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ムーンウォーク --- マイケル・ジャクソン自伝

田中 康夫 
ムーンウォーク --- マイケル・ジャクソン自伝
定価:¥ 1,890
新品最安価格:¥ 1,890
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買ってよかったです!!

この本はマイケル唯一の自伝書です。数々出ているマイケル本は沢山の他人が書いたものです。ということは、その人達の主観が良くも悪くも必ず入っているということだと思います。この本はマイケルの主観によるもので、彼が伝えたかったことがしっかりと書かれています。どんな綺麗事もマイケルが語ればそれが実現してしまうのではないかと思うほど、才能、努力、愛に満ち溢れていたマイケル。幼い頃から信念を貫き通したマイケル。感動せずにはいられませんでした。おすすめの一冊です。

Michaelからの素晴らしい贈り物です

ジャクリーン・ケネディ・オナシスと共に本書の編集者を務めた
シャイー・アーハートが、あとがきで、
「印刷の直前になってマイケルからストップが入った。私が思うに
彼はこれほど自分と家族や人生について深く語ったことはなく、
世の中はこの告白を歓迎してくれるだろうか?さらけ出しすぎて
いないか?と、自分を世間にさらすのが突然怖くなったのでは
ないだろうか。だが除々に彼は冷静さを取り戻しようやくゴーサイン
を出してくれた。(抜粋です)」とあります。
それくらい、マイケルが自身について率直に語った内容なのでしょう。

本書は1983年から1988年の長い間を掛けてマイケル自身が、
彼が生まれてから今に至るまでを語ったものです。
彼の人生や仕事についての考え方、輝かしいエンターティナー
としての取り組み、愛する人々とのエビソードなど、マイケルの
崇高な人格と高いプロ意識、人々や芸術に対する深い敬愛の念に
あふれた素晴らしい内容です。

マイケルの考え方は、常に前向きで賢く勇敢で思いやりに満ち溢れ
本当に素晴らしいので、最初は「ここ後からもう一度じっくりよもう!」
と、付箋を貼りながら読んでいたのですが、読み進むうちに付箋
だらけになってしまい、何度でも最初から読み返すことにして
付箋貼りは早々に止めました。

マイケルらしいイタズラ好きなところや、ユーモアあふれるところも
沢山でてきます。個人的にはP233の白い靴下とジャーメインの
エピソードが大好きです。P157の、クインシージョーンズとの
初対面のエピソードは、なんとも微笑ましいです。

この本は、マイケルが彼の素晴らしい音楽やSFなどと共に私達に
贈ってくれた最高のプレゼントだと思います。
普段、ちょっとしたことで落ち込んだり悩んだり、もうダメだと
思ってしまう自分にとっては、人生が変わるくらいの勇気と希望を
貰いました。

座右の銘にしたい名言がいくつも出てきます。今の私にとっての
座右の銘は、少々長いのですが、
「一番大切なのは、自分に、そして愛している人たちに対して正直
であること、また一生懸命働くことです。練習を積むのです。
努力するのです。自分の才能を鍛錬し伸ばすのです。ベストを
尽くすのです。(抜粋です)」
という一文です。

いつかマイケルに、
「頑張っててすごいね♪愛してるよ♪ILove you♪」
と、言ってもらえるような人間に少しでもなれたら・・・。
と、恥ずかしながら思います。

この本の出版にかかわった全ての方々、そして偉大なるエンターティナー
Michael Jacksonさんにこころから感謝します。本当にありがとう!



ステキ・・・涙。。。

デンジャラスを手に歌詞カードを見ながら聞き入っていたのは学生時代。
以来子育てもありマイケルから離れていた、私。
6・25から一気にマイケルに・・・。
6・25から・・・というのが悔しくてたまらない日々。
今回この本を手にすることが出来、マイケルを知ることが出来たのは
少しすくわれた感じです。
この本を読みながら本に出でくる曲を聴くと、
あぁ〜本当にマイケルってスゴイ、ステキ〜!と
とろけそうになります。こだわりがもの凄く感じられます。
オリジナルの英語版も欲しくなりました。


すばらしい内容

私は初版が出てしばらく経ってからファンになったので、今回初めて手に取って読みました。初版とは違う(内容以外)ようですが、私個人としては大満足です。マイケルが亡くなってから、いろんなDVDや本が出回っていますが、これはマイケル本人によって書かれているので、ファンとしてはこの一冊で十分と言える内容です。

初版と全く別物

横書き、大判、丁寧な装丁での初版本を知っている世代としては、手にした瞬間微妙ながっかり感が(笑)。

内容は勿論当時のままなのですが、本のサイズ自体が小さくなっている上に縦書きに変更されていて大変読みにくい。紙質もイマイチで、本当に緊急出版なんだな、と妙に納得です。カラー写真もありますし、初版と同じ仕様にするにはコストその他色々な事情があったのでしょうが、この装丁と仕様は昔からのファンにとっては残念です。

ただ中身のマイケルの言葉、田中康夫さんの名訳が素晴らしいのは当時のまま。内容は本当に良い本だと思いますので、全く読んだ事の無い方には是非読んでいただきたいなと思います。

先に再版された英語版はサイズも大判で装丁もしっかりしているので、細かな言葉のニュアンス等、更にマイケルの言葉に近づきたい人、「この本の元の雰囲気」を味わいたい人は、英語版を買われた方がいいかもしれません。

せっかくの再版と喜んでいたのですが、却って時代の残酷さを感じてしまった部分があるのでトータルではこの評価にしてしまいました。






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日本辺境論 (新潮新書)

日本辺境論 (新潮新書)
定価:¥ 777
新品最安価格:¥ 777
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とっつきは易く、飲みこみは難し

いつも通りのフレンドリーな文体であるし、書かれていることも著者が普段言っていることから隔たっているわけでもない。けれども、今までの著者の数ある著作の中で、これは最も言っていることを飲みこむのが難しい。評者の感想を簡単にまとめればそうなる。

個々の部分を取り上げて、重箱の隅をほじくってケチをつけるだけならいくらでも簡単にできるだろう。ただ、そういう読み方ってのは非生産的でしょうもないことだと、個人的に思うだけである。いつものことながら。

筆者が言っていることは別に突拍子もないことではない。最近では佐藤弘夫『神国日本』などを連想させるし、著者が少しだけ引いている丸山眞男だって、こういうことを考えていたことは間違いない。そんなことを読み手が簡単に飲みこめるなら世話ないのであって、自分自身をメタに規定しているあれこれを考えることとは、もともとそう簡単にはいかない営みなのだろう。

(著者が執筆の途中で「ぼく」から「私」へと一人称を変更したというくだりなどは、そのあたりの困難さをうかがわせる。)

ケチをつけるために読もうとするのは、時間の無駄でしかない。せっかく読むのであれば、書かれていることから何を読み取ることができるのか。その可能性を最大化するために時間を使いたいものである。


つっこみ放題

「本書は最初にお断りしてありますように『大風呂敷』ですから、大小無数の『穴』が開いております。いろいろな方面から『穴』めがけてのご批判が殺到するかと思いますが、」と述べているとおり、つっこみ放題、反論し放題の本です。そもそもこの方は歴史を知らないのが丸わかりです。学者なら少なくとも一般人よりは勉強してほしいものです。思い込みが強く理屈も強引です。思想家なのに論考が稚拙です。予め予防線を張っているのは、本人も自信が無いからでしょうか。

おもしろかったです

色々な読み方はあるでしょうが、
近頃このような「大風呂敷」を広げて
くれる本が少ない、もしくはあっても
勘違いしているものが多き中で、
大変面白かったです。
著者が自ら言うように、すでに言われて
いることを著者が分かりやすく表現した
というものですが、そいういうのも
新書という本来の役割だと思います。
雑なところは書く側も読む側もそういう
前提で読めばよいのではないでしょうか。


いつも変わらない構図の再提示

いやはやなんという作品でしょうか。辺境というターミノロジーを鍵として、日本という存在が解剖されていきます。議論の角度や中身は先行する著名な作品に依拠するところ大です。前半は懐かしい、丸山眞男の〔新装版〕 現代政治の思想と行動に全面的に依拠する形で進行します。この部分は、私にとっては苦い読後感の残る部分でした。丸山の日本ファシズム論自体は二・二六事件とその時代―昭和期日本の構造 (ちくま学芸文庫)で、その恣意性を知ってしまった私には、この部分はまたかという感じで、もう聴きたくない話をしつこく聞かされているような印象を受けてしまう部分でもあります。不思議なことに、小林秀雄は直接的に取り上げられることはありません。しかしここを乗り越えていくと、この辺境性の利点が様々な角度から取り上げられていきます。この辺境性は、日本語に原初的に規定されていることが明らかにされていきます。外来(マルクス主義やアメリカの新自由主義)の概念を「正嫡」として歓待し、土着の概念を「庶子」として冷遇するというふるまいというのは見事な仮説です。さて金融危機後はどのような外来の概念が、歓待されるというのでしょうか?もはや稀少価値となってしまったハイブリッド言語の日本語がもつ召命として粛然として引き受ける必要性が最後に強調されますが、いったいこれはどういうことなのでしょうか?

読む価値はあるけど、ちょっと息苦しい文章

商品としての成り立たせ方に、ちょっと軸のずれを感じる。その理由はいくつかあるんだけど、第一の理由としては、幾人かの人が指摘していることだけど、文章の読みにくさがまず挙げられるだろう。研究書と比べればもちろん読みやすい文章だが、さっと流し読みできるレベルでもない。一見華麗な文章が、その実、意味を捉えにくい。そういう技法は、たとえば小説や哲学書なら良い味付けになる場合もあるが、万人に向かって早急の話題を開いていくことを胸とする書籍の場合においては、大きな弱点となる。これまでの内田氏の書籍には、開かれた風とおりのよさを感じていて、それが、現代思想の足りない部分だと思っていたので、非常に私は評価していましたが、この本の書き口は、やや良くないと思う。内容は良い。内容は良いんです。でも、このサイズで出すなら、もっとリズムが良い文章でなきゃ駄目だ。読みごたえをとるか、歯切れの良さをとるかというのは、著者としても難しい判断だとは思う。で、ちょっと悩んでるんじゃないのかな?とも思う。ここでは、しかしいっそ、歯切れの良さを選んでほしかった。でないと、読まない人も出てきちゃいますから。今の本業界は、ユーザーフレンドリーというものえ線が引かれちゃって、「内容は厚みがあるけどフレンドリーじゃない本」か「内容はないけどフレンドリーな本」かしかなくなっていて、それだと、それこそ読み手が二層化して分離してしまう。その壁を破る本を、内田氏には期待している。


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100年予測―世界最強のインテリジェンス企業が示す未来覇権地図

櫻井 祐子 
100年予測―世界最強のインテリジェンス企業が示す未来覇権地図
定価:¥ 1,890
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一つの予測として素晴らしい作品です。

非常にダイナミックな予測が書かれています。
地政学という視点から予測される未来予測はうなずく点が多いです。
インドに対してはちょっと考え方が違うのではないか?との疑問がありました。
著者の地政学の観点からいえば、インドは島国で海洋国家であるでしょう。
そして、中東からアジア地域への石油シーレーンへ干渉できる大国になると考えています。

日本への予測が非常に面白く、と同時に自由と繁栄の弧の国際的影響度などを測りかねている感じはします。
これらは、地政学としての視点ですのでいたし方がないでしょう。

しかし、アメリカが覇権国であることを大前提であるのが少し懸念事項ですね。
アメリカの焦燥間が垣間見えるというか、正義と堂々といえた時代への望郷意識が垣間見えるのが残念です。


■日本は本当に変われるのか?!過大評価ではないのか?■

ポイント
・地政学を元に20年刻みで世界を予測
・次の20年、アメリカの意外な強さを目の当たりにするだろう、と。
・その後、中国は日本企業の進出などを通じて市場主義が共産統制を崩壊させ分裂に。
 多くの人が予想しているようなpowerfulな国にはならないだろうと。
・日本についてはポジティブに評価されている
 「短期間の内にしかも秩序正しいやり方で頻繁に方向転換が出来る国、それが日本」
 「文化の連続性と社会的規律を併せ持っているから」
・日本は軍備をする。
 太平洋の島国と連携してアメリカの太平洋の航路独占を阻もうとするだろう。
 地政学的に追い込まれた日本とトルコが同盟を組んでアメリカと戦争。
 ダメージの少なかったアメリカが2040〜60で宇宙での太陽光発電技術の実用化に成功。 再度アメリカ覇権が来るであろうと。
--------
もう少しゆっくり咀嚼してみます。海外の識者の地政学を元にしたシナリオは色々興味深いです。


ブレジンスキー,WW2リプレイ,SDI

★内容的にはブレジンスキーが言ってることと同じ
 ポーランド重視なのもブレジンスキーの息がかかってるからだろう

 今後、アメリカが覇権国であり続けるために
 次の覇権国が育たないように不安定化させるにはどうするかを終始考察している
 このあたりの手口はCIAの前身であるOSSの時代から変わっていない

★話の道具立ては地政学
 合理的選択論を否定しながら、地理的条件や人口論から予測を進めていくが
 第二次世界大戦でこの国はこう動いたよねという根拠付けが多く、
 結局は第二次世界大戦を100年後にリプレイしたようなストーリーになっている

 2040年あたりまでは地理的な条件から個々の主権国家単位で動きを予測しようとするものの
 宇宙に出た途端に、宇宙での地政学を語ろうとして一気に笑い話になる

 普通に政治学、経済学、国際関係からみたらいろいろ欠けてるものがあるし、
 この程度の言いっぱなしの話を地政学と呼んでよいものかどうか迷うが、
 著者の勢いがノリノリなのでかなり楽しい


Food for thought

年初にアメリカでベストセラーになっていたので、翻訳書が出るのを待って早速読んでみた。
 一般的な予測とはかなり違った、驚くような内容。ネタバレになるのであまり書けないが、これからの100年で力を持つのは中国やロシアではなくて、やはりアメリカという話。日本の話もたくさん出てくる。
 アメリカのアマゾンのカスタマーレビューでは、中国に関する予測を疑問視する人は多くても、日本の今後については当たり前のように受け入れられているようで、それにもちょっと驚いた。日本とアメリカは同盟国、っていうのはしょせん日本人だけの幻想なのか。
 著者はCIAと太いパイプを持っているらしく、その人物がこんな予測を発表するってことには、何か裏があるのかなと想像したり。
 個人的には人口減少による資産価格の暴落、人件費の高騰、インフレという予測に、手を打つ必要を感じた。友人に読ませて、色々議論したくなる本。お勧め


当たるかどうかよりも予測することに意義がある

まず、どこの国が台頭しどこの国が没落するのか、というようなシナリオは楽しく読めるし、これまであまり注目しなかったような地理や歴史の知識を得ることができて、単純にとても有意義な本だと思う。
著者も言っているように、9.11のような単一の事象・事件を予測することは不可能だし、100年後本当にこういうことになるのかどうかは確かめようもないことだ。だが公的機関やグローバル企業においては、現状を見据え、歴史に学び、そこから遠い未来を予測しようとすること自体(それを聞くこと自体)に、たぶん大きな意味があるのだと思う。だから著者のストラトフォーという企業は成り立っている。当たるかどうかは実際にはあまり関係ないし(これ読んで新興国の株を買おうとしないかぎりは)、そこに目くじらを立てるべきではない(そんなことしていたら天気予報なんて見られなくなる)。

「予測」のテクニックやシナリオの描き方は、もっと卑近なビジネスにおいても役に立つ。欲をいえば、予測のための情報をどのように集めて分析しているかというツールも紹介してほしかったが、そこはたぶんストラトフォーの企業秘密なので難しいんだろうな。



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一勝九敗 (新潮文庫)

一勝九敗 (新潮文庫)
定価:¥ 460
新品最安価格:¥ 460
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機能という名の打ち出の小槌

柳井個人商店→ユニクロへの奇蹟と失敗談がわかる。

だが、本書を読めば誰でも柳井さんになれる、というワケではない。
_____________________________________________________________

経営者も消費者も
機能に金を払う、というコトが再確認できる。

下記が記載されているので、忙しい人は、あとがきだけ読んでもOK

* 起業家十戒
* 経営者十戒
* 経営理念の解説
_____________________________________________________________

莫大な不安や心配を、隣り合わせにして暮らせる者だけが得られる特権、
それらを得るためには、以下を常々意識、行動することが重要だ。

「勝負するときには、実践あるのみ」

「失敗から育てる次の芽」

「安定したら終わり」


秋の夜長にビシっとくる一冊

文庫版で格安ということもあって気軽に手に取れる一冊。
 そして読み始めてみれば 「経営する」 ということの 「覚悟」 がビシビシと伝わってくる一冊です。
 経営者さんだけでなく 「働く全ての人」 にとって読んでおいて損の無い内容だと思います。 全ての社員が経営者の気持ちで働くことがベストなんだ、と言ってるわけですからね。

正直言って自分は フリース・ブームが終わったときに 「ユニクロ」 も終わったな、と思っていた一人ですが、ここまで考え抜いて行動している集団ならばそんな事あるわけないな、と思い直しました。

柳井さん、ある種のカリスマだと思われる (この本を読んでいてもよく分かります) わけですが、ユニクロの今後に待ち受けているのは 「後継者問題」 なのでしょうかね。


普遍的な経営者の振る舞い

ユニクロを一代で築き上げた著者による商売論、
いや、経営論である

商売と経営は何が違うのか
失敗と成功から何を学ぶべきなのか..
小売業という特定の経験を土台にしつつ
業界を超えた「普遍的な経営者の振る舞い」について
見事に論じてくれている

特筆すべきは、その行動力だ
売上高が1億から10億、10億から100億と
桁違いに増えていく状況においても
成功に慢心することなく
生産、物流、販売と、次々に手を打っていく

もちろん成功ばかりではない
大赤字を出した、撤退を余儀なくされた、人材難に陥った..
しかし著者はひるまない
成功よりはるかに多く直面する失敗を
放置せず、分析し、そして活かしていく..
綴られる成功物語は、まるで作られたドラマのようだ


  一勝九敗だからこそ、ひとつの成功に深みがあり、
  次につながる大きなパワーが生まれるのだ。(P227)

著者の思いだ
情熱だ


柳井さんの経営理念に脱帽

流通業界の厳しい競争の中、お客に選ばれる店舗作りと安くて高品質の商品提供
を目標に、勝ち組となったユニクロ柳井さんの経営理念を知れる名著です。

人づくりと試行錯誤に重点を置き、現場の意見を最優先する経営のノウハウが
惜しげもなく書かれてます。
常に販売の現場を大事にする、これはなかなかできそうでできないことです。
店長がいちばん偉いという考えは、他の企業も見習うべきところだと思いました。

成功の裏には多くの失敗と挫折がある、
忘れかけていた愚直に努力することの大切さも思い出すことができました。


ユニクロ

この不況の中でユニクロ一人勝ちしているというようなニュースを最近聞きました。
2003年に発刊された本なのですが、つい最近本屋の店頭にならべてあるのをみたような気がします。
休みの日にユニクロに行けばいつも人が溢れ返ってます。何がすごいのか。

印象に残ったのは
・一勝九敗、つまり計画したことはスピードを持って実行し、失敗した時はすぐ撤退すること。そして失敗から学ぶこと。
・現場への思い。現場での評価が最大の評価であり、店長こそが最終的に目指す位置であり、そして実績至上主義であること。
・人への思い。いかに自分で考え、自分で反省し発展させられる人を作るか。
 また一方で全員が会社の理念への徹底した一貫性を持つことにこだわる 。
 中国で工場で生産していたとしても、現地の人の良いものを作りたいという思いを引き出し、自分達の思いと同じ思いをもたせたこと、
 逆にイギリスでは現地の人たちの雰囲気のままになってしまい失敗したこと。
・企業が新しい分野を切り開いて、世の中を変えていくこと、商品を買ってもらうことが世の中を変えることになること、国際進出すること。
・本質が伝わる広告をつくること。     etc

フリースのヒットはこうした姿勢の徹底化の上で、品質の良い、誰でも着られるカジュアルウェアを売りたいという
思いから生まれたものだったのだという、決して一過性のものではなかったということがよくわかりました。

余計な飾りのない文章が、著者の、傲慢でも卑屈でもないと自ら称しているその性格を表しているようです。
大きな夢を持って、現実を徹底歴に突き詰める姿勢に心うたれる思いがします。



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大事なことはすべて記録しなさい

大事なことはすべて記録しなさい
大事なことはすべて記録しなさい
定価:¥ 1,500
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類書との差別化ポイント見あたらず・・・

元議員秘書という経歴を前面に打ち出しているので、かなり実戦的なメモ術が聞ける
と思ったのだけど・・・。

数多ある類書を差し置いて新たに世に出された差別化ポイントは見つからずじまい。
書かれていることも、どこまで自ら実践してみたのか眉唾もののツール紹介的な
記述が多い。

残念ながら期待はずれ。


すばらしい

いままでのこの種の書籍では、一番わかりやすく、またお金もさしてかからず大変良いバイブルです。鹿田さん、ありがとうございました。

単なるノート術ではない。アナログとデジタルのハイブリッド記録術

「読むが価値」というビジネス書の書評ブログを主宰している著名なブロガーの処女作。

最近、この手のノート術や読書術が多いので、その二番煎じかと思いきや、単なるノート術にとどまらない、まさに「大事なことをすべて記録する」ためにいろんなツールを使った記録方法を徹底的に紹介した本。

もともと自分は、紙のノートも使うし、PCやスマートフォンも使っていて、情報を収集し、記録し、活用するためには、アナログ・デジタルのそれぞれの長所を生かすべきだと考えているが、著者はその上を行く、というか、さらに徹底して、その使い方を考え抜いて実践している。

個々のハックよりも、生活のすべての局面において、情報をいかに記録して、活用するか、そのためにどんな道具をどのように使うべきなのかを、非常にスマートに整理した本になっている。

たしかに、所詮、ノートもPCも、そしてwebも道具にすぎない。その道具をどう使うのかは、情報の特性や利用の場面において使い分けた方が効率的だと思う。ノートじゃなきゃダメ、PCじゃなきゃダメ、はたまた、これからはクラウドだっていうような情報管理は、あまりにもツールにこだわりすぎ、どこかで破綻するような気がする。

最適な情報管理の方法は、人それぞれの仕事、生活により異なってしかるべきだ。その意味でいえば、この本で紹介されている方法も、あくまでも著者にとっての最適な方法である。その手法、一つ一つを真似るのもいいが、最適な方法を見つけ出す著者の考え方を真似るべきかもしれない。

とても考えさせられ、参考になった。


記録するが価値

「記録をする」という本は
最近 よく見かけるが
「記録をする→それを読み返す→活用する」
というところまで
書いている本はなかなか少ないです。

「自分オリジナルの教科書」を
Bノート とありましたので
一瞬 「母艦ノート」かと
思いましたが違うようです。

(母艦ノートについては 
美崎栄一郎著 「結果を出す人」はノートに
何を書いているのかを参照してください)

自分の人生を記録して
振り返っていくこと

それを未来に活かすこと。

他の人の歴史を勉強するのに
自分の歴史から何も
学んでいないことに「はっ!」
としました。

自分の過去を記録し
「今」に活かせるようになりたいですね。

スマイルシグナル/僕の問題は誰かが解決している


ハックス本「議員秘書版」

元国会議員秘書によるハックス本。

国会や選挙といった特殊な現場で取捨選択されてきた記録術のノウハウが随所に紹介されています。

私が特に気に入ったのは
・イベントの写真は議員の姿が小さくなっても看板が入るように撮る
・頂き物のリストを作る→当日・翌日・一週間後にお礼を欠かさない
・直接手渡せない場合に備えて全てのお土産に名刺を貼っておく
・国会議員は年賀状の宛名を自ら手書きしなければならないので、有権者の名前を覚える

年賀状を印刷で済ませたら公職選挙法(第147条の2)違反なんて初めて知りましたよ(笑)

ハックス初心者が読んでも巷にあふれる整理術、仕事術のエッセンスを網羅した良き入門書になるでしょう。



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スノーボール (上) ウォーレン・バフェット伝

伏見 威蕃 
スノーボール (上) ウォーレン・バフェット伝
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道をひらく

道をひらく
定価:¥ 914
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商品の紹介
   9歳からでっち奉公に出て、1代で松下グループを築き上げた立志伝中の人物であり、「経営の神様」と呼ばれた松下幸之助は、経営者としては稀有といえるほど多くの著作を残している。本書は、PHP研究所の機関紙「PHP」に連載したエッセイをまとめたもので、見開き2ページの短編が120あまり載せられている。

   著者は戦前から、世の中の貧しさを無くすことを信念としてきた。そのために、物資を世の中に水道のように満たし、不自由をなくすことが生産者の務めであると考え、企業経営を行ってきた。さらに、身も心も豊かな社会を実現するためには、政治の果たす役割が極めで重要だとして、その充実を訴え続けてきた。このように、大企業の単なる経営者にとどまらず、高い理想を持ちその実現のために行動した著者だけに、本書で取り扱われているテーマも、いわゆる人生訓的なものから、仕事や経営の心得、政治への提言まで幅広い。

   本書の初版が出たのは1968年なので、すでに「古典」といってもよいが、その内容は決して色あせていない。それは、著者が時代によらない普遍的な真理を洞察していたからであり、また、著者の理想とした「身も心も豊かな社会」がいまだに実現していないからであろう。飾り気のない文体は、礼節を重んじ、謙虚に人に接することを常に説いた著者の人柄がにじみ出ており、思わず引きこまれてしまう。社会人だけでなく、大学生や高校生にも手にとってもらいたい。きっと何かを発見できるだろう。(戸田圭司)


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人としての原点に帰る事が出来る一冊

ここまで自然体で書かれた人生論は他にないのではなかろうか。御託を沢山並べても、帰するところは同じである。人生のバイブルとして持っておきたい一冊である。

安いし、きれい

きれいな本を安く買うことができました。大満足です。

きれいごとだけでつまらない 

つまらない。経営の神様というが、こんな奇麗事だけならべたものを書いて社員に読ませて何が楽しいのか。ホンダの本田宗一郎の本やイトーヨーカドーの伊藤雅俊、マクドナルドの藤田田の若いサラリーマンに向けて書いた本と比べてほしい。いかにこの本が心のこもっていないお題目だけかよくわかる。矢沢栄吉は自伝を出すときに糸井重里に「俺のオナラはきれいなオナラみたいな本を作らないでほしい。」といって自分をさらけ出して、「成り上がり」が生まれた。それはヤンキーの兄ちゃんたちのバイブルになっている。この本は若いビジネスマンたちのバイブルと成りうる本ではない。このような奇麗事を並べただけの箴言集なら、大学生が大学の図書館で名言名句辞典を引きながらかけるのだ。松下幸之助にしかかけない、心魂のこもった本を若いサラリーマンは求めているのに、なぜこのような奇麗事だけの本を書いたのかわからない。

いつもバッグの中に入れています

初めて読んだのはもうずいぶん昔ですが
文庫版を購入してからは
仕事のバッグに入れています。

移動中の電車でぱっとめくったページを読み
その日をよく過ごすためのヒントにしています。


すばらしきかな幸之助!

友人に薦められ読んでみました。が、目からウロコとはまさにこのこと!
松下ismがこんな小さな本の中にぎっしり詰まっています。
書かれている内容はどれも当たり前のことばかり。
私のような20代の若手ビジネスマンから、業種にかかわらず会社の社長さんまで・・・
すべての人々に読んでいただきたい、そんな1冊です!



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裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記 (講談社BIZ)

裸でも生きる――25歳女性起業家の号泣戦記 (講談社BIZ)
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定価:¥ 1,470
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忘れていた情熱を思いだす

本書を読んで私は自分が忘れかけていた情熱を取り戻すことができた。
この著者の行動は常識からすればめちゃくちゃである。
強くなるために男子柔道部に入り、社会を変えるために大学に入り、貧困を救うために米州開発銀行に入り、現場を見るためにバングラディッシュに行き、そこで大学院に入学してしまう。

支離滅裂ではあるが、この人は重要なものをたくさん持っていると思う。
まず自分のやりたいことをひたすら追求する姿勢、明確な目的意識である。
開発銀行に入るも自分のやりたいことではないとバングラディッシュへ向かう、これは仮説思考である。
素材であるジュートじゃないと表現できないものを追求する、これは強みを生かす戦略的思考である。
会社が大きくなるにつれ顧客の距離が遠くなることを問題として直営店を作る、これは問題解決である。

はた目から見ると常識から外れすぎているのではないかなど批判的な意見もあると思う。
しかし、効率が悪いとか、体裁が悪いとか、常識に反しているとか、そういったことは手段の話であって、目的ではない。
この著者は自分の目的意識に正直に生きて、社会に貢献する生き方を貫いている。
それが成功している限り誰からも批判される理由はないだろう。

もしもこの著者を批判する人がいるなら、その人に聞いてみたい。
あなたは自分のやりたいことをやって、誰かに貢献しているのか?
批判するのは簡単だが、それでは何も前へ進まない。
それよりもこの著者から何が学べるのかを考える方がよほど生産的だ。


奮闘努力の甲斐あって・・・

本書のようなタイプの本を、評者は普段決して手に取らないのだが、職場の若い同僚が「絶対面白いから」と勧めるので一読した。その通り、あっという間に読める。そして、とても頑張っている人だ。しかし、ひねくれた当方には少しも面白くなかった。

頑張っていることに就いては、作曲家・佐村河内守の自伝『交響曲第一番』を思い出した。著者である女性起業家、山口絵理子は佐村河内よりはるかに爽やかだ(佐村河内のほうが過酷な情況にあると、佐村河内のファンは言うだろう)。それが違いであるが、テイストは似ている。

奮闘努力のてんこ盛り。それが本書の中身である。その奮闘と努力は人として貴重なものだ。誰にも否定できない。しかし、幾分、奮闘努力の記述に時間的な観念が足りない。佐村河内書にも本書にも言えることだ。物凄い奮闘努力の中身だけが大声で語られるが、一身三生を生きるといっても人間の1日は24時間なのであるから、行なった事業の物理的時間に関してもう少し詳しく書いて欲しいものだ。そうではないから、読んでいるほうは、これは誇大妄想なのではないかと思えてくる。

まあ、第2弾も出ているようなので、本書社長の事業は上手く行っているようだ。成功自慢はみなこんなものと言えばこんなものか。


この人はまだまだ大きくなる

幼少時代から
いじめを受け、のちに薬物で友達を失うぐらい
やばやばの生生活を送ったかと思うと
高校ではいきなり柔道に取り組み
めきめきと当確を表し名門高からの誘いを断って
あえて一流とよべない高校の男子柔道部に身を投じて
柔道日本一になる。

これだけでも充分本になりそうだけど

更に大学時代には途上国発展の為に
何かできないかと国際機関に従事しエリートコースを
辿りながらも、自分ができる事は現場にあると
全てを捨てて単身でアジア最貧国バングラディシュを貧困から
救いたい願いで、現地で鞄工場を作る

これ聞いただけで只者でないことがわかる

実際に読んでいると、彼女の考え方や行動力の凄さに
多くの人がリスペクトすると思うし
彼女は実際の体験を書いているだけだから
これ以上の説得力もなく素直に受け入れれる。

この本を読んで一番自分に響いた言葉

彼女がバングラディシュ人に
言われた一言

「君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに
 やりたいことをやらないんだ?」

自分も含めて
やらないことに言い訳をする人が大勢いる
彼女はできないことは何もないと思っている
そんな彼女を”馬鹿やな”と思う人いっぱいいると思う。
自分のからを破らない人の方が哀れに思える。



”裸でも生きる”このタイトルピッタリ


目標を持つことの大切さを知る

マザーハウス代表の山口さんの自伝的本。
小学生時代のいじめられた体験が原点となって今の山口さんがあるのだから、人生ホント何が良くて悪いのか分からない。
この本から学べることは、「強く目標を掲げ、それに対し全力で取り組むこと」の大切さだと思う。
山口さんはもともと超負けず嫌いなのか、努力量が半端じゃない。そして意志の強さも半端じゃない。この2つの能力は山口さんの特に非凡なところだろう。
世の中には、絶えず否定的な考えがはびこる。「無理だ。」「やめておけ。」、こういった言葉を山口さんは今まで腐るほど投げ掛けてこられたのだろう。
しかし、そんな周りの言葉に惑わされず、自分を信じ行動し続けたことで、柔道全国大会出場があり、慶應大学合格があり、マザーハウス創業があったのだろう。
努力の大切さ、自分を貫く強さを見れる本。


びっくりした

とにかくびっくりしました。
「号泣戦記」とはぴったりの題名ですね。
自分のゆるい生活に渇を入れられた感じがします。

ここ最近の本の中では、1番心にグッときました。



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執筆の努力は認めるが。

文藝春秋社が販促でヨイショしてるほどの作品とは、個人的には認め難い。資料のチェックの労力、関係者へのインタビューの努力は評価しえても、朝鮮半島、ベトナム、アフガン、キューバと西漸して深刻化していく冷戦、代理戦争、局地戦の中で、ソ連邦の恐怖の求心力というべきもの(広い意味でのスターリニズムや、大国志向、徹底的な権力崇拝、巨大な社会的絶望感)が、書き手には未消化に思えるためだ。政治原理への理解も欠ける。時代背景は違うが、FLアレン、オーウェル、チャーチルあたりならもっと出来た内容のはず。悪い意味でのジャーナリズムを出てない。形容詞を多用し主観的に塗りつぶされ、文章は繰り返しばかり。逆に、というか、本書の出版が、冷戦の過程、太平洋戦争後、半世紀を冷静に醒めた眼差しで見ていた、日本人の思想家評論家を逆照射する。当事者たる朝鮮半島の関係者を納得させ切る筆力はない。なぜなら、ロシア、中国、朝鮮語ハングルの一次資料にも当たらずに、『最後にして最高』の作品らしいので。その程度のやっつけ仕事を、高く評価している人たちも全く凄いが(笑)。 今現在あまり本代のない人や、真面目な人には、新潮文庫の『ザ・フィフティーズ』の第1巻のほうがオススメ。あちらの4、5章の焼き直しなので。

マッカーサーを打ち破った農民の将軍、彭徳懐のなんと魅力的なことか

 原著にもない写真が魅力的な邦訳ですが、彭徳懐将軍が配下の兵士と談笑している写真には引き込まれました。東京で君臨していたマッカーサーは仁川上陸作戦の成功で念願の大統領の座にさえつけそうなぐらいな高みに登ったのに、農民出身で学校にも通ったことのないこの彭徳海将軍の待ち伏せに遭って一気に攻め込まれ、やがてトルーマンから解任されます。

 中国は、いや毛沢東は、朝鮮戦争にはぜひとも参戦しなければならないと考えていました。それは、もし介入しなければ、古い中国と同様に西側からあなどられる、と考えたからです。台湾海峡には第七艦隊が待ち構えているので台湾上陸は出来ないけれども、自分たちの力を、どうしてもアメリカにみせつけてやらなければならない、とも考えたのでしょうか。一方、マッカーサーは制空権を持っていない中国の人民解放軍など、米国の空軍力をもってすればたちどころに排除できると考えていました。しかし、その中国軍は夜間にタバコ一本吸うことなく25kmも移動し、日中は手で掘った穴に潜んでいることができる軍隊で、米空軍はその存在すら発見できなかったのです。

 20世紀がヨーロッパからアメリカに覇権が移った世紀ならば、21世紀は中国に移る世紀なのかもしれません。そういった意味からも、米中が本気で戦火を交え、がっぷり四つのままで38度線でなんとか停戦して終わった朝鮮戦争を振りかえるという意味でも、貴重な本かもしれません。


1950年代アメリカを描く、最高の本

 1950年代日本の隣では朝鮮戦争が行われていた。しかしベトナム戦争と比べ語られることは少なかった戦争。それをハルバースタムが描く。しかしこの本の本当の主題は(文藝春秋11月号にあるように)マッカーサーの評価を覆すことにあったことが読んでいけばよくわかる。またトルーマン大統領に対する見方もかなり変わった。ビルクリントンが「私はトルーマンのようでありたい」と発言した意味を少し理解できた。
 それにしても文藝春秋のこの本にかけられた並々ならぬ愛情には、ほだされる。文藝春秋社に思わず感謝してしまうほどのできばえだ。訳者が誰にしても、この本には間違いなくD・ハルバースタムを感じる。人物描写もあのハルバースタム流で思わず引き込まれてしまう。
 個人的には、間違いなく今年読んだ本の中でも最高におもしろい本で、これほどの本は「敗北を抱きしめて」以来かもしれない。この本がハルバースタム最後の著作になってしまったのは非常に残念でなりません。



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