

特に新生山百合会の話を読んでいると、また彼女らに出会えた喜びが溢れ、再び彼女らの話の続きが読みたくて仕方なくなってしまいました。

続きがあると味をしめてしまった以上、今度は是非、新生山百合会メンバーが中心に描かれた話も読んでみたいです。特に祐巳・瞳子、由乃・菜々のその後が気になります。

次作への期待を込め、☆4つにしました

それにしても現薔薇さま達は三年生になってもお互いを「さん」付けで呼ぶのね




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アクセル・ワールド〈2〉紅の暴風姫 (電撃文庫)

アクセル・ワールド〈2〉紅の暴風姫 (電撃文庫)
定価:¥ 620
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主人公の成長が楽しみ

 コミカルな笑いあり、目頭が熱くなる場面あり、戦闘にハラハラの緊迫感あり。キャラ達が内面に抱える複雑な心情を、深いところまで描ききる作者の文章力は、第2巻になっても読み応え十分です。

 物語の前半は、第1巻よりコミカル度がアップした印象です。突然現れた少女ニコと、1巻からのヒロイン黒雪姫。強気な女子達に振り回され、目を回しながらも修羅場を生き延びるハルユキ。基本受け身で後ろを向きがちですが、根底には逃げずに立ち向かう強さを備えた主人公です。

 美貌で知的で全生徒の憧れである黒雪姫が、内気で太っていて冴えないハルユキに魅かれるのは無理がある・説得力がない、という見方もありましょう。
 たしかに、一般的に女性がどんなときに「惚れてまうやろー!」と思うかというと、一言でいえばその男性の優しさに触れたとき、であろうかと思います。優しさが自分に向けられたものであれ、他人に向けられたものであれ、どんな態様であれ。例えば、少女漫画にありそうですが、重い物を持ってくれた、落ち込んでいるとき元気づけようとしてくれた、普段は乱暴なのに影で人に優しくしている所を見かけた、等々。優しさを言動に移せるのは勇気でもあります。優しさに触れるとドキっとして気になってしまう、そんな実例が多いようです。

 このような一般的な「魅かれ方」からすると、ハルユキと黒雪姫の関係は非常に独特です。普段のハルユキは自分に自信がなく、内面の葛藤で手一杯で、女子に優しくするどころではない。もちろん姫の一目惚れでもない。普通に考えれば、姫がハルユキに魅かれるキッカケすらなさそうなのですが……、しかし。
 姫の史上の価値はこのゲームで求められる「加速能力」にあり、新米のハルユキに前人未踏の才能を見出しています。彼らは共に孤独で独特で、ゲームに対する価値観が似ており、誰よりも深く理解し合える可能性がある。これは普通の中学生の両想いとはだいぶ異なっており、師弟愛や尊敬をベースとする独自の絆という感じです。私個人は新しい感じの恋愛関係として面白く読みましたが、共感できるかは読み手によって分かれるところだと思います。
 
 ヘタレを自認する主人公ですが、1巻、2巻と一段ずつ確実に成長していく姿を見せてくれます。ヒロインとの絆が強固になるにつれ、彼らの関係性も説得力を増すことでしょう。3巻以降の展開にも期待しています。


黒雪姫立つ!

1巻が物語の入り口として完璧な構成であったのに対し、
新鮮味が薄れ、恋愛模様が控えめでバトル重視のこの巻は、
やはり他の方も触れている通り、若干のパワーダウンを感じざるを得ない。
なんかシャナっぽいというか。
それでも読み手を熱くさせる上手さは健在。
黒雪姫の復活や、その圧倒的な強さの描写には痺れた。
しかし、黒雪姫は凄絶な中身も含め非常にかわいらしいのだが、
ニコはイラストの外見も粗暴な中身も全く可愛げがないかな・・・・


話や設定は面白いです。

所謂、ネットゲーマーや、対戦ゲーマーは、まず楽しめると思います。
設定や、世界観、文章力も新人の方にしては素晴らしいのではないでしょうか。
しかし、問題は主人公の設定です。
余りにも、感情移入ができないのです。
主人公は所謂、デブです。その上に卑屈で他者を蔑む性格をしています。
それは良いとしても、その男がモテモテになるという、設定は世界観以上に無茶があり、感情移入ができません。
喩えば、あなたの学校や、会社に苛められてるデブで見た目の悪い異性が傍に居るとします。
しかも性格が良い訳でもなく、むしろ悪い。
そんな人と少し会話したり、少し一緒に行動しただけで、あなたは好きになりますか。
解は否しかないはずです。
昨今のライトノベルや、漫画、小説には、見た目が悪くとも性格が良かったり、ヘタレでも熱くて優しい等の設定があります。
それで一部特定の人に好かれるというのは、まだ納得の行くことでしょう。
それがない。無いんですよ。ストーリーは楽しめるのに納得が出来ないんです。
仮に、このレビューを見た方が、男性とします。
貴方は、デブで醜悪で、性格までもが醜悪な女性に好意を持てますか?
持てないでしょう。そんな感じの主人公ですよ。


新境地

前巻を読んだ時、アクセルワールド」の骨子である『バーストリンク』の概要と彼らが戦う理由を描いているのだと思いましたが、その認識は甘かったようです。
今回新たな戦場として「無制限中立フィールド」が登場、エネミーや強化外装と言った新たな要素も現れ、前巻はいわゆる初心者向けのチュートリアルに過ぎなかったようです。
どうやら、『バーストリンク』は「ネットワーク対戦型格闘ゲーム」ではなく、「プレイヤー対戦に重点をおいたMMORPG」なのかも知れません。

今回はある「呪われたアイテム」をめぐって黄と赤(二代目)の2人の王が登場し、黒の王こと黒雪姫が過去に初代赤の王を討った時の状況も明らかになります。
時には手を組み、時には戦いあうバーストリンカー(プレイヤー)達の、敵と己の心と戦うその戦闘シーンの描写、実に格好いいです。
今回の物語で新たな友人(同時にライバルでもありますが)を得た彼らですが、どうやら「新たな呪い」も産まれた様子。

次巻も期待して待ちましょう。


なんかすっごくエアギアっぽい

王とか言ってるのもそうですが、
遊びの延長に見える謎の科学技術で現実的な『力』を手に入れてる所も、
それにマジ嵌りした青少年が秩序を作り出しているところもそっくりです。
後はエアギアみたいに最終解脱した領域に行ってしまわない事を祈るばかり。

SF的な考察としては、面白い部分もありますが、ツッコミどころも大きいですね。
仮想現実と神経接続を介して繋がる事で脳をクロックアップし、何百倍もの濃密な時間を経験することで、見た目の年齢と精神年齢が一致しない。
ここまではあり得なくもないのですが、
そのまま現実世界での1日を『向こう』で過ごすと1年半とかいう事になると、
睡眠はどうするんだとか、
脳は化学反応でなりたってるんだから、異常な化学反応であるクロックアップを長時間したら廃人になるんじゃないの?
とか思ったりします。

ラノベとしては王道で、文章力も高いですね。
日常生活ではコンプレックスを持った弱い少年が、ある一分野で非常に高い能力を持ち、その分野での成長を介して、日常でも成長していく。
ついでに皆の憧れであるような女の子に好かれたりする。
ソード・アート・オンラインが俺tueee系の王道だとするなら、
こちらもあざといほど王道です。
ヒロインがいわゆる素直クールなあたり、西尾維新成分が入っているかな?という感じですね。
そういうラノベの王道が好きな方や、エアギア好きな方なら、楽しめると思います。



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闇の花 (SHYノベルズ)

水名瀬 雅良 
闇の花 (SHYノベルズ)
定価:¥ 903
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「生まれた時から、好きだった」

シリーズ最終巻ですが、ここにきて今までのサスペンス調が崩れた感じです。やはり『地方の閉鎖的な村』という舞台がおどろおどろしい雰囲気を醸し出し、沼や花の秘密が隠微さをショウアップしていたんでしょうね。
死んでいなかった母・薫の所業も既読感があり怖くはなかったです。拉致っても簡単に屋敷から皆を帰しちゃうし。
それよりも、実の息子を自分と同じ外道に引きずり下ろそうという執念の方が怖かった〜。
事件はさておき、兄弟の禁忌愛の方はヒートアップ。弟が自分の行為をどこまで許してくれるのか、試すことでその愛情をはかる兄。基本・羞恥プレイと言いますか……結構すごいです。ヤられっ放しの弟でしたが、その兄への真摯な愛と男らしい態度に、当の兄も父親もびっくりです。兄よ、キミは一生頭が上がるまい……。
結局、母の狂気に引きずられぬよう、この弟が兄を受容し愛し、『家族』としてとどめてくれたのでしょうね。ミステリーとしては残念でしたが、BL的にはいいラストだったかな。


最終巻

堕ちる花、姦淫の花の続編最終巻です。
とても面白かったです。終わってしまうのが残念。

夜光さんは2冊目の姦淫の花がお好きだそうで、今回は2冊目のようにBLらしい展開でした。
私は、サスペンス小説にBL要素をプラスしたような1冊目がより好きだったので、
もっと故郷の沼や、母親、親友の話を掘り下げて欲しかったなぁと思いました。
といいつつ、兄弟のエスカレートするイチャイチャぶりも楽しかったんですが。

3冊読んでみると、一番の魔性は弟・誠の涙だなぁと思います。
涙ポロリでコロリとやられる尚吾を初めとする男たち。
尚吾の心労を思うと…楽しい。
もう一冊誠の魔性の涙にスポットあてて書いて欲しいくらいです。


鬼喰い草完結編。

『堕ちる花』『姦淫の花』に続く、鬼喰い草シリーズの完結編です。

前作から姿を現した尚吾の母親の、突き抜けた異常さが凄まじいです。
余りにも徹底された狂女ぶりに、読んでいるこちらも戦慄を覚えずにいられません。

今回、今まで数多の苦難を乗り越えてきた兄弟に、最大の試練がのし掛かってきます。
その結果、誠の選び取った答えこそが、尚吾の最も欲していたものであったのが嬉しい。
いざというときに発揮する、誠の気持ちの強さに、胸を打たれます。

本当に面白かったです。一度も手を止めずに夢中で読みきりました。

作者あとがきに、前作だけ異様にエロが多い…と書かれてましたが、
誠の感度が上がってる分、今回のがよっぽどやらしかったです。



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朗読者 (新潮文庫)

Bernhard Schlink 松永 美穂 
朗読者 (新潮文庫)
定価:¥ 540
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商品の紹介
スイスで出版された原書を、キャロル・ブラウン・ジェンウェイが格調高い英語に翻訳。セックス、愛、朗読、戦後ドイツの不名誉についての、短くも豊かな物語。15歳の少年ミヒャエル・バーグは、謎めいた年上の女性ハンナとの激しい恋の虜になる。だが彼女の身の上についてはほとんど知らないうちに、ある日ハンナはミヒャエルの前から姿を消してしまう。…二度と彼女に会うことはないと思っていた彼だったが、戦慄(せんりつ)の再会が実現する。ナチスの過去を裁く法廷の被告席に、ハンナがいたのだ。彼女が筆舌に尽くせぬ重罪を犯していたことが明らかにされていく、その裁判の進行を追いつつ、ミヒャエルはとてつもなく大きな難問に取り組みはじめる。ホロコーストを知った自分たちの世代は、どう対処するべきか?「理解に苦しむものを理解できると思ってはいけないし、比較にならないものを比較してはいけない…。ぼくたちは、嫌悪と恥辱と罪の意識を抱えたまま、ただ黙っているべきなのだろうか?何のために?」
本書はボストン・ブックレビュー誌のフィスク・フィクション賞を獲得した。たぐいまれな明快な文章で、少ないページ数のなかで多くの悪の精神の問題に挑んでいる。世界がかつて知り得たなかで最悪といえる残虐行為に加担したのが親や祖父母、あるいは恋人であった場合、彼らを愛するという行為はどういったことなのか?文学を通しての贖罪(しょくざい)は可能か?シュリンクの文体は簡潔であり、比喩表現、会話といった文章の属性を問わず、余分なものはことごとくそぎ落とされている。その結果生まれたのが、ドイツの戦前と戦後の世代、有罪と無罪、言葉と沈黙の間に横たわる溝を浮き彫りにした、厳粛なまでに美しい本作なのである。


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ハンナはわたしだ、という作者の声が聞こえる

 第二次大戦の傷深いヨーロッパについにこういう作品が出た。終戦後は被害者の立場から書かれた作品が感銘を与えた。時を経て、被害者・加害者、正邪、強弱の尺度では割り切れないものが残った。もやもやと立ち籠めている。イデオロギーの時代が終焉した。
 ハンナの存在に魅了されるひとは多いだろうが、いっぽうでハンナのさまざまな特質ー彼女が清潔好きだという点、所作がぶっきら棒に見えるほど逞しい肉体の持ち主だという点、曖昧さのないきりっとした性格など、このようなあまたの美点こそナチズムに結びつく欠点でもあった、そんなことにも気づかせてもらった。最後の年々日々のハンナはまさに殉教者を彷彿とさせた。彼女の受難に、態度に自分を重ねている作者の声が聞こえてくる。次の声を期待したい。


映画を見た方へ

先日この小説を映画化した「愛を読む人」を見、映画を見てこの小説を読もうと思った方の参考になればと思っています。 映画では、官能的な場面や裁判の場面など印象的なシーンが多い中、ケイト・ウィンスレット演じるハンナの秘密は何なのか、ということがこの映画の見せ場になっていると感じました。 しかし小説「朗読者」ではその秘密に対するハンナ、そして戦犯者だったハンナを、愛してしまったマイケル、それぞれのコンプレックスに対する姿勢が描かれており、それがこの小説の一つの魅力になっていると感じます。 小説では、映画で少ししか描かれなかった第二次大戦での犯罪を傍観していた親や教師などの大人たちに対する、当時の子供たちの思いなど深く描かれたものが数あり、映画を見た方は是非小説も読んでみて欲しいと思います。 また小説は読んだが映画はまだという方は、映画も見てはいかがでしょうか。 小説とはラストシーンが違い、個人的には映画のラストシーンの方が好みでした。 楽しめると思います。

あるときは献身的で、あるときは退廃的

15歳の少年が、36歳の女性と恋に落ちる
場所はドイツ、時は1958年ごろ

女性は朗読をねだり、少年はその期待に応える
永遠に続くと思われたその関係は..


徹頭徹尾、少年の「生身の」視点で書かれている
その視点は、あるときは献身的で、あるときは退廃的だ

本全体を覆う、この生臭ささに耐えられるか否かが
評価の分かれ目だと思う
私は、耐えられなかったが..


純粋な愛

5年くらい前に一度読み、この数日また読み返してみました。

正直に思ったことを言えば
こんなに難しい本だったかしら…と(笑)

約30年という長い年月をかけた、とても純粋で切ないラブストーリーです。

2人の愛の育み方、過去の重罪、それに対するハンナの姿勢、結末。
彼女の全てが正しかったわけではないでしょうが、話を読み進めていけばいくほど、とても素敵な女性だったことが感じられます。

最初に述べた通り、この物語は法が絡んでくるので内容が少し難しく思います。
ですが、2人の純粋な愛は本当によく伝わってきます。

偶然にも映画が公開され始ました。
想像だけでなく、想像できなかった部分も形として見ることで、もっとこのもの語りを理解できることを期待しつつ、映画を観に行きたいと思っています。


考えさせられます

年齢差の恋愛がセンセーショナルではありますが、この小説の主題は
やはり戦争でしょうか。戦争を知らない主人公は望む望まないにかかわらず
ハンナを通して戦争を考えざるをえないのです。




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クチコミ情報

ノルウェイ

この本に出会ったのは今から20年前、ちょうど高校生の頃だったけど、読んでいて衝撃をうけたのを覚えています。また最近読み返してみたが、色あせるどころか、さらなる鮮明さをもって再び心にうったえかけてくれました。ふと、考えてみると今の自分は小説の中の現在のワタナベ君と同い年なんだなぁと個人的な感傷も覚えたり。
僕の周りでは結構直子が嫌いっていう女の子が多いのですが、僕にとってはなんていうか、硝子の器のように儚いものの象徴のような気がして読んでいるととても悲しい気持ちにさせられる。最近映画化の話が出ているが、個人的な感想としては直子は現実味がない、儚い象徴なので映像ではっきりと写されるときっと違和感を感じてしまうと思う。
ゴダールか誰が言った言葉だったか忘れたが、映像は色あせるが文章は色あせないという言葉を聞いた事がある。
僕の中ではきっとこの本はこれから20年先、40年先と生き続けていくものになると思う。


大学生を主人公にした場合の限界

 ハンブルグ空港に着陸するボーイング747に乗った主人公ワタナベが回想したのは、大学時代に見舞いに行った女友だち直子が療養生活を送る京都北山の草原の情景です。自殺した親友の恋人だった直子の心の病を通して、大学1年生ワタナベの人生が大きく揺さぶられていきます。読者は淡々とした描写の中に、登場人物たちの大きな心の変化を読み取るべきでしょう。
 そして療養所で直子と同居するレイコさんが、二人のアドバイザーのような立場で人生を語ります。ワタナベが療養所を訪れた最初の夜に彼の床に現れたのは、直子ではなくて実はレイコではなかったのかという疑問は、下巻に持ち越されます。

 全般に、大学生を主人公にしているため、私には描かれている世界が世界がやや狭く感じられます。純文学作品として評価の高い理由が今一つつかみきれないのは、私の読書経験の少なさゆえでしょうか。


駄作

平易な文体で読みやすいのは確かだが、それだけ。一時期流行ったケータイ小説と何が違うのか。作者自身が潔くこれは官能小説ですと言い切ってしまえばまだ笑えるのに、純文学だというから笑えない。タイトルもタイトルだ。

1Q84後に。

新刊1Q84を読んだあとで、最読了。やっぱりハルキワールドの旗手はこの本かな。
来年は映画化されるそうだが、たぶんこの空気感は出せないだろうなと再確認しました。
小説だからこそ良い世界というのもあると思います。
売れたものを片っ端から映画化するのではなく・・・・


ケータイ小説のハシリじゃないのか?

登場人物が皆若くて「セクロス、自殺、鬱」とこの設定がいかにもケータイ小説に激似。
皆が村上春樹を読んでるから読んでみたものの全然良さがわからんかった。
こんな小説なら面白さを理解できなくても悔しくは無い。



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