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銀のしずく降る降る―知里幸恵「アイヌ神謡集」より (郷土の研究)

横山 孝雄 
銀のしずく降る降る―知里幸恵「アイヌ神謡集」より (郷土の研究)
定価:¥ 1,427
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入門編

基本的にお子様向けの絵本です。年齢は……十歳くらいまでかな? 大人になってしまえば逆に抵抗は無いけれど、十代前半の年齢層は読んでくれないかも。
年齢問わず、アイヌ神謡集の入門として読み易いと思います。アイヌ語と現代日本語で書かれていますが、アイヌ語はローマ字で表記され、振り仮名もふってあるので子供でも読めます。一見開き毎に、独特の文化や物事の解釈が説明されていますので、物語の解釈に役立ちます。
題名の通り、神謡集の第一編「銀のしずく降る降る」のみのお話です。


アイヌ神謡の世界へ、子供も大人も一緒にどうぞ

この本では、ふくろうと子どもたちをはじめ人間達との貧富をめぐるなりゆきが語られます。

アイヌ神謡集に描かれる物語は、アイヌ特有の自然観、生命観と宗教、道徳などを含み、時に難しいところがあります。しかし、この本に取り上げられた物語、それは、知里幸恵著の原本の最初に登場する物語なのですが、知里さんの姪、むつみさんによって分かりやすく書き直され、筋書きもシンプルで比較的理解しやすいものになっています。丁寧に描かれた絵が理解を促してくれます。解説も見開きごとに書かれています。

「銀のしずく降る降る・・・」というリフレインは、物語中に何回も出てきますが、言葉(アイヌ語も)として美しく親しみやすいです。物語の内容を理解したあとでは、アイヌ語のローマ字書きとそのふりがなをたよりに声を出して響きとリズムを楽しむことができます。読み聞かせにも良さそうです。

このように、子供向けの絵本としては、少し欲張った内容構成ですが、大人も一緒に楽しめる本となっています。アイヌ神謡集の世界への入り口として良くできた本だと思います。



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銀のしずく降る降るまわりに―知里幸恵の生涯

藤本 英夫 
銀のしずく降る降るまわりに―知里幸恵の生涯
定価:¥ 2,100
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多民族国家

アンダー40歳
社会の教科書には書いていないけど、学校では
日本は多民族国家であると教わった世代の私です。
日本にはアイヌ民族も琉球民族もいると・・・

で、そのことについて非常に興味を持ちつつも
普通に生活していても、その後、ほとんど多民族国家、単一民族国家
についての主張が日常的な私たちの会話に
出てこないのが不思議でした。目をつぶっているように思えていました

北海道に行けばアイヌの人達がいるんだろうと
幼少の頃は心に思っていました
開拓者もいるけどアイヌの人もいてって

同じ国土にいる仲間なのに・・・アイヌの歴史のことが知りたくて
札幌の飲み屋で地元の人に、どこに観光したいか?ときかれたとき
とにかくアイヌ関係のものを知りたいし、貴方たち開拓者の子孫が
どんな教育をされてきたか知りたいと・・・・・

「東京ならいざ知らずここで、この土地でアイヌという言葉を発するのは
いけない」みんな凄い形相になりました。それまで自分の祖先は広島だとか
祖先の話をしていたのに・・・

今の道民の心の中にアイヌというこどばがどんな存在なのか
解りません
でも北海道を訪れると、札幌の喧騒を離れ自然に触れると
いつも、昔、興味を持って読んだ、アイヌの詩が心に奏でられます
その詩が地里幸恵さんという19歳でなくなられた方の本の抜粋
だと知り、この本に手を伸ばしました。

幸恵さんよりもっと昔、アイヌの人々が独自の文化を持って
自由に暮らしていたとき、大自然の中で人々が生き生きと暮らしていた
そんな事を実感させられるアイヌの話、それを和訳という形で残した
生涯、幸恵さんは確かに生きて、アイヌを愛しつつ
若くして亡くなった事は解りました。また、それが数少ない重要な資料としての価値になって
いることもわかりました。
日本が確かに多国籍国家だということも・・

でも、まだまだ知りたいと思わせてくれる一冊でした
あと10冊くらいはアイヌ関係の本を読まなくては
日本人と言えないなあと思いました

でも、まだ解らないことだらけだらけです。北海道の人達が何を恐れているのか
なぜアイヌを差別としてしか見れないのか??


日本のアイヌ語研究に多大な影響を与えた女性

日本のアイヌ語研究者として真っ先にその名が浮かぶのは、何と言っても金田一京助である。
さらには、その金田一の弟子である知里真志保だろう。
その二人に多大な影響を与えた人物が、知里幸恵である。

知里幸恵は「アイヌ神謡集」の著者。
これはアイヌの口承文芸であるユーカラに日本語の訳をあてた可愛らしい装丁の本で、
アイヌの精神の蒸留の一滴とも言うべきもの。アイヌが初めて世に送り出した記念すべき一冊だった。
単純に訳するだけでなく、アイヌ語でも日本語でも美しく響く詩世界が広がり、
一つ一つの言葉から、アイヌの精神と彼女の聡明さがあふれ出ている。
が、この本と引き換えのように、心臓病によりたった19歳で亡くなった。

金田一京助は、幸恵はそのアイヌ語研究にはなくてはならないパートナーであり、
その表記法などで特に大きな影響を受けたという。

弟、真志保に対しては良い姉であり、彼女が真志保にあてた手紙はどれも、
こぼれるような愛情につつまれている。
闘争的な性格だった真志保も、姉幸恵に対する敬慕の情は終生失わず、
その研究において、大きな支えだったに違いない。

この本はそんな知里幸恵の生涯を描いた数少ない本であり、その足跡が詳しく記されている。
著者の藤本英夫氏は生前の金田一京助、知里真志保とも交流があり、
それぞれの生涯を一冊ずつの本にまとめてこられた。
氏の著作である「金田一京助」と「知里真志保の生涯―アイヌ学復権の闘い」との併読をおすすめする。
一連の著作では、一部タブーのような話も敢えて記述している。
個人的には多少下世話かと思える表現もあったが、より深く三人の人生に迫る姿勢として捉えておきたい。

また、人から解説されるでなく純粋に知里幸恵の人となり、その心を知りたいという人には、
「知里幸恵遺稿 銀のしずく」を特に強くおすすめしたい。
この本を読んだときには、思わず感情がこみあげた。


彼女の早すぎる死はあまりにもったいない。

失われゆくふるさとの文化を身を賭して「アイヌ神謡集」に書き遺した知里幸惠の生涯について愛情を込めて綴られた逸品。
これは維新後の日本史のひとつの投影とも言えよう。日本統治時代の台湾や朝鮮に興味があるひとにもお奨め。



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知里幸恵「アイヌ神謡集」への道

北海道文学館 
知里幸恵「アイヌ神謡集」への道
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充実した知里幸恵読本

たまたま読んだ「アイヌ神謡集」に心動かされたのでこの本を購入。知里幸恵が非常に多くの人に、特に北海道の人に愛され、尊敬されているのだと知った。驚き、そして納得した。

巻末の「知里幸恵東京での129日」(幸恵の日記や手紙金銭出納帳によって再現)は良い資料だった。彼女は死の直前まで何を見て何を考えていたのか、推測できるようになっている。特に知りあいのアイヌが死んでとても苦しんだ数日後に、自分が子守りをしていた金田一春彦(当時赤ん坊)が井戸に落ち、九死に一生を得た辺りはひどく感動的である。井上ひさしが劇として脚本を書いてくれたらとても面白いのが出来るのになあ、などと想像してみる。


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カムイ・ユーカラ―アイヌ・ラッ・クル伝 (平凡社ライブラリー)

山本 多助 
カムイ・ユーカラ―アイヌ・ラッ・クル伝 (平凡社ライブラリー)
定価:¥ 897
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アイヌ民族の軌跡 (日本史リブレット)

浪川 健治 
アイヌ民族の軌跡 (日本史リブレット)
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わかりやすいです。

アイヌの歴史を知りたくて瀬川先生の『アイヌの歴史』を読んだのですが,考古学が中心でわかりづらい印象を受けました。なので,この本を読みました。
 内容は歴史史料を主に参考にしているため,アイヌ人の軌跡がわかりやすくなっています。アイヌ文化は北海道の内部で独自に形成されたというイメージを私は持っていました。ですが,倭人との関係だけでなく,中国・ロシアなどの交流の中からアイヌ文化や社会の形成されたことがわかり,目からうろこの状態でした。
 アイヌ人は日本人への同化を強制されたわけですが,なぜそうならなければならなかったのか,幕末期の状況を踏まえて論じられている点も興味深いです。
 アイヌについて勉強する際に一番最初に読む本としては最適です。


東北アジアの中のアイヌ

アイヌ民族の軌跡を、日本からだけでなく、東北アジアの中で位置づけようとしている。

アイヌ民族と、東北アジアの他の民族との交流の中で、他のいくつかの先住民族と同様の、
記録が十分でない歴史を示唆している。

アイヌ民族について勉強しはじめる最初の1冊としては最適かもしれない。



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アイヌの昔話―ひとつぶのサッチポロ (平凡社ライブラリー)

萱野 茂 
アイヌの昔話―ひとつぶのサッチポロ (平凡社ライブラリー)
定価:¥ 918
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アイヌというと、ユーカラという連想がありますが。

アイヌというと、ユーカラという連想があります。
ユーカラ以外にも、いろいろな伝承している話があります。
それらを集めたのが本書。

なんとなく親しみがわく話もあります。



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ユーカラの人びと 金田一京助の世界1 (平凡社ライブラリー)

金田一 京助 藤本 英夫 
ユーカラの人びと 金田一京助の世界1 (平凡社ライブラリー)
定価:¥ 1,260
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樺太アイヌ語

樺太アイヌ語の収集の苦労が最初に書かれている。

絵をかいて、それをなんと呼ぶかを聞くのがよいという方法が大事であることがわかった。

警戒する大人に比べて、くったくのない子供を攻めるのがよいこともわかった。

子供は絵に興味があるので、絵をかけば集まってくることもわかった。

北海道では目はシクであり、樺太ではシシというとのこと。

アイヌ語調査の苦労が分かった。


ユーカラクルとの交流録

本書は金田一京助の随筆の中から、アイヌ語研究に関するものを集めた一冊です。
学術的な内容ではなく、彼の研究を巡る人々との交流史と言ってよいでしょう。
ことに、彼に多大な影響を与え互いに響きあった知里一家との出会い「近文の一夜」は繰り返し劇的に語られます。
「アイヌのホメロス」と称えた紫雲古津のワカルパ翁とのエピソードや、コポアヌ婆さんとの交流もまた然りです。
生前の金田一氏は、女性的な優しさを持ちながら、同時に熱情的な口調の持ち主であったと言われます。
本書の文体からは、それがそのまま伺われる気がします。

とはいえ、行間からはアイヌ語研究にまつわる苦労も伺われます。
まだ貧窮していた金田一家を訪れるアイヌの人々に対する彼の家族の感情や、
習俗の違いから来る誤解など、直接的には語られないものの、現実には美しい話だけでなかったことは分かります。
金田一氏の研究に、様々な批判があることも知っています。
人の死の局面に臨んで、なおユーカラの採録に努めようかという姿勢に疑問を呈する人もあるでしょう。
「近文の一夜」のエピソードも、人によっては非常識と映るでしょうし、知里幸恵に語った言葉もまた、意見があるに違いありません。
現在の観念からすれば適切でない言葉使いや表現が、文中に数多く含まれているのも事実です。
しかし明治から昭和にかけての通念が今と同じである筈がなく、
逆にそこまで時代から飛躍してしまっていれば、彼の研究もまた成果を挙げられたか、どうか。
アイヌの口承文芸である「ユーカラ」の価値が認められたのに、彼の貢献がいかに多大であったことか。
知里幸恵の日記を読んだことがあります。そこには溢れるような金田一氏への尊敬の気持ちが綴られています。
私はできれば、それを信じていたいと思います。


「心の小道」をめぐって

 アイヌ研究の途上出会った人びとのことを中心にした随筆集である。「何」というアイヌ語「ヘマタ」を知ってからアイヌ語採集の幅を広げていく様子が描かれ「心の小道」と改題され中学校国語教科書にもなった。「盲詩人」の主人公・ワカルパは金田一アイヌ学には不可欠の一人。知里幸恵・真志保姉弟がつながる叙事詩人の名門・金成家もワカルパと同系であることが語られている。
 最後に載せられた講演記録「心の小道をめぐって」が最も金田一京助の全貌が集約された自伝になっている。
 大学で言語学を専攻し地元に近いことで、アイヌ語と日本語の関係を担当することになった。北海道を手始めに、カラフトアイヌを本格的に調査するようになる。ことばこそ心と心をつなぐ小道だという考えに到達する。やがて、アイヌのホメロスとも言うべき叙事詩ユーカラ三千行の採集にかかる。生活難の中にも、友人石川啄木の下宿料を払ってやったりしたこともあったという(雅)


イランカラプテ

金田一京助の出合ったユーカラにまつわる人々について書いた随筆を集めた本です。ユーカラで使われているアイヌの古語を採取するため、樺太に渡るが、言葉が通じないためだれにも相手にされず、途方にくれてしまう。自分が描いた絵に子供達が興味をしめすので、目やまゆげを書くと口々に指差してしゃべりはじめたので、最後にグルグル線をひいてみせたところ「ヘマタ」と口々に言い出したので、「何」という単語がわかり、言葉が通じ始め採取に成功する。という有名な「心の小経」をはじめ様様な随筆がのっています。どの文章も、ユーカラを教えてくれた人たちに対する感謝の気持ちがあふれていて読んでいて心温まるものでした。著者の発音するきれいなアイヌ語にふれて、うれしそうにするアイヌの人たちの様子。言葉が通じたことを喜び 子供達といっしょにぴょんぴょん飛んで笑ったときの楽しい様。横たわって、自分のわき腹をたたきながらユーカラを唱え始めたのに感激した話。著者が「心の小経」というタイトルをつけたのは「言葉によって心が通い合うことができたことを例えたのだ」ということがですが、読んでいるとそれがしみじみ伝わってきます。ユーカラを意味がわからないまでも、発音をローマ字でノートに書き取っていったところ、「真ん中がどのページもひとりでに、すーっとあいている」それを見て、ユーカラが叙事詩であることに気がついたといった件など、著者の好奇心と研究熱心な様子や発見の喜びが伝わってきて楽しい本でした。

とくに「アイヌをにっこりさせる一言」と副題がついた「イランカラプテ」という文章が楽しかったです。道や畑で著者に笑いかけるアイヌの人々の描写がほほえましく、本を読んでいてこちらもにっこりしてしまう暖かい随筆でした。

金田一京助が出会ったユーカラの人びと

21世紀の現在、アイヌといえばユーカラが思い浮かぶのは自明だが、そのユーカラを「発見」したのが金田一京助であった。アイヌは昔も今もユーカラを謡っていたが、それが叙事詩であることに気づいた最初の人間が金田一京助であった。
その発見の過程や、そこからアイヌ研究に人生を賭ける決心をする過程が興味深い。官僚風な服装から部落へ行っても警戒され話も出来ない状態から、会話をしアイヌ語を書き取るまでに至る過程は、関心を引く。
この本人は、何人ものアイヌの人びとが登場する。ユーカラ名人のワカルパ、金城マツ、知里幸恵、名寄や樺太のアイヌの人びと。私が興味を持ったアイヌは、コポアヌ婆さんである。明治の時代に、家族不和から家出のような形で上京したことをきっかけにその後8度も上京し、そのたびに稼いでおみやげをたっぷりもって帰る婆さんである。そのたくさましさが読んでいておもしろかった。
★一つ減点したのは、この本は雑誌や新聞の記事などをまとめたものであるため、同じ人物の説明が何度も出てくることである。繰り返しの説明のためくどさがあるが、本の性質上、これは仕方のないことだろう。ただし、各記事から表れる金田一京助氏の人柄、研究姿勢、アイヌの人びととの関わりを知るにはよい本かと思う。



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アイヌの昔話 (ちくま学芸文庫)

稲田 浩二 
アイヌの昔話 (ちくま学芸文庫)
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アイヌ文化に触れるために

アイヌ神謡集、知里幸恵を歴史的な資料とすれば、
本書は、それも参考文献にした、お話集である。

研究目的ではなく、現在の一部で暮らしていた人たちの文化を知り、
日々の暮らしで共感できる部分があることは、現代文化の流れの中で、
一息、息がつけるようなもおのである。

東北、北海道に住んでいる方々に特に読んだ感想を書いていただけると嬉しい。



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先住民アイヌ民族 (別冊太陽)

先住民アイヌ民族 (別冊太陽)
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アイヌの文化を見るには

アイヌの文化を具体的に知るには、写真と絵の豊富な資料が分かり易い。
図書館で所蔵している場合があるので、ネットで検索して見るとよい。
愛知県図書館では、県内の図書館の県内横断検索ができるので便利だ。
http://www.aichi-pref-library.jp/
稲沢市、岡崎市、常滑市、蟹江町、小牧市、美浜超、田原市、愛西市、瀬戸市、江南市、春日井市、幸田町、東海市、碧南市、東郷町、北名古屋市、愛知県、一宮市、津島市の合計18カ所にあることが分かりました。

ps.県内横断検索で、名古屋市が検索の対象外なのは悲しいです。



とにかく読みやすいアイヌ本です。

カラー写真が豊富で、さすが雑誌の別冊というべきか、雑誌のように読みやすいアイヌ本。かといってぺらぺらの中身でもなく、寄稿している筆者の思いが入りすぎてもいなく、全体をほぼ客観的に捉えられている。カテゴリー毎に多すぎず少なすぎずのページ数で飽きにくく、ほかの本に比べても、圧倒的にアタマに残る『本』である。さらに巻末に文献や図書の紹介があるほか、またアイヌ関連施設が住所・写真等で丁寧に紹介されており、非常に助かる。なによりもちょっとした用語集が付いているところがよい。


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「アイヌ神謡集」を読みとく

片山 龍峯 
「アイヌ神謡集」を読みとく
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「アイヌ神謡集」を読み、理解するためにとても便利な一冊

アイヌ神謡は、アイヌ民族の代表的な口承文学であり、知里幸恵著「アイヌ神謡集」(岩波文庫)は、その特徴を日本人が理解しやすいよう、そしてアイヌ神謡のもつ音感、リズムなどにも接することができるよう編集された書物です。しかし、それを良く理解するには手助けが必要です。この本は、それにうってつけです。

この本の基本的構成は、見開きの左ページにアイヌ語による謡(うた)が記され、右ページに日本語訳が配されます。左のアイヌ語は、カタカナ、知里によるローマ字、現行ローマ字、日本語逐語訳と四行で表記されます。右ページは、知里による日本語訳、現代日本語訳、英語訳の三行が並びます。

この形式で、知里の著した十三の謡が収められています。それを中心に、各謡の前後に、「物語とその背景」「言葉の説明」とその謡に関係する「コラム」記事が置かれています。その他に、「はじめに」「あとがき」は勿論のこと、「アイヌ語表記について」「神謡について」、知里の略年譜、単語索引、岩波版の要訂正個所、参考文献などが掲載され、読者は、深い理解のための情報を得ることが出来ます。まさに「アイヌ神謡集」を読みとくための基本的文献といって良いでしょう。マイナーなことですが、校正漏れが時々目につきます。

神謡の内容では、人間が神、動物、植物などと入り乱れて交感します。その交感の背後には、アイヌの自然観、死生観、道徳規範などがあって、それらを読み取ることができます。しかし、そうした背後、深奥まで「和人」が最初から的確に理解できるかといえば、なにがしの知識なしにはなかなかむずかしいです。そのような知識を本書は与えてくれるのです。また、謡、つまり口承ですから、アイヌは声に出して謡っていたわけで、本書は、それを「和人」に伝える上での情報をも与えてくれます。そのような意味で、この本はなかなかの労作です。


詳細な解説本

知里幸恵訳の「アイヌ神謡集」の詳細な解説本。

左側のページはアイヌ語。
カタカナ表記、ローマ字表記(幸恵表記と現代表記)、逐語訳。
右側のページは日本語訳(幸恵訳、現代日本語訳)、英語訳。

また、各話の前後には「物語の背景」「言葉の説明」等があり、アイヌ神謡集をアイヌ語、アイヌ文化の両面から理解出来るように構成されている。

アイヌ関連の書物ではマストアイテムになると思う。

中本ムツ子氏のCD:「アイヌ神謡集」をうたう と合わせて読むのがお勧め。



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