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Richard

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Richard Stallman

『リチャード・ストールマン』より : リチャード・ストールマン(Richard Matthew Stallman、RMS、1953年3月16日 - )はフリーソフトウェア運動の中心的存在であり、GNUプロジェクトを開始し、フリーソフトウェア財団を設立した。
自らの運動のために、自由なソフトウェアのためのライセンスGNU General Public License (GPL) を作り出し、その思想のエッセンスであるコピーレフトの概念を提唱した。彼はまた優秀なプログラマでもあり、エディタであるEmacs GNU Emacs、コンパイラGNUコンパイラコレクション GCCとデバッガGDB、ビルドツールのMake GNU MakeをGNUプロジェクト内で制作した。GNUプロジェクトではフリーOSのカーネルHurd GNU Hurdなどの開発が進行中だが、本人はフリーソフトウェアにまつわるモラルの確立とそれを広めること、法的、政治的な枠組みの整備などに専念しており、現在ソフトウェアの開発は行っていない。

小さいことにくよくよするな!愛情編 (サンマーク文庫)

Richard Carlson Kristine Carlson 小沢 瑞穂 
小さいことにくよくよするな!愛情編 (サンマーク文庫)
定価:¥ 660
新品最安価格:¥ 660
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人生とともに携えていきます。

とてもよかったです。
ベストセラー時に読んでいたら人生が変わっていたかもしれません。


ほとんどに応用可能

とてもわかりやすくて読みやすい。
カップルだけではなく、人間関係全てに応用可能なことがたくさん!!
でしかもほとんどが簡単にできること。
でも、できたら、苦労しない…
とりあえず一読の価値はあり。


恋人、伴侶のいる人向け。

テーマは愛情。

パートナーとうまく関係を築いてゆくにはどうすればいいか。
自分が正しいと思っていてもときには先に謝ってしまうことも
良い手だということを知りました。



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ノッティングヒルの恋人―シナリオ対訳

Richard Curtis 照井 しずか 荒川 良 
ノッティングヒルの恋人―シナリオ対訳
定価:¥ 1,470
新品最安価格:¥ 1,470
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自分には最高の1本

ある程度ネタばれですが、とてもジュリアの素顔的な部分も含めジュリアファンでは
ない自分はこれを観て彼女への意識が変わりました。

それとヒューの英語はとても綺麗な発音で聞いてて心地良いです。

映画の内容、主人公二人を取り巻く普通の人々がこれまた、とても良い味で
特に自分は「スパイク」役にははまって何度観ても穏やかになれる人生の1本です。

値段が更に下がっていたのはショックでしたがね。


映画はすごくいいのですが・・・

英語の勉強にと購入しました。撮影前の台本を印刷、訳したのだと思いますが、実際の英語の台詞と違うところがたくさんあるし、日本語自体が不自然なところが多くて(全く意味のわからない訳文も多い)、がっかりしました。英語字幕の入った DVD を購入した方がよっぽどよかったです。

ストーリー自体はとても好きです

ジュリア・ロバーツのファンで特にこの映画は好きなので、シナリオ本はないかと思って本書を買いました。本当にシナリオ本の訳本なので撮影現場でシーンの差し替えや台詞のちょっとした変更には対応していません。買う人の目的を考えたら何とかして欲しいなと思うのですが、これしかないので仕方ありません。本とも違っていてどうしても聴き取れないところはちょっとフラストレーション溜まりますが、全体的に決して難しい英語ではないので本書で十分なのかなと思います。

実際の台詞と違うけれど・・・

この映画が大好きで、対訳本を購入しました。映画を見ていて、「ここはなんて言ってるんだろう?」と分からなかった台詞が、この本で「なるほど!」と納得でき、勉強になりました。ただ、この本と実際に話している台詞が異なる箇所が多々あり、「これが知りたかったのに、対訳本に載ってない」というのもありました。これは、出演者のアドリブなんでしょうか?また、この本の訳と映画の日本語字幕の違いも、訳者によってこんなに違うんだと分かり、楽しめました。巻頭に映画場面のカラー写真が入っているのもいいです。 

字幕を越える面白さ!

映画も音楽も好きで何回も観ましたが、シナリオを見ると、台詞のひとつひとつが生き生きと感じられます。「字幕と違い、実はこんなに面白い事を言っていたのか」と、再発見する事もしばしば。実際に英語の教材としても使用されている映画らしいので、これから英語を勉強しようとしている方にもお薦めです。


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午前4時、東京で会いますか?―パリ・東京往復書簡

Richard Collasse 大野 朗子 
午前4時、東京で会いますか?―パリ・東京往復書簡
定価:¥ 1,575
新品最安価格:¥ 1,575
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たしかに素晴らしいのだけれど

装丁もなかなか洒落ていて、存在感のある
いい本です。

この本は翻訳ですが、たぶんコラス氏自身が
書いた日本語の方が、この訳者によるコラス氏の
フランス語の日本語訳よりも上だと思います。
(それくらい彼の日本語はすばらしい)

一方、シャンサさんの部分については、彼女の
生い立ちや経験は興味深くもあるのですが、
根深い「選民意識」が正直ハナにつきます。

異文化の中で暮らせば、当然母国の歴史や
自分の血脈を意識せざるをえないでしょうが、
そういうところから離れて、軽やかに一人の
個人である、ということはムリなんですかね。

コラス氏にはそういうところを感じましたが、
シャンサさんの頭でっかちな優等生ぶりには
肩が凝る感じがします。ついここ1,2年のうち
に書かれたにしちゃあ、現代的な諧謔ってものが
皆無。


不思議なハーモニーを奏でています!

パリに住む中国出身のフランス語で小説を書くシャン サさんと、フランス出身、モロッコ育ち、日本滞在暦が長く、東京のシャネル日本法人の社長リシャールさんとの往復書簡です。

それぞれに異文化に身を置きつつ、その地で生活の糧を得ている二人の様々な話題(自国の歴史や、子供時代の見事な回想と告白、それぞれの著者のこれまでに影響を与えてきた人物、絵画、小説等の文化について等など!)から不思議なそれぞれの旋律が聞こえてきます。そして完全なるユニゾンを奏でたり、不思議な裏メロを聞かせたりで、とても、とても面白い書簡でした!

それぞれが(女性であり、中国にルーツを持っている事を歴史と血脈から受け入れながらも自身をパリジャンと言い切る男性的強さを持つシャン サさんと、男性であり、フランス国籍を持ちながら日本に強く惹かれ、日本人よりも日本文化に関心を持ち、女性的な視点で日本の芸術を捉えるリシャールさん)単独で書かれたものよりも数倍の面白さを書簡形式で表しています。

また、とても不思議なコトに以前から親しくしていたわけではなく、自己紹介の様に自身の過去を振り返る所からはじまるこの書簡の行き着く先はとても素晴らしい地点です。日本や日本文化、中国、フランス、及びヨーロッパの文化や生活する人々の思考の傾向など話題はとても広く深く、それでいてお互いを尊重しあう事から生まれる心地よい緊張感がまた一種独特の読後感を生んでいます。

今まで私が読んだ事の無い新しい本でした!様々な文化的なるもの、芸術に興味がある方にオススメ致します。ちょっとびっくりの素晴らしさです、読み終えるのが残念になるくらいでした!



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ネコの食事ガイド―ペットとホリスティックに暮らす

Richard H Pitcairn 青木 多香子 
ネコの食事ガイド―ペットとホリスティックに暮らす
ネコの食事ガイド―ペットとホリスティックに暮らす
定価:¥ 1,680
新品最安価格:¥ 1,680
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日本人の感覚と違う所もあるのでは

おおむね趣旨には賛同できるものの、
実際にレシピの通りに作ろうとすると材料でまずひっかかります。
アメリカでは簡単に手に入るものも日本では見つかりません。
生食については賛否両論だとおもいますが、この本のレシピについては
参考程度にとどめたほうがいいのでは。


こんな本がほしかった!

手作り食の為のくわしいレシピなど猫の為に手作りごはんをあげたいと
考えている人にはぴったりの本!
手作り食がなぜよいか、などの理論もしっかり記述してあります。
手に入れて損はしない本ではないでしょうか。



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私をコントロールしないで!―あなたを支配するパートナーとの縁の切り方

Richard J Stenack リチャード・J ステナック 白川 貴子 
私をコントロールしないで!―あなたを支配するパートナーとの縁の切り方
定価:¥ 1,890
新品最安価格:¥ 1,890
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冷静になれるかな

私はかつて恋人からモラハラを受けていた身でした。
当時は「モラハラ」という言葉さへ知らず、この本を読んで、
今の自分の状況は異常なのだと認識できました。

モラハラを受けている人は、絶対的に情報量が少ないです。
その様な人に読んでもらいたい本です。


コントロールのメカニズムがわかる本

「コントロール関係とは」に始まり、なぜそうなってしまったのか、
どう始まるのか、そのメカニズムなど、詳しく解説しています。

直接的ではありませんが、モラハラ・DVで悩んでいる方に
ぜひお勧めしたいです。モラもDVも、根本的な問題はこの
コントロール関係にあるわけですから。

相手に支配されない生き方、支配される生き方の違い、
自分と向き合うためのエクササイズ、コントロール関係に
あるかどうかのチェックリストなど、役に立つ内容が沢山。

また、関係を続ける場合、解消する場合の対処法なども
あり、全体的にバランスのとれた内容になっていると
思います。

内容的に堅いので、少々きついかもしれません。
でも、一読する価値はあると思います。

ただ・・・カバーデザインした方には申し訳ないですが、
あの表紙の女性のイラスト、特に目と分厚い唇はちょっと
怖い。逆にこの彼女にコントロールされそうで・・・
(苦笑)



夫婦間、恋人間トラブル以外にも

夫婦間、恋人間のトラブル以外にも、人間関係のトラブルを抱える人、なぜか感情の綱引きをしている気がする人、人間関係の境界線のありかたに悩む人などに、お勧めです。かなり頭がすっきりします。
筆致は基本的に冷静で、どのような事象についてもメリットデメリットが表示されており、けして悩む人(=読者)を全肯定はしてくれない。相手が絶対悪だなんて言ってくれないし、あなたならできますなんて励ましてもくれない。でも、最後まで読者を見離さず、抑えた声で、人間にはどんな生き方も選択する自由があるということを、諭してくれます。
この本を読んだからといって、なにかが劇的に解決するってことはないと思う。地図を読んだからって、目的地につけるわけではないように。でも、この本は解決の方向を教えてくれます。どうして迷っていたかのヒントも与えてくれます。
私にとっては貴重な本でした。



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虹の解体―いかにして科学は驚異への扉を開いたか

Richard Dawkins 福岡 伸一 
虹の解体―いかにして科学は驚異への扉を開いたか
定価:¥ 2,310
新品最安価格:¥ 2,310
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筆者の博識と天才文章化力をまざまざと見せつけられる本

本書は、ニュートンが陽の光をプリズムで7色に分光したとき、今日の科学の基礎が開かれた一方で、当時の詩人は、虹の持つ詩情を破壊したと非難した。本書は、科学が虹を解体しようが自然の驚異や美くしさが損なわれることはなく、むしろその自然の背景に潜む精巧さや素晴らしさがより理解できることにつながると主張した本である。実際、そのとおりだと思う。この点は、完全に筆者に同意する。

加えて、オカルト・エセ科学・迷信・超常現象などの社会に及ぼす悪影響を徹底的に批判し、科学の果たすべき役割を主張している。生じる確率とその期待値を計算すれば、神秘的な偶然もありうることと考えられるし、ガイア仮説もエコロジカルテロリストのでたらめだと主張できる。前作「利己的な遺伝子」・「盲目の時計職人」と違って、生物進化論に限定された話題でなく、広く科学技術全般に話題が広がっている点が、筆者の博識と天才文章化力をまざまざと見せつけられる。

一般的に、日本人は宗教・信仰と科学に対して全く対立せずに生活することができる。時には精神論・神頼みやジンクス・運命的な感覚を持つこともあれば、論理的・科学的に判断し行動することもできる。その上で、礼節や規律を重んじ、社会生活の上でも躾や美徳も身につけて行動できる。こういった、非科学的なことを排除する風土が日本には存在することそのものを素晴らしいと感じることができる本である。

読み切るのに時間はかかりますが、とても良い本です。


科学は詩的である

凄い本です。
こういう本を読まなきゃいけないね。
ただ、もの凄い小さなフォントでしかも430ページというボリューム(汗)
都合二ヶ月ほどかけて読みました。

普段、科学とかにあまり縁がないので、ここに書かれていることはすべて新鮮。
全編、トリビアの泉状態だな。

タイトルにある虹の話なんかも。
そっかぁ、虹というのはなんだか単にロマンチックなものとして認識していたけれど。
水滴や粒子、光の屈折だとか・・ホントに科学的に解体していくとむしろ詩的になってくるから不思議。

オカルト的な話や星座占いの類に関してもメスを入れている。
ここに書かれているような情報を持ちながら、さらに事故責任で楽しむ事が良いかも。



占星術はデタラメだ!

科学関連のエッセイです。
占星術がいかにデタラメかを述べる文章がよかったです。

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占星術師の仕事は、ほとんど訓練や技術を必要としない。
だから、そのあたりの暇をもてあました若い記者に回されることになる。

一九九四年一〇月六日の《ガーディアン》紙で、
ジャーナリストのジャン・モワールは次のように述べた。

「ジャーナリストとして初めてやった仕事は、くだらない女性誌に星占いを書くことでした。
 あの作業は決まって新入社員がやらされます。

 つまらなくて簡単で、当時の私みたいなケツの青いやつにもできる仕事なんですよ」(p171)
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読むべき人には届かない、残念

ドーキンス一流の芸が光ってます。優雅な論理展開で読ませます。
でも、論理的であること、科学的であることは訓練が必要で、訓練できていない人は絶対この本読まない。逆に、訓練できている人にはいわずもがなな内容も多いのだけれど、読ませる芸はさすが。


科学を理解すれば、自然の仕組みに感動する。

どの本でも期待を裏切ることがないドーキンスの待望の書籍が翻訳された。本書では、真理の美しさを歌いあげている。

世の中では、科学の名をかたった偽物が蔓延している。

しかし、我々が受ける義務教育では、そのような偽物を識別できるだけの常識が身に付かない。教養の無い大人に囲まれていては、真理を理解する喜びより、発見する楽しさも経験できない。正しいことよりも楽なことを望むので、占いに関心を持ち、嘘でも心に気持ちのいい表現を信じてしまう。本書は、そのようなごまかしを具体的に指摘して、真理というものの奥深さと面白さを解き明かしてくれる。本書ではBBCが非科学的な番組を放映している問題を指摘しているが、日本でも似たような状況だ。公共放送でも空飛ぶ円盤を取り上げたり、民法では非科学的な番組のスポンサーに大電機企業がついていたりする。日本語では神秘やロマンという表現で、自然の興味深い仕組みを表すことが多いが、やめてほしいものだ。嘘はどのように着飾っても、嘘でしかない。 本書を多くの人たちが読むことで、真理に近づける喜びを感じることができる人が増えていくことを願う。 本書の訳者あとがきにはがっかりする。訳者は、本書の良さをまだ十分理解できていないのでは無かろうか。


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量子力学と経路積分

Richard P Feynman Albert R Hibbs 北原 和夫 
量子力学と経路積分
定価:¥ 5,460
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お手本となる参考書

 読む前は、経路積分とシュレディンガー方程式を軸に展開された量子力学が解説されているものと想像していました。実際には、本書の殆んどは経路積分に関するものであり(または、経路積分を軸に展開された量子力学)、それは経路積分によって量子力学の広範囲を説明できるためです。この経路積分の応用性の高さは意外であり驚きでした。以下に印象に残ったことを列挙します。

1.解説が非常に丁寧かつ親切なので、あまり計算を補わずに理解できる(注;解析力学の知識は必須)。
2.経路積分を学ぶことによって、量子力学の直感的理解が深まる。
3.公式を導出しては、その物理的意味を考察するという作業が頻繁に繰り返される。
4.量子電気力学の章はその他の章と比較して難解。
5.第4章では経路積分を変形してシュレディンガー方程式を導き、また、その逆も行われ大変興味深い。

お勧めの参考書です!


量子論が物理であることが分かる

古典解析力学のポアッソン括弧を交換子で置き換えて量子論を導く普通の量子化法だと、量子論の物理的な内容が掴めず、ただ計算方法を学ぶだけで終わってしまうことが多いのですが、ファインマンの経路積分による方法だと、量子論の物理がよく分かります。
量子論を一通り学んだけれど、どうもピンとこないと謂う人には格好の教材です。
近年、経路積分は、統計力学などで多用されていることもあり、教科書や解説書が多数書店に並ぶようになりましたが、物理的な直観を身につけるためには、経路積分の発見者(発明者?)ファインマンの本書を読むのがやはり最適だと思います。数学的に洗練され、最新の話題を扱う専門書を読む前に是非本書を読まれることをお勧めします。


古典論と量子論をつなぐ経路積分の誕生

経路積分とは、古典論と量子論をつなぐ、われわれ人類が知っている唯一の手段である。まず1章で直感的にわかりやすい物理哲学から導入し、徐々に数学を完全なものとして行き、その後で経路積分表示による量子力学を議論するといういかにもFeynmanらしいスタイルでかかれている。経路積分表示は場の量子論の理解においても、物理的にすっきりとした定式化をもたらすので、パイオニアであるFeynmanによるこの本が有益であるのは間違いないだろう。


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科学は不確かだ! (岩波現代文庫)

Richard P Feynman 大貫 昌子 
科学は不確かだ! (岩波現代文庫)
定価:¥ 1,050
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価値ある話。

好奇心溢れる物理学者による、3夜連続の講演の文字化。
内容としては、「間違えた考え方からは間違えた結論しか出ない」といったもの。
正しい理解の為にはどういった姿勢を取るべきなのかを、やや婉曲的に示している。
並ならぬ知識欲と、その結果としての知識とを背景にした、ナイスな講演。
語り口・内容、どちらも堅苦しくなく、読むのにも易い。


トレーダーとしてのレヴュー。

幾つか、書きたい事があるが、後々纏めるとして
現時点では、箇条書きで。

1.懐疑的態度 skepticism について。
Dr. Elder『投資苑』シリーズに、「精神分析で必要なものは
健全なる懐疑的精神であり、トレーディングも同様」と
あったが、林輝太郎氏の著書にも「ブードゥー・サイエンス」と
言う言葉と共に、リチャード・ファインマンの引用が
特に新しい本には多い。2人とも、裁量トレーダーだが、
システム・トレーダーが、「過度に」科学的になる余り、
「不確実性の排除」から「科学絶対主義的狂信」への
警告とも読める、ってこんな事書いちゃうと
文科系コンプレックスみたいだなあ。いや、やはり、
当時の旧ソヴィエトの状況との絡みで言うと、Dr. Elder の
「マーケットの教祖」信仰への懐疑、と言う読み方に
なるだろう。

例えば、「バフェットは買った株は絶対に売らない」と言う
「大衆神話」に対して「本当に?」と首を捻って見る
「捻くれ者」の態度の重要性。
ウォール・ストリート・ジャーナルが08年11月14日に
「バフェット14億ドルの損」を伝えているが
解約者多数の場合は評価損実現化の可能性も
高い。正確な数字は $1.393B
バクシャ・ハサウェイのレポートより。

他に対象となるものは、「効率性市場理論」「WDギャン理論」
「フィナンシャル・アストロロジー」等。
石川R「潜在意識のナントカ」も、そうか?

ヴァンは、結局「自分の頭で考えろ。私に同意しなくてもいい。」

2.1に対して、裁量トレーダーの非科学的態度の問題も
あるのだが・・・。チャック・ルボーの『テクニカル秘録』について
私が、ああ言うレヴューを書いたのは、「不合理主義」の
「魔術的・呪術的思考」の解毒剤の役割として
メカニカル・システム・トレーディングを考えていたから。
そして、現在も5年近くだが、「思考訓練の場」として
システム・トレーディングを考えている。「儲からなくても
いいのかよ?」に対しては「判るまで訓練を続ける」と
答える。「判る」と言うのは「これだけやっても
『判らない』と判る」まで続ける。その後、
「裁量へ帰還」する予定。これは「不確実性を・・自分なりにだが
・・理解する」にも通ずる。

3.不確実性と確率論について。

私は、トレーディングの為に「確率論」を
勉強しなおすにあたり、現象を扱う学問である
物理学的なアプローチを行った。
即ち、パスカルの「賭けの文脈」で日本では
小学校より教えられてきた数学的アプローチを
一旦、放棄した。・・有名な「私は神を信じた
方が『良い』のか」に対して「期待値計算」に
より、解を導くと言う例の話・・
『ファインマン物理学』の「確率」の章では、
コイントスによるランダム・ウォーク実験で
確率を説明しているが、此れは事象を「帰納する」と
言う文脈であり、「賭けの文脈」では無い。
日本人が誤解し易いのは、「確率論と統計学は別の
学問」ではなく、「確率論と統計学は『文脈』が
異なる」と言う点。理由は、日本の算数・数学教育の
カリキュラム的な特性による。何故『ファインマン物理学』では
章タイトルに「統計学」でも「確率統計」でもなく
「確率」が使われているかを考えると良く判ると
思う。

・・もっと、判り易い例だと、『ご冗談でしょう』他と
一緒にカツマヨさんの『フレームワーク』本が
買われているようだが、彼女が、何故
「統計学を学べば、競馬やギャンブルをやらなくなる」
等と言う「大ボケ」を咬ましているのか、について
考えて見ると、彼女の「天然キャラ」の問題だけでは
無い、のが判るだろう。慶応商学部Bの入試科目に
数学が無い事や内部進学である事は、此処では
特に、重要ではない。・・

4.最後に「ブードゥ・サイエンス」との関連性で
オリジナルの寓話を挙げておく。

・・・・・・・・・

「我々は唯の紙切れを売買している訳ではない。」
と言うのがファンダメンタル派の言い分として、極めて
良くありがちなものである。

話を普通株に限ってもいいしREITの様に不動産が
証券化されたものでもいい。また、話を判りやすく
する為に、証券電子化以前の場合で、話を続ける。

紙切れの額面に50円と「書いてある」。
確かに「書いてある」がこれは紙幣ではない。
・・勿論、国債も兌換でない紙幣も「紙切れ」
だが、ここでは外して考える。・・

さて、ヴァリューの人達の言い分で良くあるのが
「1万円入ってる財布を5000円で買う。」
と言うもの。

この財布メタファに従えば、「紙切れ」では
なく、「封筒」で中に「幾らか」入っている、
と考えた方が判り易い。

額面50円の「封筒」に昔懐かしい板垣退助の
100円札が入っているとする。
しかし、問題は誰も「実物の100円札」を「封筒」を
開けて、見たことは無い。

当然である。この封筒は、「絶対に開かない仕組み」に
なっているから。
唯、企業財務状況を「計算」して、
「100円入ってる事が適正」と言っているだけ。

もし、封筒を日の光に透かして中を見ようとすれば
インサイダー情報を手に入れようとするのと
同じ。

かくして、この「絶対に開かない封筒」を、テキトーに値段を
付けて、売買している。そう言うゲームである。

但し、例外的に封筒の「中身」がわかる時がある。

中は空。

倒産した時である。

さて、「配当」についてだが、実に奇妙な事だが、
この「封筒」には、どこかに「穴」が開いてるらしく
年に一回だけ、その「目に見えない穴」から、
1円玉が1個乃至2個転がり出てくる。

額面が50円なので率としては、1円の
時は、2%であり、2円の時は、4%である。

この封筒を、「運良く」40円で買ったとする。
その年はまた、「運良く」2円が「穴」から、
転がり出てきたとする。

この時点での「配当率」は、運のいい事に5%である。

こんな事が5年ほど続いて、バイ・アンド・ホールドは
正解だ、「ついてるついてる」等と言っていたら、
6年目は何故か、1円しか「穴」から出てこなかった。

「配当率」にして2.5%である。

何故なのかと、何でも良くご存知の「世間様」って奴に、
聞いてみたら「減配」だそうだ。何だか良く判らんが
そう言う現象を、そう「呼ぶ」そうだ。

「何故」と聞いて見たら「企業財務が良くなかった
から」だそうだ。「そんなものなのか」と
思っていたら、7年目には1円も「穴」から出てこなかった。

「配当率」にして0%である。
「世間様」によると「無配」と言う「現象」だそうだ。
理由は「企業財務が悪化したから」だそうだ。

その後、待てど暮らせど「無配」のまんま。
買ってから10年経って「封筒」を売って
しまおうかと思ったが・・・。
「20円なら買う。それ以上はビタ一文も出さん。」と
いう奴ばっかし。

冗談じゃねえ。
こっちは、40円で買ったんだ。
「配当」で11円入ったんだから

40円−11円=29円

で29円で売れなかったら損じゃねえかっ!
20円で売っちまったら9円も損じゃねえかっ!
ってんで、ずーっとホールド。
詰まり、塩漬け状態。株価低迷、無配が更に延々と続く。

買ってから19年が過ぎ20年目を迎えた時点で
29円で買っても良いと言う奴が現れて「ヤレヤレ売り」。

失われた13年のお話でしたー。

でも「寓話」だったら、此処で終わるんだが、
現実は、甘くない!!

11円の配当に対して20%が課税される。
詰まり、2円20銭の損!更に証券会社の手数料も
差っ引かれちまって2円30銭の損!

単位株1000株を買っていたので19年間かけて
結局、2300円損をしましたー
と言う事になる野田秀樹ー。

購入額4万円に対して2300円の損は
率にして、−5.75%である。
19年間だから対期間では
大したこと無いかもー。1年間複利で計算すると
もっと、大した事無いですねー。


・・・・・・・


本レヴューは後々纏め直す予定。
スケジュール的には未定。



科学的態度とは

ファインマンの一般向け講演集のひとつ.彼自身の科学に対する態度と,科学と社会,政治,宗教などとの関連について述べる.

ファインマンの主張そのものは,特別なものではない.まず,彼が指摘する不確実さと非科学性とは区別しなければならないこと,不確実を認めるから疑う余地があること,その疑う心,懐疑心こそが科学的な思考プロセスに不可欠であることを指摘する.そして,懐疑するためには自由(政治的,経済的な)であることが重要であることを60年代のソ連の状況と比較して述べる.これは,科学,技術に携わるものであれば,当然身につけているはずべきのものである.(しかし,日本の高等教育でこのことが教えられているかは疑問だ)

しかし,ファインマンが本当に主張したいことは講演の最終日「この非科学的時代」で思う存分述べられている.ここではこの時代における「非科学的」な態度について,具体例を挙げて指摘している.その中には,消費者の知性を馬鹿にしたマーケティングがあり,原理主義があり,占星術がある.そして,陰謀論ともつながる被害妄想についての指摘もある.このような状況に陥らないためには,議論すること,疑うこと,そしてその自由が必要であることを繰り返し主張している.これは疑似科学や陰謀論に悩まされる現代の日本の科学界と何も変わらないものであることに,僕は驚いたのである(逆に,40年経とうと人間の精神には進歩がないということか).

最後に,講演の中でファインマンが指摘した,非科学的であることとはどのようなものであるか,もっとも鋭く表現したものを紹介しよう.

「世界を学ぶことによって自らをたえず修正する必要を理解しようともせず,無知を維持するために盲目を維持する態度」

これを打ち破るためにも,健全な懐疑心は必要なのである,そして彼自身のキャリアが示しているように,懐疑心を育てるためには教育が重要なのであろう.


懐疑主義を名調子で語るファインマン氏の講演録

1965年ノーベル物理学賞を受賞し、数々の著作も人気のあるリチャード・P・ファインマン氏の講演録を書籍化した作品です。
この講演は、1963年にワシントン州立大学で三夜に渡って行われたもので、それぞれ「科学の不確かさ」「価値の不確かさ」「この非科学的時代」というタイトルがつけられています。
"名調子"と言ってよいカジュアルな語り口で持論を楽しく展開しています。
書名からすると科学批判のように思えますが、そうではなく、科学的な精神とは「すべてを不確かであると認める謙虚さ」と定義し、その考えの重要性をさまざまな視点から主張しているものです。
個々のエピソードは冷戦のまっただ中とあって旧ソ連の話や、マリナー2号!などという古いものが多いですが、その主張は現代でもそのまま通用するものとなっています。
特に当時はまだラジオと新聞がメインだったはずのメディアに対して、早くも「エセ科学」批判も展開しているのも興味深いところです。


名文と名訳

 気さくな人物でイタズラ好き、そしてボンゴがうまかったファイマンさんの本です。今回は岩波現代文庫として出版されました。「科学者の言うことが正しいとは限らない」という言葉は納得します。確かに化学は不確かな物をファインマンさんが茶目っ気たっぷりに語ってくれています。名文家で面白く、尚かつ為になるファインマンさんの本を読むことで科学とは何か。そして我々を科学の素晴らしさへと誘ってくれます。本当にこの本は面白くて良い本です。子供も読んで楽しめる本です。


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アンディ・グローブ[下]―シリコンバレーを征したパラノイア

有賀裕子 
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ハイテクビジネスにおけるリーダ像の代表がグローブ

上巻(378ページ),下巻(345ページ),合わせて723ページに渡る壮大な内容を読み終えて感じるのは,経済界でも研究・教育の世界でもスポーツの世界であっても,とんでもない逆境を乗り越えていると言うこと,その苦労が人を育て,一流といわれる人を創るのであろうこと.インテルを世界一流の企業に育てたのは,ノイスではなく,ムーアでもなく,やはりグローブであることはこの書籍から読みとれる.勿論,グローブ一人の成果ではないのだが,インテル躍進の核になっていたのは間違いなくグローブであろう.

書籍の中で,グローブが最も読んで欲しい一冊上げるとしたら下記である,と述べている.
Christensen, C.M.(1997) The Innovator’s Dilemma When New technologies Cause Great Firms to Fail, Harvard Business School Press.(玉田俊平太監修,/伊豆原弓訳『イノベーションのジレンマ 技術革新が巨大企業を滅ぼすとき』翔泳社,2001年)
ハイテクビジネスとそれに関わる多くの企業のジレンマはこの書籍にも集約されているように感じるが,インテルはこのような苦境を乗り越え今日があるわけである.インテルでさえ,幾度にも重なる苦境を乗り越えてきた事が本書から読みとれる.それを乗り越えるには,強じんな精神力を持つリーダーの存在は欠かせないわけだ.

下巻では,グローブの半導体や経営に関わらない部分,特に前立線ガンに冒された事実や,パーキンソン病にも冒された事実(この事実は本書が初めて明らかにしている)が記されている.公私共々,世界屈指の企業のトップが如何に大変か,それを知る上でも非常に貴重な書籍と言える.



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ブラック・ボーイ―ある幼少期の記録〈下〉 (岩波文庫)

Richard Wright 野崎 孝 
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戦前の黒人の人生を描いた自伝的小説

 自伝といってもよいのかと思いますが、David Copperfieldに比べると、ほとんど自伝と思います。
 1908年に南部で生まれた黒人少年がどのような生活を送り、自我に目覚め、自由な北部を目指して、シカゴで共産党と出会い、如何に幻滅していったかが、分かりやすい英文で生き生きと描かれています。
 懸命に生きた少年時代と異なり、後半のシカゴ時代は共産党との出会い、葛藤がテーマで、少し重たく感じましたが、共産主義者の組織の描写が、日本の戦前の非合法時代の共産主義者の組織・人間関係や、つい30年前の学生運動・内ゲバ時代の描写と微妙にダブって感じられました。
 小説に出てくるアメリカの黒人関係の歴史を少し書きますと、おじいさんが参加した南北戦争が1865年に終了し、解放後の黒人に対し人種隔離政策をとった南部のJim Crow Systemは1876年から1965年ころまで続き、南部で実質的に黒人から選挙権を奪った文盲テストは1877年ころから1965年、1970年に連邦法で禁止されるまで続いていました。また、作者自身がそうであるように、多くの黒人が、投票権があり子供の教育も可能な北部中部西部へ移住したGreat Migrationでは、1910年から1940年の間に160万人が、1940年から1970年までに500万人が移住したそうです。
 同様な黒人のつらく厳しい子ども時代を書いた作品としては、1969年に出版された「I Know Why Caged Bird Sings」は黒人女性の子ども時代を描いています。
 また、映画「アラバマ物語」の原作で1960年に出版された「To Kill A Mockingbird」は白人少女の子ども時代の話ですが、南部の貧しく無教養な白人の生活と、さらに虐げられていた黒人の生活が描かれています。
 いずれも読む価値のある小説だと思います。


これがわずか100年前の現実であることに改めて驚かされるとともに、我々が今この平和な時代に普通に生きていることが何と幸せなことか、改めて認識させられた

 久しぶりに読んだ小説である。
きっかけは、「医療崩壊」という本の中に本書に出てくる、本人たちはその意思がないのに、白人たちにたきつけられて戦う黒人同士の殴りあいのシーンが紹介されていたからである。

 本書は小説というスタイルをとっているが、主人公が著者と同じリチャード・ライトであることからみても、明らかに著者の体験を書いたものである。
 そこには、今の時代には想像もつかないような、黒人差別がこれでもかというくらいにでてくる。それも、黒人の子供のまなざしで。それは、黒人を一人の人間としてみなさないまるで動物のように扱っている白人社会である。
 そういう虐げられた中にもかかわらず、リチャードは、あくまでも自分の心に正直に、大人たちには迎合しようとしない。
 たとえば、学校を卒業するときに総代として演説するときの原稿を校長先生から与えられても、拒否をし、自分の考えた原稿を使うと言い張る場面。
 眼鏡屋の配達の仕事をしていてとある配達先に行った際に、であった北部出身の白人から、腹を空かせているだろうからと1ドルを渡されるがこれを断るシーン。

 彼の気持ちはただ一つ、人種差別と偏見の渦巻く南部を飛び出し、北部に向かうこと。
 そのために、メンフィスで出会った下宿屋の娘からの誘惑も断り、食事も切り詰め、銀行のロビーで新聞を読んで、わずかなチップも貯めて生活する。
 そういう中で、新聞に載った社説から、メンケンという人物を知り、図書館から本を借りるために(なんと黒人は図書館を使うことができなかった)、一番安心できる職場の白人に頼み込んで、図書カードを借り、新たな世界を知ることになるのである。

 そうして、ようやく貯めた金で、病弱な母と弟を呼びシカゴへ旅立つシーンで終わっている。
 なんと、このときリチャードはまだ19歳である。

 これがわずか100年前の現実であることに改めて驚かされるとともに、我々が今この平和な時代に普通に生きていることが何と幸せなことか、改めて認識させられた。


リチャード・ライトの自伝的作品

リチャード・ライトの自伝的作品です。まずはじめに私の持っているこのVintage Classics版というものは、ひょっとしたら短縮版かもしれません。(未確認ですが評論を読んでいてない部分があります)ですので大学等の授業で使う方は気をつけましょう。内容を予想どおりと言うか1920〜30にアメリカ南部において黒人として生きるというかどのようなことなのかを力強い文章で書いています。私としてはこのパワーがとても好きなのですが好き嫌いはあるでしょう。また黒人文学の入門や英語の学習としてはとても良いのではないかと思います。

反省しました。

今まで誰しも人種差別について、学校やメディアなど何らかの形で学んだ事があると思います。しかしそれは社会的見解での情報が殆どではないでしょうか。例えばマルコムXやキング牧師の功績、奴隷制度、パンサー党…。では実際にアフロ・アメリカンの生活の中でどういう差別が起き、その中で彼らが何を考え、どういう暮らしをしてきたのか。これは知る機会がないとなかなか知ることが出来ないことです。私はこの小説を読むまで自分が単なる社会的知識としてしか人種差別を理解していなかったことに気づきました。これはリチャードライトの半自伝的小説ですが、彼の半生を知ることによって少しだけ理解できた様に感じます。人種差別とは、社会現象なのではなく、個人の身に起こっているという事。そして彼らもまた、私たちと変わらない一人の人間なのだという事。改めて感じました。

せつなくなる自伝

歴史とか、公民権運動とかを語る前に、個人レベルでせつなくなってしまうようなストーリーです。黒人であるがゆえ、社会に認められず、強い自我のため、親類からも反発を買いながらも、自分を見失わず、真摯に生きていこうとするリチャードの姿は心を打ちます。


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