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Der Vorleser: Roman (Diogenes Taschenbuch, 22953)

Bernhard Schlink 
Der Vorleser: Roman (Diogenes Taschenbuch, 22953)
定価:¥ 1,164
新品最安価格:¥ 1,112
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クチコミ情報

映画「愛を読むひと」の原作

いわゆる「ひと夏の恋」って奴ですが、原作は良かったです。ちょっと男の視線で女性を美化して、女性が見るとまた別の感想が湧くかとも思いますが。


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朗読者 (新潮文庫)

ベルンハルト シュリンク Bernhard Schlink 松永 美穂 
朗読者 (新潮文庫)
定価:¥ 540
新品最安価格:¥ 540
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商品の紹介
スイスで出版された原書を、キャロル・ブラウン・ジェンウェイが格調高い英語に翻訳。セックス、愛、朗読、戦後ドイツの不名誉についての、短くも豊かな物語。15歳の少年ミヒャエル・バーグは、謎めいた年上の女性ハンナとの激しい恋の虜になる。だが彼女の身の上についてはほとんど知らないうちに、ある日ハンナはミヒャエルの前から姿を消してしまう。…二度と彼女に会うことはないと思っていた彼だったが、戦慄(せんりつ)の再会が実現する。ナチスの過去を裁く法廷の被告席に、ハンナがいたのだ。彼女が筆舌に尽くせぬ重罪を犯していたことが明らかにされていく、その裁判の進行を追いつつ、ミヒャエルはとてつもなく大きな難問に取り組みはじめる。ホロコーストを知った自分たちの世代は、どう対処するべきか?「理解に苦しむものを理解できると思ってはいけないし、比較にならないものを比較してはいけない…。ぼくたちは、嫌悪と恥辱と罪の意識を抱えたまま、ただ黙っているべきなのだろうか?何のために?」
本書はボストン・ブックレビュー誌のフィスク・フィクション賞を獲得した。たぐいまれな明快な文章で、少ないページ数のなかで多くの悪の精神の問題に挑んでいる。世界がかつて知り得たなかで最悪といえる残虐行為に加担したのが親や祖父母、あるいは恋人であった場合、彼らを愛するという行為はどういったことなのか?文学を通しての贖罪(しょくざい)は可能か?シュリンクの文体は簡潔であり、比喩表現、会話といった文章の属性を問わず、余分なものはことごとくそぎ落とされている。その結果生まれたのが、ドイツの戦前と戦後の世代、有罪と無罪、言葉と沈黙の間に横たわる溝を浮き彫りにした、厳粛なまでに美しい本作なのである。


クチコミ情報

あんまり現代小説を読まない者の感想です。

 刑務所のなかのハンナに向けてテープを送り、主人公が演じ続けた「朗読する坊や」の役割が、かつて彼女自身がおこなった「おきにいり」の少女たちに課した朗読と重ねられ、それからの解放が同じく死の宣告となるといふ結末の符合。囚人を朗読者として看守生活の“隙き間”に入れてゐたのが、今度は反対に囚人として、朗読者の生活の“隙き間”に入れられる破目になったことが、主人公自身によって語られてゐるのが、実に皮肉に感じられました。朗読だけを聴き続けるといふ、思惑を超えて主人公から与へられることになってしまったともいふべき、その「罰」の内実が、しかし苦しみとしてではなく、言葉を覚える喜びとして、反省の学びへと真摯な彼女を向かはせる。しかも「罰」は「罰」として顕れ、彼女を最後に自殺に追ひやることになってしまふ訳ですね。この小説の苦味の背景にあるのは、戦争と貧困の問題といふより、時代に翻弄される人間のどうしようもない運命のやうな感じがします。思ふに、文盲であることを隠す生き方を貫くことは、実はハンナ一人が選んだといふより、その事実を暴露しなかった主人公とともに選んだ誤りとも云ふべきで、二人の責任です。ですが、そのせゐで、刑務所といふ閉じた環境に守られた彼女にとって、主人公といふのは「ただの朗読者」であり続ける限り、依然自らが優位に立つ思ひ出の中の「坊や」のままであり続けることができ、(さう思ふのは彼女の自由なのですが)、主人公の側もまた「坊や」からの成長を見せず、そのやうに演じ続けなくてはならないと思ひ込んでしまったところに、二つ目の誤りがあります。もっともそれは彼の「罪」ではないのですが、刑務所の女所長さんが「どうして手紙を書かなかったのか」と非難したときに、一番こみあがるものがありましたね。その次のカタルシスはもちろんハンナが裁判長に詰め寄るシーンでした。

物悲しいラブストーリー

一気に読みました。戦争の理不尽さに翻弄された男女の物悲しいラブストーリーに感じました。映画ではどのように描かれるのでしょうか。

人間の記憶って・・

物語は、「ぼく」がハンナと過ごした日々を回想するところから始まる。物語の中核となるべき大恋愛なのに、「ぼく」は記憶があいまいで、すべてを明確には覚えていない。
大恋愛だったのなら、なぜしかっり覚えてないのだろう?その程度の恋愛だったのか?

読み進めていくと、ハッキリ覚えていないことがむしろ自然に感じた。純愛ものにありがちな、あの大恋愛だけは明白に覚えている、忘れられないんだ、という世界観が崩れていった。

読んでよかった。また、何年か後に読みたい。


読みやすい英語。

英語勉強用の小説としてわかりやすい、読みやすい 200ページの分量も努力すればいける。 もとはドイツ語で書かれたものを英語翻訳しているので、英語の癖がなく、勉強用の小説として薦められる。TOEIC800点レベルの人が900点を目指すために読むという感じ。

散漫すぎる

女性がハンナでならなかった理由、
他の女性や囚人や他人の過去とは違う理由、
時代の移り変わり・・・

それらが全く読めず、ただ主人公の男性が思い出にすがって
自己中心的な思考を前後左右にめぐらしているだけ。

この作品の中では『生』も『死』も重みが無い。

ハンナが隠した秘密はあまりにも決定的な根拠に欠け
時代背景や過去にさかのぼる犯罪と繋げるのは難しい。



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PONS Lektuerehilfe. Der Vorleser

Bernhard Schlink 
PONS Lektuerehilfe. Der Vorleser
定価:¥ 1,170
新品最安価格:¥ 1,243
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Der Vorleser

Bernhard Schlink 
Der Vorleser
定価:¥ 1,949
新品最安価格:¥ 1,802
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逃げてゆく愛 (新潮文庫)

ベルンハルト シュリンク Bernhard Schlink 松永 美穂 
逃げてゆく愛 (新潮文庫)
定価:¥ 700
新品最安価格:¥ 700
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クチコミ情報

悲惨な歴史の果てに

一筋縄にはいかない人生があって、愛があって、個人や家族や民族や国のヒストリーがあって、仲間や友人や恋人がいて、でも結局、人間は孤独。そんな事実を改めて感じさせられる作品だが、だからと言って未来が暗い訳ではないことも、伝わってくる。

シュリンクの作品に一貫している、「歴史」に関する考察。
敗戦国、侵略国としての歴史を共通に持つドイツと日本。

戦争を体験していない世代が、自国の歴史にどこまで責任があるのだろう。個人的には責任はないと思うが、「割礼」の恋人たちと同様に、歴史に関して何らかの見識を持っていて、その見識が互いに一致しない時、ほんとうの意味で理解し合った関係はありえないと、感じた。もちろん、それはシュリンクの意図する結論ではないが。

とにかく、いい作品。
戦争を知っている世代の方の感想を伺ってみたい。


バイオリニストの妻を亡くした男の話が面白かった

まぁ、面白かった。
欧州の人の心情をよく表しているということで読み始めた本。
ドイツ人の話。
短編集。バイオリニストの妻を亡くした男の話が面白かった。彼の心情は理解できないこともなかった。

小説は小説として、市井の人との乖離はどの程度なのだろう。日本の小説の記述と日本の市井の人々との距離感から類推すると、ダイブ違うのだろうなとわかる。ただ、どこが突飛な部分として小説に記されているのかは、まだ理解できていない。


愛とは

 
 作者の「愛」の感覚なのだろうか、
それぞれの短編の中に出てくる愛はとても個人的だ。

 求めてもすり抜けてゆき、手元には愛の残滓だけが残る。
そんな短編集。

 しかし実は愛とはそういう物ではないだろうか?
愛し合うもの同士の間にあるようで居て、
その実、ある瞬間に一方の中にだけしか存在しない。
おとぎ話ではない愛、少し考えるにはいいだろう。

 もう一つの特徴は、東西ドイツに関わる問題を背景にしているところ。
この雰囲気は独特で、味わうに値する。

 僕が中学生の頃はまだ東ドイツがあって、ベルリンも東西にわかれていた。
そのころ東ベルリンに引っ越して行った子と文通していた事を思い出した。
外国人である彼女は西ベルリンに行く事ができて、
東の友達にお菓子をねだられるのだと言っていた。
僕らの知らない東西間の話は子供ながら面白く記憶にある。
そのころの東西間にあったもつれは、きっと今もあるのだろう。


スローな短編集

 結末を強制しない短編集。全7編、ドイツの過去とユダヤ人、個人のアイデンティティーと最も近い存在のはずの妻とは何か、東西ドイツ統一の功罪と、いろいろ趣向が楽しめる短編集。
 ゆるい短編集で好き嫌いが分かれる。起承転結でバシッとオチるのが好きな人は読まないほうが無難。
 個人的には全7編中、最後の『ガソリンスタンドの女』が秀逸。男なら、この気持ち分かる!?



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逃げてゆく愛 (新潮クレスト・ブックス)

ベルンハルト シュリンク Bernhard Schlink 松永 美穂 
逃げてゆく愛 (新潮クレスト・ブックス)
定価:¥ 2,100
新品最安価格:¥ 2,100
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商品の紹介
妻の死後、彼女のかつての浮気相手と思われる男から彼女あての手紙が届く。彼への嫉妬と生前の妻への不信感から、夫は復讐をしようとひそかに男に近づくが…。妻を亡くしたある男の心情を切々と描いた「もう一人の男」をはじめ、過去の悲劇や宗教問題のために、愛しあいながらもいさかいが絶えないドイツ人とユダヤ人のカップルを描いた「割礼」など、短篇7篇を収録。

本作品は、空前の大ベストセラーとなった『朗読者』(英訳『The Reader』)に続く、著者ベルンハルト・シュリンク初の短篇小説集。この作品の中で彼は、社会や国家の歴史やありかたに否応なく影響を受ける男女の愛をはじめ、子どもに対する父親の愛情、1枚の絵に描かれた少女への特別な感情、さらには妻のほかに2人の女性と関係を持ち、三重生活を送る男の愛など、さまざまな愛のかたちを描いている。

音楽、絵画、建築などの芸術的な要素を盛り込み、登場人物の心情の変化を細やかに描いてみせる筆力は、前作に勝るとも劣らない。いくつかの作品では、秘密を追求するというスリルあるストーリー展開で、推理小説的な要素も楽しめるなど、その魅力は多様である。また、著者はベルリン・フンボルト大学法学部教授という顔も併せ持つ。彼の研究テーマである「ユートピア」や「故郷」に関する考察が、作品の中でさまざまなかたちに具現化されている。特に「割礼」の主人公が割礼を決断、実行するくだりは、強いインパクトを持った象徴的な部分だとも言えるであろう。(石井和人)


クチコミ情報

『逃げてゆく愛』を原書で

 長編『朗読者』の世界的ヒットが日本でも話題になった、ベルンハルト・シュリンクの短篇集。知的でスタイリッシュな7編が収められています。繊細な男女の愛に、現代のドイツやドイツ人の抱える問題を、さりげなくからめて語っています。たとえば最後に置かれた作品『ガソリンスタンドの女』は、シンプルでありながら深い余韻の残る佳品です。『朗読者』と同じく新潮社から翻訳も出ています。邦題は『逃げてゆく愛』。

愛の本質とは?

これまで「愛」と信じていたものが、もろくも崩れ去り、自分の手の中から砂のようにこぼれ落ちていくのを、ただ見ているしかない男女。青年、成年、中年、老年にわたる様々な主人公達の、恋人への妻への子供への、そして自分への「愛」と信じていたものは、いったい何だったのか。

「愛」をつきつめればつきつめるほど、また、自分の「愛」に正直になればなるほど“逃げてゆく”「愛」の不条理を、真摯に捉えた「残酷な愛」の書でもある。
ドイツ人作者ならではのドライで誠実な人間関係を堪能できる。
☆「真剣な愛」を経験したことのある人におすすめ。


巧妙な人物設定と少し意外な結末

私が最も気に入ったのは、ドイツ人男性とユダヤ人女性(そうしたければ、順番を逆にしてください)の恋愛を描いた「割礼」。テーマだけを聞くと、随分と陳腐に聞こえるかもしれないが、そこは『朗読者』のシェリングのこと。巧妙な人物設定と少し意外な結末によって、読後に忘れがたい印象を植え付け、私たちは正答のない(そして提出期限もない)宿題を課されたかのように感じることだろう。

この短編では、ナレーティヴな部分は、ドイツ人男性(と語り手)の側にあるが、そのことが、「あれこれと悩む男と、あんまりは悩んでいない女」(The above disclaimer also applies here.)という印象を与えているように私は思った。ユダヤ人女性の側にナレーションをおいた場合や、「ドイツ人女性とユダヤ人男性」(ここでもディスクレーマーは必要ですか?)という設定を想像してみたら面白いと思った。


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釣り上げては

アーサー ビナード Arthur Binard 
釣り上げては
定価:¥ 2,100
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クチコミ情報

普段、詩集を読まない人にもオススメの一冊です!

アメリカ人学生、アーサー・ビナード青年が卒業製作時に出会った感じの世界に魅せられ、
1990年に来日。それからの日々を日本語での詩作にあてて、生活。

遂には2001年、中原中也賞を受賞するに至る。この詩集には、
詩人が日常の、ありとあらゆる場面で、日本語を獲得する様と、一つ、又、一つ、

体得した日本語を、詩へと昇華させる日々が、克明に記されている。
子どもの頃、釣り上げては、放流していたブラックバスにブルーギルが、日本でも放流された結果、

古来からの生き物を激減させてしまっている事実に、
新参もの(よそ者)としての自分を重ねている【放流】。

この詩など、特に、異邦人であるからこそ、書き得た日本語だと思う。
ユーモラスな詩の中に漂う著者の孤独が読み手にもヒリヒリ伝わって来る。

他にも、来日直後、近所中の人たちとしらみ潰しに話をして、
日々の言葉の糧をなんとか得ていた頃、詩人のアパート迄、勧誘にやって来たのが、

キリスト教系の新興宗教。断りたかったのだが、彼らの言う『無神論』という単語の意味が知りたくて、
ついつい説教に耳を貸してしまったというエピソードが印象的な【許したまえ】等など。

文字通り、詩人の体得した日本語で書かれた詩。
あぁ、こんな風に新鮮で分かりやすく伝わる詩もあるんだなぁ!!。

普段、詩を読まない人にこそ、オススメしたいです!


すーっと入ってくる言葉

詩というのでちょっと構えて読み始めたのですが、エッセイみたいな感じで言葉が自然とはいってきます。ニヤリと、またほのぼのとしたユーモアがセンチメンタルになりがちなテーマでも爽やかさを感じさせます。

シンプルな表現なのに情景が思い浮かぶ。味のあるポラロイド写真のよう


日本語のすばらしさを教えてくれる

 アメリカ人。大学では英米文学を勉強され、詩人になりたかったけれど、母国語では、レトリックが勝ってしまい、思っている内容が書けない・・・そんな時、漢字を目にして、日本へ。そんなご本人のお話をラジオで聞き、また、この「釣り上げては」のご本人の朗読を聞きました。大人になってから、日本語に出会った人とは思えないほど、よどみない朗読。涙が流れました。・・・そんな彼でも、「月極駐車場」は月極という一大企業だと思っていたというおちゃめな一面もあって、ますます、好きになりました。

読んでいて胸が痛くなる日本語

 参りました。ビナードさん、日本で幼少時代をすごしたわけでもないあなたが、これほどまでに見事な日本語で日本人の胸をうつ詩をつづっておられることに脱帽します。そして日本語の奥深い可能性を改めて教えてくれたあなたに感謝の気持ちを伝えたいと思います。
 ありがとう。


日本語の原点

彼の詩は、人の心の深いところにおりてゆきます。それがなんともするりと行くので、少々戸惑います。この戸惑いは、彼が日本人にはない感覚で、けれども確かに日本語を詩的に操っているからなのだと思います。判りすぎていて、使いすぎていて、だからこそこなれない日本人にとっての日本語の壁を、彼は透明人間のようにすり抜けて、心のひだに、心の、言葉の原点に着地してきます。読む者が、釣りあげられずにはいられないように。


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Momo

Michael Ende 
Momo
定価:¥ 1,991
新品最安価格:¥ 1,802
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クチコミ情報

著者の母国語の原本

ドイツのシュトットガルトにあるThienemann社から出ている
ミヒャエル・エンデのドイツ語原作。
版権の記載に1973年とあるので、
これが初版の形なのではないでしょうか。

日本語の単行本も、これを元にしています(表紙は同じ)。

カバーをとると、鮮やかなオレンジ色の本体に
MOMOのぼろ服を着た後ろ姿のイラスト。
かわいいです。

ややクリーム色がかった生成の紙に、茶色の本文。
もちろん各章にひとつずつイラスト入り。

厚さは3センチ以上ありますが、
持った感じがとても軽くてびっくりです。


すばらしいドイツ語学習教材!

言わずと知れた、M.エンデの名作、「モモ」の朗読CD。作品自体が基本的にそうであるから、このCDも子供向けのものなので、台詞回しはゆっくりしており、ヒアリングの力がそれほどなくても、聴き取りはそれほど難しくはない。大人向きの、本格的な作品の朗読の鑑賞が難しい人でも、こちらは十分楽しめるはずである。原作を一通り知っており、ドイツ語の聴き取りが、NHKのラジオドイツ語講座(上級じゃなくても良い)程度できれば大丈夫。登場人物には、なかなかそれらしい声の役者が配してあり、効果音も丁寧、創る側の愛情が伝わってきて、いい雰囲気に仕上がっている。それにしても、こうした良心的な教材、なかなか日本では作られないように思い、顧みて少しがっかり。同様に、原作の表紙のジャケットで、二枚組みのものもあるが、こちらはさすがにカットが多くて、もしも買うならばこの三枚組みのほうがお薦め。ただし、この二枚組みのほう、こちらも複数の役者が吹き込み、効果音入りであるが、作品から受けるイメージの違いがあって、聴き比べるのも面白い。

ご注意!

この本を以前購入したものです。
この本についてのご注意なのですが、価格、発売国ともに
UK(イギリス)となっておりますが、この本自体は、
ドイツ語で書かれています。おそらく、イギリスの子供向けに
ドイツ語で買いた作品だと思いますので、購入の際は気をつけてください。
同名の書籍(表紙は違います)で、英語版の本が存在しますので、

そちらを参考になさってください。


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モモ (岩波少年文庫(127))

ミヒャエル・エンデ 大島 かおり 
モモ (岩波少年文庫(127))
定価:¥ 840
新品最安価格:¥ 840
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クチコミ情報

絶賛するほどではない

なんだか、最近のファンタジーブームの中で、再評価されているような「モモ」だが、読み終わって思ったことは、第一部のメルヘンチックなところは面白かったが、主筋の時間どろぼうの話はつまらないといったところである。
こんな本を読むより「オズの魔法使い」を読んだ方が絶対に良い。
なぜ、「オズの魔法使い」より「モモ」が売れるんだ?
不思議でしたかがない。
児童文学は、「星の王子さま」「オズの魔法使い」「怪人二十面相」で決まり。


大人になると別の形で心にしみるかもね。

ある本を探して本屋さんをブラブラしていた際、
たまたまカートに置かれていたこの本を見つけました。
小学生のころに、面白い本と有名だったな。
そんなふうに思いながら、
目的の本も買わずに思わず衝動買いしてしまいました。

有名だっただけに話の内容はネタばれで、
小学生のころはスルーして読まなかったのもこの本です。
たまたま手に取って読みましたが、
うわさ通りの内容ですね。大満足です。

子供でも十分に内容理解できると思いますが、
大人になってから読むと、また違うものを感じられるのでは。
個人的には、「時間は心で感じるもの」という考え方に
一番グッときました。

読み終わって間もないうちに再び開き、
何度も読み返しています。
何回読みなおしても飽きないのが不思議で、嬉しいですね。
読むたびに心休まる一冊です。


児童文学ということで…

子どもでも楽しめると思いますが、
忙しい大人の方に読んでいただきたい物語です。

「忙しいのに本なんか読んでられるか!」
と思う人の方が考えさせられる事が多いのではないでしょうか。

残念なのは、
「児童文学」ということもあり、
平仮名が普通の本よりも多く、
少し読みにくいということです。

読んでいて、
テンポが出にくかったです。

「テンポが出にくい」と感じている、
自分自身の感覚自体を変える必要があるのかも知れませんが。

「時間」というものについて考えさせられる物語でした。

評価は、星4つです。


レヴューというより、雑感ですが、

 柄にもなく、美しい描写から紹介したい。
 魔法の鏡はね、ひとりでのぞきこんだ人間から永遠のいのちをうばうだけなんだ。ふたりしてのぞけば、また死なないようになるんだよ。(中略)モモとジジはしずかにならんで、長いあいだじっと月を見つめました。こうして月を見ているかぎり、ふたりは永遠に死ぬことはないと、つよく感じていたのです。
 寺山修司は書いた。とりはとりでも飛べないとりは、なぁんだ?――それは、ひとり、というとりだ、と。人は一人では飛べない、けれど、二人なら飛べる、寺山はそう考えていたのだろうか? 
 この本の巻末に、佐々木田鶴子という人が、エンデとの思い出を回想している。これによると、「エンデ自身は書物を通じて東洋に関心があった」らしい。とすれば、やはり、可能性はあるかもしれない、と私は考えた。
 というのは、こういうことだ。私が注目したのは、エンデを異世界に連れていく役目を果たすのが、一匹のカメである、という点である。そして、その異世界は、〈時間〉と深く関わっている。異世界とカメと〈時間〉。三つを結びつけて浮かび上がってくるのは、日本の昔話、「浦島太郎」だ。つまり私は、エンデは、「浦島太郎」を意識しながら「モモ」を書いたのではないか、と考えたのである。
 〈モモ〉という名前も気になる。ひょっとしたらエンデは、日本の昔話「桃太郎」から、〈モモ〉という名を思いついたのではないか。〈モモ〉が〈時間どろぼう〉たちをやっつける話として、物語「モモ」が読めるとすれば。――そんなわけ、ないか。
 行き場を失った子供たちは、〈子供の家〉で、大人の言う〈役に立つ〉遊びをやらされる。子どもたちは、大人が教えなくても、空き箱の二つ三つがあれば、いつでも、冒険の航海に出ることができる。子供たちが自由に空想の翼をはばたかせるができる環境づくりこそが、子供たちにとっては、本当の意味で、〈役に立つ〉ことになるはずだ。どこを見渡しても同じ道路、同じ建物、同じ服、同じ考え、同じしゃべり方、同じ歩き方、なんだか、顔までそっくりに見えてくる。そんなの、いやじゃありませんか。エンデに、そう言われているような気がした。
 引用はしないが、ラストの描写が、とても、美しい。ぜひ、手にとってご確認のほどを。
 附記。この本の冒頭に、アイルランドに伝わる歌が載っている。私の勝手なイメージでは、アイルランドと言えば、ケルト信仰が思い浮かぶ。あるいは、エンデは、ケルト信仰も意識していたかもしれない。


「残業依存症」から立ち直った、今の読後感

何人かの方が書いているのと同じように
子どもの頃は、誤解からずっと敬遠してました。
優等生の読書感想文御用達っぽかったし、
その感想からは、スローライフ的説教臭さも感じたし…

体調悪化と、我が子の出産に先立って、残業まみれの生活から足を洗い
(このご時世、かなりの勇気が必要でしたが)
ちょっぴりできた心のゆとりに、好きだった読書を再開した矢先、
文庫化にともない訳が新しくなったと知って読みました…

…本当に良いタイミングで出会いました。
子ども向けのファンタジーではありますが
私にとってはファンタジーとは思えないリアルさを感じました。
エンデすごいです。

もちろん、現実の社会にはモモのような
自分の代わりに、灰色の男たちから時間を取り返してくれる人はいません。
そこで、自分にとっての「人生の価値」を決め、せまり来る「時間どろぼう」と
実際に戦うのは自分自身なわけですが。

自分に科せられた仕事が1日に100だとしたら
「1日に120済ませれば、あとがラクになる」などと、誰もが一度は考えるはず。
でも現実には、翌日にもやっぱり仕事は100あって
永遠にラクにはならずに一生を終えてしまうんじゃないでしょうか…?

100の仕事を一生懸命やって、早めにその日の仕事を終える。
残りの時間は自分や家族のためにつかう。

それが実践できれば、この本の本当の面白さが味わえると思います。
大人こそ、ぜひ。



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The Conscience of a Liberal

Paul Krugman 
The Conscience of a Liberal
定価:¥ 1,535
新品最安価格:¥ 917
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新保守主義への批判

NY Timesのコラムニストでノーベル経済学賞を受賞したPaul Krugman氏による政策批評と提言。米国の政治経済史を独自の視点で解説。人種問題、南北問題など根深い恥部を明らかにしてくれます。Bush政権批判で知られる著者らしく、基本的に新保守主義政策に対する批判ですが、日本人的には結構納得できます。貧富の格差拡大の要因としての社会制度や規範の役割。確かに日本では米国CEOの報酬はありえません。一部富裕層により設立された保守主義政策シンクタンク(American Enterprise Institute, Cato Institute, Heritage Foundation, Manhattan Institute, Hudson Institute)の果たす政治的役割。公共教育の機能不全と不動産バブルの関係。より良い学区への移住と住宅価格上昇。親の職業、収入、教育水準と子供の教育水準の相関関係から見る機会の不平等。最後にいつくか政策的提言もされます。健康保険制度については、地域毎の統一料金制度、低所得者への補助、強制保険、民間・公営保険の競争を提言。貧富の格差是正については、税の所得再配分機能の強化と最低賃金引き上げ、労働組合の活性化による低所得者層の底上げを提言。但し、本人も指摘しているように1930年から50年代までのブルーカラー労働者の賃金上昇の大きな理由に、限定的な外国との競争と1924年の厳格な移民法があり、このような人民主義的運動が保護主義的運動に繋がらない対策も併せてコメントして欲しいと思いました、影響力のある方ですから。Obama民主党政権が始まり、流れが変わる方向にはありますが、Krugman氏の理想通りに進むのか、これからも課題が山積みです。


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