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商品の紹介 クラシックの名門レーベルであるドイツのグラモフォンから2006年に古典楽器リュートを用いたクラシカル・アルバムを発表して世間の度肝を抜いたスティング。ポリスの再結成ツアーを挟んでのグラモフォン第2弾となる新作がこれだ。クラシックの名曲や聖歌、民謡などを題材にして自身の好きな季節である冬をテーマにしたアルバムを作り上げている。朋友ドミニク・ミラーと共作したオリジナル曲も聴きものだ。(ADLIB)
クチコミ情報
意外に聴きやすいリラックス・ミュージック 意外にレビュー数が少ないのは、やっぱり「クラシック作品」のイメージが強いからファンも敬遠してるんですかね。(限定盤に特典が多いのもそういう理由かもしれない。)グラモフォン1枚目「ラビリンス」を未聴の僕が敢えてレビューさせて頂くと、生楽器編成なのでトラッドっぽさは強いですが、意外にクラシック臭が薄くて聴きやすいなと思いました。2曲目みたいに、アップテンポで動きのある曲もあります。
セルフ・カヴァー曲のトラッド・バージョンを聴いてて思いましたが、これはスティングなりのアンプラグド・アプローチでもあるんですね。そう考えると、凡百のアンプラグド・アレンジからは程遠い音ですが、こういう着地点を選ぶところにスティングの他のアーティストとは違ったセンスを感じます。(だいたいクラシックと言っても、イメージしてるのは古楽だよね、これ。)
ポリス再結成ツアーで散々ファンにはサービスしたんだから、たまにはこういう息抜きもしてもらって良いではないですか、皆さん。
雪の降る静かな夜にぴったりの、リラックス・ミュージック。
どうせならボーナス3曲付SHM‐CD+DVDの日本盤(限定盤)がおすすめ『ラビリンス』よりも幅広く受け容れられそうなアルバム。『ラビリンス』は、全編リュート弾き語りのダウランド作品集で、しかも歌とほぼ交互に手紙の朗読が入っていて、もともとダウランドに関心のある私でも正直最後まで聴きとおすのはなかなか辛かった。(せめて朗読が3つか4つならよかったのだが…。)
それに比べると、「冬」がテーマの今作は、全体としてはトラッド系の雰囲気が強めだが、彼らしいサウンドも聴けて、従来のファンにもあまり違和感なく受け容れられるだろう。1曲目を聴いた限りでは前作の延長と思うかもしれないが、2曲目で驚かされる。これはピーター,ポール&マリーの「ア・ソーリン」だ!(本当に同じ歌で、作詞作曲のクレジットにポール・ストゥーキーの名もある。)あの名曲がいかにもスティング風の歌に衣替えしていて、これはこれでとても魅力的だ。ただ、もとは古くからあるハロウィン関連の歌とはいえ、彼自身の解説にPPMへの言及が一切ないのと、 この曲で自分は「善き者よ、神が汝らを安んぜんことを」(“God Rest Ye Merry Gentlemen”) というクリスマス・ソングを取り入れたと言いながら実際にはPPMが既に「ア・ソーリン」でその歌を取り入れていたことに触れていないのは、少々納得いかない気がする。(その分星一つ減点。)
その他、彼のリュートが聴ける3曲目、小説『宝島』などで知られるR.L.スティーヴンソンの詩に曲をつけた格好よい5曲目、今年生誕350年とされるイギリスの作曲家パーセルの曲にイギリスの有名な詩人ドライデンの詩という組み合わせの7曲目、スティング・オリジナルの10曲目、シューベルト作の14曲目、バッハの曲にスティングが詞をつけた15曲目など、いろいろと興味深い。
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