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クチコミ情報
ボーカロイドブームを読み解くマイルストーン的1冊まず驚いたのはインタビューの人選。(以下敬称略)サエキけんぞうやMOSAIC.WAV、畑亜貴、CMJKといった、ボーカロイドと親和性の高そうなミュージシャンから、m.o.v.e、マーティ・フリードマンといった、意外なところまで、ツールとしてどのように考えているか、ブームをどのようにとらえているか、いろいろな視点からの意見が読めて面白かったです。
冒頭のイントロダクションで書かれているように、ネットで起こっているムーブメントを紙媒体として残すことで後世に伝える、というのが目標なんだろうということは伝わってきた。入門用ガイドブックとして、ブームの検証資料として、ボーカロイドのブームを読み解く上でのマイルストーン的な1冊として後で読むことになるかもしれない1冊だと思います。
これはあくまでも通過点として、今後もいい曲/クリエイターがこれからもたくさんでてきて、音楽を楽しませてもらえるとうれしいなと、1リスナーとして思いました。
ボーカロイドファン入門用+α結論から先に言えば、supercellのメジャーデビューやPSPのProjectDIVAでボーカロイドに興味を持った人向けのガイドブック(ただしニコニコ動画限定)といった印象です。
洋泉社のサイトにインタビューとレビューのサンプルPDFあり。
http://www.yosensha.co.jp/book/b35322.html
200曲完全レビューとありますが、派生PVやボーカロイド楽曲を使用していない手描きアニメ・MMD系動画などもあり、曲の重複やボカロ曲未使用作品を除くと約170曲です。
選出された199(完全なダブリが1つあるので)作品中187作品が今現在で再生数10万越えのいわゆる殿堂入りなので、マル秘と呼べる作品はほとんど無く、初期からのファンなら大体知っているのではないかと思います。
ただ、同一曲の本家+PV1+PV2で3つとして扱われる一方で、再生数100万超えのオリジナル作品が抜けていたりして、名曲・人気曲としての選出基準にもやや疑問。
さりげなくUTAUの重音テト作品も紹介してるのは個人的に好印象でしたが。
レビュー自体については、楽曲の見所を語るものあり、作曲者(動画作成者)や動画自体の来歴を語るものあり、音楽の系譜における位置付けを語るものあり、アニメや二次創作文化との関連を語るものあり、ただひたすらにボカロへの愛を語るものあり、ニコニコ動画的内輪ネタありと、良く言えばバリエーション豊か。悪く言えばバランスに欠けています。
インタビューについては知っている人がほとんどいなかったのでイマイチ。ボーカロイドが好き/詳しい人とそうでない人の温度差も少し気になります。
コラムはボーカロイド文化論的な内容がメインでしたが、こちらはなかなか楽しく読めました。
本当にマル秘曲を網羅したボーカロイド本が出るには、もっと土壌が育たないと駄目かな……。(売り上げ的な意味で)
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