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クチコミ情報
けっこう衝撃的、でも読みやすかったすでに書かれているように、中国の首相に送る手紙という形態で、その内容は赤裸々な告白、暴露であるので随所で衝撃的でしたが、非常に読みやすかったです。この内容が数十年前ではなく、今現在ということで、改めて色々驚かされました。
急激な発展をとげつつある新興国にいてさえ、長年の因習や宗教的価値観に基づく過去のしがらみは、自分で気がついてみてもなかなか振り払うことが困難であることが、わかりやすく書かれていますね。また、使用人根性の抜けない自分、格差社会の現実との狭間で格闘しつつ、”闇”から”光”へと転身しようとしている主人公が、鮮やかに描写されていますね。
たとえ、ほんの少しの間だったとしても、召使でないことがどんなことかわかったのだから、だから主人を殺したのは意味があるのだというところに、根が深いことが読み取れるようでした。
どこもかしこも、彼を取り巻く世界が賄賂とたかりだらけであることに、圧倒されてしまいます。子供でさえ、そういうことをいつしか覚えてしまうのですから・・・。また、せっかく犯罪を犯してまで”光”の世界へ身を転じたのに、起業してその後も会社を存続させるのに、またしても、賄賂という手段を使わざるを得ないのかと思うと、これもまた、なんとも言えないものがありますね。
とにかく、21世紀の今でも地方にいまだに根づく因習と、実情に全くそぐわない無理な発展に伴う社会の矛盾に、考えさせられます。
同じ急激な経済発展をとげつつある中国の首相に送るというのが意味深ですね。
面白かったよ貧しい村に生まれ、「boy」という意味の名前しかもらえなかった主人公が、やがてお金持ちの運転手となり、最終的には事業家として成功していく物語。
主人公が訪印する中国の首相に宛て、一方的に送りつけた手紙という形で語られます。
こう書くとありがちなサクセスストーリーみたいですが、主人公の語り口は皮肉とユーモアが利いていて、インドの現状についての知識が乏しい私のような者でも、非常に面白く読めました。
主人公は面倒をみてくれた主人を殺し、その金を奪って起業します。
自分が将来人を殺すことを、彼は話の早い段階で打ち明けてしまうので、いったいどうやって事が起こるんだろう、と結構はらはらしながら読みました。
読みやすい簡潔な英文で、単語の難度もそれほど高くないと思います。
話のテンポも、余分な情景や心情の描写が少なく、速いので、一気に読んでしまいました。
英語が読める方、原著でぜひ。
worth reading but sounds black.Balrum Halwai, the protagonist in this story, after many a strife, becomes an "entrepreneur", and this is a tale to tell us how to be one; I dare not mention here what it means in this story: to be an entrepreneur. As for the title of this novel, Balrum is in this novel “The White Tiger” in two senses; I dare not tell you how.
Adiga laments that "something anywhere in the world” entraps our daily lives, and he grieves about the fact that "something else" in the world chains our entire lives. He is so powerfully negative in this novel that I sometimes really felt like cheering him up, but he, through his quite black humor, makes this story as powerful a burlesque of our real life, thus ironically letting us feel hopeful about our future.
This tale I think is worth reading in general terms, though I myself did not really like it rating his humor as a little too black. However, not rich as I am, this is a quite cautionary tale, from which I have had many lessons. Thank you, Adiga.
最近のお気に入りですAudio Bookで聞きました。インド英語が楽しく聞け、英語の本を読むのが困難な私でもほとんど理解できました。先の方がくわわしく書かれていますが、私には気楽に読めて、ユーモアたっぷりであり、あっという間に読み終えると思います。楽しく、ストーリー展開もあり、また現代について(インドだけでなく)、階級について、考えさせられると思います。難しい本より、こういうのが大部分の読者を満足させるのだと思います。私はコメディーと思って読みました。ただ、小説としては人物の描き方に少し、detailが欠けるきらいがありますが。主人公のご主人様は私にはごく普通の、人のいい人物に思えました。現代の罪と罰といったところでしょうか?
どこがalternative indiaなの???今年のbooker賞受賞作だそうです。インド関係の作品としては久しぶりです。インド人の受賞者としては10年ぶりでしょうか。だいぶ構えて読み始めたのですが、作品の宣伝から受ける印象とはだいぶ違った読後感を持ちました。まず第一に余りジョークやコメディという印象はうけませんでした。言葉遣いや文章はだいぶ目新しいのですが、決してわかりにくいという作品ではありません。主人公が印度を訪問中の中国の首相に手紙を一週間に渡って送るという形式を取っているので、むしろあっという間に読めてしまいます。第二に、alternative indiaの呈示と描写という点でセンセーションを引き起こしたという賛辞が満載ですが、私にとってはまったくalternative indiaという印象を与えることはありませんでした。これこそが著者の言うとおり"mainstream india"だという点ではまったくの同感です。第3に、舞台は、3箇所に別れます。最初は主人公が育った村の話であり、次に中心となるのが著者がdriver(車の運転手という訳になりますが、これが印度の文脈の中では独特の含意を持つのです)として主人に連れて行かれるニューデリーです。このアメリカナイズの真っ只中にあるニューデリーが話の大部分が展開される場所となります。最後はIT産業とアウトソーシングの中心となるバンガロールです。第4に、この作品の売りは、新しいインドの中産階級の背後に潜んでいるインドの現実の描写となっていますが、主人公は決して中産階級の人間ではなく、あくまでも中産並びに上流階級の主人にservantとして使えるその他大勢の下層階級の出身です。印度のニューデリーで40年近く前に少年時代を過ごした私にとっては、本書のストーリー展開については何も驚くべきことがなかったというのが実感でした。印度は何も変わっていないのです。たしかにショッピングセンターや高層マンションはたくさんできているようです。でもニューデリーの高級住宅街の地名にはほとんど変化はなく、そこで繰り広げられるカーストに規定された人間と社会関係の不条理と残酷さは子供心に痛切に感じたままのとおりです。変わったのは、走っている車がambassadorではなくhonda cityであり、ニューデリーの町の交通地獄であり、排気ガスに侵された空気だけのようです。重要な小道具の役割を果たすのが、johnnie walkerのblack labelの瓶というのも意味深だな。
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