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からだは嘘をつかない―うつ・不安・失感情、“からだ”からのアプローチ

Alexander Lowen 国永 史子 
からだは嘘をつかない―うつ・不安・失感情、“からだ”からのアプローチ
定価:¥ 2,310
新品最安価格:¥ 2,310
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バイオエナジェティックスを知る1冊目には向かない…

セラピー系の書には実際の技法を説明した具体的なものと、その効果を科学的に考察した理論的なものの2種があると思います。
(もちろん理想はどちらも優れている事ですが)
この書の内容は、セラピーの技法(動作)について詳しく説明していないので具体的ではない。
かといって理論的な内容かと言うと、セラピーが症状に対してどの様に効果があるのか?その根拠について十分な説明が無く、症状とその後の経過を淡々と述べているだけだった。
これは多分、バイオエナジェティクスの効果を信じるに値する、と現時点で考えている人には丁度良いのだろう。
私の様にバイオエナジェティクスを理解し、自分に役に立つか見極めようとしている人には不向きなのだと思います。


バイオエナジェティクス入門書

こころとからだという一番人間にとって根源的であるものをきちんと正面からとらえて、独自のボディサイコセラピーを実践し続けてきたローエンの考えがよくわかり、翻訳もこなれているためバイオエナジェティクスについて初読のかたにも薦められる本である。師のウィルヘルム・ライヒが無実の罪で悲劇的な獄死をとげたことに対する反省からか、これまでローエンの翻訳された著作の中で直接的な現代社会に対する思想的批判は聞かれなかったが、この本でのホラーに関する考察では病んだ現代社会への本質的な批判を聞くことができる。書かれた時期は40年近く前であるが、その言葉はまったく古びずかえって妥当性を増しているように感じる。一般的に精神医学や心理療法は擬似科学性を自己の拠り所にしていることにもよるが、明確な思想を語ることを自己に禁じている。だがそんな自己禁欲をしている間に自分が治療技法として無力化し、人を助けられなくなっていることに無感覚なのではないか。ローエンの勇気有る姿勢は日本の精神医学の現状にたいする声無き批判にもなっていると感じた。一点残念なのは本書が全訳ではなく抄訳になっていることであり、ローエンの著作の紹介が少ない現状でこそ全訳がのぞましかった。

じわじわと効いてくるでしょう。

わかりやすい「身体系」の本とはよくもわるくも同列には並べられないかもしれない。
でも、だからこそ、この本を自分の力で本当に噛み砕いた読者は、かんたんにはなくならない、みずからを癒す知恵を得るのではないでしょうか。いわゆる勝間和代さんの言う「2000円以上の本」、じわじわと効くでしょう。

わたしは実際、この本を読んで、その深い人間理解に、何度もため息をついた。
ふつうのひとにはよくわからない記述かもしれなくても、いわゆる絶望を実感をもって知るものには、悲しみと光を同時に感じさせる染み入るような言葉であったりする。
気持ちが悪いと言われても、暗すぎると言われても、人間にはそういう次元があると知る人には。


身体なくして”人間”は存在し得ない

日本ではバイオエナジェティックの本が少なく、素晴らしい技法であるのに情報
が乏しいのが残念だったのですが、やっと新たに、このような価値ある一冊が発
刊されて大変嬉しく思っています。

ローウェンの臨床家としての経験、確信、そして信念がこめられている言葉
は、読者の心に深い感銘をもたらします。
特に衝撃的だったのは”ホラー”に関するローエンの考察で、私達の世界観、価
値観を根底からゆるがすものでした。一読で今までの世界観が変わり、読後、
戦慄(ホラー)を覚えるほどでした。ローエンの”時代”を見る目の鋭さに驚かされました。

体なくして心だけで存在している人間はいないし、心無くして体のみの存在も人
間ではありません。心と体は、脳、神経をはじめとする身体器官と連動して働く
ことは周知の事実です。
そのようなシステムとネットワークで構成された複雑な有機体である人間に対
し、身体からのアプローチなくして、一体何ができるというのか?
心理療法には様々な流派がありますが、言葉で心の表面をなでるだけで、何でも
解決するだろうと軽くみる傾向が普及しており、そのため多くの限界にぶち当
たったり、行き詰りになるケースも少なくありません。

バイオエナジェティックスは、その不可能を突破する可能性を持っています。
より根本的なところから問題を解決しようと試みる優れたボディーワーク&心理療法です。



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求婚と誘惑のあいだ (ランダムハウス講談社文庫)

須麻 カオル 
求婚と誘惑のあいだ (ランダムハウス講談社文庫)
定価:¥ 882
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日曜哲学クラブ (創元推理文庫)

柳沢由実子 
日曜哲学クラブ (創元推理文庫)
定価:¥ 987
新品最安価格:¥ 987
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引っ張り込まれた:ヾ(*・ω・):.。+゚

もし転落死した人がこの世で最後に見たのが自分だったら…わたしだったらどうするだろう?

最初の問いがこれで始まり、作者は次々と読者に問いかけてきます。
さすがに最初の問いを経験することはゼロに等しいとしても、その他の問いはどれかは一度は経験がありそうなものなので、
この主人公はその都度どういう答えを出すのかと…事件の行方とともに大いに気になるところでした。
主人公の目を通してみていると、いつのまにか自分も「日曜哲学クラブ」の一員になったような気にさせるほどグイグイ引っ張り込まれます。
それは主人公以上に、彼女の周りの登場人物がみな個性的で人間味があり、どこかで会ったような人として描かれているからだと思います。
読み終わったときには一度も行った事はないエジンバラという町をグルグルと探検したような、はるかスコットランドまで旅してきて見てきたかのような気持ちにさせる一冊です。
エジンバラの音楽や絵画や歴史に詳しいひとだったらもっともっと楽しめるハズ♪
次回作も絶対読みたい!!今から楽しみっ!!


雰囲気にはまれるかが分かれ道

心のアンテナが「日曜哲学クラブ」というタイトルにピピッと反応するかどうかで評価が逆転するでしょう。

推理小説としてはかなり薄口で、実のところ事件らしい事件は起きません。じゃあ何が書いてあるかというと、半分くらいはヒロインの内省というか独り言です。たまたま出逢った出来事をいろいろ反芻し、その中で倫理と論理を詰めて行く、言ってみれば「心の中の探偵」みたいな感じです。あるいは「意識の流れ」派の内心描写を明示的にやっているというか。その気になればなかなか魅力的らしい(お約束ですね)バツイチの中年女性哲学者の呟きにつきあっていくのも結構楽しいものですよ。


この主人公に耐えられるかどうかが好き嫌いの分かれ目

ストーリーなどは解説や他のレビューにおまかせするとして..
この本にはスコットランドの文化、芸術、気質などのスコットランド的なものの話題が随所に出てきます。スコットランド好きな方はぜひお読みになることをおすすめします。

私としては、主人公イザベラのキャラにイラっとしどおしでした。
-40代前半とは思えないほど口調が年寄りくさい。アンジェラおばさんみたい。翻訳がよくないのかも。
-かなり暇(朝食後のクロスワードパズルを日課にしている!)。編集の仕事もパートタイム。そのせいか妄想好き(倫理学的な考察?)。ただし、時間がないと本人は言っている。
-イケメン好きのようだ(被害者が若くて美しいので気になっただけ?)。
-過去の失敗した結婚をいつまでもひきずっている。

ただ、謎解きを含め、こういう風変わりな点がこの本の魅力でもあります。
今回は永遠のお嬢さんイザベラが中心でしたが、辛辣な家政婦あたりが相棒になってバランスが取れると面白くなりそうです。


イザベルをもっと知りたくなる

イザベル・ダルハウジーは、“日曜哲学クラブ”を主宰する女性哲学者。だが、その会合は今まで一度も開かれたことがない。「近いうちに会合を開くつもりよ」とイザベルは言うのだけれど。
タイトルにもなっているこの開かれない日曜哲学クラブこそがまさにこの小説の性格をよく表していて、読者はいつ殺人事件の捜査が始まるんだ〜と思いながら読み進むことになる。何しろイザベルは劇場で最上階から自分の目の前を若い男が落下するのを目撃するのだが、彼女の脳裏に最初に浮かんだのは、イカロスの落下をうたったオーデンの詩で「このような異様なことは、日常の営みの中でいきなり起きるのだとオーデンは言う・・・わたしは友人と話し、若者は落下した」などと考える。そりゃあ、イザベルが何を思ってもいいわけなのだが、そういう横道にそれる思考が多すぎる!音楽を聴いたり、絵を見たり、クロスワードを解いたりしながらも、彼女の思いはどんどん寄り道をしていってしまう。思わず「ちょっとちょっと〜、本題はそっちじゃないでしょ〜」と声をかけたくなってしまう。まあ、そこがこの小説の一番の魅力なんだけど。
それに<応用倫理学レビュー>なんて雑誌の編集長をしているのだが、あくせく働いているようには見えないのに(第一、こんな雑誌がそんなに売れるものだろうか)、毎日家政婦が来るという優雅な暮らしぶり(この家政婦の方がよっぽど現実的で一家言あるしっかり者)。普通の小説だったら、最初はこんなに浮世離れした主人公が殺人事件に出会って新たな才能というか性格を発揮して、ぐんぐん推理していくんだろうが、イザベルの場合は全く違う。本当に最後まで読まないと殺人事件については分からないのだ。とにかく不思議な魅力のある本。本を読むことが好き、音楽や美術が好き、そして寄り道が大好きな人にお勧めの本。これがシリーズ第一弾とあるから、煙に巻かれた気分のわたしは、このイザベル・ダルハウジーとはいったいどういう人なのかが知りたくて、きっと次の本も読んでしまうだろう。



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HEROES/ヒーローズ VI (角川文庫)

小島 由記子 
HEROES/ヒーローズ VI (角川文庫)
定価:¥ 620
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HEROES/ヒーローズ (2) (角川文庫)

小島 由記子 
HEROES/ヒーローズ (2) (角川文庫)
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放蕩貴族ナイジェルの窮地―独身貴族同盟 (MIRA文庫)

Victoria Alexander 皆川 孝子 
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定価:¥ 860
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王国の独裁者 (ウェストマーク戦記 1)

Lloyd Alexander 宮下 嶺夫 
王国の独裁者 (ウェストマーク戦記 1)
定価:¥ 1,680
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王国ファンタジー

 印刷見習い工のテオは警察に追われる身となり、旅の興行師ラス・ボンバス伯爵に助けられます。テオは浮浪児の少女ミックルとともに伯爵と各地を旅しますが、人をだましてお金をもうける仕事に不信感を覚え彼らと別れました。

 一人行くあてもなく旅していたテオを助けてくれたのはフロリアンでした。フロリアンは君主制打倒を考える謎多き人物でしたが、彼の周りには彼を慕って多くの人が集まっていました。テオは挨拶もなく分かれてしまったミックルのことがずっと気がかりで、その話を聞いたフロリアンは彼女の居場所を探してくれました。
 するとなんとミックルは警察に捕まり、ラス・ボンバス伯爵は檻に入れられているというのです。テオとフロリアンは彼らの救出に向かいました。

 
 最終的にはテオたちは国の乗っ取りをたくらむ宰相を倒し、亡くなったはずの王女を見つけ出して王国の危機を救います。よくできた王国ファンタジーだと思います。多くの人が登場しますが彼らは2巻以降も出てきますので、1巻からしっかり記憶しながら読むといいですよ。


「政治物ファンタジー」とでも言える 、異色長編三部作

著者Lloyd Alexander(1924年〜2007年)が50代後半の、1981年〜1984年にかけて出版された「The Westmark Trilogy」として知られる3部作です。

舞台となるのは中世ヨーロッパ風の架空の国ですが、雰囲気としてはフランスかイギリス、あるいはアメリカの片田舎でしょうか?「戦記」なんて書いてあると何となく「指輪物語」の系統かな?と思ってしまったのですが、読んでみると全くの別物。しっかりとした独自の世界観が感じられます。

話の筋としてはお姫様が出てきて「国と民」のために奮戦するという事なのですけれど、他の登場人物が「政治的」に全く異なった立場の 人間で、夢見る「国の未来」が異なり、それぞれの立場で苦悩する人物像が描かれるということが目新しいかな。ファンタジーではあるけれど、「個人と国家のあり 方」を問うという異色の作品とも思えます。

登場人物では第2巻以降「乞食女王」とも呼ばれる主人公が凛々しく描かれています。その婚約者となる元印刷見習い工のテオは、元々は心優しい少年として登 場しますが、動乱に巻き込まれていくうちに変貌していく・・・。その変貌の様子と彼の心中の苦悩、等々も見所。基本的にはこの二人を中心に物語は展開してきます。表紙の絵に描かれている若い男 女がこの二人ですが、雰囲気はまさしくこの絵の通りですね。

その他、新聞という「文明の利器」やその関係者が存在の大きさを示したり、「困った脇役」と思えた人物が大活躍をしたり、弱々しい「市民」が最後には立ち上がる等々、予想外の展開もあって読ませます。ただ、少なからぬ血が流れます。特に第2巻、第3巻では激しい戦闘場面が続き、登場人物が次々と死ぬという場面も描かれて、結構硬派とも思えます。

3巻後半の展開は結末を急いだためか?ちょっと無理が感じられる部分もありますが、今までにない「政治物ファンタジー」とでも言えるストーリーが興味深く読めると思います。



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機能的姿勢-運動スキルの発達―誕生から1歳まで

Rona Alexander 
機能的姿勢-運動スキルの発達―誕生から1歳まで
定価:¥ 4,725
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HEROES/ヒーローズ シーズン2 III (角川文庫)

小島 由記子 
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解析入門〈Part1〉アルキメデスからニュートンへ (Basic Calculus)

Alexander J Hahn 市村 宗武 狩野 秀子 狩野 覚 
解析入門〈Part1〉アルキメデスからニュートンへ (Basic Calculus)
定価:¥ 2,520
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数学の真の価値

数学の価値はどこにあるのでしょうか。方程式、関数、確率、微分積分・・・これらを勉強する値打ちは何なんでしょう。受験のためだけに数学が存在するとすれば、数学なんてとっくに滅びているのではないでしょうか。
しかし、数学は死にません。いつまでたってもいき続けます。この本は、「なぜ数学を勉強するのか」という、非常に答えにくい問いに答えようとしています。いわゆるニュートンまでの古典物理学を、歴史とともに学べます。実際書かれている数式はやや難解ですが、高校で数学を少しかじっていれば理解できます。
特に教育者の方々に読んでほしい本です。とはいえ、なかなか進まず、まだ半分も読めていませんが。



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